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Entry 2021/10/07
Update

ドラマ『今際の国のアリス』ネタバレあらすじ結末と感想評価。山﨑賢人×土屋太鳳による実写デスゲームは全米視聴ランキングで上位を達成!

  • Writer :
  • 糸魚川悟

「今際の国」を生き残るため命を賭けたデスゲームが始まる

2021年、Netflixで独占配信された「デスゲーム」を題材とした韓国産ドラマ『イカゲーム』が全世界で視聴ランキング1位を獲得する快挙を成し遂げました。

このように世界中で「デスゲーム」を題材とした作品の需要は特に高く、独特の発想力を持つ「日本」もこのジャンルで高い評価を受けてきました。

今回は2020年にNetflixで独占配信され、全米で3位の視聴ランキングを取得し高い評価を受けた和製「デスゲーム」ドラマ『今際の国のアリス』(2020)を、ネタバレあらすじを含めご紹介させていただきます。

ドラマ『今際の国のアリス シーズン1』の作品情報


(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT

【配信】
2020年(日本ドラマ)

【監督】
佐藤信介

【脚本】
渡部辰城、倉光泰子、佐藤信介

【キャスト】
山﨑賢人、土屋太鳳、村上虹郎、森永悠希、町田啓太、三吉彩花、桜田通、朝比奈彩、水崎綾女、金子ノブアキ、青柳翔、仲里依紗

【作品概要】
麻生羽呂による同名漫画を『アイアムアヒーロー』(2016)の佐藤信介が全8話のドラマ作品として映像化した作品。

映画『キングダム』(2019)など、様々な実写映画で主演を務めてきた山﨑賢人が主演を務めました。

ドラマ『今際の国のアリス シーズン1』のあらすじとネタバレ


(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT

大学の中退後、無為な日々を過ごす有栖(アリス)には、勢川(チョータ)と苅部(カルベ)と言う親友が居ました。

カルベは落ちこぼれの自分とは違い、アリスは非凡な才能を持っていると確信していましたが、優秀な頭脳を持つ弟と比べられ卑屈になっているアリスはカルベの言葉を信じてはいません。

ある日、渋谷で落ち合った3人が駅のトイレへと駆け込むと突如として街は静寂に包まれ、渋谷から人が消えてました。

夜、突如電気の着いたビルに足を踏み入れた3人は自分たち以外の人間を発見。

シブキと名乗る女性は、このビルでゲームが開催され、生き残るためにはクリアしなければならないと伝えます。

一度敷地内に足を踏み入れるとゲームのクリアまで敷地の外に出ることは出来ず、脱走者はレーザーによって殺害されると知り、アリスたちはゲームに挑むことを余儀なくされます。

トランプの「クローバーの3」と表示されたゲームは、複数の扉の中からハズレの扉を開けないように正解の部屋を目指すゲームでした。

ハズレの扉を開けた参加者がレーザーによって死ぬ様子を目撃したアリスたちはゲームが真実であることを知ります。

アリスはハズレの扉の先に見えた風景から部屋の構造を把握し、扉を率先して開け4人を正解の部屋へと導きます。

ゲームクリアと共に3日分の「びざ」が発行され、「クローバーの3」と書かれたトランプが出現。

この世界は「今際の国」と呼ばれており、ゲームをクリアすることでトランプの数字分の「びざ」が発行され、「びざ」が切れた人間は0時に降り注ぐレーザーによって死亡するとのことでした。

翌日、生き残るための感覚が鈍らないうちに続けてゲームに参加することをカルベは提案。

しかし、ゲームで怪我を負ったチョータとシブキは反対し、アリスとカルベだけで次のゲームに参加することになります。

参加者が集う団地に足を踏み入れた2人はトランプの数字が難易度、絵柄がゲームのジャンルを示していると聞きます。

「スペード」が体力、「クローバー」が協力、「ダイヤ」が知力が重要になるゲームで、最も恐ろしいものは「ハート」であるとのことでした。

すると、スピーカーが鳴り響き、「スペードの5」の「おにごっこ」が開始。

団地内でサブマシンガンを所持した「おに」をかいくぐり、正解部屋のスイッチを時間制限内に押すゲームであり、狭い階段と通路のみの団地で参加者たちは次々と射殺されます。

