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ハリーポッターと賢者の石|ネタバレ感想と結末までのあらすじ。キャスト紹介も

  • Writer :
  • Moeka Kotaki

2018年11月16日にアメリカ合衆国で上映がスタートする『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。

J.K.ローリングが紡ぐ魔法の物語は、新たな主人公を迎えて世界を熱狂させ続けています。

今回取り上げるのはそんな魔法の旅の原点、『ハリー・ポッターと賢者の石』です。

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映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の作品情報


HARRY POTTER characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights © J. K. Rowling. © 2001 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

【公開】
2001年(アメリカ映画)

【原題】
Harry Potter And The Sorcerer’s Stone

【監督】
クリス・コロンバス

【キャスト】
ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、リチャード・ハリス、マギー・スミス、アラン・リックマン、ロビー・コルトレーン、イアン・ハート、ゾー・ワナメイカー、ワーウィック・デイビス、デビッド・ブラッドリー、リチャード・グリフィス、フィオナ・ショウ、ハリー・メリング、トム・フェルトン、マシュー・ルイス、ショーン・ビガースタッフ、ジェイミー・ウェイレット、ジョシュ・ハードマン、デボン・マーレイ、アルフィー・イーノック、ルーク・ヤングブラッド、クリス・ランキン、ジェームズ・フェルプス、オリバー・フェルプス、ジュリー・ウォルターズ、ボニー・ライト、ジョン・ハート、ジョン・クリーズ

【作品概要】
1997年に発行された、イギリスの児童文学作家J.K.ローリングによる同名小説が映画化された『ハリー・ポッターと賢者の石』。7部作である「ハリー・ポッター」シリーズの第1弾。

世界的人気シリーズの監督を務めたのは「ホーム・アローン」シリーズを大ヒットさせたクリス・コロンバス。

第74回アカデミー賞で作曲賞、美術賞、衣裳デザイン賞の3部門にノミネートされました。

映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のあらすじとネタバレ


HARRY POTTER characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights © J. K. Rowling. © 2001 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

ロンドンのとある閑静な住宅地、ごく普通の家並みに似合わないローブ姿の白ひげの老人が歩いています。

彼の名前はアルバス・ダンブルドア。程なくして猫から姿を変えた1人の名前、彼女の名前はミネルバ・マクゴナガル。そして歩いている彼らの元に、空からバイクに乗って大男がやってきました。

大男が腕にしっかりと抱えていた赤ん坊の額には稲妻型の傷跡がありました。

男の子はとある家の玄関にそっと置かれ、3人の魔法使いは姿を消しました。

それから10年後。両親が亡くなった後、ダーズリー家に引き取られていたハリー・ポッター。

伯父おじのバーノンと叔母のペチュニアからひどい扱いを受け、同い年の従兄ダドリー・ダーズリーにもいじめられる孤独な日々を過ごします。

そんなハリーが11歳の誕生日を目前にむかえた時、フクロウが彼の元に手紙を運んできました。

それはホグワーツ魔法魔術学校からの入学許可証。

しかしペチュニアとバーノンはハリーに手紙をかたくなに見せようとせず、毎日山のように届く手紙から逃れるために家族全員で家を逃げ出します。

誕生日を海の上の小屋で寂しくむかえたハリー。そこにもじゃもじゃの髪、髭面の大男が現れます。

それはホグワーツの森番で、赤ちゃんの頃ダーズリー家にハリーを運んできたルビウス・ハグリッド。

ハグリッドはダーズリー夫妻がハリーにひた隠しにしていたハリーの生い立ちを告げます。

交通事故で亡くなったと聞かされていたハリーの両親は、高名な魔法使いでしたが10年前強力な力を持った闇の魔法使いヴォルデモート卿に殺害されていました。

ヴォルデモートは、赤ん坊のハリーも殺そうとしましたが、その呪いはなぜか自身に跳ね返り、ヴォルデモートは今ではなりを潜めているといいます。

そのためハリーは、魔法界で“生き残った男の子”として有名な存在でした。

ハリーはホグワーツへの入学を決意、キングズ・クロス駅、9と4分の3番線からホグワーツ特急へと乗り込みます。

列車内でハリーは赤毛の男の子、ロン・ウィーズリーと少しお高くとまった女の子、ハーマイオニー・グレンジャーと知り合います。

入学式で新入生は、ホグワーツの4つの寮、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンのいずれかに振り分けられます。

ハリーはロンとハーマイオニーとともにグリフィンドールへ、名家出身の息子ドラコ・マルフォイは闇の魔法使いを輩出するとして悪名高いスリザリンへ所属することになります。

