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Entry 2019/04/25
Update

映画『ジュラシックパーク』あらすじネタバレ感想。恐竜!最強絶滅⁈テーマパークを描いたスピルバーグ作品

  • Writer :
  • 糸魚川悟

1993年制作のスティーブン・スピルバーグ映画『ジュラシック・パーク』

続編を製作すると年間興行収入ランキングで必ず上位に入る、とさえ言われる「ジュラシック」シリーズ

長年続く大人気のこのシリーズは、1993年に公開された第1作目が始まりでした。

今回は、長寿シリーズの原点である『ジュラシック・パーク』(1993)の詳細なあらすじと感想レビューを紹介いたします。

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映画『ジュラシック・パーク』の作品情報


JURASSIC PARK – Film TM & (C) 1993 Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

【原題】
Jurassic Park

【日本公開】
1993年(アメリカ映画)

【監督】
スティーヴン・スピルバーグ

【キャスト】
サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、リチャード・アッテンボロー、アリアナ・リチャーズ、ジョゼフ・マゼロ

【作品概要】
『アンドロメダ病原体』や『ライジング・サン』などの映画化された著作を持つ小説家、マイケル・クライトンが1990年に発表した同名小説を実写化した作品。

監督を務めたのは『ジョーズ』(1975)や『未知との遭遇』(1977)などの監督作品で大ヒットを記録していたスティーヴン・スピルバーグ。

映画『ジュラシック・パーク』のあらすじとネタバレ

ヌブラル島で建設予定のテーマパークの準備段階で施設の準備を行っていた従業員が死亡します。

恐竜の白骨の採取を行う学者のアランと古植物学者エリーのもとにテーマパークを建設する会社の社長ハモンドが現れます。

ハモンドは遺族の要望と投資家の心象を下げないためにテーマパークの安全性を調べる査察団のチームに加わってほしいと、2人に発掘資金の提供を約束して島へ招待します。

テーマパークで働くプログラマーのネドリーは島からある動物の胚を別会社に持ち出す裏取引を計画していました。

ヘリコプターで島へ向かうアランたちはマルコムと言うカオス理論の学者と合流し、遂にジュラシックパークへと到着します。

周囲80キロに高圧電流フェンスが張り巡らされた島内を車で移動するアランはそこで生きた草食恐竜を目にします。

そう、ジュラシックパークは恐竜を題材としたテーマパークだったのです。

ジュラシックパークの科学者たちは樹液の固まった琥珀の中で死んだ恐竜の血を吸った蚊から恐竜のDNAを採取しクローンを作り出すことに成功していました。

恐竜復活の説明を受けるアランたちは研究所で卵から恐竜が孵化する現場を目撃します。

次に査察したヴェロキラプトルの檻では恐竜監視官のマルドゥーンがヴェロキラプトルの学習能力の高さによる危険性を示唆していました。

ハモンドとの食事の際、マルコムは自然を弄ぶようなテーマパークの趣旨が危険であると苦言を口にしますが、ハモンドは科学の大きな進歩であるとまるで聞き入れようとしません。

ハモンドの孫であるティムとレックスが到着すると、本格的にパークのツアーが始まります。

ティムは恐竜に詳しく、専門家であるアランのことを知っており、子供が苦手なアランに付きまといます。

レールの上を自動で走る電気自動車に乗るアランたちは様々な恐竜の住処を回りますが、病気のトリケラトプス以外に会うことはありませんでした。

一方、中央では一部のシステムが上手く作動しないなどのトラブルが頻発し、ハモンドはシステム構築のネドリーを叱責しますが、ネドリーは賃金の文句を言うばかりでした。

島に暴風雨が迫りツアーは中止となります。

ネドリーが何かのプログラムを起動した後に、自販機に行くと言い席を外しました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ジュラシック・パーク』のネタバレ・結末の記載がございます。『ザスーラ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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実はネドリーは島内のセキュリティを解除するプログラムを作動させ、恐竜たちの胚を盗み出そうとしてました。

ネドリーは胚を売る相手との密会現場に近道するためにセキュリティだけでなく、島内のフェンスの電流も落としており、そのことでネドリーの悪事がハモンドたちに露見し始めます。

一方、アランたちの乗るツアーの車はティラノサウルスの檻の前で止まり、査察団と子供たちは異常を感じ始めます。

電流が落ちたことを気に、ティラノサウルスが檻から脱走しアランたちを襲撃。

子供たちの乗る車が襲われ、マルコムが囮となりアランが子供たちを助けに動きますが、真っ先にトイレに隠れた弁護士のジェナーロがティラノサウルスに丸呑みにされて死亡し、吹き飛ばされたマルコムも意識不明となってしまいます。