アリスとはぐれたカルベは、部下を連れた大柄な粟国(アグニ)に誘われ、人間である「おに」の殺害を目論みます。

カルベは「おに」との戦いで負傷しますが、部下の命を捨て駒にする非情なアグニが「おに」を殺害。

カルベはアグニたちの無線から「ビーチ」と呼ばれる生存者の組織があることを知ります。

一方、アリスは「おに」が強く警戒していた部屋を特定し、スイッチを押すため部屋に侵入しますが、実は「おに」は2人居て窮地に追い込まれます。

そこに驚異的な身体能力を持つ宇佐木(ウサギ)と、参加者たちの動きを観察していた苣屋(チシヤ)が現れ、協力しスイッチを押すことに成功。

「おに」は被っていた面を取るとゲームオーバーとして死亡し、「おに」もまたゲームの参加者であったことを知りアリスは苦悩します。

アリスはウサギを仲間に誘いますが、彼女は「いずれ裏切らなければいけない時が来るかもしれないから」と拒否し去っていきました。

チョータとシブキと合流したのも束の間、数日後には2人の「びざ」の期限が迫り、4人は次なるゲームへの参加を余儀なくされます。

植物園を訪れた4人を待ち構えていたのは「ハートの7」のゲーム「かくれんぼ」でした。

爆弾の着いたゴーグルを装着した4人のうち1人が「おに」になるこのゲームは、制限時間が終了した際に生き残るのは「おに」だけであり、「おに」の座を奪い合う異常なルールでした。

混乱する4人は暴力で「おに」の権利を奪い合いを始めます。

大きな怪我を負っていないアリスは「おに」を手に入れ、誰もいない場所に身を隠すと4人全員で生き延びるためルールの穴を探しますが、ルールに穴は見つかりません。

アリスはカルベやチョータ、そしてシブキと生きた時間のことを思い出し、生きる権利を誰かに託そうとしますが、冷静さを取り戻した3人はアリスを生き残させるために必死で隠れます。

制限時間が目前となった時、カルベはアリスのゴーグルに映らないように現れ、「ビーチ」を探すことと自分の力を信じることを話し3人は死亡。

慟哭するアリスはその場に倒れ込むと生きる気力を失ってしまいました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『今際の国のアリス シーズン1』のネタバレ・結末の記載がございます。『今際の国のアリス シーズン1』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT

数日後、餓死寸前のアリスはウサギに介抱されます。

ウサギは窮地の際には他者を見捨てる死生観を持っていましたが、「おにごっこ」でアリスに救われたと考え、彼の面倒を見ることに決めます。

アリスは死を考えていましたが、ウサギを守るために命を掛けることを決め、「クローバーの4」で彼女を救出。

2人はゲームを主宰する「今際の国」に対抗する唯一の手掛かりである「ビーチ」を探す中で「ビーチ」の人間に捕らわれます。

「ビーチ」は海辺のホテルを根城とする弾間(ボーシヤ)がリーダーを務める組織であり、その目的はゲームのクリア報酬のトランプを絵柄以外すべて集めることでした。

ボーシヤはトランプを揃えることで生還できると考えており、裏切りや心理戦を題材とした高難易度の「ハート」の中でも「7」の数字を持つアリスとウサギを組織に迎え入れます。

チシヤも所属する「ビーチ」は一見平和ではありましたが、アグニを筆頭とした「アグニ派」はボーシヤへの不満を吹聴していました。

夜、ボーシヤは全てのトランプが手に入ることを目前としていると伝えゲームへの出発を号令。

アリスは「ダイヤの4」、ウサギは「クローバーの2」に参加しクリアしますが、「ビーチ」内でボーシヤの死が伝えられます。

幹部であった九頭龍(クズリュー)や加納(ミラ)がリーダーを継ぐ考えを示しますが、アグニ派の韮木(ニラギ)が反発し暴力によってアグニがリーダーとなることに決定。

アグニ派と折り合いの悪いチシヤと水鶏(クイナ)はアリスとウサギを誘い、アグニがボーシヤから継いだトランプの奪還計画を立てます。

しかし、事前にアグニに密告していたチシヤによってアリスとウサギは捕縛。

アリスはホテルの一室で拘束され、ウサギは別の一室でニラギたちに性的暴行を受けそうになります。

一方、クイナはアリスたちを利用しアグニの反応からトランプの本当の隠し場所を見抜き奪取したチシヤを批難し「ビーチ」を去ろうとしますが、ホテル全域が次のゲーム会場になっていることに気づいたチシヤが制止。

未だ一度も行われていなかったとされる「ハートの10」が登場し、「ビーチ」のメンバーはロビーで刺殺されたモモカを目にします。

「まじょがり」と言う名前のこのゲームは、モモカを殺害した「まじょ」を野外ステージの「ごうか」で焼くことでクリアとなり、アリスとウサギの制裁を放って駆け付けたアグニ派はアグニの指示でアグニ派以外の人間の射殺を開始。

虐殺が始まり、火をつけられたホテル内は阿鼻叫喚に包まれ、ウサギはモモカの友人アサヒを連れて逃げます。

ゲームが始まる寸前、ホテル内の電源が切り替わったことに気づいていたチシヤは、仕掛人側の人間が「ビーチ」の上層部にいると確信し、虐殺を続ける幹部の1人ニラギと対峙します。

