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Entry 2023/09/01
Update

『市子』キャスト/あらすじ/公開日/上映館。杉咲花主演最新作が釜山国際や東京国際映画祭に選出!予告編&ポスタービジュアル|TIFF東京国際映画祭2023-2

  • Writer :
  • 大塚まき

杉咲花主演作『市子』が2023年12月8日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー!

映画『市子』は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団チーズtheater旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した舞台『川辺市⼦のために』が原作。

観客から熱い支持を受け、2度再演された⼈気の舞台が映画化となりました。


(C)2023 映画「市子」製作委員会

この度、映画『市子』は、第28回釜山国際映画祭コンペティションのジソク部門にて正式出品が決定。併せて予告編映像とポスタービジュアルが解禁となりました。

映画『市子』は、2023年12月8日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショーです。

【連載コラム】『TIFF東京国際映画祭2023』記事一覧はこちら

映画『市子』とは?

痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子を演じるのは杉咲花

抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な半生を、凄まじい熱量で体現。「ものすごくシンパシーを抱いて、脚本を読み終えてすぐ『絶対にやりたい』と思いました。」と出演を決めた意欲作です。

これまでも演技力に定評があった杉咲ですが、その期待を遥かに超え、鑑賞したマスコミ関係者を圧倒。「女優としての本領発揮」「本作が代表作となるのはまちがいない」と言わしめるほど、圧巻の演技を披露しています。

杉咲本人も「本番中に手が痺れたり、想像もつかなかった感情に到達してしまうような瞬間に何度か立ち会えたことが、演じ手として忘れられない時間でした。それがどんな風にお客さまのもとに届くかは怖くもあるのですが、すごい引力を持った作品だったと感じています。」と語り、作品に手応え充分。芝居を超えて役を生き抜く彼女の姿がスクリーンに映し出されます。

市子が3年間一緒に暮らしていた恋人の長谷川を演じるのは、若葉竜也。この重厚な物語の軸を担う長谷川が、市子の真の姿を知る過程で揺れ動く感情の変化を繊細に演じ切ります。

さらには森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり、倉 悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳が名を連ね、市子の知られざる人物像や過去を第三者の目線からも描き出していきます。

映画『市子』予告編・ポスタービジュアル解禁!

このたび解禁された予告映像では、セーラー服を着た学生時代の市子(杉咲花)が、どしゃぶりの雨の中、天を仰ぎながら「全部流れてしまえ!」と大声で叫ぶ印象的な場面で幕を開けます。泣いているようにも、笑っているようにも見える表情から目が離せません。

そして、大人になった彼女は同棲している恋人の長谷川(若葉竜也)からプロポーズを受け涙しますが、翌日に忽然と姿を消します。

途方に暮れる長谷川は、訪ねてきた刑事・後藤(宇野祥平)から、市子に関して耳を疑う話を聞かされます。さらに長谷川が市子の行方を追っていくと、彼女が名前や年齢を偽っていた過去が徐々に明るみになっていく……。

誰も想像しなかった市子の真実。幸せな暮らしを自ら捨ててでも、彼女が手に入れたかったものとは? 底知れない市子の表情に翻弄され、彼女が隠し続けてきた半生を見ずにはいられなくなる映像となっています。

また同じく解禁されたポスタービジュアル(記事冒頭に記載)では、そんな彼女の顔を大きく切り取り、「すべては、生き抜くために。」というメッセージとともに強く注がれる視線は、何も語っていないようでもあり、何かを訴えかけているようでもあり、捉えどころがなく、謎に包まれた市子のキャラクターをそのまま写し出しています。

第28回釜山国際映画祭・ジソク部門に正式出品!

第28回釜山国際映画祭(会期:2023年10月4日~13日)の一部ラインナップが解禁となり、『市子』がコンペティション部門のひとつである「ジソク部門」に選出されました。

ジソク部門は新人監督を対象としたニューカレンツ部門と並ぶコンペティション部門で、今年は本作を含む10本の作品がキム・ジソク賞を競います。

プログラム・ディレクターを務めるナム・ドンチョル氏は「この映画は、まさに主人公の『市子』という存在そのものに関する映画だ。私たちは市子の過去を辿ってゆくにつれ、その境遇を理解するだけでなく、同時に、彼女を心から抱きしめてあげたい気持ちに駆られる」とコメント。本映画祭での上映が、『市子』のワールドプレミア上映となります。

作家性や個性の際立つ日本映画を発掘してきた釜山国際映画祭ですが、中でもキム・ジソク賞は2017年に設立され、昨年から正式なコンペティションとなった釜山国際映画祭を代表する部門のひとつ。

これまで同賞へ出品された日本映画には、杉咲も出演している『楽園』(2019/瀬々敬久)や受賞を果たした『羊の木』(2018/吉田大八)があります。

また本映画祭では、2022年に日本でも賞レースを大いに賑わせた『ケイコ 目を澄ませて』(2022)が特別企画プログラム「Discovering New Japanese Cinema」で、『岬の兄妹』(2018)で業界を激震させた片山慎三監督の商業デビュー作『さがす』(2022)がニューカレンツ部門で出品されるなど、確かな品質を持った日本映画が高く評価されています。

映画『市子』の作品情報

【日本公開】
2023年(日本映画)

【原作】
戸田彬弘『川辺市子のために』

【監督】
戸田彬弘

【脚本】
上村奈帆

【キャスト】
杉咲花、若葉竜也、森永悠希、倉悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり

映画『市子』のあらすじ

川辺市子(杉咲花)は、3年間一緒に暮らしてきた恋人の長谷川義則(若葉竜也)からプロポーズを受けた翌日に、忽然と姿を消します。

途⽅に暮れる⻑⾕川の元に訪れたのは、市⼦を探しているという刑事・後藤(宇野祥平)。後藤は、⻑⾕川の⽬の前に市子の写真を差し出し「この女性は誰なのでしょうか」と尋ねます。

市子の行方を追って、昔の友人や幼馴染、高校時代の同級生……とこれまで彼女と関わりがあった人々から証言を得ていく長谷川は、かつての市子が違う名前を名乗っていたことを知ります。

そんな中、長谷川は部屋の中から1枚の写真を発見し、その裏に書かれた住所を訪ねることに。

捜索を続けるうちに長谷川は、彼女が生きてきた壮絶な過去と真実を知ることになり……。

まとめ

国外でも呼び声の高い本作は、国内でも先駆けて行われたマスコミ試写会で「圧倒的」「非の打ち所がない」「目が離せない」「今年1番の傑作」と熱を帯びた感想が多く寄せられています。

早くも、唯一無二の存在感を放ち始めている映画『市子』は2023年12月8日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショーです。

今後の続報にも是非ご期待ください!

【連載コラム】『TIFF東京国際映画祭2023』記事一覧はこちら



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