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チョッとだけツウ好みな映画WEBマガジン【Cinemarche:シネマルシェ】
映画感想レビュー&考察サイト「Cinemarche(シネマルシェ)」で掲載している最新情報をまとめてご紹介!
☆今週末12月20日(金)21日(土)に劇場公開を迎える新作映画のオススメ情報。
★注目の映画人インタビューは、映画『みぽりん』の松本大樹監督に新作映画に込めた思いを伺いました。
☆プレゼントは、アニメーション映画『ディリリとパリの時間旅行』斎藤工らサイン入りプレスシート、イーストウッド監督作『リチャード・ジュエル』一般試写会、R-18指定映画『性の劇薬』プレミア試写会、『前田建設ファンタジー営業部』一般試写会、『転がるビー玉』完成披露試写会、『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』クリアファイルプレゼントと盛りだくさん。
★Cinemarche編集部のつぶやきは「シン副編集長さん、いってらっしゃい!」についてなど、盛りだくさんの内容でお届けします。
CONTENTS
今週末【12月20日(金)公開】のおすすめ映画
『みぽりん』(CROCO)
映画『みぽりん』は2019年12月21日(土)より池袋シネマ・ロサにて公開!
松本大樹監督が全編オール神戸ロケを敢行した映画『みぽりん』は、現代のアイドル業界に警鐘を鳴らす衝撃のパニック・ホラー・コメディー。
2019年の春に神戸・元町映画館で予告編が流れるや、瞬く間にSNSで話題となり、公開前から「みぽらー」と呼ばれるファンが誕生。金沢21世紀美術館で開催された“カナザワ映画祭2019”での初上映時には、全国各地から「みぽらー」が集結。熱気溢れる中、見事“観客賞”を受賞しました。
松本監督の地元・神戸の元町映画館での上映も、連日立ち見が出る大盛況。そしていよいよ、東京での劇場公開がスタートします。
シネマダイバー:西川ちょりイチオシ女優インタビュー!
『テッド・バンディ』(ファントム・フィルム)
映画『テッド・バンディ』は、2019年12月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー公開!
『グレイテスト・ショーマン』のザック・エフロンが、30人以上の女性を惨殺した実在のシリアルキラーを演じた犯罪ドラマ。
テッド役をエフロンが演じるほか、共演にリリー・コリンズ、ジョン・マルコビッチらが脇を固めています。
演出を務めたのは、テッド・バンディを題材とするNetflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ『殺人鬼との対談 テッド・バンディの場合』を手がけたジョー・バリンジャー監督。
ジョー監督曰く「自身の2人の娘ためにも、“すぐ身近に、普通の顔をしながらも、殺人鬼のような悪人はいる”という危険性を伝えたかった」問題作です。
シネマダイバー:近藤希実イチオシ映画レビュー!
『冬時間のパリ』(トランスフォーマー)
映画『冬時間のパリ』は2019年12月20日(金)よりBunkamura ル・シネマほか全国順次公開!
『夏時間の庭』『アクトレス 女たちの舞台』のオリヴィエ・アサイヤス監督が、パリを舞台におりなす、2組の男女の愛の行方と幸せを模索していく姿を、ユーモア会話でのやり取りで描いた大人の恋愛ドラマ。
アラン役のギョーム・カネ、セレナ役のジュリエット・ビノシュ、レオナール役のヴァンサン・マケーニュなど、フランスの名優たちの共演が見どころ。また、『パーソナル・ショッパー』でカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞したオリヴィエ監督が、今回は小説家や出版編集者などの言葉のエキスパートたちによる“会話”でストーリーを展開させるという、新境地を見せた作品でもあります。
スピード感のある現代のネット社会に触れつつも、人が直接会うことでのコミュニケーションに焦点を当てた秀作です!
シネマダイバー:出町光識イチオシ監督インタビュー!
今週末【12月21日(土)公開】のおすすめ映画
『アニエスによるヴァルダ』(ザジフィルムズ)
映画『アニエスによるヴァルダ』は2019年12月21日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開!
2019年3月29日、映画史にその名を刻むアニエス・ヴァルダ監督がパリの自宅で息を引き取りました、享年90歳と10ヶ月。彼女の遺作となった作品です。
1955年に長編映画デビューを果たした『ラ・ポワント・クールト』から『顔たち、ところどころ』まで、アニエス監督が自身の半世紀以上にわたる創作活動を集大成的にセルフポートレイトした映画であり、アニエス監督の情熱のあふれる語りと貴重な映像によって、生涯現役を貫いた創作活動を自らひも解いていきます。
シネマダイバー:こたきもえかイチオシ映画レビュー!
『サイゴン・クチュール』(ムービー・アクト・プロジェクト)
映画『サイゴン・クチュール』は2019年12月21日(土)より新宿K’scinemaほか全国順次公開!
