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Entry 2022/01/21
Update

ハリー・ポッターと炎のゴブレット|第4話ネタバレ解説感想とラスト結末のあらすじ。J・K・ローリングが描くセドリックの死がつらい!幕を開けた“闇の帝王との戦い”

  • Writer :
  • 秋國まゆ

J・K・ローリングの世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ映画化第4作!

マイク・ニューウェルが監督を務めた、2005年製作のアメリカの大ヒットファンタジー映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』。

ホグワーツ魔法魔術学校4年生になったハリー・ポッターが、およそ100年ぶりに開催される伝統の三大魔法学校対抗試合に出場することになった物語とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

ハリー・ポッターの宿敵ヴォルデモートが、復活を遂げるために暗躍する大ヒットファンタジー映画「ハリー・ポッター」シリーズ第4作、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のネタバレあらすじと作品解説をご紹介いたします。

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映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の作品情報


(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R

【公開】
2005年(アメリカ映画)

【原作】
J・K・ローリングの『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

【監督】
マイク・ニューウェル

【キャスト】
ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、トム・フェルトン、スターニスラフ・イワネフスキー、ケイティ・ルング、マシュー・ルイス、ロバート・パティンソン、クレマンス・ポエジー、ロビー・コルトレーン、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、ブレンダン・グリーソン、ジェイソン・アイザックス、ゲイリー・オールドマン、アラン・リックマン、マギー・スミス、ティモシー・スポール、プレドラグ・ビエラク、フランシス・デ・ラ・トゥーア、ロジャー・ロイド=パック、ミランダ・リチャードソン、デヴィッド・テナント、マーク・ウィリアムズ、ボニー・ライト、ワーウィック・デイヴィス、ロバート・ハーディ、ジョシュ・ハードマン

【作品概要】
「ハリー・ポッター」シリーズ初の英国人として、『フォー・ウェディング』(1994)や『モナリザ・スマイル』(2004)のマイク・ニューウェルが監督を務めたアメリカのファンタジー作品。

原作は、イギリスの作家J・K・ローリングの子供向けファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズ第4巻、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』です。

「ハリー・ポッター」シリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)、第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002)、第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)に続き、ダニエル・ラドクリフが主演を務めています。

映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のあらすじとネタバレ


(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R

ホグワーツ魔法魔術学校4年生になるハリー・ポッターは夏休み中、奇妙な夢を見て目覚めました。

墓場近くの館で、配下のピーター・ペティグリュー(ワームテール)と一緒にいる闇の帝王トム・リドルことヴォルデモートが、もう1人の配下にハリーを捕まえるよう命じている夢でした。

その後、ハリーは親友のハーマイオニー・グレンジャーとロン・ウィーズリー、ウィーズリー一家、途中で合流したロンの父親アーサーと一緒に魔法省で働いているエイモス・ディゴリーとその息子セドリックと一緒に、クィディッチの世界大会「クィディッチ・ワールドカップ」の決勝戦を観に行きました。

アルゼンチン対ブルガリアによる決勝戦は、アルゼンチンの勝利で幕を閉じました。その激戦を目の当たりにしたハリーたちは、「世界最速のシーカー」と称されるブルガリア代表の選手ビクトール・クラムの話題で盛り上がっていました。

そこへ、突如ヴォルデモートの配下たち「死喰い人(デス・イーター)」が襲撃。大勢の観客が一斉に逃げ惑う中、ハリーはロンたちとはぐれてしまいます。

さらに、ヴォルデモートと死喰い人の印「闇の印(モースモードル)」が夜空に打ち上げられました。

ロンとハーマイオニー、魔法省の役員とロンの父親アーサーがハリーの元に駆けつけると、彼に襲い掛かろうとしていた死喰い人は姿を消していました。

後日。新学期を迎えたホグワーツに、北欧に存在する魔法魔術学校「ダームストラング専門学校」と、フランスのピレネー山脈に存在する魔法学校「ボーバトン魔法学校」の生徒たちが訪れました。

それは、ハリーたちが通うホグワーツを主催とする、およそ100年ぶりに開催される伝説の大イベント「三大魔法学校対抗試合」が行われるからです。

この試合では、ホグワーツの各校から選ばれた代表選手が魔法の技を競い合います。ただし、代表に選ばれた生徒は、自力で戦わなければなりません。

そして優勝した者には、「永遠の栄光」という優勝杯を手に入れ、歴史に名を残すことが出来ます。さらに今回の試合には、3つの課題がとても危険であることに配慮して、新ルールが設定されました。

