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Entry 2017/08/23
Update

韓国映画『ありふれた悪事』あらすじとキャスト!日本公開はいつ?

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

2017年12月9日(土)より公開される韓国映画『ありふれた悪事』は、モスクワ国際映画祭にて主演男優賞&最優秀アジア映画賞の2冠達成!

今作は歴史の暗闇に真正面から向き合い、国境を超えて高い評価を獲得した傑作サスペンス!

いよいよ、『ありふれた悪事』のポスタービジュアル&予告編が解禁となりました。

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1.映画『ありふれた悪事』の作品情報


©2016 TRINITY ENTERTAINMENT CO., LTD. All Rights Reserved

【公開】
2017年(韓国映画)

【原題】
보통사람(英題:ORDINARY PERSON)

【監督】
キム・ボンハン

【キャスト】
ソン・ヒョンジュ、チャン・ヒョク、キム・サンホ、ラ・ミラン、チョン・マンシク、オ・ヨンア、チ・スンヒョン、チョ・ダルファン

【作品概要】
フィクションでありながら、韓国民主化直前の軍事独裁時代末期の暗い歴史を描き、国内外で高い評価を獲得した今作は、モスクワ国際映画祭で主演男優賞と最優秀アジア映画賞の2冠受賞。

主演は『リバイバル 妻は二度殺される』などで知られるソン・ヒョンジュ。

脇を固めたのは『僕の彼女を紹介します』のチャン・ヒョク、『海にかかる霧』のキム・サンホ、『国際市場で逢いましょう』ラ・ミラン共演。

2.映画『ありふれた悪事』のあらすじ


©2016 TRINITY ENTERTAINMENT CO., LTD. All Rights Reserved

誰もが”普通”に生きられる、そう思ってた。

少々荒っぽいが、正義感の強い平凡な刑事カン・ソンジン(ソン・ヒョンジュ)。

足の不自由な息子のことや、内職して家計を支えている妻のこと。気がかりなことは山ほどあるし、楽しみといえば近所に住む大親友の記者ジェジン(キム・サンホ)と酒を酌み交わす事くらい。

それでも日々幸せに暮らしていた。

しかし、そんなある日、ソンジンは大統領直属の情報機関である国家安全企画部の室長ギュナム(チャン・ヒョク)に呼び出され、別件で逮捕した男が国民を恐怖に陥れている連続殺人事件の犯人であると告げられる。

極秘資料を提供され裏付け捜査への協力を命じられると、一旦はギュナムの話を信じたソンジンだったが、捜査を進めれば進めるほど男が犯人ではないことに気付く。

連続殺人犯逮捕のニュースは国民の目を欺くためにギュナムが仕掛けた 完全な捏造だったのだ。

多額の報酬、そして息子への治療への援助と引き換えに、ソンジンに捏造捜査の続行を命じるギュナム。

一方、捜査に疑いの目を向けるジェジンは、国家安全企画部の陰謀を暴くべく、妨害を受けながらも取材を続けるのだが…。

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6.映画『ありふれた悪事』の内容は?


©2016 TRINITY ENTERTAINMENT CO., LTD. All Rights Reserved

今作『ありふれた悪事』は、フィクションながら韓国民主化直前の軍事独裁時代末期の暗い歴史を真正面から描き切った作品。

国内外で高い評価を獲得したほか、世界四大映画祭の1つにも挙げられるモスクワ国際映画祭で主演男優賞最優秀アジア映画賞の2冠受賞という快挙を達成しました。

主演男優賞を受賞したのは『リバイバル 妻は二度殺される』などの大ヒット作で知られる名優ソン・ヒョンジュ

今作では家族のために陰謀に巻き込まれていく平凡な刑事を演じ、国境を超えて多くの人に高い共感を得ました。

また、陰謀の黒幕となる国家安全企画部長を演じるのは『火山高』『僕の彼女を紹介します』など韓流ブーム全盛期から今日に至るまで第一線で活躍を続ける人気俳優チャン・ヒョク。

ほかにもキム・サンホ、ラ・ミラン、 チョン・マンシクといった演技派の俳優陣が脇を固め、物語に圧倒的な説得力を与えています。

まとめ


©2016 TRINITY ENTERTAINMENT CO., LTD. All Rights Reserved

普通の人が普通に生きられなかった時代、そこかしこにありふれていたであろう“悪意と悲劇”が胸を締め付けます。

それに立ち向かおうとした人たちの熱い思いが観る者に涙を誘う傑作サスペンスが誕生させたのです。

モスクワ国際映画祭の最優秀アジア映画賞させたキム・ボンハン監督と、その物語を書いた脚本家チョ・サムエル。

また、撮影は『ビッグマッチ』などで知られるキム・ソンチョル、音楽は『技術者たち』のチョン・ジノ。

韓国映画ファンのあなたにはオススメの作品です!

『ありふれた悪事』は、12月9日(土)より東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋にてロードショー!

ぜひ、お見逃しなく!

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