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すこしだけツウ好みな映画WEBマガジン「Cinemarche」
映画感想レビュー&考察サイト「Cinemarche(シネマルシェ)」で掲載している最新情報をまとめてご紹介!
⑴今週末9月27日(金)・28日(土)に劇場公開される新作映画のオススメ情報。
⑵注目の映画人インタビューは『お嬢ちゃん』で演出を務めた二ノ宮隆太郎監督の紹介。
⑶プレゼント応募のお知らせでは、『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』の映画グッズプレゼント情報も。
⑷Cinemarche編集部のつぶやきは、広島国際映画祭などへのゲスト登壇を控えた藤井道人監督の紹介など、盛りだくさんの内容でお届けします。
CONTENTS
今週末【9月27日(金)公開】のおすすめ映画
『ヘルボーイ』(リージェンツ)
マイク・ミニョーラ原作の同名人気コミックシリーズを、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』、映画『ドッグ・ソルジャー』『ディセント』などで知られるニール・マーシャル監督が映画化。
地獄から召喚された悪魔の子にして「地獄生まれ・地球育ち」のヒーロー・ヘルボーイの活躍と葛藤、そしてその出生に秘められていた更なる秘密を描きます。
デル・トロ版のロン・パールマンに代わってヘルボーイを演じるのは、SFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でブレイクしたデビッド・ハーバー。
監督・主演のみならず、本作では『ヘルボーイ』をよりダークに描くためにもスタッフ・キャストを一新。原作者であるミニョーラを監修に招き製作された、パワーアップした新たな映画『ヘルボーイ』が誕生しました。
映画ライター:河合のびイチオシ感想レビュー!
『大脱出3』(クロックワークス)
難攻不落の刑務所に挑む脱獄のプロと、その背後に潜む陰謀をシルベスター・スタローン主演で描いた、人気アクションシリーズの第3弾!
前作に続き『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイブ・バウティスタが、ブレスリンの相棒のデローサ役で出演。
新たに『イップ・マン外伝 マスターZ』などで知られる、マックス・チャンも参戦。
ジェイミー・キングやカーティス・“50セント”・ジャクソンなど、シリーズお馴染みのキャラクターも続投、演出は2001年の映画『15ミニッツ』などで知られる、ジョン・ハーツフェルド監督。
映画ライター:金田まこちゃイチオシ感想レビュー!
映画ライター:松平光冬イチオシ感想レビュー!
今週末【9月28日(土)公開】のおすすめ映画
『お嬢ちゃん』(ENBUゼミナール)
大ヒットした『カメラを止めるな!』(2017/上田慎一郎)など数々の話題作を生み出したENBUゼミナールのワークショップ「シネマプロジェクト」の第8弾として制作された2作品のうちの1作。
俳優として活躍する一方、初監督作『枝葉のこと』(2017)が第70回ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に選出されるなど、国内外で注目を集める新鋭・二ノ宮隆太郎が、夏の鎌倉を舞台に、ひとりの若い女性の生き様を描いた作品です。
鎌倉に暮らす21歳の女性「みのり」役に、二ノ宮監督たっての希望した若手女優・萩原みのりが主演を務め、自身と同名の登場人物に挑んでいます。
映画ライター:西川ちょりイチオシ感想レビュー!
『エセルとアーネスト ふたりの物語』(ムヴィオラ)
『スノーマン』、『風が吹くとき』などの作品で世界的に著名な絵本作家、レイモンド・ブリッグズが自身の両親の生涯を描いた絵本をアニメーション映画化。
演出はテレビアニメ『スノーマンとスノードッグ』を手がけたロジャー・メインウッド監督。
声の出演には、ブレンダ・ブレッシン、ジム・ブロードベント、ルーク・トレッダ・ウェイら、イギリスの名優が声で出演しています。
映画ライター:西川ちょりイチオシ感想レビュー!