なおもティラノサウルスに襲われるアランとティムとレックスでしたが、車ごと崖から落ちたことでティラノサウルスから逃れることに成功します。

胚の受け取り業者との合流を目指すネドリーは、暴風雨の影響で看板があらぬ方向を指しており、道に迷った挙句、車で事故にあってしまいます。

車を修理するため車を降りた場所で、ネドリーの前に毒液を吐くディロフォサウルスが現れます。

顔に毒液を受けたネドリーは車に乗ってきたディロフォサウルスに襲われ死亡。

一方、病気のトリケラトプスを看病するため中央施設に戻っていたエリーはティラノサウルスの襲撃現場で傷つきながらも生きていたマルコムを救出します。

草食獣エリアを歩くアランはあることに気がつきます。

このパーク内では繁殖を防ぐため、遺伝子操作で雌しか生まれないようにしていましたが、群れの中で雌しかいないと判断すると性転換する特性を持ったカエルのDNAを使ったため、雄に性転換する個体が現れ繁殖を可能としていたのです。

中央施設で打開策を探すエリーやハモンドたちは、パーク内の恐竜には生命活動に必要なリジンを精製する体内器官が排除されており、人工的に摂取しなければ勝手に死ぬと分かり、脱出さえすれば問題は解決すると結論付けます。

ネドリーによるシステム妨害を復旧させることは困難であることも分かり、最後の手段として全システムを復旧するためパーク内のすべてのシステムを再起動しました。

しかし、フェンスの電流を含む電気設備が稼働する様子はなく、電気設備を手動で稼働させる必要が出てきます。

先発したエンジニアのアーノルドが帰って来ず、エリーはショットガンを持ったマルドゥーンと共に電気設備のもとに向かいます。

迫りくるヴェロキラプトルを陽動するためマルドゥーンは囮となり、エリー電気設備のもとへ走らせます。

ヴェロキラプトルを待ち構え、射殺することを企むマルドゥーンでしたが、ヴェロキラプトルはそれを予期し、側面からマルドゥーンを襲撃しました。

電源の復旧を成功させたエリーは直後にヴェロキラプトルに襲われますが、間一髪で電気設備内にヴェロキラプトルを閉じ込めることに成功します。

中央施設に逃げ込んでいたアランは施設内にティムとレックスを待たせ、エリーを探しに外へ出ていました。

しかし、施設内にヴェロキラプトルが侵入しティムとレックスが危機に陥ります。

厨房に逃げ込みドアを閉める2人でしたが、ヴェロキラプトルはドアを開ける方法を覚えており厨房に侵入されます。

2人は音でヴェロキラプトルを引き付けることで厨房から脱出し、エリーと合流できたアランを見つけ、共に管制室に逃げ込みました。

UNIXシステムを扱えるレックスが管制室のパソコンを操作し、島の全機能を復活させることに成功しますが、複数のヴェロキラプトルが管制室に侵入します。

ヴェロキラプトルの猛攻を受け施設内の中央広場で追い詰められるアランたち。

しかし、中央広場にやって来たティラノサウルスによってヴェロキラプトルが倒され、アランたちはその隙に外に脱出しました。

車で駆け付けたハモンドが電話で助けを呼び、迎えに来たヘリコプターで島から出ます。

アランはハモンドにテーマパークの査察の結果が不合格であることを告げるとハモンドも納得しました。

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映画『ジュラシック・パーク』の感想と評価


JURASSIC PARK – Film TM & (C) 1993 Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

恐竜のテーマパークと言う心くすぐる舞台で巻き起こる騒動と島からの脱出劇を描いたパニックサスペンス映画『ジュラシック・パーク』。

本作は「恐竜が暴れる島から脱出する」と言う見たままのモンスターパニックとして楽しむことももちろん出来ますが、他にも様々な楽しみ方の出来る映画です。

医学博士の称号を持つ原作者マイケル・クライトンが、実際に研究を進める研究者と連絡を取り物語を書いた本作は、「科学」の描写がとても理知的であり、「恐竜の復活」と言う非現実的なモチーフでありながら強い現実味を帯びています

また、パーク崩壊の元凶とも言える登場人物ネドリーは悪党ではあるのですが、彼が何故このような行動に出たかに注目すると現代の日本でも問題となる「労働」と「賃金」の問題に強く紐づいて行きます。

このように、非現実的な物語のように見えて、当時としては最新の科学技術の理論と社会問題を取り入れ「リアリティ」を削ぐ部分を徹底的に排除したことで、どの年代の人でも楽しめる究極の娯楽映画となりました。

本作のテーマである「生命の行き着く先」は現在のシリーズでも続き、新3部作である「ジュラシック・ワールド」の最終作では、どのような「生命の行き着く先」を見せてくれるのか、今から楽しみでもあります。

まとめ

フルCGで描かれたティラノサウルスを始めとし、CG技術の発展と言う点でも映画の歴史において重要な位置づけとなる『ジュラシック・パーク』

公開から20年以上が経過した現在でもなお、色褪せることのない名作の輝きを、未見の方も鑑賞済みの方も今一度見直してみてはいかがでしょうか。

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