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Entry 2022/01/28
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ハリー・ポッターと謎のプリンス|ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。J・K・ローリングがダンブルドアの死とデッドヒートする三者三様の恋模様を描き出す

  • Writer :
  • 秋國まゆ

J・K・ローリングの世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ映画化第6作!

デヴィッド・イェーツが監督を務めた、2009年製作のアメリカの大ヒットファンタジー映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』。

闇の帝王ヴォルデモートとの最終決戦を控え、ホグワーツ魔法魔術学校の校長であるダンブルドアは、かつて彼を教えたことがある人物を魔法薬学教授としてホグワーツに迎え入れました。

その授業で手にした古い魔法薬学の教科書に夢中になるハリー・ポッターが、知られざる宿敵の過去を知っていく物語とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

ヴォルデモートの過去と秘密が明かされる、映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のネタバレあらすじと作品解説をご紹介いたします。

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映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の作品情報


(C) 2009 Warner Bros. Ent.
Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R.
Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

【公開】
2009年(アメリカ映画)

【原作】
J・K・ローリングの『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

【監督】
デヴィッド・イェーツ

【キャスト】
ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ジム・ブロードベント、ロビー・コルトレーン、ワーウィック・デイヴィス、マイケル・ガンボン、アラン・リックマン、マギー・スミス、ヘレナ・ボナム・カーター、ティモシー・スポール、デヴィッド・シューリス、ジュリー・ウォルターズ、ボニー・ライト、マーク・ウィリアムズ、ジェシー・ケイヴ、フランク・ディレイン、ヒーロー・ファインズ=ティフィン、トム・フェルトン、イヴァナ・リンチ、ヘレン・マックロリー、フレディ・ストローマ、デヴィッド・ブラッドリー、マシュー・ルイス、ナタリア・テナ、ジェマ・ジョーンズ、ケイティ・ルング、デイヴ・レジーノ、ジェームズ・フェルプス、オリヴァー・フェルプス、ジョージーナ・レオニダス、スカーレット・バーン、ジョシュ・ハードマン

【作品概要】
前作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007)に引き続き、「ハリー・ポッター」シリーズや「ファンタスティック・ビースト」シリーズなどを手掛けるデヴィッド・イェーツが監督を務めた、アメリカのファンタジー作品。

原作は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングのファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズの第6巻、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』です。本作は「ハリー・ポッター」シリーズの映画化第6作目となります。

主演を務めるのは、「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフです。

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のあらすじとネタバレ


(C) 2009 Warner Bros. Ent.
Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R.
Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

ホグワーツ魔法魔術学校に通うハリー・ポッターは夏休み中、少しでも沈んだ気持ちを紛らわせるため、列車の旅をしていました。

そんなある日、ハリーは自身を迎えにきた、ホグワーツの校長アルバス・ダンブルドアから、彼の旧友であり元同僚のホラス・スラグホーンを紹介されました。

ダンブルドアは、ホラスをホグワーツに戻そうとしますが、彼の答えはノーでした。ダンブルドアも、ホラスがすんなり戻ってきてくれるとは思っていません。

そこでダンブルドアは、ホラス好みの才能があり有名なハリーを連れて行けば、彼の蒐集欲を刺激し引き受けてくれるだろうと考えたのです。

まんまとダンブルドアの術中に嵌ったホラスは、あっさり退散するダンブルドアたちを引き止めてホグワーツに戻ると言ってきました。

ダンブルドアは空間移動する魔法「姿現し」を使い、既にハリーの荷物と梟のヘドウィグを届けてある、ハリーの親友ロン・ウィーズリーの実家「隠れ穴」に、ハリーを送り届けました。

ハリーはそこで、ロンと彼の家族、そして数日前から隠れ穴に来ていたもう1人の親友ハーマイオニー・グレンジャーと再会しました。

一方その頃、トム・リドルこと闇の帝王ヴォルデモートは、自身の配下「死喰い人(デス・イーター)」を使って、人間(マグル)界と魔法界両方で勢力を拡大。人々を恐怖に陥れていました。

そんな中、ハリーのライバルであるドラコ・マルフォイの母親ナルシッサと、その姉ベラトリックス・レストレンジは、死喰い人ピーター・ペティグリューと一緒に暮らしているホグワーツの教員、セブルス・スネイプの元を訪れていました。

ナルシッサはスネイプに、ヴォルデモートからある使命を受けた息子の支援を頼みに来たのです。

夫であるルシウス・マルフォイがアズカバンに投獄された今、ナルシッサにとって頼れる人物は、ヴォルデモートから今も厚い信頼を寄せられている元死喰い人スネイプしかいません。