『バオバオ フツウの家族』(オンリー・ハーツ)
赤ちゃんは誰の子?誰が育てる?さまざまな問題を抱えながらも愛を信じ、新しい家族のカタチに向かって、目の前の困難に宇宙飛行士のような勇気で挑もうとする、台湾製のLGBTQ映画『バオバオ フツウの家族』。
演出は本作が初の長編作品となるシエ・グアンチェン監督。
シンディ役は、日本とフランスのハーフで司会者として人気のエミー・レイズが務め、ジョアンを演じるクー・ファンルーはアイドルドラマからアート映画まで国内外でキャリアを積む実力派です。
また、チャールズ役は、台湾で活躍する日本人俳優の蔭山征彦が挑んでおり、映画音楽を手がけたり、『念念』(2015)では脚本家として香港電影評論学会の脚本賞を受賞するなどマルチな才能の持ち主です。
映画ライター:西川ちょりイチオシ感想レビュー!
*今、しばらく掲載をお待ちください。
注目の映画人【二ノ宮隆太郎監督インタビュー】
監督が主演を熱望した女優・萩原みのりに演じさせたのは、同名の「みのり」役⁈
二ノ宮監督といえば、前作『枝葉のこと』にてロカルノ国際映画祭ほか世界各国の映画祭で高く評価され、鮮烈な印象を国内外の映画界に刻みつけました。
その前作は監督自身が主演も務めた自叙伝とも言うべき作品でしたが、この度劇場公開を迎える新作『お嬢ちゃん』では主演に女優・萩原みのりを起用し、“生き方”にもがく若き女性の物語を描きます。
二ノ宮隆太郎監督のインタビューでは、萩原みのりさんを主演に起用した理由と、彼女の女優としての魅力。また前作『枝葉のこと』と『お嬢ちゃん』の違いを含む監督の脚本作りや演出法についてお伺いしました。
9月劇場公開の掲載インタビュー
若き新進監督の二ノ宮隆太郎『お嬢ちゃん』
9月6日(金)より劇場公開『フリーソロ』エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ監督
9月6日(金)より劇場公開『スタートアップ・ガールズ』W主演の上白石萌音さん&山崎紘菜さん
9月13日(金)より劇場公開『王様になれ』オクイシュージ監督・主演の岡山天音さん
9月13日(金)より劇場公開『ある船頭の話』主演の柄本明さん
9月13日(金)より劇場公開『みとりし』企画・主演の榎木孝明さん
9月20日(金)より劇場公開『アイネクライネナハトムジーク』今泉力哉監督
9月21日(土)より劇場公開『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』目黒啓太監督
9月28日(土)より劇場公開『お嬢ちゃん』二ノ宮隆太郎監督・主演の萩原みのりさん
10月以降公開のインタビュー予定
森絵都のジュブナイル小説『カラフル』をタイ製作でリメイク!
10月4日(金)より劇場公開『エンテベ空港の7日間』ジョゼ・パジーリャ監督
10月4日(金)より劇場公開『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』主演の松重豊さん
10月5日(土)より劇場公開『ホームステイ ボクと僕の100日間』パークプム・ウォンプム監督・W主演のティーラドン・スパパンピンヨーさん&チャープラン・アーリークンさん
10月11日(金)より劇場公開『WALKING MAN』ANARCHY監督・出演の優希美青さん
10月19日(土)より劇場公開『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』主演の瀬戸かほさん(予定)
11月1日(金)より劇場公開『閉鎖病棟 それぞれの朝』平山秀幸監督(予定)
11月2日(土)より劇場公開『積むさおり』主演の黒沢あすかさん(予定)
11月8日(金)より劇場公開『夕陽のあと』主演の山田真歩さん
11月22日(金)より劇場公開『テルアビブ・オン・ファイア』サメフ・ゾアビ監督(予定)
ほか、順次当サイトにて掲載予定。
9月おすすめ新着動画配信
2019年上半期の劇場公開から間もない新作邦画作品がずら〜り!
