Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/03/03
Update

韓国映画『はちどり』あらすじ/キャスト/公開日。実話を基に女性監督が少女の成長を描く!

  • Writer :
  • 石井夏子

ベルリン映画祭を始め、世界各国で45以上の賞を受賞。

韓国の単館公開としては異例、公開1か月で観客動員数12万人超の大ヒットを記録した映画『はちどり』。

(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

誰しも経験したことのあるであろう思春期特有の揺れ動く思い、そして家族との関わりを繊細に描いた映画『はちどり』の日本公開が2020年2020年6月20日(土)に決定しました。

あわせてポスタービジュアルとシーン写真5点が解禁となりました。

スポンサーリンク

映画『はちどり』について


(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

本作の舞台は1990年代の韓国

主人公である14歳の少女ウニ(パク・ジフ)は、何百もの世帯が暮らす無機質な姿をした集合団地で両親、姉、兄と共に生活しています。

思春期を迎え、大人の世界への興味も持ち始めていたウニは、学校にあまりなじめず、自分に無関心な大人たちに囲まれ、どこか孤独な思いを抱えていました。

そんななか、彼女は初めて自分の人生を気にかけてくれる大人に出会い…。というストーリー。

38歳のキム・ボラ監督による初長編作品である本作は、監督自身の少女時代の体験がベースとなっています。

2018年釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus部門をはじめ国内外の映画祭で45を超える賞を受賞(2020年1月現在)。

2019年8月に公開され、単館公開規模ながら公開1か月で観客動員数12万人超、最終的に15万に迫る異例の大ヒットを果たし、かつて世界を熱狂させた韓国映画『息もできない』(2008年)を凌ぐ評価を得るなど、今韓国で最も話題の女性監督の一人です。

(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

主人公・ウニは、2016年に韓国で発売されるやベストセラーとなった小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の主人公の少女時代とも重なります。

男性が優遇されることが当たり前だった時代、女性であるという理由で我慢しなくてはいけなかったこと、それがおかしいということに気がつかなかったこと…。

2つの作品に共通するのは、そんな時代に生きた女性の物語であり、声をあげようとする姿です。

そして、それは韓国の同年代の女性の共感を呼びました。

映画『はちどり』のポスタービジュアル


(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

今回解禁されたポスタービジュアルは、主人公ウニの未来への強い意志を秘めた眼差しを捉えたもの。

「この世界が、気になった」というキャッチコピーが中心に添えられており、ウニがこれから出会う世界への希望と不安を感じさせるものになっています。

また、解禁されたシーン写真は5点。友人とともに教室で学習する様子や、放課後のデートシーン、友人とのたわいない時間など、ささやかでありふれているけれど決して忘れることのできない貴重な瞬間を切り取ったものとなっています。

スポンサーリンク

映画『はちどり』の作品情報

(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

【日本公開】
2020年(韓国・アメリカ映画)

【原題】
벌새

【英題】
HOUSE OF HUMMINGBIRD

【監督・脚本】
キム・ボラ

【キャスト】
パク・ジフ、キム・セビョク、イ・スンヨン、チョン・インギ

映画『はちどり』のあらすじ

(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

1994年、空前の経済成長を迎えていた韓国、ソウル。

14歳のウニは、両親、姉、兄と集合団地に暮らしていました。

学校に馴染めず、別の学校に通う親友と遊んだり、男子学生や後輩女子とデートをしたりして過ごす日々。

両親は小さな餅屋を切り盛りし、子ども達の心の動きと向き合う余裕がありません。父は長男である兄に期待を寄せていましたが、兄は親の目を盗んでウニに暴力を振るっていたんです。

ウニは、自分に無関心な大人に囲まれ、孤独な思いを抱えていました。

ある日、ウニが通う漢文塾に女性教師のヨンジがやってきます。大学を休学中のヨンジは、どこか不思議な雰囲気を漂わせていました。

自分の話に耳を傾けてくれるヨンジに、心を開いていくウニ。

ヨンジは、入院中のウニを見舞いに訪れ、「誰かに殴られたら黙っていてはダメ」と静かに励まします。

ある朝、ソンス大橋崩落の知らせが入りました。それは、いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯。

ほどなくして、ウニのもとにヨンジから一通の手紙と小包が届き…。

スポンサーリンク

まとめ

(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

世界で最も小さい鳥のひとつでありながら、その羽を1秒に80回も羽ばたかせ、蜜を求めて長く飛び続けるという「はちどり」。

それは希望、愛、生命力の象徴とされ、その姿が主人公のウニと似ていると思った、とキム・ボラ監督は語ります。

映画の中で、ウニは様々な感情を抱えながら、成長していきます。

この世界に羽ばたいていこうとする姿に共感し、多くの感動を呼ぶ本作『はちどり』は2020年2020年6月20日(土)よりユーロスペースほか全国順次ロードショーです。

関連記事

新作映画ニュース

映画『Dinerダイナー』キャストのキッド役は本郷奏多(かなた)。演技力の評価とプロフィール

店主も客も、全員殺し屋の<ダイナー(食堂)>を舞台に繰り広げられる衝撃のサスペンス映画『Diner ダイナー』が2019年7月5日に公開されます。 原作は平山夢明による人気小説。第28回日本冒険小説教 …

新作映画ニュース

韓国映画『ラブ・アゲイン2度目のプロポーズ』あらすじ/キャスト/公開日。クォン・サンウが笑えるラブコメに主演!

クォン・サンウ主演の待望のラブコメ復帰作。 2004年から日本で放送されたテレビドラマ『天国の階段』で“涙の貴公子”と称され大変な人気を博したクォン・サンウ。 (C)2019 KTH & L …

新作映画ニュース

映画『イップ・マン 完結』上映館/公開日/予告編。シリーズ4作目でも宇宙最強の俳優が詠春拳の達人を演じる!

「イップ・マン」シリーズ、ここに完結 シリーズ完結。最後の闘いに挑む達人イップ・マン、有終の美。 “宇宙最強”ドニー・イェンが詠春拳の達人イップ・マンを演じる「イップ・マン」シリーズ(2008~15) …

新作映画ニュース

映画『わたしはダフネ』あらすじ/キャスト/公開日/上映館/。娘と父親の旅を描く感動作の予告編紹介!

第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門 国際批評家連盟賞受賞! 監督が SNS で見出した主演カロリーナに拍手喝采!! 最愛の母を亡くしたダウン症の娘と父親が、悲しみを乗り越えて、互いを理解し合うかけ …

新作映画ニュース

【音量を上げろタコ!映画グッズプレゼント】音タコ特製トートバッグ!限定5名様に当たる

この声に、世界がヤラれるっ! ありきたりな常識を覆す、爆音!爆上げ!ハイテンション・ロック・コメディ!! 映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の10月12日(金)からの公 …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
架空映画館 by ReallyLikeFilms Online
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)より全国公開
映画『写真の女』
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学