その新ルールについて、ホグワーツの校長アルバス・ダンブルドアから紹介された、国際魔法協力部のバーテミウス・クラウチ・シニアが説明します。

「魔法省は安全性を優先し、17歳に満たない生徒が対抗試合に立候補することを禁ずるという最終決定を下した」

クラウチの発言に対し、ホグワーツの生徒は大ブーイング。それを諫めたダンブルドアは、対抗試合に出たい者は羊皮紙に名前を書いて、代表選手を選ぶ「炎のゴブレット」に入れるよう言い渡しました。

翌日。ハリーたち新4年生は、元闇祓い(闇の魔法使いを捕まえる人)アラスター・ムーディ(マッド・アイ)が新任教師を務める、闇の魔術に対する防衛術を受講しました。

ムーディはハリーたちに、闇の魔術に対する防衛術の実践教育の一環として、使用が禁じられている「許されざる呪文」3つを教えました。

1つ目は対象人物を自分の意のままに操ることができる服従の呪文「服従せよ(インペリオ)」、2つ目は対象人物に死の方がましだと思わせるほどの苦痛を与える磔の呪文「苦しめ(クルーシオ)」、そして最後は、一瞬で相手の命を奪う死の呪い「息絶えよ(アバダ・ケダブラ)」でした。


(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R

後日。ダンブルドアはゴブレットによって選ばれた代表選手を発表しました。

ダームストラング校の代表選手は、クィディッチのブルガリア代表選手クラム、ボーバトン校の代表はフラー・デラクールという女子生徒、ホグワーツ校の代表はセドリックでした。

ところが、代表選手3名が決定しても、燃え続けるゴブレットからハリーの名前が出てきたのです。

14歳であるハリーは立候補できないため、自分の名前を入れていなかったのですが、多くの生徒からひんしゅくを買ってしまいます。

しかも、ゴブレットは魔法契約の拘束力を持っているため辞退できず、ハリーは4人目の代表選手として試合に出場することになってしまいました。

ロンにも疑われてしまったハリーは、彼と喧嘩し絶縁状態に。さらに「日刊予言者新聞」の記者リータ・スキーターが、悲劇的に脚色した中傷記事を掲載したことで、ハリーはホグワーツ内で孤立してしまいます。

その新聞が出た日の深夜。フクロウ便で知ったハリーに置かれた現状と夢のことを知った、彼の名付け親シリウス・ブラックは、グリフィンドール寮の談話室に彼を呼び出し警告しました。

「ホグワーツも危険だから油断するな」「例えばダームストラング校の校長イゴール・カルカロフ。奴は死喰い人だった」

「自分の息子バーテミウス・クラウチ・ジュニアをアズカバンに送ったクラウチもだ」

「ハリーの名前をゴブレットに誰が入れたのか分からんが、君の味方でないことは確かだ。試合で誰かが死ぬ」

以下、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』ネタバレ・結末の記載がございます。『作品タイトル』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R

対抗試合当日。ハリーたち代表選手に課せられた第1の課題は、4頭のドラゴンが守る金の卵を奪うことです。その金の卵の中に、次の課題に進むヒントが隠されています。

ホグワーツの森番ルビウス・ハグリッドのおかげで、この課題を早く知ることが出来たハリーは、クラムとフラーも知っていることを聞き、セドリックにもこのことを教えていました。

ハリーはムーディとハーマイオニーの助言に従い、シリウスからもらった最速の箒「ファイアボルト」を呼び寄せの呪文「来い(アクシオ)」というで呼び寄せて乗り、気性が荒いハンガリー・ホーンテール種のドラゴンから金の卵を奪い、クラム・フラー・セドリックに続いて第1の課題を突破。

ホーンテールと勇敢に戦い倒したハリーは、ロンと全校生徒からの誤解が解け、2人は仲直りしました。

その後、全校生徒は、三大魔法対抗試合と同時開催されるダンスパーティー「クリスマス舞踏会」に一緒に行くパートナー探しに奔走。しかし、ハリーとロンは一向にパートナーを見つけられません。