スリザリンの監督であるセブルス・スネイプはなぜかハリーを睨みつけています。

校長のダンブルドアは新入生に、学校のそばにある“禁じられた森”と4階の廊下へは立ち入らないように告げました。

ハリーはロンとすぐに親友になりました。ロンは純血の魔法使いで、兄弟がたくさんいる大家族なのだといいます。

非魔法使いの“マグル”出身のハーマイオニーは賢く優秀な女の子ですが、規則に厳しくお節介な性格からハリーとロンとはそりが合いません。

純血の血を誇りに思うドラコは、ハーマイオニーのことをよく思っていませんでした。

しかしハロウィンの日、ハリーとロンはなぜか女子トイレにいたトロールからハーマイオニーを救い、それをきっかけに3人は親友同士となりました。

以下、『ハリー・ポッターと賢者の石』ネタバレ・結末の記載がございます。『ハリー・ポッターと賢者の石』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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3人は魔法薬学の先生でグリフィンドール生にいい顔をしないスネイプが、行くことを禁じられた廊下に隠された“何か”を盗もうとしていると疑っていました。

スネイプは、ハロウィンのトロール騒ぎに紛れて1人4階の廊下に行きます。

番人である三頭犬に足を噛まれていたことに加え、ハーマイオニーによると魔法界の人気スポーツクィディッチの試合中に呪文をかけてハリーを箒から振り落とそうとしていたといいました。

3人はハグリッドに伝えますが、スネイプはダンブルドアからの信頼を受けているとして疑おうとしませんが、うっかり“ニコラス・フラメル”という人物の名前をもらします。

ホグワーツはクリスマス休暇へ入りましたが、ロンとハリーは学校に残りました。

ハリーはクリスマスに送り主不明のプレゼントを受け取ります。

それは着ると姿が見えなくなる透明マントで、ハリーの父ジェームズが持っていたものだといいます。

ハリーはこのマントを着て深夜の図書館に行き、禁書のコーナーでニコラス・フラメルについて調べようとしますが、本が暴れだしたために管理人アーガス・フィル地に見つかりそうになります。

逃げ込んだ身近な教室には鏡が置いてあり、覗くとハリーの死んだ両親を映し出しました。

興奮したハリーは、翌日ロンを誘い鏡の前に立たせますが彼にはハリーの両親は見えず、ロンは栄光に輝いている自分の姿を見ていました。

そのまた翌日、1人で訪れたハリーは校長のダンブルドアと遭遇。

ダンブルドアは、その鏡は心の奥底の望みを映し出す“みぞの鏡”であるといい、その鏡に魅せられて発狂した者がいると語り、ハリーにもう探してはいけないと忠告します。

新学期が始まり、3人組はニコラス・フラメルの正体を突き止めました。

フラメルは錬金術師で、どんな金属も黄金に変え、飲めば不老不死の力を得ることのできる“生命の水”を作り出す“賢者の石”を作った人物。

ハリーは賢者の石が学校に隠され、スネイプが狙っているものだと確信します。

透明マントを着て深夜学校を歩いていたハリーはスネイプが気弱な先生、クィリナス・クィレルを何やら脅しているところを目撃し、確信はますます固いものとなりました。

3人は再びハグリッドにそれを伝えますが、スネイプはホグワーツの他の教授たちとともに守りの魔法をかけたことから疑惑を否定します。ハリウッドは他の問題を抱えていました。