ゆっくりのんびり、秋の夜長を「おうち映画」で楽しむには【U-NEXT】がおすすめです。
無料トライアル期間が31日間設定されており、この期間に解約をすれば料金は一切かかりません。
また、U-NEXTをおすすめする最大の理由として、無料登録時に600ポイントをもらえることが挙げられます。
U-NEXTにラインナップされている作品は、「見放題作品」と「ポイントレンタル作品」の2パターンが存在します。
さらに、U-NEXTは映画だけではありません。
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なお、U-NEXTの場合はアカウントページの【解約】ボタンを押せば解約可能と非常に分かりやすい作りとなっているので、その点も安心ですね!
U-NEXTから9月おすすめの新作日本映画特集
池井戸潤の原作を豪華キャスト共演で実写化『七つの会議』
主演は存在感に定評ある野村萬斎!
原作・池井戸潤の企業犯罪エンターテイメント
精神的表現は『野火』の続編的作品!
国内外でカルト的人気が高い塚本晋也監督が挑んだ渾身の時代劇
主演・二階堂ふみが弾ける!
魔夜峰央原作による未完の埼玉ディス漫画がまさかの実写化『翔んで埼玉』
映画プレゼント情報
【映画グッズプレゼント】
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このペンを使えば、目標に向かってまっすぐ突き進めること間違いなしです!
編集部のつぶやき
映画『新聞記者』『光と血』の監督・藤井道人(1986生まれ)
ある日のこと…。猫の手も借りたいマンパワー不足ぎみの編集部は、関西在住の専属映画ライターを東京市ヶ谷に招集させます。
今回のミッションは、ズバリ!現在公開中の映画『新聞記者』でスマッシュヒットを飛ばし、知名度も高い藤井道人監督のインタビュー取材。
そこで呼び寄せたライターさんは、サイト開設当初から記事の執筆をしており、“Cinemarche編集部の関西支局”とさえ称される豪腕さんです。
彼女は当サイト内で 【コリアンムービーおすすめ指南】と【銀幕の月光遊戯】の二つの連載コラムを担当。読者ユーザーさんのファンも多く、信頼も厚い書き手です。
さて、映画『新聞記者』は、2014年の『怪しい彼女』などで知られる韓国の演技派女優であるシム・ウンギョン、また、邦画『娼年』などで、根強く女性ファンから支持を集める若手俳優の松坂桃李がダブル主演を果たしたポリティカルサスペンス映画。
本作が公開初日から興行成績で良い結果をもたらした最大の要因は、“政治と社会の閉塞感”が描かれていた事実に他なりません。
日本はまだまだ、ポリティカルサスペンスの作品が極めて少ない製作国だといえます。
そのように感じる理由には、ポリティカルサスペンスがお隣り・韓国の映画界において最も得意とするジャンルのひとつであり、どうしても比較してしまうことも含まれています。
かつて2002年に公開された日本&韓国の合作映画『KT』は、阪本順治監督が演出の指揮を取り、1973年に起きた金大中事件を題材にした作品があることからも、極めて珍しい1本として映画ファンの記憶にも残っています。
お話を本題の『新聞記者』に戻すと、本作でW主演を務めたのは韓国人のウンギョンと日本人の松坂。
合作映画とまでは言わないものの、役者/役柄として、国籍も生まれも育ちも異なる2人の主要人物が“政治”と“メディアの意味”をテーマに演じるのだから、映画通のファンならずとも、映画をあまり見ない観客も足を運ぶのも納得できます。
今回インタビューを行った藤井道人監督は、“アジア映画としてのスピリッツ(合作)の夢”を抱いています。
詳細は、大阪から来た女性記者(映画ライター)が監督取材で聞き出したインタビューをお読みくださいね。
そして何よりも、32歳の若さで映画『新聞記者』を完成させた藤井監督に、まずはエールを送りたいです。