ハリーは一目惚れした1学年下の女子生徒チョウ・チャンをそれぞれ誘いましたが、もう相手がいるのだと断られてしまいました。

ロンはハーマイオニーに断られた後、フラーにも申し込みましたが、彼女の返事を聞く前に逃げ出してしまいました。


(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R

そして迎えたクリスマス舞踏会当日。ハリーとロンは、学年一の美女パーバティ・パチルと彼女の妹パドマに土壇場で申し込み、クリスマス舞踏会に参加しました。

しかし、ハリーはチョウのパートナーがセドリックだったことにショックを受け茫然自失。

ロンは美しくドレスアップしたハーマイオニーのパートナーであるクラムに嫉妬し、踊る気がなくなった2人にパチル姉妹は愛想を尽かしました。

挙げ句の果てに、ロンはハーマイオニーに突っかかり、彼女と喧嘩してしまいました。

第2の課題まであと2日、ハリーは未だ次の課題へ進むヒントの謎を解き明かせていませんでした。

そんなハリーに、セドリックはドラゴンのことを教えてくれたお礼として、「5階の監督生の風呂場に金の卵を持っていって、ゆっくり湯につかるといい」と助言しました。

その日の夜。ハリーはセドリックと、監督生の風呂場に現れたゴースト「嘆きのマートル」の助言に従い、金の卵をお湯につけたまま中を開けます。

その結果、ハリーは金の卵から聞こえる水中人(マーピープル)の歌声を聞きました。「黒い湖にいる自分にとって大切なものを、声を頼りに1時間以内に取り返せ」

第2の課題前日。ハリーはロンとハーマイオニーと一緒に、図書館で1時間水中で呼吸できる方法を調べていました。

しかしその途中で、ロンとハーマイオニーは、ホグワーツの副校長ミネルバ・マクゴナガルに呼び出されてしまいます。

そこへ薬草学に詳しい同級生ネビル・ロングボトムが現れ、ハリーに「エラ昆布を使えばいい」と助言してくれました。

第2の課題当日。ネビルからエラ昆布を受け取ったハリーは、セドリックたちと共に第2の課題に挑みます。

第2の課題は、水魔(グリンデロー)に捕らわれた人質役、ロンとハーマイオニー、チョウとフラーの妹ガブリエルの救出でした。

試合終了まで残り10分。セドリックはチョウを、クラムはハーマイオニーを救出し陸へ戻りました。

試合終了ギリギリになって、ハリーはロンと、水魔に邪魔されて途中で棄権したフラーの代わりに、ガブリエルを助けて陸に戻りました。

第1位は最初に陸に戻ったセドリック、第2位は人質全てを助けようとしたことが考慮され、最後に陸に戻ったハリーが選ばれました。

ハリーはロンとハーマイオニー、ハグリッドと一緒に、ハグリッドの小屋に向かって歩いている途中、クラウチが倒れているのを発見。ハリーはダンブルドアに知らせるべく、校長室を訪れます。

魔法省の大臣コーネリウス・ファッジを見送りにいったダンブルドアを待っている間、ハリーは校長室にあった、頭の中がいっぱいになった者が一度見たものをを見直せる水盆「憂いの篩」が気になり、中を覗き込みます。

すると、ハリーはダンブルドアの記憶が詰まった憂いの篩の中に吸い込まれてしまったのです。

ハリーが見たのは、アズカバンに収監されていた死喰い人、カルカロフを尋問する評議会での記憶でした。

カルカロフは減刑を求めるべく、ヴォルデモートに内部情報を渡しているスパイの情報、そしてホグワーツの教師セブルス・スネイプが死喰い人であると証言します。

これに対しダンブルドアは、「以前は死喰い人であったセブルスは、ヴォルデモートの失脚前に我々の密偵となった」と否定しました。

さらにカルカロフは、クラウチにこう言いました。「闇祓いだったロングボトム夫妻に磔の呪文を使い、拷問にかけたのはバーテミウス・クラウチ・ジュニアだ!」

クラウチは愕然としましたが、決定的な証拠があったため、断腸の思いで息子をアズカバン送りにしました。

そこで校長室に戻ったハリーは、ダンブルドアの記憶を見たおかげで、夢で見たヴォルデモートの配下がバーテミウス・クラウチ・ジュニアだったことに気づき、そのことをダンブルドアに伝えました。


