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Entry 2021/08/23
Update

【ネタバレ】ロストワールド ジュラシックパーク|結末感想とあらすじ考察。スピルバーグ手掛けるシリーズ続編第2弾!

  • Writer :
  • 秋國まゆ

マイケル・クライトンの原作小説を映画化した『ジュラシック・パーク』の続編。

スティーブン・スピルバーグが監督を務めた、1997年製作のアメリカの冒険SF映画、『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』。

人知れず恐竜たちが生き延びて繁殖している島「イスナ・ソルナ島」。

4年前に悲劇を巻き起こしたジュラシック・パークの再建を目論む恐竜ハンター団と、島の調査に来た恐竜調査隊が、暴走した島の恐竜たちから逃げ惑う物語とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

前作『ジュラシック・パーク』の続編となる、アメリカの冒険SF映画『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』のネタバレあらすじと作品情報をご紹介いたします。

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映画『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』の作品情報


(C)1997 Universal Studios – All Rights Reserved

【公開】
1997年(アメリカ映画)

【原作】
マイケル・クライトンの『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク2』

【監督】
スティーブン・スピルバーグ

【キャスト】
ジェフ・ゴールドブラム、ジュリアン・ムーア、ピート・ポスルスウェイト、アーリス・ハワード、リチャード・アッテンボロー、ビンス・ボーン、バネッサ・リー・チェスター、ピーター・ストーメア、ハーヴェイ・ジェイソン、リチャード・シフ、トーマス・エフ・ダフィ

【作品概要】
「ジュラシック・パーク」シリーズや「トランスフォーマー」シリーズ、「インディ・ジョーンズ」シリーズなど数多くのヒット作を手掛ける、スティーブン・スピルバーグが監督を務めた、アメリカの冒険SF作品です。

マイケル・クライトンの小説『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク2』を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化した作品でもあります。

前作「ジュラシック・パーク」(1993)に引き続き、ジェフ・ゴールドブラムとリチャード・アッテンボローが出演し、『アリスのままで』(2015)のジュリアン・ムーアや、『インセプション』(2010)のピート・ポスルスウェイトら豪華俳優陣が共演しています。

映画『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』のあらすじとネタバレ


(C)1997 Universal Studios – All Rights Reserved

コスタリカ沖のヌブラル島の南西140キロに位置するソルナ島。その海岸には、旅行者ボール・ボーマンとその家族が、ひと夏のバカンスに訪れていました。

両親と離れ、島の探索に出かけた幼い娘キャシーは、小さい恐竜コンプソグナトゥス・トリアシクスの群れと遭遇し、襲われてしまいます。

コンプソグナトゥス・トリアシクスの群れに襲われているキャシーの姿を見た、彼女の母親デアドアが悲鳴を上げたところで、物語は始まりました。

場面転換。数学者(カオス理論学者)イアン・マルコムは、かつてジュラシック・パークを建設した実業家であり、当時インジェン社の社長を務めていたジョン・ハモンドに呼ばれ、彼の屋敷を訪れます。

ハモンドはマルコム博士に、4年前のジュラシック・パークでの事件のことは謝罪しないことを述べたのち、ソルナ島には「サイトB」という、恐竜たちの飼育地があることを明かしました。

ハモンドの話によると、このサイトBで数ヶ月間飼育された恐竜たちは、ジュラシック・パークに移送されていたのですが、突如襲ったハリケーンによってサイトBは壊滅状態になってしまったのです。

サイトBにいたインジェン社の従業員が島から撤退後、自然に帰った恐竜たちはそれぞれグループを作り、自らの力だけで生き延び、繁殖を続けていたといいます。

俄かに信じがたい話に困惑するマルコム博士に、ハモンドは「恐竜たちの野生のままの生態を研究したいから、島へ行って調査して来て欲しい」と頼みました。

ハモンドはマルコム博士に、島をうつす衛星の赤外線写真を見せ、恐竜たちは、自分たちが決めた縄張りから出ていないことが分かっていること。

肉食恐竜は島の中心部にいるから、島の外側を歩けば命の危険はないということを伝えた上で、「マルコム博士たち恐竜調査隊には、恐竜たちに手で触れることなく、隠れて恐竜たちの生態を観察して欲しい」とお願いしました。

