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Entry 2018/06/03
Update

映画『ジュラシック・ワールド 炎の王国』あらすじとキャスト紹介

  • Writer :
  • 若松れん

『ジュラシック・パーク』シリーズ最新作となる映画『ジュラシック・ワールド 炎の王国』が2018年7月13日に公開

『ジュラシック・パーク』生誕25周年を迎える節目となった本作は、火山の大噴火というステージで恐竜か人かの究極の選択を迫られるという、まさに生死をかけたアドベンチャーとなっています。

待望の公開を前に、まずは前作より更なる進化を遂げているという期待の話題作『ジュラシック・ワールド 炎の王国』をご紹介していきましょう。

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』の作品情報


(C)Universal Pictures
【公開】
2018年7月13日(アメリカ映画)

【原題】
Jurassic World: Fallen Kingdom

【監督】
J・A・バヨナ

【キャスト】
クリス・ブラット、ブライス・ダラス・ハワード、B・D・ウォン、ジェームズ・クロムウェル、ジェラルディン・チャップリン、ジェフ・ゴールドブラム、

【作品概要】

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』は、『ジュラシック・パーク』シリーズの5作目となる映画で、2015年に公開された『ジュラシック・ワールド』の続編。

今回監督を務めるのは『怪物はささやく』(2016)でゴヤ賞最多9部門を受賞したJ・A・バヨナ。

また、クリス・プラットやブライス・ダラス・ハワードは続投、前作で監督を務めたコリン・トレヴォロウやスティーヴン・スピルバーグも製作総指揮に名を連ねています。

J・A・バヨナ監督プロフィール

関連映像:『怪物はささやく』(2016)

J・A・バヨナは、スペイン・バルセロナ出身の映画監督で、脚本家や映画プロデューサーも務めるなど幅広く活躍しています。

ジャーナリストから映画製作の道を歩み、映画視覚学校卒業後にCMやMVなどの製作を担当していました。

その後は『Mis Vacaciones』(1999)や『El Hombre Esponja』(2002)などの短編映画を手がけ、2004年には初の長編映画となる『永遠のこどもたち』(2007)でスペインの映画賞となるゴヤ賞で新人賞を受賞しました。

2012年にはナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガー主演の『インポッシブル』で、スマトラ沖地震での実話を描き、翌2013年にはスペイン国民栄誉賞を受賞しています。

それから4年後となる2016年には『怪物はささやく』でゴヤ賞最多9部門を受賞し、その年のスペイン興行収入第1位を記録しました。

今回『ジュラシック・ワールド 炎の王国』を製作するに当たり、バヨナ監督は「登場人物たちに共感し、同じような体験をしてほしい」と語っています。

「ジュラシック・ワールド 炎の王国」の主要キャスト


(C)Universal Pictures

クリス・プラットのプロフィール

クリス・プラットは、女優レイ・ドーン・チョンの監督作品『Cursed Part3』(2000)でスクリーンデビューし、『The O.C.』(2006)やコメディ番組『パークス・アンド・レクリエーション』(2009)に出演して注目されました。

その後は、映画『マネーボール』(2011年)や『her/世界でひとつの彼女』(2013年)など、アカデミー賞ノミネート作品への出演で人気を博し、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)で主演に抜擢。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』(2017年)や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)にも出演するなどスターダムにのし上がっていきました。

世界興行収入16億ドルを越えるシリーズ最大のヒット作となった映画『ジュラシック・ワールド』(2015)では主人公クリス役に抜擢され、2018年公開の続編『ジュラシック・ワールド 炎の王国』でクリス役を続投しています。

ブライス・ダラス・ハワードのプロフィール

ブライス・ダラス・ハワードは、『ダ・ヴィンチ・コード』や『白鯨との闘い』などの名作を手がけたロン・ハワード監督の娘で、幼少時代からハワード作品に出演していました。

『ヴィレッジ』(2004)の主演抜擢を機に、本格的の女優業をスタートし、『お気に召すまま』(2006)でゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネート。

『スパイダーマン3』(2007)ではピーター・パーカー(スーパーマン)の恋人グウェン役を演じ、『ターミネーター4』(2009)ではケイト・コナー役を演じるなど、数多くの話題作にも出演しています。

ジュラシックワールド 炎の王国 あらすじ


(C)Universal Pictures

物語の舞台は、前作『ジェラシック・ワールド』から3年後。イスラ・ヌブラル島では、火山大噴火の予兆を捉えており恐竜たちは危機的状況に陥っていたのです。

噴火の事実を知る人間たちは、恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自分たちが命懸けで助けるかの究極の選択を迫られていました。

そこで、「ジュラシック・パーク」運用責任者のクレアは、恐竜たちを保護するための施設を設立し、オーウェンらと島に向かうことを決意。

島に到着するとまず、オーウェンはヴェロキラプトルのブルーを探し始め、クレアは恐竜たちを島から逃がし始めます。

しかし、施設の別のグループの部隊は、恐竜を逃がすという本来の目的とは異なり、恐竜たちを次々と捕獲しロックウッド・エステートという施設に運び込んでいたのです。

オーウェンとクレアは、そこで恐竜救出作戦の本来の目的が遺伝子組み換えのために、投資家たちに売買されている事実を知らされることに…。

捕獲された恐竜たちから、インドラプトルという遺伝子に組みかえられた恐竜が作られているというのです。

救出という名目の裏で、恐竜たちが犠牲になっていると知った二人は、彼らの陰謀を阻止するために動き出すのですが…。

ジュラシックワールド 炎の王国の感想と評価


(C)Universal Pictures

海外ではすでにプレミアム試写会が行われており、視聴した方たちから賞賛の声が届いています。プレミアム試写会ワールドツアーのスタートは、バヨナ監督の出身であるスペイン・マドリードから初まりました

主演したクリス・プラットや、ブライス・ダラス・ハワードも出席し、会場は大盛り上がりを見せ、出演者たちにも熱いエールが送られたようです。

「J・A・バヨナは観客を裏切らなかった」、「新しい時代の幕開けを感じた」など、監督の出身地というだけあって、スペインの方たちから監督け絶賛する声も送られていました。

想像以上の出来栄えだという声と共に、前作とは全く違う方向性の作品だという声も上がっているので、どのような作品に出来上がっているのかに期待が高まります。

特に観客が感激したシーンはオープニングということですが、IMDb(インターネット・ムービー・データベース)に書き込まれたレビューによると緊張感のあるオープニングだということです。

本作で、バヨナ監督の言う「共感と体感」がどのように感じられるのか、日本での公開も待ち遠しい限りですね。

まとめ


(C)Universal Pictures

いかがでしたか?今回、映画『ジュラシック・ワールド 炎の王国』で、J・A・バヨナ監督が超大作に初チャレンジしたわけですが、既に視聴した方たちから高く評価されていることも明らかです。

監督が始めて映し出す「ジェラシック・パーク」の世界観を、映画館で存分に体感していただければと思います。

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