1969年から現代にタイムスリップしてしまった、ファッション界で働く女性の成長を描いたベトナム映画。
製作総指揮を、「ベロニカ・グゥ」名義で『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』にも出演、ベトナムではファッションリーダー的な存在として注目をされたゴ・タイン・バンが務めています。
ベトナム映画祭2018や第13回大阪アジアン映画祭などでは『仕立て屋 サイゴンを生きる』のタイトルで上映され、演出はグエン・ケイとチャン・ビュー・ロック監督が務めました。
本作は女性が中心として描かれた母と娘の物語であり、また直接的には描かれていませんが、「男性キャストの少なさ」と「1969年」という背景設定からも解るように、戦争の影響も観逃してはいけない作品です。
シネマダイバー:西川ちょりイチオシ監督インタビュー!
注目の映画人【松本大樹監督】
『みぽりん』で劇場作品デビューを果たした松本大樹監督
映画『みぽりん』は2019年12月21日(土)より池袋シネマ・ロサにて公開。
公開前から「みぽらー」と呼ばれるファンが誕生し、“カナザワ映画祭2019”での初上映時には見事“観客賞”を受賞。神戸元町映画館での上映では連日立ち見が出る大盛況となるなど、関西で大きな盛り上がりを見せた衝撃作『みぽりん』がいよいよ東京へと上陸!
このたび、本作で劇場作品デビューを果たした松本大樹監督に、映画『みぽりん』の東京での劇場公開を記念しインタビューを敢行。映画製作を行なったきっかけから、様々な製作秘話について、そして今後の活動など、多岐にわたって貴重なお話を伺いました。
12月劇場公開の掲載インタビュー
ユーロスペースにて公開中の映画『漫画誕生』
12月21日(土)からは名古屋シネマテークでの公開も決定(初日16時の回終了後、大木萠監督による舞台挨拶あり)
ユーロスペースにて公開中の映画『漫画誕生』主演のイッセー尾形さん
12月6日(金)より劇場公開『魔法少年☆ワイルドバージン』宇賀那健一監督&主演の前野朋哉さん
12月6日(金)より劇場公開『ゴーストマスター』ヤングポール監督と主演の三浦貴大さん
12月13日(金)より劇場公開『ある女優の不在』主演のベーナズ・ジャファリさん
12月20日(金)より東京にて劇場公開『みぽりん』松本大樹監督とキャスト陣の垣尾麻美さん&津田晴香さん&合田温子さん
12月20日(金)より劇場公開『テッド・バンディ』ジョー・バリンジャー監督
12月21日(土)より劇場公開『サイゴン・クチュール』グエン・ケイ監督
12月27日(金)より劇場公開『だれもが愛しいチャンピオン』ハビエル・フェセル監督
12月27日(金)より劇場公開『TRAVERSE トラバース』岡田有甲監督
ドラマ作品(DVD-BOX発売記念)の特別掲載インタビュー
10月25日(金)DVD-BOX発売記念・ドラマ『ヴィレヴァン!』主演の岡山天音さん&最上もがさん
映画祭関連の掲載インタビュー
東京国際映画祭で入賞を果たした森達也監督
東京国際映画祭「アジアの未来部門」上映『ファストフード店の住人たち』主演のアーロン・クォックさん
東京国際映画祭「コンペティション部門」上映『湖上のリンゴ』レイス・チェリッキ監督
東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ部門」作品賞『 i -新聞記者ドキュメント-』森達也監督
TIFF「日本映画スプラッシュ部門」上映『猿楽町で会いましょう』児山隆監督
東京フィルメックス「コンペティション部門」上映『波高』パク・ジョンボム監督
東京フィルメックス「コンペティション部門」観客賞『静かな雨』中川龍太郎監督
東京フィルメックス「特別招待作品」上映『HHH:侯孝賢』オリヴィエ・アサイヤス監督
2020年掲載予定のインタビュー
『コンプリシティ/優しい共犯』近浦啓監督インタビュー
2020年1月10日(金)より劇場公開『シライサン』安達寛高監督
2020年1月10日(金)より劇場公開『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』クリス・フォギン監督
2020年1月11日(土)より劇場公開『あの群青の向こうへ』廣賢一郎監督
2020年1月17日(金)より劇場公開『コンプリシティ/優しい共犯』近浦啓監督
2020年1月17日(金)より劇場公開『太陽の家』に出演の広末涼子さん
2020年1月18日(土)より劇場公開『東京不穏詩』アンシュル・チョウハン監督と主演の飯島珠奈さん
2020年1月24日(金)より劇場公開『his』今泉力哉監督
2020年1月31日(金)より劇場公開『転がるビー玉』主演の萩原みのりさん&吉川愛さん&今泉佑唯さん
2020年2月7日(金)より劇場公開『静かな雨』中川龍太郎監督と主演の仲野太賀さん/衛藤美彩さん
2020年2月14日〔金)より劇場公開『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』成島出監督
2020年2月22日(金)より劇場公開『恋恋豆花』主演のモトーラ世里奈さん
2020年2月28日(金)より劇場公開『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』ビー・ガン監督
12月おすすめ新着動画配信
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映画プレゼント情報
【斎藤工らサイン入りプレスシートプレゼント】
『ディリリとパリの時間旅行』(チャイルド・フィルム)
『キリクと魔女』『アズールとアスマール』『夜のとばりの物語』など、アニメーションで独特の美しい世界を表現する、フランスの鬼才ミッシェル・オスロ監督。
そんなオスロ監督の最新作として2019年8月に日本公開を迎えた『ディリリとパリの時間旅行』が、2020年1月22日(水)にブルーレイ&DVDの発売およびレンタルが同時開始されます。
本作のブルーレイ&DVD発売を記念し、Cinemarche読者3名様にミッシェル・オスロ監督、日本語吹き替えキャストの新津ちせ、斎藤工のサイン入りプレスシート(非売品)をプレゼントいたします!