ニラギはライフルを所持していましたが、チシヤのトランプを使った陽動に引っ掛かり、手製の火炎放射器で焼かれます。

一方、ウサギとアサヒは拘束されていたアリスを解放し、手にした情報を全て共有。

アリスは単なる殺人調査ゲームではなく悪意の塊である「ハート」であることを念頭に入れ思考を巡らせました。

生き残りがロビーに集まり、アグニは自身が「まじょ」であることを告白し、殺し合いを教唆。

すると、その場に現れたアリスが「まじょ」は死亡したモモカ自身であり、アグニが全滅を狙い噓の証言をしていると話します。

アグニは実はボーシヤの親友であり、彼と共に参加者に希望を与えるために「ビーチ」を作りました。

しかし、「ビーチ」の治安悪化が目立ち始め、アグニはあえてボーシヤと敵対する嫌われ者を演じることで「ビーチ」の崩壊を食い止めていましたが、重圧によってボーシヤの精神状態は限界に達していました。

ボーシヤがゲームに出発した夜、ボーシヤと会ったアグニは銃を向けられ咄嗟に射殺してしまいましたが、ボーシヤは射殺されるために銃から弾丸を抜いていました。

そのことに気づいたアグニは、ボーシヤの精神を追い込んだ元凶が「ビーチ」であると考え、自らと共にメンバー全員の殺害を決意していたのでした。

アリスに暴行を加えアグニは推理を否定しますが、アサヒが突如「私はこのゲームのディーラー」と叫び、ルール違反のためレーザーによって殺害されました。

「ディーラー」側の人間が自分たちのために死んだことを受け、アリスはゲームを終わらせるためにモモカの死体を運びますが、そこに火傷を負ったニラギが現れ銃を乱射します。

我に返り自分のしたことを見つめ直すアグニが銃を乱射するニラギに突撃し、2人は燃え盛るホテルの中へ消えていきました。

「まじょがり」をクリアすると「ハートの10」が残された最後のゲームだったことから、ゲームの開催されない期間が始まります。

アサヒとモモカが残した「ディーラー」になるまでの動画を見たアリスたちは、「ディーラー」の基地へとたどり着きますが、そこには大量の死体がありました。

チシヤは「プレーヤー」がゲームに勝利すると「ディーラー」が死ぬと言う仕組みを見抜き、「ディーラー」もまた参加者であったことを推理。

すると、「今際の国」内のモニターが起動し、ミラが生き残りの人々に対して語り掛けます。

ミラは「今際の国」の国民であり、このゲームを支配していた1人でした。

次は「絵札」を冠した国民と参加者の勝負が始まると告げると、東京の上空には「絵札」を記した飛行船が現れ、ミラは次のステージは明日の正午からと宣言。

アリス、ウサギ、チシヤ、クイナは答えを求め立ち向かうことを決意しました。

ドラマ『今際の国のアリス シーズン1』の感想と評価


(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT

拒否も離脱も出来ない理不尽なゲームの国での壮絶なサバイバル

昨今、増え続ける「デスゲーム」作品ですが、その中でも作品として様々な方向性があります。

『イカゲーム』のようなゲームの主催者が人間である作品と、『神さまの言うとおり』(2014)のように人知を越えた者が黒幕と言う作品。

前者はゲームを生き延びながら「主催者の目的」や「組織の全貌」を探るサスペンス要素が強調されますが、後者は相手が人知を越えた存在であるがゆえに「理不尽」さを強く感じる構成となっている作品が多い印象があります。

ドラマ『今際の国のアリス』は後者に該当する作品であり、命懸けのゲームを強要する「今際の国」に対する「理不尽さ」を強調する一方で、作中のさまざまな伏線が「裏のルール」へと繋がっていくサスペンス性の強い作品でもありました。

生き残るために参加しなければならない危険なゲームの裏にある、「今際の国」の秘密に挑んでみてはいかがでしょうか。

海外でも絶賛される和製「デスゲーム」


(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT

「デスゲーム」を始めて描いた作品は諸説あり、その原点はスティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で執筆した小説『死のロングウォーク』であるとする説もあります。

スティーヴン・キングのように世界でも名だたる名作家や名監督が製作する「デスゲーム」と言うジャンルにおいて、日本の存在はひときわ輝きを放っています。

1999年に高見広春が執筆し、翌年に深作欣二が映画化した『バトル・ロワイアル』(2000)はクエンティン・タランティーノを始めとした多くの映画関係者から絶賛されました。

その後も、大金や命を賭けたゲームを題材とした漫画および映画の「カイジ」や、「ライアーゲーム」は中国や韓国でリメイクされるなど、「デスゲーム」作品において日本は世界から常に注目を集めています。

本作『今際の国のアリス』も全世界で1800万人もの視聴世帯数を記録しただけでなくその評価はすべからく高いものであり、日本の「デスゲーム」人気をさらに高める一躍を担った作品となり、今後さらにシリーズの発展が期待されています。

まとめ


(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT

高い評価と人気から既に続シーズンの制作も決まった『今際の国のアリス』。

続シーズンでは「今際の国」の正体が明かされるだけでなく、解放を求め主催者サイドとの戦いが開催されます。

人の死を残酷に描きながらも、「何のために生きるのか」を問う哲学性を含めたメッセージが人気の本ドラマをぜひNetflixで鑑賞してみてください。








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