そうお願いするハモンドは、既に恐竜調査隊のメンバーを選出済みでした。

1人目は、ドキュメンタリー映像作家のニック・ヴァン・オーウェン、彼には恐竜の写真を撮影してもらいます。

2人目は、野外装備専門家のエディ・カー。3人目は古生物学者のサラ・ハーディングです。そして最後の1人が、マルコム博士でした。

さらにハモンドは、マルコム博士にインジェン社の現状を伝えます。インジェン社は現在、4年前のジュラシック・パークでの事件をきっかけに、倒産の危機に陥っていました。

インジェン社の内部では、そんな会社を立て直すため、サイトBで飼育された恐竜たちを使って一儲けしようとする連中もいるといいます。

ハモンドはそれを阻止しようと、島に近づけさせないように画策していましたが、数週間前にボーマン一家が島の海岸に上陸。

娘のキャシーが襲われてしまったものの、軽いケガですみました。インジェン社の役員会はそれを理由に、ハモンドを社長の座から引きずり下ろし、彼の甥であるピーター・ルドローを社長の座に据えることに。

そう話すハモンドは、「“失われた世界(ロストワールド)”が世間に知られるのも時間の問題。島とそこに住む恐竜たちを守るためには、生きた恐竜の生態記録を世間に公表するしか方法はない。それが、4年前の事件を起こしてしまった我々インジェン社にとっての、せめてもの償いなんだ」と言いました。

ハモンドの話を一通り聞いたマルコム博士は、それでもそんな危険な島に、たった4人で行くのは無謀だと言い、計画の中止を訴えました。

しかし既に、一足早くマルコム博士の恋人でもあるサラが、「何があっても1人で先に島へ行って、誰にも邪魔されずに恐竜たちを観察したい」と言い、ソルナ島へ旅立ってしまったのです。

ハモンドの口からそう聞かされたマルコム博士は、葛藤の末、サラの救出のために、恐竜たちの調査に赴くことにしました。

その後、マルコム博士はニックとエディと合流し、急ピッチで準備を進めていきます。サイトBの探索のために、マルコム博士たちが用意したものは、特別改造したサバイバル用の車両メルセデス・ベンツのML 320。

2連結型のキャンピングカーのシボレー・フリーウッドRV・モバイル・ラボと、神経の伝達速度より早く効くという最強の神経毒、イモガイの高濃度の毒を仕込んだエアライフルです。

それから3日後。マルコム博士たちは船に車と武器、食料を積み、無事ソルナ島へ到着。彼らは早速、サラの衛星電話の位置センサーを辿って、彼女の捜索に向かいました。

マルコム博士たちが、衛星電話が入ったサラのリュックを見つけた直後、群れで行動する大人しい性質の恐竜ステゴサウルスの群れに遭遇。

ステゴサウルスの群れを撮影しようとしたニックに、声をかけてきたのは、探していたサラでした。

サラはマルコム博士の心配をよそに、ステゴサウルスの子供に近づき、カメラにその姿を収めようとします。

するとそこへ、ステゴサウルスの親が登場。ステゴサウルスは自分の子供を守るべく、尾のスパイクを武器に、サラに激しい攻撃を加えてきました。

何とか難を逃れたサラは、マルコム博士たちと合流し、島内を探索していきます。すると恐竜調査隊のベースキャンプに、火が灯っているのを発見。

マルコム博士たちが急いで消火すると、そこへマルコム博士の娘ケリー・カーティスが、申し訳なさそうにキャンピングカーから出てきます。

ケリーはマルコム博士の反対を押し切って、キャンピングカーに忍び込み、彼らが戻ってくる前に夕食を作ろうとしていたのです。

サラとケリーが大事なあまり、心配で仕方ないマルコム博士は、2人に島から出るように促します。しかしサラは、普段全く気にかけてくれないマルコム博士への不満をぶつけ、2人は喧嘩してしまいます。

以下、『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』ネタバレ・結末の記載がございます。『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C)1997 Universal Studios – All Rights Reserved

そんなマルコム博士たちの耳に、島に近づくヘリコプターの音が聞こえてきました。インジェン社と書かれた複数の輸送ヘリ「CH-47チヌーク」には、軍用SUVのハマーH1や、4WDのジープ・ラングラー。

オフロードトラックのメルセデス・ベンツ・ウニモガ、アドベンチャーバイクのカジバ・キャニオンがロープで吊り下げられていました。

その輸送ヘリに乗り、ソルナ島に到着したのは、ルドローと彼に従うインジェン社の社員、彼に雇われた恐竜ハンター団でした。

ルドローは会社を立て直すため、ジュラシック・パークを再建させようと、恐竜たちを捕まえたい。恐竜ハンター団の団長ローランド・テンボは、史上最強の猛獣狩りを目的とし、この島にいるオスのティラノサウルス・レックスを狩りたい。

