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チョッとだけツウ好みな映画WEBマガジン【Cinemarche:シネマルシェ】
映画感想レビュー&考察サイト「Cinemarche(シネマルシェ)」で掲載している最新情報をまとめてご紹介!
☆今週末3月13日(金)3月14日(土)に劇場公開を迎える新作映画のオススメ情報。
★注目の映画人インタビューでは、『ひとくず』の上西雄大監督が自ら主演俳優を務めた作品の裏舞台と、自身のルーツなどを語ってくださいました。
☆プレゼントは、映画『ミセス・ノイズィ』の完成披露試写会、映画『台北セブンラブ』の非売品サウンドトラックCDです。
★Cinemarche編集部のつぶやきは「大阪アジアン映画祭2020特集」についてなど、盛りだくさんの内容でお届けします。
CONTENTS
今週末【3月13日(金)公開】のおすすめ映画
『エキストロ』(吉本興業)
映画『エキストロ』は2020年3月13日(金)よりシネマカリテほかにて全国順次公開になります。
テレビや映画の時代劇撮影が数多く行われる巨大ロケ施設「ワープステーション江戸」を舞台に、エキストラたちの悲喜こもごもの営みを描く骨太なドキュメンタリー映画…に見せかけたフェイクドキュメンタリー作品です。
映画初出演となる新人の萩野谷幸三が本人役を演じ、山本耕史、斉藤由貴、寺脇康文、藤波辰爾、黒沢かずこ、三秋里歩、石井竜也、荒俣宏、大林宣彦らさまざまなジャンルで活躍する異色キャストが集結。
映画『パコと魔法の絵本』などの劇作家・後藤ひろひとが脚本を担当し、演出はNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』などの村橋直樹監督が務めています。
シネマダイバー:金田まこちゃのイチオシレビュー!
今週末【3月14日(土)公開】のおすすめ映画
『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』(シンカ)
映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』は2020年3月14日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次ロードショーされます。
米レビューサイトRottenTomatoesで驚異の96% (2019年11月1日時点)、2018年から数々の映画祭で数々の観客賞を受賞したドキュメンタリー作品です。
映画制作者で、テレビ番組の監督・カメラマンでもあるジョン・チェスターが、2010年から妻モリーと共に始めた農場づくりを記録した、夫婦と動物たちの、笑顔と涙と感動の8年間を追っていきます。
監督のジョン・チェスターは、アニマルプラネットとITVの野生生物番組の製作者として世界中を旅したことがきっかけで、生態系の複雑な相互作用に興味を持つようになり、2010年妻のモリーと共に、アプリコット・レーン・ファームと名付けた農場を始めることになったのが本作の製作へと続いています。
シネマダイバー:松平光冬のイチオシレビュー!
『血筋』(アルミード)
映画『血筋』は2020年3月14日(土)より新潟シネ・ウインドで先行公開、3月28日(土)からポレポレ東中野ほかで全国順次公開予定です。
韓国・北朝鮮の他に、もう一つ存在する「中国朝鮮民族」に密着したドキュメンタリー映画で、彼らの多くが韓国へ憧れ、出稼ぎに行ったという、これまで注目されてこなかった中国朝鮮民族を、とある一組の家族の父子を通じて追っていきます。
監督兼プロデューサーの角田龍一は、資金難による幾度の製作中断に陥るも、クラウドファンディングを活用したのち、5年の歳月をかけて完成こぎつけました。
国内外での映画祭に出品された本作は、カナザワ映画祭2019「期待の新人監督」部門において、グランプリを受賞しています。
シネマダイバー:松平光冬のイチオシレビュー!
『ひとくず』(渋谷プロダクション)
映画『ひとくず』が2020年3月14日(土)より渋谷・ユーロスペースほかにて全国順次公開されます。
劇団テンアンツ代表の上西雄大監督が、「虐待をしてしまう大人もまた傷ついている」という実態を耳にし、傷ついた子どもだけでなく、虐待をしてしまう大人にも眼を向けてあげてほしいという思いから制作した感動のエンターテイメントです。
ミラノ国際映画祭で作品賞と主演男優賞(外国語映画)を受賞するなど、国内外の映画祭で高い評価を得ています。
監督・主演を務めた上西雄大の存在感と脇を固めたベテラン俳優の堀田眞三、飯島大介、田中要次、木下ほうからの共演者が紡ぎだす物語に目が離せません。
シネマダイバー:西川ちょりのイチオシレビュー!