スネイプは彼女の頼みを引き受け、その確約として、誓いを破った者は死ぬと言われている「破れぬ誓い」を交わしました。

そんなことが起きているとは露知らず、ハリーは新学期の準備のため、ウィーズリー一家とハーマイオニーと一緒に、ダイアゴン横丁を訪れます。

死喰い人による襲撃により、ロンの兄フレッドとジョージが開いた悪戯専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィザーズ」以外、ダイアゴン横丁はどこも活気がありません。

2人の店を出た直後、ハリー、ロン、ハーマイオニーは、何故かコソコソと動いているマルフォイ親子を発見。挙動不審なドラコたちを怪しいと思い、後を追いかけます。

ハリーたちの尾行に気づいていないドラコは、ナルシッサに連れられ、ベラトリックスたち死喰い人がいる夜の闇横丁にある家具店「ボージン・アンド・バークス」に入店。店内にあるキャビネットの前に立ちます。

これを見たハリーは、ドラコはアズカバンに投獄された父親ルシウス・マルフォイ同様、彼が死喰い人ではないかと疑いました。

後日。イギリス・ロンドン発、ホグワーツ行きの列車「ホグワーツ特急」に乗ったハリーは、そのことを一緒に見たロンたちに言いましたが、信じてくれませんでした。

そこでハリーは、別のコンパートメントにいるドラコの会話を盗み聞きして、真偽の沙汰を確かめることに。しかし、ホグワーツに到着してすぐドラコにバレて、石化の魔法をかけられてしまいます。

体の上に透明マントを被せられ、危うく誰にも気づかれぬままロンドンに送り返されるところだったハリーを救ったのは、知性や理論を重視するホグワーツの寮「レイブンクロー」の生徒ルーナ・ラブグッドでした。

ホグワーツは新学期を迎え、ハリーたちは新6年生へ進級。ホラスは魔法薬学の教師として復職し、スネイプは闇の魔術に対する防衛術の担当教師に就任しました。

ハリーは古い魔法薬学の教科書「半純血のプリンス 蔵書」を使い、ホラスが課題に出した魔法薬の調合に成功。

ホラスは、今まで1人しか成功していない魔法薬の調合に成功したハリーに、その褒美として、すべての計画が成功に傾く魔法薬「フェリックス・フェリシス(別名、幸運の液体)」の小瓶1本をあげました。

その日の夜。校長室に呼び出されたハリーは、ダンブルドアから「憂いの篩」を使って、自分とホラスの記憶から、ヴォルデモートを倒す重要な情報が隠されていないか調べてほしいと頼まれました。

以下、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』ネタバレ・結末の記載がございます。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C) 2009 Warner Bros. Ent.
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ウール孤児院の問題児トム・リドルは、11歳の時に面会に訪れたダンブルドアに誘われ、ホグワーツへ入学。在学中にホラスと親しくなりました。

そのため、ダンブルドアは是が非でもホラスをホグワーツに戻したかったのです。リドルと初めて会った日のダンブルドアの記憶を見た後、ハリーはダンブルドアからあることを頼まれます。

それは、警戒心が強いホラスに取り入り、リドルに関する情報を聞き出してほしいとのことでした。

ハリーは、ロンとハーマイオニーにこのことを話し、ホラスに取り入ろうと奮闘します。

ハリーがホラスから、リドルに関する重要な情報を聞き出すまでの間、ハリー、ロン、ハーマイオニーの恋が大きく揺れ動きました。

寮対抗のスポーツ「クィディッチ」の試合に出場する、グリフィンドールのチームメンバー選抜試験を受けたロンは、同じくキーパー志望のコーマックが、ハーマイオニーに好意を寄せていることを知りました。

2つの意味でコーマックに負けられないロンは、ハーマイオニーの密かなアシストのおかげで、キーパーの座を勝ち取りました。

そして迎えたスリザリン戦当日、ロンは自身を励ますためについたハリーの嘘「幸運の液体入りの飲み物に入れた」を素直に信じ、幸運の液体を飲んだ自分は無敵だと思い込み、自信満々で試合に臨みました。

その結果、大活躍したロンは、大歓声が沸くグリフィンドール寮の談話室で、ハーマイオニーのルームメイトであるラベンダー・ブラウンにキスをされます。

このことがきっかけで、ロンはラベンダーと付き合うことに。そんな自分を見て、ハーマイオニーが凄くショックを受けているとは知らずに………。

その後、ロンはハリーがホラスの元へ行っている間、彼宛に届いた女子生徒の手作りお菓子を食べてしまいます。

しかしそれは、女子生徒がハリーの心を射止めるために入れた、強力な愛の妙薬「惚れ薬」が盛られていたのです。

ロンはホラスが作った解毒剤のおかげで、正気を取り戻せたものの、今度は気つけとしてホラスから渡されたハチミツ酒を飲んで、口から泡を吹いて痙攣してしまいます。

ハリーの適切な措置により、一命をとりとめたロン。実はそのハチミツ酒には、毒が盛られていたのです。

しかもそのハチミツ酒は、ホラスがダンブルドアに贈ろうとしていたものでした。その事実があまりにも衝撃的だったため、ハリーとホラス、騒ぎを聞きつけ駆けつけたダンブルドアやハーマイオニーたちは、皆愕然としました。