両者の利害は一致し、手を組んだルドローたちは、輸送ヘリから車やバイクに乗り換え、島にいる恐竜を捕まえようとします。

恐竜ハンター団から、必死に逃げ惑う恐竜のガリミムスとマメンチサウルス、パラサウロロフス、パキケファロサウルスたち。

最初に捕まってしまったのは、1頭のパキケファロサウルス。パキケファロサウルスは頭突きでジープを破壊し、抵抗するも、首にロープをかけられて捕まってしまいます。

次に捕まってしまったのは、1頭のパラサウロロフス。パラサウロロフスは麻酔銃を撃たれてもなお暴れ、逃げようとしましたが、首と足にロープをかけられ転倒し、捕まってしまいました。

パキケファロサウルスとパラサウロロフスを捕まえた恐竜ハンター団が、次に狙うのは、オスのティラノサウルス・レックスです。

ローランドと彼の相棒アージェイ・シドゥは、ティラノサウルス・レックスの巣を見つけ、そこから子供ティラノサウルス・ジュニアを拘束・誘拐し、オスのティラノサウルス・レックスを誘き寄せようとします。

その日の夜、物陰に隠れて恐竜ハンター団の極悪非道な行いを見ていたマルコム博士たちは、捕まった恐竜たちを解放しようとしました。

ニックとサラによって、檻から解放された恐竜たちは、恐竜ハンター団のキャンプを破壊し、その場から逃走。

さらにニックたちは、ティラノサウルス・ジュニアを救出し、マルコム博士たちがいるキャンピングカーに退避して、骨折した子供の脚を治療します。

この間、ニックはマルコム博士たちに、自分が実は恐竜の撮影係ではなく、恐竜の捕獲を妨害するためにハモンドから派遣されたことを明かしました。


(C)1997 Universal Studios – All Rights Reserved

するとそこへ、子供がいなくなったことに気づいた、オスとメスのティラノサウルス・レックスが接近。サラたちは治療を終えたティラノサウルス・ジュニアを、両親に引き渡します。

しかし、ティラノサウルス・ジュニアが移動したことで、ティラノサウルス・レックスの縄張りがキャンピングカー周辺に変更。

ティラノサウルス・レックスたちは子供を守るため、縄張りにいるサラたちを追い出そうと、キャンピングカーを横転させ、そのまま崖から落とそうとするのです。

前方の車両が崖から落ち、後方の車両が地上に残っているという、宙ぶらりんな状態にさせられてしまったマルコム博士・ニック・サラ。

崖の下へ転落するのも時間の問題。そこへ、連絡が取れない3人を心配したエディが、メルセデス・ベンツのML 320に乗って駆けつけ、ロープと車のウインチを使って、力いっぱいバックさせて地上へ引き揚げようとします。

そんなエディの元へ、オスとメスのティラノサウルス・レックスが襲来。エディは体を真っ二つに引き千切られ、上半身をオスに捕食され、下半身はメスによって、子供が待つ巣へ持って帰られてしまうのです。

エディの命懸けの救出劇のおかげか、彼の死後、ケリーと一緒に来た恐竜ハンター団が、マルコム博士たちを無事救出。

恐竜調査隊と恐竜ハンター団は一度揉めたものの、ティラノサウルス・レックスから逃げることが先決だということで意見が一致し、島の中心部にある、サイトBで働くインジェン社の従業員のために造られたフェンスに囲まれた小さな集落「ワーカー・ビレッジ」に避難することにしました。

しかし、永久発電の通信センターがあるワーカー・ビレッジに行くためには、肉食恐竜ヴェロキラプトルの縄張りを通り抜けなければなりません。

恐竜調査隊と恐竜ハンター団は危険を承知の上で、1日かかる距離を歩き、ワーカー・ビレッジへ行って救助を呼ぶことにしました。

その道中、用を足すため列から離れた恐竜ハンター団の副隊長ディータ・スタークは、帰り道が分からなくなってしまい、道に迷ってしまいます。

ディータは迷走中、武器や装備品を失くしてしまったことで、丸腰状態のまま彷徨う羽目に。するとそこへ、散々彼が馬鹿にしていたコンプソグナトゥス・トリアシクスの群れが襲来。