(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R

その翌日、ハリーたちは第3の課題に挑みます。第3の課題は、ムーディが巨大迷路の奥に隠した優勝杯を見つけ出すことです。

開始早々、迷路の中でフラーの悲鳴が響き渡ります。声がする方へ駆けつけたハリーは、クラムが出てきた場所に、フラーが倒れているのを発見。

しかし、彼女はそのまま迷路の中へ取り込まれてしまいました。迷路内にいるホグワーツの教員に向けた救難信号をあげた後、優勝杯を見つけたハリーは、クラムとセドリックと遭遇。

何者かに魔法をかけられているクラムに、ハリーは襲われてしまうものの、セドリックに助けられます。

優勝杯を巡って争うハリーとセドリック。しかしその途中で、セドリックは植物の根に捕まってしまうのです。

優勝杯を手にするか、それともセドリックを助けに行くか。ハリーは葛藤の末、セドリックを助けました。

2人同時に優勝杯を手にした瞬間、ハリーたちは、ハリーが夢で見たリドルの墓の前へ移動させられてしまいます。

優勝杯には魔法がかけられており、リドルの墓場へつながる移動(ポート)キーとなっていたのです。

ハリーの額の傷が疼いた直後、突如ヴォルデモートの杖を持つワームテールが現れ、彼が唱えた死の呪文によって、セドリックが殺されてしまいます。

さらにワームテールは、リドルの父親の骨と僕たる自身の肉、そして敵(ハリー)の血を使って、ヴォルデモートを復活させました。

復活を遂げたヴォルデモートの元に、死喰い人が集結。その中にハリーのライバル、ドラコ・マルフォイの父親ルシウスの姿がありました。

「13年前のあの日の夜、俺様が力を失う羽目になったのは愛のせいだ」

「お優しいリリー・ポッター(ハリーの母親)は命を投げうち、我が子に究極の守りを授けた」

「俺様は無力で、昔からある愛という魔法に気づけなかった。だが今は、お前をこの手で触れ、殺すことができる」

そう話すヴォルデモートと決闘するハリー。両者の魔法がぶつかり合った時、ヴォルデモートの杖で殺された人々がゴーストとなって現れます。

現れたのはセドリックと、ハリーの夢の中でヴォルデモートに殺されたマグルの老人、そしてハリーの両親でした。

「つながりが切れたら急いで移動キーのところへ!我々が時間を稼ぐ」とハリーに伝える、リリーとハリーの父親ジェームズ。

セドリックは、自身の体を父親のところへ連れて帰って欲しいと、ハリーにお願いしました。

ハリーは両親の助言に従い、ヴォルデモートとのつながりを切り、呼び寄せの呪文で取った優勝杯を使って皆が待つ会場へ帰還。歓声に沸いた会場は、セドリックの死に気づいたフラーの悲鳴によって静まり返ります。

ハリーは嗚咽しながら、ダンブルドアにヴォルデモートが復活したこと、セドリックが彼に殺されたことを報告しました。

そんなハリーを、ホグワーツ城にある自分の部屋へ連れ出したムーディは、「墓場で闇の帝王に会ったんだろう?」と問いかけます。

ハリーがヴォルデモートと、墓場で退治したことは、ダンブルドアにもムーディにもまだ話していません。

不審に思ったハリーが問いかけると、豹変したムーディはこう言いました。「俺があの間抜けを“ドラゴンっちゅうのはすんばらしい”と唆し、森に誘わせたのだ」

「セドリックは俺に卵の秘密を聞いて、お前に教えた」「出来の悪いロングボトムに、エラ昆布が出ている本をやったのは俺だ!」

そう言うと、ムーディはハリーを殺そうとします。そこへダンブルドアとスネイプ、ホグワーツの副校長ミネルバ・マクゴナガルが現れ、スネイプはムーディに3滴ほど飲ませるだけで、その人物が持っている秘密をすべて話させることができる一種の自白薬「真実薬」を飲ませました。