そんな中、皆がいる医務室で1人うなされていたロンは、心配で見舞いに来たラベンダーの前で、ベッド脇にいるハーマイオニーの名を呼んでいました。

この時の記憶をロンは覚えておらず、回復した頃にはラベンダーと破局していました。

一方ハリーは、ロンの妹ジニーに好意を寄せていましたが、彼女はハリーたちのルームメイト、ディーン・トーマスと交際中でした。


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酷くショックを受けるハリーは、ドラコがグリフィンドール生ケイティ・ベルを使って、ダンブルドアに「呪いのネックレス」を贈ろうとしたことを知り、逃げる彼を追いかけ問い詰めます。

動揺したドラコに攻撃され、ハリーは最近夢中になって読んでいる「半純血のプリンス」の本で覚えた呪文を使って反撃しましたが、血まみれで倒れたドラコの姿を見て、思った以上に危険なものであったことに気づきました。

それを「必要の部屋」に隠すことにしたハリーは、代わりに隠してくれたジニーからキスをされました。

その後、幸運の液体を飲んでまでリドルのことを聞いてくるハリーに根負けし、ホラスは自分がしたことを恥じて改竄したリドルとの記憶を彼に託しました。

ハリーが手にしたホラスの真実の記憶によると、リドルは図書室の「禁書の棚」で見つけた闇の魔法「分霊箱(ホークラックス)」について、彼に尋ねていました。

「殺人を犯し、引き裂かれた魂を分霊箱に隠すと、体が滅びても魂が生きているため、その者は守られる。つまり、不死身になるということだ」

そうホラスから聞いたリドルは、7つの分霊箱を作り上げました。つまり、ヴォルデモートを倒すには、その7つの分霊箱全てを見つけ出し破壊するしかありません。

既にリドルの日記と、ヴォルデモートの母の指輪という、2つの分霊箱を見つけ出し破壊したダンブルドア。新たに見つけた分霊箱は1人では破壊できないため、ハリーに協力を仰ぎます。


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翌日。ハリーはダンブルドアと一緒に、ホグワーツ城の天文塔から「姿現し」を使って、分霊箱の探索に向かいました。

分霊箱に繋がる闇の魔法の痕跡を辿った結果、3つ目の分霊箱「銀のロケット」を手に入れることが出来たハリーたち。

しかしその代償は大きく、ヴォルデモートが仕掛けた罠「飲めば麻痺し自我を失う毒薬」を、ハリーを庇って全て飲み干したダンブルドアは衰弱してしまいます。

ハリーは早く医務室に運んで治療するべく、ダンブルドアと一緒に「姿現し」で天文塔へ帰還。ダンブルドアに頼まれ、ハリーはスネイプを呼びに行きました。

その直後、ドラコとベラトリックスたち死喰い人が、ダンブルドアの前に現れます。実はドラコは、ヴォルデモートからダンブルドアの暗殺を命じられていたのです。

ドラコは「死のネックレス」や、毒入りのハチミツ酒をダンブルドアに贈ろうとしますが、どれもハリーに気づかれてしまい失敗。

そのためドラコは、ボージン・アンド・バークスにあった「姿をくらますキャビネット(どこにでも移動できる道具)」の2つのうち1つを、「必要の部屋」に隠して修理しました。

修理後、ドラコはボージン・アンド・バークスにある「姿をくらますキャビネット」と、「必要の部屋」にあるもう片方のキャビネットを繋げ、ベラトリックスたちをホグワーツ城へ手引きしました。

