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Entry 2021/02/01
Update

映画『哀愁しんでれら』は実話か考察。凶悪事件の元ネタとは実在のモンスターペアレンツ!?

  • Writer :
  • 石井夏子

映画『哀愁しんでれら』は2021年2月5日(金)より全国ロードショー。

「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」でグランプリを獲得した企画をもとに、『かしこい狗は、吠えずに笑う』の渡部亮平監督がオリジナル脚本で映画化した『哀愁しんでれら』。

土屋太鳳が、清楚な雰囲気を残したまま、少しずつ狂気に蝕まれていく主人公を好演。彼女の夫となる開業医には田中圭、彼の娘役は本作がスクリーンデビューとなるインスタグラマーのCOCOが演じました。

そんな注目を集める本作で、多くの方が気になっているのは、実話がもとになっているかどうかという点じゃないでしょうか。

予告編でも流れる「凶悪事件」とは何かも知りたくなりますよね。

そこで、本記事では2021年2月5日(金)より全国ロードショーとなる映画『哀愁しんでれら』の元ネタについてご紹介します。

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映画『哀愁しんでれら』の作品情報

(C)2021「哀愁しんでれら」製作委員会

【日本公開】
2021年(日本映画)

【監督・脚本】
渡部亮平

【キャスト】
土屋太鳳、田中圭、COCO、山田杏奈、ティーチャ、安藤輪子、金澤美穂、中村靖日、正名僕蔵、銀粉蝶、石橋凌

【作品概要】
「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」でグランプリを獲得した企画をもとに、『かしこい狗は、吠えずに笑う』(2012)の渡部亮平監督がオリジナル脚本で映画化。

主人公の小春を演じるのは、数々の青春映画のヒロインを演じてきた土屋太鳳。

彼女の夫となる大悟に扮するのは、「おっさんずラブ」で大ブレイク以降、最も忙しい俳優として走り続けている田中圭。

娘のヒカリ役でスクリーンデビューを飾るのは、8歳で63万人以上のフォロワーをもち、国内外から注目を集めるファッションインスタグラマーのCOCO。

小春の妹を山田杏奈が、父を石橋凌が演じ、大悟の母に銀粉蝶が扮しています。

映画『哀愁しんでれら』のあらすじ


(C)2021「哀愁しんでれら」製作委員会

児童相談所で働く福浦⼩春は、自転車屋を営む⽗と、高校生の妹、介護が必要な祖⽗の4⼈で暮らしています。母は幼い頃に家を出て行ったきりです。

自転車屋の経営は厳しく、小春の給料と合わせても、妹の大学進学費用を出せないほど。お金の心配はあるものの、小春は穏やかな日々を過ごしていました。

ある夜、祖父が風呂場で転倒。祖父を病院まで連れて行こうと、慌てて父が車を出しますが、自転車を避けようとして自損事故を起こしてしまいます。

父は晩酌でビールを飲んでいたため、飲酒運転で捕まりました。小春と妹は、祖父を乗せた救急車に同乗。そこで聞こえてきたのは「福浦サイクルが火災」という無線でした。

祖父を妹に任せ、小春は家へ戻ります。火の不始末から、自宅の1階部分にある自転車屋の店舗が燃えていました。

小春は恋人のアパートへ向かいますが、そこでは恋人と、児相相談所の先輩職員が裸で抱き合っている最中。

満身創痍の小春は夜道を彷徨い歩きます。そこへ、泥酔した男性が通りかかり、踏切を超えて線路の真ん中で寝転んでしまいました。

小春は彼を助け、介抱します。男性は小春に名刺を渡して「お礼をさせて欲しい」と伝えて去っていきました。

名刺には「泉澤クリニック 院長 泉澤大悟」と書かれています。友人たちから焚き付けられ、大悟と会うことした小春。

⼤悟は結婚歴があり、8歳の娘・ヒカリを男手ひとつで育てていました。ヒカリは小春にすぐに懐き、小春もヒカリを愛おしみます。

自分をお姫様のように扱い、さらには自分の家族のためにも尽力してくれる大悟に、どんどん惹かれる小春。そしてついに、彼女は、大悟とヒカリの家族になることを決心し…。

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ある事件が渡部監督を駆り立てた

画像:渡部亮平監督

(C) 2021 『哀愁しんでれら』製作委員会

渡部亮平監督が、構想として持っていた本作の企画をカタチにしたいと思うようになったきっかけは、モンスターペアレンツにまつわる事件のニュースだったそう。

子どもが参加できなかった運動会をやり直すよう、小学校の校長に包丁を突きつけて脅した保護者が逮捕されるというそのニュースを見た渡部監督は、「あまりに馬鹿馬鹿しくて信じられないという思いのあと、そんな行動にまで出た両親に興味が湧きました」と語っています。

行き過ぎた家族愛ゆえに、極端な行動に出て、モンスターに変わっていく人物たちを、映画『哀愁しんでれら』にて丁寧に描いた渡部亮平監督監督。

観客をモンスター側の感情に引き摺り込み、恐ろしいほどに共感させていきます。

元ネタの事件を紹介

(C) 2021 『哀愁しんでれら』製作委員会

渡部監督が創作のきっかけとした事件をご紹介します。

それは、2016年10月に、茨城県日立市で起こりました。

10月2日の日曜日、日立市のある学校の校長ら3人は運動会終了後、家庭訪問をしていました。

なんでうちの子供が参加していないのに運動会を開催したんだ。家に来て説明しろ」とむちゃくちゃな要求をする男児の父親に呼び出されていたんです。

男児はいじめにより不登校になったそうで、その前後から両親による学校への無理な要求が始まったそう。

学校もさまざまな対策を講じましたが、両親は学校を信用せずに、男児を登校させず、学校に頻繁に電話をかけたり、話し合いの場を持ったりするようになりました。

そこで校長は両親から「指を詰めろ」「急所を切れ」「丸坊主にしてテレビで謝罪会見しろ」などと暴言を浴びせられ、何度か暴力行為も受けたと語っています。

そして運動会当日の10月2日。校長らと話し合っているうちに、怒りが頂点に達した母親は包丁を頭上に振り上げて、校長に対し「元担任と副担任をやめさせろ。自分の命とどっちが大事なんだ」と、校長の顔まで近づけました。

父親も怒りにわれを忘れて台所へ向かい、別の包丁を手に戻り、妻に同調。校長に包丁に突き出して脅迫したといいます。

校長らが包丁を突き付けられた時間は約30分にも及び、その後、母が落ち着きを取り戻したため、2人は座って、また話し合いを再開させたとのこと。

運動会の2日後、校長らが茨城県警日立署を訪れ、事件が発覚。同日、両親は逮捕されました。

両親の子供への行き過ぎた愛情が、ゆがんだ形で学校側に向かってしまったのかもしれません。

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まとめ

(C) 2021 『哀愁しんでれら』製作委員会

映画『哀愁しんでれら』の創作のきっかけとなった事件をご紹介しました。

予告編でも、今まで見たことがない表情で、怒鳴り声をあげる土屋太鳳と田中圭が見られますね。詳しくは語れませんが、この二人のファンにとって、衝撃の作品となることは間違いなしです。

守るべきものへの愛情ゆえに歪んでしまう、お姫様と王子様のダークなおとぎ話を、どうぞお楽しみください。

映画『哀愁しんでれら』は2021年2月5日(金)より全国ロードショーです。














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