ディータはコンプソグナトゥス・トリアシクスの群れに執拗に襲われ、無残に食いちぎられてしまいました。

ディータの不在に気づいたローランドは、彼とコンビを組む団員のカーターを連れて、列から離れて彼の捜索に向かいました。

その夜、キャンプを築き皆が寝静まった頃、ローランドとカーターが帰還。ローランドは起きていたルドローとマルコム博士に、ディータの遺体を見つけたと報告しました。

さらにローランドは、2人に今いる崖から2.4キロ先に、ワーカー・ビレッジがあることを伝えました。

ワーカー・ビレッジへの出発を1時間後に控えた時、恐竜調査隊と恐竜ハンター団が眠るキャンプに、オスとメスのティラノサウルス・レックスが襲来。

2頭はサラの上着にべっとりついた、ティラノサウルス・ジュニアの血を嗅ぎつけてきたのです。

恐竜ハンター団と恐竜調査隊は飛び起き、二手に分かれて逃走。カーターは仲間と逃走中、ティラノサウルス・レックスに踏みつぶされてしまいます。

恐竜ハンター団の古生物学者ロバート・バークは、サラ・ニック・ケリーと一緒に、滝の下の窪みへ避難するも、蛇が服の中に入ったことでパニックに陥り、サラの制止もむなしく外へ飛び出してしまいました。

その直後、ロバートはサラたちの目の前で、ティラノサウルス・レックスに捕食され死亡。アージェイたち大勢の恐竜ハンター団の団員は、運悪くヴェロキラプトルの縄張りである草むらに逃げ込んでしまい、次々と襲われ死亡してしまいました。

マルコム博士は先に逃げたサラたちと合流し、ヴェロキラプトルの縄張りを一気に駆け抜け、ワーカー・ビレッジ前へ到着。

足を負傷したマルコム博士の代わりに、ニックが先行してワーカー・ビレッジへ行き、通信センターから外部へ救援要請を送ろうとします。

その後、マルコム博士はケリーとサラに支えてもらう形で、ワーカー・ビレッジに到着。3人はニックと合流する前に、ワーカー・ビレッジに侵入した4頭のヴェロキラプトルに襲われてしまいます。

マルコム博士に襲い掛かった1頭のヴェロキラプトルは、天井の骨組みに避難していたケリーが、体操部で鍛えた段違い平行棒の技術を使って、見事撃退。

また、2頭のヴェロキラプトルに挟み撃ちにされたサラも、屋根の瓦をずらして目の前にいるヴェロキラプトルを、真下に待ち構えるもう1頭の上に落下させ、喧嘩させることで難を逃れました。

ヴェロキラプトルたちに気づかれるより先に、マルコム博士たちはニックと合流し、彼が呼んだ救助ヘリに乗り込んで、島を脱出します。

一方、ルドローとローランドたち生き残った恐竜ハンター団は、ローランドが麻酔銃で仕留めたオスのティラノサウルス・レックスと、ティラノサウルス・ジュニアを捕獲。

オスのティラノサウルス・レックスは船の貨物室に載せ、ティラノサウルス・ジュニアは輸送ヘリに載せ、それぞれアメリカ・サンディエゴにあるインジェン社本社へ輸送していました。

ルドローはせめてもの恩返しにと、ローランドに新しいジュラシック・パークで雇用しようと誘いましたが、大勢の仲間と相棒を失い傷心中の彼は、「もうこれ以上仲間を失いたくない」と言って断りました。

無事島から脱出したルドローは恐竜ハンター団と別れ、インジェン社の本社がある港「インジェン・ドック」の桟橋で、ジュラシック・パークの再建のためのセレモニーを開催。

そこへ、マルコム博士とサラが駆けつけます。ルドローは意気揚々と、船で到着するオスのティラノサウルス・レックスをお披露目しようとしました。

しかし、船は桟橋に衝突。インジェン社の警備員が誤って貨物室の扉を開けるスイッチを押してしまったため、オスのティラノサウルス・レックスが港へ上陸してしまうのです。

麻酔銃で眠らされたオスのティラノサウルス・レックスは、さらに大量の麻薬拮抗剤を注入されたせいで、錯乱状態に陥ってしまいました。

オスのティラノサウルス・レックスは船員を全員捕食し、貨物室の扉が開いたことで解放され、そのまま渇きを埋めるべく、サンディエゴ市内へ走り去ってしまいます。

そんなオスのティラノサウルス・レックスの状態を知ったマルコム博士たちは、彼が子供を取り戻そうとすることを想定して、まずはインジェン社の本社にいるティラノサウルス・ジュニアを救出。