そうでもしなければ、ドラコはヴォルデモートに殺されてしまいます。そんなドラコの左腕には、死喰い人の証である「闇の印」が刻印されていました。

その様子を階段下から見ていたハリーは、ドラコに杖を向けます。そこへスネイプが現れ、死の呪い「息絶えよ(アバダ・ケダブラ)」を使って、ダンブルドアを殺しました。

ダンブルドアの加護がなくなったホグワーツの敷地内で、好き放題暴れまわるベラトリックスたち。

ドラコと一緒に彼らの後ろを歩くスネイプを、ハリーは追いかけ、「半純血のプリンス」の本で覚えた闇の魔法の呪文を使って捕らえようとします。

しかし、スネイプに呪文は全く通じなかった挙句、自身の名付け親シリウス・ブラックを殺したベラトリックスの攻撃を受け倒れてしまうハリー。

ここで彼は、闇の魔法を考案し蔵書を作成した「半純血のプリンス」の正体が、スネイプであることを知りました。

その後、ドラコとスネイプ、ベラトリックスたちが去ったホグワーツ城では、ダンブルドアの校葬が執り行われました。

翌日。ハリーはダンブルドアが命を張ってまで手に入れた分霊箱が、偽物であることを知りました。

その証拠に、「銀のロケット」の中には、ヴォルデモートに宛てた「RAB」という人物の手紙が入っていました。

「闇の帝王へ、死にゆく私はあなたの秘密を知っています」「本物の分霊箱は私が盗みました。願わくば、あなたが再び死すべき存在となるよう」

それをハーマイオニーとロンに話したハリーは、来年はホグワーツに戻らず、ダンブルドアの遺志を引き継ぎ、残りの分霊箱の探索と破壊しに行くと告げます。

それを聞いたハーマイオニーは、「あなたは勇敢だけれど、時々鈍いのね。私たちも一緒に行くわ」と、ロンの分も含めて、ハリーの分霊箱探しの旅に同行する覚悟を伝えました。

絶対に分霊箱を全て見つけ出し破壊する。そう固く決意した3人が、天文塔からの景色を眺めている姿を最後に、物語は幕を閉じました。

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映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の感想と評価


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ダンブルドアの死

単身、クリスマス休暇中に分霊箱の探索と破壊を行っていたダンブルドアは、トム・リドルの日記と彼の母親の指輪2つ壊すだけでも、片手に酷い怪我を負うなどの犠牲を払っていました。

そして、ハリーと向かった3つ目の分霊箱「銀のロケット」を入手するために、ダンブルドアは身を挺して毒薬を全て飲み干します。

命を削り衰弱していくダンブルドアの姿は、ハリーも「ハリー・ポッター」シリーズを観てきた人も、初めて見るのではないでしょうか。

あとは解毒剤などの治療を施せば、ダンブルドアはまだ生きていたのかもしれません。そんなタラレバ話をしたくなるほど、スネイプに殺されたダンブルドアの死はとても悲しいです。

しかも、ハリーたちが命懸けで手に入れたというのに、その「銀のロケット」を最初に見つけた「RAB」という人物が本物とすり替えた偽物だったなんて、やるせなさを感じます。

ヴォルデモートの秘密


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ハリーはダンブルドアに頼まれて、ヴォルデモートことトム・リドルに深く関わっていたダンブルドアとホラスの「記憶」を追体験し、彼を倒せる重要な情報が隠されていないか探っていきます。

その結果、リドルはホラスから闇の魔法「分霊箱」のことと、そこに隠す魂の切り分け方を教わっていたことが判明しました。

ヴォルデモートの魂を切り分けた7つの分霊箱が、いつ完成したのか、どこに隠されているのかは分かっていませんが、リドルは学生時代から既に不死身の闇の魔法使いになれるよう準備を進めていたのでしょう。

しかも各分霊箱には、簡単に盗まれまいとヴォルデモートが仕掛けた闇の罠があって、一筋縄ではいきません。

次の作品からハリーたちはダンブルドアの遺志を引き継ぎ、分霊箱の探索及び破壊しに行くのですが、次はどんな分霊箱でどんな危険が待ち受けているのか楽しみです。

まとめ


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ダンブルドアとホラスの「記憶」から、ハリーが宿敵ヴォルデモートの秘密を解き明かしていくアメリカのファンタジー作品でした。

ハリーとロン、ハーマイオニー、そしてジニーの恋が大きく揺れ動く一方、ドラコはヴォルデモートから課せられた使命のため、新学期を迎えたホグワーツであらゆる事件を起こしていきます。

「呪いのネックレス」と「毒入りハチミツ酒」を使ったダンブルドア暗殺計画と、2つで対となっている「姿くらましのキャビネット」を使ってベラトリックスたち死喰い人を、ホグワーツ城へ手引きすることです。

しかし「呪いのネックレス」と「毒入りハチミツ酒」は、ドラコが利用した2人がダンブルドアに渡す前に誤って使ってしまったため、どれも失敗に終わってしまいました。

ただ、作中で時折描かれるドラコの葛藤する姿を見ていると、本心ではどれもやりたくなかったことが窺えます。

その証拠に、自らダンブルドアに手を下すとなった時、ドラコは涙を浮かべながら手を振るわせ、最終的には杖を下ろしていました

「破れぬ誓い」によってドラコを支援するしかないスネイプは、自身の生徒を守るためにあえて悪者を演じているように見えます。

ハリーたちの分霊箱探しの旅が始まるきっかけとなった事件を描いた、笑いあり涙ありのファンタジー映画が観たい人に、特にオススメな作品です。

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