その結果、ハリーに襲い掛かったムーディは、アズカバンから脱獄した死喰い人バーテミウス・クラウチ・ジュニアだったことが判明。

彼は変身薬「ポリジュース薬」を使って本物のムーディに成りすまし、ゴブレットにハリーの名前を入れて、優勝杯を使って墓場に行くよう仕向けていたのです。

その証拠に、死喰い人である蛇の印がバーテミウス・クラウチ・ジュニアの左腕に刻まれており、本物のムーディは部屋にあったトランクの中に監禁されていました。

翌日。ダンブルドアはホグワーツの全生徒を大広間に集め、セドリックの死の真相を明かし、最後の最後まで誠実で勇敢だった彼を讃えました。

その後、ダンブルドアはグリフィンドールの寮に1人でいるハリーの元を訪ね、彼からヴォルデモートの杖と自身の杖がつながったことを聞きました。

「“直前呪文”じゃな」「死者を生き返らせる呪文はない」「試練の時を前に、我々は正しいものと楽なものの二者択一を迫られる」

「忘れるでない、お前には友達がいる。独りではない」………そう言うダンブルドアと話した後、ハリーたちホグワーツ城の生徒は自分の学校へ戻る他校生たちを見送りました。

別れ際、クラムはハーマイオニーに自身の住所が書かれたメモを渡し、「手紙待ってる」と言い、デラクール姉妹はロンの頬と額にそれぞれ感謝のキスをしました。

その後、ロンとハーマイオニーはハリーのところへ集まり、今学期を振り返りながら、一緒にクラムたちを見送りました。

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映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の感想と評価


(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R

波乱の三大魔法学校対抗試合

17歳未満であるハリーが、ホグワーツの伝説のイベント「三大魔法学校対抗試合」に出場する代表選手に選ばれたという、波乱の幕開けで試合が始まりました。

そんな中で始まった対抗試合、第1の課題であるドラゴンとの戦いや、第2の課題に登場する水魔との戦いは、これまでの「ハリー・ポッター」シリーズの作品とはまた違った迫力とスリルがあって面白いです。

どんなに優秀な生徒であれど、たった1人で過酷な課題に挑むのはとても困難なことであることが観ているこちらまで伝わってきて、終始ハラハラドキドキさせられます。

そして、本作ではこれまでの「ハリー・ポッター」シリーズよりも恋愛要素が多く、年頃の少年少女ならではの青春だなと感じられました。

互いに異性として意識しているのがバレバレなロンとハーマイオニーの恋の行方はもちろん、ハリーの初恋は実るのかどうか今後の作品が楽しみです。

暗躍する死喰い人


(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R

ヴォルデモートの配下である死喰い人は、主人である彼を復活させるべく、本格的に動き出します。

おそらく死喰い人は、クィディッチ・ワールドカップでハリーを捕まえ、すぐにでもヴォルデモートの復活の儀式を行う予定だったのでしょう。

しかし、それは魔法省の役員が駆けつけたことで失敗。だから脱獄犯バーテミウス・クラウチ・ジュニアは、ムーディに変身してホグワーツに潜入。

三大魔法学校対抗試合の優勝杯がリドルの墓場への移動キーとなるよう魔法をかけた挙句、ハリーが必ず出場し勝つよう仕向けたのです。

実際、バーテミウス・クラウチ・ジュニアの目的は達成し、ヴォルデモートは復活してしまいました。

その後、バーテミウス・クラウチ・ジュニアはアズカバンに戻されましたが、彼がどうやってアズカバンから脱獄したのかは作中では明かされていません

まとめ


(C)2005 Warner Bros. Entertainment Inc Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R

ホグワーツ魔法魔術学校4年生になったハリー・ポッターが、上級生3人を相手に三大魔法学校対抗試合の優勝を目指して戦う、アメリカのファンタジー作品でした。

これまでの「ハリー・ポッター」シリーズで、幾度となくハリーを殺そうと自身の配下を差し向けてきたヴォルデモート。その目的は単純にハリーを殺すだけでなく、敵であるハリーの血がヴォルデモートの復活に必要だったからです。

復活したヴォルデモートとハリーが激突した、リドルの墓場での決闘は互いの魔法が拮抗しており、作中で一番ハラハラドキドキさせられます。

また、セドリックが不運にもヴォルデモートに殺されてしまった悲劇は、会場にいたハーマイオニーたちホグワーツの生徒と同じく、言葉を失ってしまうほどショックでした。

復活した闇の帝王との戦いが幕を開けた、波乱のホグワーツ三大魔法学校対抗試合を描いたファンタジー映画が観たい人に、とてもオススメな作品です。

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