次にマルコム博士の愛車、1969年型ポンティアック・ルマン・コンバーチブルにティラノサウルス・ジュニアを乗せ、2人はサンディエゴ市内を暴れまわるオスのティラノサウルス・レックスを探しに行きます。

サンディエゴ市内に住む市民や、飼われている犬を捕食し暴れていたオスのティラノサウルス・レックスは、子供の匂いを嗅ぎつけ、マルコム博士たちを追いかけていきました。

これも全て、マルコム博士たちの作戦通り。2人は子供を囮に使い、オスのティラノサウルス・レックスを船へ誘導し、ティラノサウルス・レックス親子を貨物室に隔離しようとしたのです。

その作戦は見事成功し、貨物室にて再会したティラノサウルス・レックス親子。しかし、マルコム博士たちの作戦を知らないルドローは、ティラノサウルス・ジュニアの奪還のために貨物室に入ってしまい、運悪く親子に襲われ捕食されてしまいました。

その後、マルコム博士は貨物室の扉を閉め、その扉が閉め切る前に、サラが麻酔銃でオスのティラノサウルス・レックスを眠らせることに成功。

後日、ティラノサウルス・レックス親子を載せた船は、海軍の護衛艦に守られながら、無事ソルナ島へ向かいました。

ソルナ島で無事メスのティラノサウルス・レックスと再会したティラノサウルス・レックス親子。人間たちがいない島で、恐竜たちはのびのびと自由に暮らしていました。

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映画『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』の感想と評価


(C)1997 Universal Studios – All Rights Reserved

インジェン社の従業員がハリケーンで撤退し、自然豊かで人間のいないソルナ島で、のびのびと自由に暮らしてきた恐竜たち。

本来、アミノ酸が取れない恐竜たちは、酸素を与えられなければ、7日間で死んでしまうはずでした。

しかし恐竜たちは、自力で4年間生き延び続け、繁殖を続けてきたという奇跡に、まず感動することでしょう。

ただ、ティラノサウルス・レックスやヴェロキラプトルたち恐竜が、島でのんびり暮らしている姿は、ほんの少しだけです。

それもこれも、私利私欲にまみれたルドローたち恐竜ハンター団が、彼らを捕まえて一儲けしようとするからでした。

自分たちの縄張りを侵された挙句、子供まで危害を加えた人間たちに対する、恐竜たちの怒りの報復劇。それは観ているこちらもゾッと背筋が凍るほど、恐ろしいものばかりです。

マルコム博士たち恐竜調査隊が、幾度となくティラノサウルス・レックスやヴェロキラプトルと戦い、生き延びようと奮闘する姿は、終始ハラハラドキドキします。

マルコム博士たちを助けようと必死だったエディや、ディーターたち大勢の恐竜ハンター団員の死は、少しグロテスクな描写があるので、鑑賞の際は注意してください。

ただ最後に、大勢の仲間を失い傷心したローランドが、これまで協力してきたルドローと袂を分かったのは、予想外な展開で驚きます

まとめ


(C)1997 Universal Studios – All Rights Reserved

島で独自に繁殖を続け、生き延びてきた恐竜たちと、別々の目的を持つ恐竜調査隊と恐竜ハンター団が対峙し、襲われ逃げ惑う冒険SF作品でした。

本作の見どころは、ティラノサウルス・レックスやヴェロキラプトルたち恐竜vs人間たちの戦いと、恐竜調査隊による恐竜の救出劇です。

島で暮らす恐竜たちをビジネス道具としか思っておらず、捕まえて一儲けしようとするルドローとは違い、マルコム博士たち恐竜調査隊は恐竜に襲われてもなお、捕まった恐竜たちを救おうとします。

それを物語の最後まで貫き通したマルコム博士たちによって、恐竜の安全は守られただけでなく、また島で自由に暮らすことが出来ました。

私利私欲に溺れたために、恐竜調査隊と明暗が分かれてしまった恐竜ハンター団。特に今回の黒幕ルドローの死は、悪を成敗したスカッとした気持ちになれます。

また本編を通して描かれる、子供を想う恐竜の親たちの愛情は、観ていて感動しますし、微笑ましいです。

スリルと恐怖が味わえる恐竜vs人間たちの戦いと、恐竜たち家族の愛が描かれた、冒険SF映画が観たい人に、特にオススメな作品となっています。

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