ホグワーツ近くのホグズミード村にある酒場“ホッグズ・ヘッド”で見知らぬ男からもらったドラゴンの卵を孵化させ、家で隠し育てるというのです。

しかし、ドラゴンの卵を所持するのは非合法で、育ったドラゴンは隠しきれない大きさになってしまいました。

彼らはこっそり逃がすことに成功しますが、それを覗き見ていたドラコに密告され、その上ドラコもろともフィルチに捕まってしまいます。

罰則として彼らはハグリッドの森での仕事を手伝うことにします。

ドラコと一緒に森を歩いていたハリーは、マントをかぶった不気味な者がユニコーンの血を飲んでいるのを目撃します。

襲われそうになったハリーは間一髪、ケンタウルスのフィレンツェに助けられます。

ですが、その正体不明の者は失った肉体を取り戻すために賢者の石を狙っているヴォルデモート卿だとほのめかされます。

話しても教授たちはまともに取り合ってくれないため、ハリーたち3人は、自分たちの手で賢者の石を守ることを決意します。

ハリウッドから聞いた方法で三頭犬を静まらせ、教授たちが仕掛けた罠をくぐり抜けていきます。

ロンは巨大なチェスを相手に勇敢に戦い、ハリーに前へ進んでもらうため自分が犠牲になり気絶してしまいました。

たどり着いた最後の部屋でハリーを待ち受けていたのは、スネイプではなく脅されていたクィレルでした。

彼こそが内通者で、ターバンをとると後頭部には憑依させたヴォルデモートの顔が。クィレルは部屋にある“みぞの鏡”から賢者の石を取り出そうとします。

しかし、なかなかうまくいかず、石はなぜかハリーのポケットへと入りました。

ヴォルデモートはクィレルを操りハリーを殺して石を奪おうとしますが、彼はハリーの体を触っただけで火傷を負い死亡します。

ヴォルデモートは再び肉体を持たない姿となって逃げ去りました。

目が覚めたハリーは医務室に横たわっており、そばには見舞いに来たダンブルドアがいました。

ダンブルドアはフラメルと話し合って石を破壊したこと、クィレルがハリーに触れられなかったのはハリーの母リリーの守りの魔法のおかげであることを語りました。

学年末のパーティーでグリフィンドールは、ハリーたちの活躍によりポイントを挙げ、寮対抗杯で優勝。

ハリーはホグワーツが自分の家だと言い、ロンとハーマイオニーとともにホグワーツ特急へ乗り込みました。

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映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の感想と評価

キャラクターと配役、現在の活躍は?

参考映像:『スイス・アーミー・マン』(2016)

本作『ハリー・ポッターと賢者の石』主人公ハリー・ポッターを演じるのはダニエル・ラドクリフ。

2016年公開の『スイス・アーミー・マン』での死体役が記憶に新しいラドクリフは、映画、舞台と現在も多岐にわたって活躍中です。

ハリーの親友ロンを務めたのは本作で俳優デビューしたルパート・グリント。

ハリーとロンの親友で賢くしっかり者の女の子ハーマイオニーを演じたのは現在も女優として活躍しながら女性の権利、ジェンダー間の平等を様々な場所で発信し続けているエマ・ワトソン。

そのほか個性豊かなキャラクターに扮するベク、英国を代表する名だたる俳優たちが顔を揃えています。

イギリスらしい印象的な始まりと建造物

ダンブルドアが道路の明かりをライターに集めていく印象的な場面から始まります。

“9と4分の3番線”をくぐり抜けて乗り込むホグワーツ特急、壮大な冒険に魔法の数々と、「ハリー・ポッター」シリーズのスタートである本作は、時代を超えても胸をときめかせる感動と興奮を届けてくれます。

シリーズを通して冒険の舞台となるホグワーツ城は、オックスフォード大学のクライスト・チャーチカレッジ、ボドリアン図書館、ダラム大聖堂、アニック城など英国を代表する建造物で撮影されました。

学校の制服であるローブやホグワーツの教授それぞれの個性あふれる衣装は、1人役6週間かかったのだそうです。

「ハリー・ポッター」シリーズで魔法使いたちを演じるのは、演劇界を代表する名優ばかり。

脇を固める俳優たちも見どころ!

参考映像:『ミス・ブロディの青春』(1969)

厳しくも生徒たちを見守るマクゴナガル先生を演じるのは、『ミス・ブロディの青春』(1969)でアカデミー賞主演女優賞。

『カリフォルニア・スイート』(1978)ではアカデミー賞助演女優賞。そして大英帝国勲章第2位を叙勲されている大女優マギー・スミス。

杖職人のオリバンダー老人を演じるのは『エイリアン』(1979)、『エレファント・マン』(1980)に出演、2017年に惜しまれつつ亡くなったジョン・ハート。

そしてシリーズを通して強烈な存在感を放ち、物語のキーパーソンとも言えるキャラクター、スネイプ先生を演じたのは『ダイ・ハード』(1988)、『パフューム ある人殺しの物語』(2006)など、舞台、映画で活躍し続けたアラン・リックマン。

彼もまた2016年、69歳の若さで亡くなりました。

実はスネイプ先生を演じたアラン・リックマンだけが作者J.K.ローリングから最終話の展開とスネイプの秘密を聞かされていたそうです。

名優たちによるまるで原作から抜け出てきたようなキャラクターたちですね。

まとめ

本作『ハリー・ポッターと賢者の石』は、想像を超えた魔法の世界。

そして家族、多様性のあり方、正義や悪、愛についてファンタジックに包み込んで綴られています。

「ハリー・ポッター」シリーズは、これからもどんどん膨らんでゆき、国境と世代を超えて人々を魅了し続けることでしょう。

さて、日本では2018年11月22日に公開される『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。

この作品をご覧になる前に、すべての始まりである本作『ハリー・ポッターと賢者の石』を、懐かしさをかみしめながら、ぜひ、今一度ご覧ください。

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