【一般試写会プレゼント】
『リチャード・ジュエル』(ワーナー・ブラザース映画)
『アメリカン・スナイパー』(2014)、『ハドソン川の奇跡』(2016)、『15時17分、パリ行き』(2018)、『運び屋』(2018)と、実話を基に“衝撃の真実”を描いてきたクリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』が、2020年1月17日(金)より日本公開となります。
アカデミー賞俳優サム・ロックウェル、キャシー・ベイツらを迎えて贈る本作は、爆破テロ事件の容疑者と、真実を追う弁護士を描く実話を映画化した作品です。
劇場公開に先立ち、東京港区のニッショーホールで2020年1月7日(火)に開催される一般試写会へ20組40名様をご招待いたします!
【完成披露試写会プレゼント】
『転がるビー玉』(パルコ)
映画『転がるビー玉』は2020年1月31日(金)よりホワイトシネクイントにて先行公開、2月7日(金)より全国順次ロードショーされます。
本作のメインキャストは、吉川愛、萩原みのり、今泉佑唯、監督・脚本は、映画『黒い暴動』、『サラバ静寂』、そして2019年12月に『魔法少年☆ワイルドバージン』の公開された宇賀那健一が務めました。
2020年1月14日(火)に開催される豪華キャスト&監督登壇の完成披露試写会に5組10名様をご招待いたします!
【プレミア試写会プレゼント】
『性の劇薬』(フューチャーコミックス)
2020年2月14日(金)より全国順次公開されるR-18指定映画『性の劇薬』。
原作は、水田ゆきによる累計販売数100万ダウンロードを超える大ヒットBL電子コミックです。
「性」によって「生」の意味を見つけるというストーリーで、重要となる性描写を余すところなく実写化するため、映画化にあたってR-18指定での制作を決断。
監督は、濃厚な性愛シーン演出と卓越したストーリーテリングで映画ファンから熱烈な支持を受ける城定秀夫。
劇場公開に先駆け、2020年1月31日(金)に実施される『性の劇薬』プレミア試写会に、18歳以上のCinemarche読者5名様をご招待します。
【一般試写会プレゼント】
『前田建設ファンタジー営業部』(バンダイナムコアーツ、東京テアトル)
映画『前田建設ファンタジー営業部』は2020年1月31日(金)より全国公開。サラリーマンたちの熱き戦いを描く「実話」から生まれた積算エンターテイメントです。
主演に高杉真宙、共演に上地雄輔、岸井ゆきのなど、今、最もノリに乗っている個性豊かな豪華キャスト陣が揃いました。
映画『前田建設ファンタジー営業部』の劇場公開に先立ち、東京港区のニッショーホールで2020年1月8日(水)に開催される一般試写会へ10組20名様をご招待いたします!
高杉真宙ファンの新春お年玉的なプレゼント、ぜひ奮ってご応募ください。
【クリアファイルプレゼント】
『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』(アルバトロス・フィルム)
日本でも大好評を博した『輝ける人生』(2017)の製作チームが、イギリスで活躍している実在の漁師バンド“フィッシャーマンズ・フレンズ”の実話を基に映画化した『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』。
映画『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』は2020年1月10日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて劇場公開されます。
映画の公開を記念して、本作のオリジナルクリアファイルを抽選で5名様にプレゼントいたします。
編集部のつぶやき「シン・副編集長さん、いってらっしゃい!」
2019年で1番に感じたことは、“移ろいの速さ”である。映画は、まるで消耗品のように次々に劇場や配信に送り出され、そこで描かれるテーマや事件・出来事も昨今では大きく変化してきた。
2016年を“邦画のアタリ年”とするなら、その頃に描かれた映画、例えば『シン・ゴジラ』ですら、作品におけるスピード感や各キャラクターの個性に、“古さ”すらを感じてしまう。そう思わせるほどの“移ろいの速さ”には、正直、驚きを隠せない。
今の編集部を激励する際の口癖は、「21世紀時間では、6ヶ月は5年、1年は10年」。
もちろん「時代に合わせろ」とばかりは言わないが、“骨太でエッジも利いた即断”を続けなければ、声を上げることもできず、またたく間に時間の波に呑み込まれてしまうのだ。
こちら旧新人類の一人としては、「老害!」と罵られる前に、“編集長”など辞めてしまいたい。これは本心である。そこで、“チーフ”として2019年に当編集部へ新卒採用した男の子を、“副編集長”へ。また2020年新卒採用予定で入部させた女の子も、やはり“チーフ”から仕事をしてもらっている。
すべての自由のため。失敗しながらでいい、考え抜いて生きてほしい。