注目の映画人【上西雄大監督】
『ひとくず』上西雄大監督インタビュー
2019年のミラノ国際映画祭にて最優秀作品賞と最優秀男優賞を受賞した映画『ひとくず』。幼少期、母親の男から虐待されて育ち、夢も希望もなく暮らしていた男が、同じく虐待され育児放棄されている少女との出会いを通して、家族や人間のつながりを見つめていくヒューマンドラマです。
この度は映画の劇場公開を記念して、監督・脚本を務めたほか本作の主人公・金田をも演じた上西雄大監督にインタビュー。上西監督の出生から芝居の世界に入るまでの道のり、映画を通して世の中に届けたいものなど、幅広くお話を伺いました。
3月劇場公開作品のインタビュー
2020年3月6日(金)より劇場公開『酔うと化け物になる父がつらい』出演:渋川清彦さん
2020年3月6日(金)より劇場公開『星屑の町』出演:ラサール石井さん
2020年3月7日(土)より劇場公開『わたしは分断を許さない』堀潤監督
2020年3月7日(土)より劇場公開『ダンシングホームレス』出演:アオキ裕キさん
2020年3月13日(金)より劇場公開『エキストロ』主演:萩野谷幸三さん×脚本・出演:後藤ひろひとさん
2020年3月14日(土)より劇場公開『ひとくず』上西雄大監督
2020年3月20日(金)より劇場公開『人間の時間』キム・ギドク監督
2020年3月20日(金)より劇場公開『もみの家』坂本欣弘監督
2020年3月20日(金)より劇場公開『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』豊島圭介監督
2020年3月21日(土)より劇場公開『カゾクデッサン』主演:水橋研二さん
今後のインタビュー予定
2020年4月17日(金)より劇場公開『いつくしみふかき』主演:渡辺いっけいさん
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映画『ミセス・ノイズィ』(アークエンタテインメント)
天野千尋監督オリジナル脚本の映画『ミセス・ノイズィ』が2020年5月にTOHOシネマズ日比谷、新宿武蔵野館ほかにて全国公開されます。
“隣人トラブル”からマスコミやネット社会を巻き込んで大きな騒動へ広がっていくという衝撃的な展開で話題の本作。
劇場公開に先立ち、2020年4月8日(水)に渋谷・ユーロライブにて行われる完成披露試写会へ10組20名様をご招待いたします。
非売品CDプレゼント
映画『台北セブンラブ』(台湾映画社)
2019年に日本で劇場公開され、話題を呼んだ台湾映画『台北セブンラブ』。この作品のDVDが2020年4月2日発売されます。
DVD発売を記念しまして、本作の非売品サウンドトラックCDを3名様にプレゼントいたします。
編集部のつぶやき「大阪アジアン映画祭2020特集」
現在、大阪にて開催中の「大阪アジアン映画祭」。良質のアジア映画の鑑賞の機会を大阪市民へのみならず、全国の映画ファンに提供するこの映画祭は、2020年で15回目を迎えました。
今年の映画祭は新型コロナウイルスの影響もあり、ゲストを招いたQ&Aやサイン会など、イベント事業は中止されたものの。大阪から映画制作者たちを支援と育成する姿勢を怠ることはありません。
暉峻創三プログラミング・ディレクターのもと、アジア映画で注目される「コンペティション部門」、また気鋭の作家によるインディペンデント作品を上映する「インディ・フォーラム部門」、そして特集企画などの上映を行なっています。
2020年はゲストとの交流はございませんが、映画を鑑賞するという本質である、“いま”の時代を切り開く最新映画を“目撃する”という行為そのもので、映画ファンとの交流を行なっています。
Cinemarcheでは、大阪アジアン映画祭の中で上映された、最新アジア映画の“いま”の鑑賞レビューと、インタビュー取材を敢行します。
どうぞ、大阪の現場で映画鑑賞された方は、レビュー記事を読み返すことで再度映画を楽しみください。また、鑑賞されていない方はインタビューを読むことで、新たな映画を知る貴重な機会をお楽しみいただけると幸いです。
【連載コラム】『OAFF大阪アジアン映画祭2020見聞録』記事一覧はこちら
Cinemarcheからのお知らせ
今後もこれらの企画に読者の皆さんをご優待させていただく、当サイトの「VIP限定」のオンラインサロンを開設する運びとなりました。
このサロンを通して「映画鑑賞者である読者さん、映画制作をおこなう映画作家さん、そしてシネマダイバーのメンバーたち」、これら3者が出会う交流の場所を今後は展開させていくつもりでおります。
詳細の内容につきましては、コチラから読むことができますので、ご加入をご検討ください、心よりお待ちしております。