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ジュリアン・ムーア映画おすすめ5選!アカデミー賞作品ほか

  • Writer :
  • Yuko

数々の映画賞を獲得してきた実力派女優、ジュリアン・ムーア。

歳を重ねても美しくて、多くの人々を魅了させる役柄を見事に演じるベテラン女優です。

2014年にジュリアン・ムーアは、『アリスのままで』で、アカデミー賞5度目のノミネートで悲願の栄冠を獲得したのは、記憶に新しいですね。


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(C)Jon Pack, Hall Monitor Inc.

ジュリアン・ムーアは、1960年12月3日生まれの、ノースカロライナ州・フォートブラッグ出身。

1990年の『フロム・ザ・ダーク・サイド ザ・ムービー 3つの闇の物語』でスクリーンデビューを果たしました。95年『SAFE』で初主演を務め、1997年『ブギーナイツ』でアカデミー助演女優賞、99年『ことの終わり』では主演女優賞にノミネート。

2002『エデンより彼方に』でアカデミー主演女優賞、『めぐりあう時間たち』で助演賞と2部門で同時ノミネートされました。前者ではヴェネチア国際映画祭の女優賞、後者ではベルリン国際映画祭で共演のメリル・ストリープとニコール・キッドマンとともに銀熊賞(女優賞)を受賞しています。

2014年の『マップ・トゥ・ザ・スターズ』ではカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞し、世界3大映画祭の女優賞制覇という偉業を成し遂げました。そして、若年性アルツハイマーの主人公を演じた『アリスのままで』もゴールデングローブ賞(ドラマ部門)など数々の映画賞で主演女優賞を受賞、アカデミー賞では5度目のノミネートにして初受賞を果たしました。

その他の出演作に『トゥモロー・ワールド』、『シングルマン』、『ビッグ・リボウスキ』、『マグノリア』、『ハンニバル』、『美しすぎる母』などがあります。

脇役で出演しても作品の中で存在感を放っていて、見る人の印象に強く残るような演技を見せてくれるところがジュリアン・ムーアの魅力ですよね。

今回は、大女優ジュリアン・ムーアの出演作の中からおすすめの5作品をピックアップしてお届けします!

1.若年性アルツハイマーの女性を演じ、多くの映画賞を総なめに!
『アリスのままで』(2014)

『アリスのままで』の作品概要

2014年のアメリカ映画。監督は、『ハードコア・デイズ』のリチャード・グラッツァー。出演は、ジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン、ケイト・ボスワース、クリステン・スチュワート、ハンター・パリッシュほか。

第87回アカデミー賞主演女優賞受賞、第72回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(ドラマ)受賞ほか、数々の映画賞に輝きました。

『アリスのままで』のあらすじ

ニューヨーク、コロンビア大学で教鞭をとる言語学者のアリス・ハウランド(ジュリアン・ムーア)は、講義中に言葉が思い出せなくなったり、ジョギング中に自宅までの道がわからなくなるといった事態が続いていました。

やがて若年性アルツハイマー症と診断され、家族の介護もむなしく、アリスの記憶や知識は日々薄れていくのでした。

そんなある日、アリスは記憶が薄れる前に自らパソコンに残したビデオメッセージを発見。自分が自分でいられるために、画面の中の自分が語ることを実行しようとします。

『アリスのままで』のおすすめポイント

リサ・ジェノヴァのベストセラー小説「静かなアリス」を基に、自身もALS(筋委縮性側索硬化症)を患ったリチャード・グラツァーがワッシュ・ウェストモアランドのサポートを得て完成させたドラマ映画です。

アリス役を演じたジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞で主演女優賞をなど16もの映画賞を受賞し高い評価を得た作品です。

ジュリアン・ムーアの演技が素晴らしく、時間の経過とともに症状が悪化していく様を完璧に演じきっています。

悲しいストーリーですが、家族愛の暖かさも感じる作品で、泣けるシーンがたくさんあります。特にアリスの自分の病気についてのスピーチするシーンは、涙無しでは見られません。

感動すると同時に、“自分だったら”と考えさせられる映画です。どんな病気や環境の変化に見舞われても、”自分らしさ”を失ってはいけないとアリスは教えてくれます。

2.ハリウッドセレブの裏事情を描いた人間ドラマ
『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014)

『マップ・トゥ・ザ・スターズ』の作品概要

2014年のカナダ・ドイツ・アメリカ・フランス合作映画。監督は、『イースタン・プロミス』のデヴィッド・クローネンバーグ。出演は、ジュリアン・ムーア、ミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザック、ロバート・パティンソン、オリビア・ウィリアムズほか。

ジュリアン・ムーアが第67回カンヌ映画祭コンペティション部門女優賞受賞。

『マップ・トゥ・ザ・スターズ』のあらすじ

セレブ相手のセラピストとしてテレビ番組をもつ父親のワイス(ジョン・キューザック)、ステージママの母クリスティーナ(オリヴィア・ウィリアムズ)、人気子役として活躍する息子ベンジー(エヴァン・バード)からなるワイス家は、誰もがうらやむ典型的なハリウッドのセレブ一家。

しかし、ワイスの患者で落ち目の女優ハヴァナ・セグランド(ジュリアン・ムーア)が、ある問題を起こして施設に入所していたワイス家の長女アガサ(ミア・ワシコウスカ)を個人秘書として雇ったことで、一家の忌まわしい事実が明るみに出てしまい…。

『マップ・トゥ・ザ・スターズ』のおすすめポイント

鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督が、ハリウッドセレブの実態をシニカルに描いた人間ドラマです。

ジュリアン・ムーアはこの作品でカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞し、世界3大映画祭の女優賞を制覇するという快挙を成し遂げています。

ジュリアン・ムーアは、様々な表情で主人公の心情を演じ分け、恐怖を感じるほどの凄まじい渾身の演技が最大の見どころでしょう。

ストーリーは、ハリウッドの裏事情を描いていることもあって庶民にはあまりなじみのない世界。しかもあまり説明がなされないので、一度見ただけではなかなか理解できない人が多いかもしれません。

映画にはまともな人間が一人も出てきません。華やかなハリウッドはこんななの?というような狂気にあふれかえっています。

ジュリアン・ムーアのファン、クローネンバーグ監督のファンにはおすすめな力作です。

3.メロドラマの巨匠ダグラス・サーク監督作を再現したメロドラマ
『エデンより彼方に』(2002)

『エデンより彼方に』の作品概要

2002年のアメリカ映画。監督は、『ベルベット・ゴールドマイン』トッド・ヘインズ。出演は、ジュリアン・ムーア、デニス・クエイド、デニス・ヘイスバート、パトリシア・クラークソン、ビオラ・デイビスほか。

ジュリアン・ムーアは、第59回ヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。他にも数々の映画賞に輝いています。

『エデンより彼方に』のあらすじ

偏見や差別意識がごく普通に存在した1957年の秋、コネチカット州ハートフォード。

キャシー・ウィテカー(ジュリアン・ムーア)は誰もが認める“理想の主婦”。一流企業に勤める夫と二人の可愛い子供を持ち、家族のために家事にいそしむ主婦で、周りからは理想の家族と見られていました。

しかしある日、残業のフランク(デニス・クエイド)のもとへ夕食を持って行った彼女は、そのオフィスで見てはならない夫の秘密を知ってしまいます。それ以来、キャシーは心の安定を欠いてしまいます。

そんな彼女を新しくやってきた黒人の庭師レイモンド(デニス・ヘイスバート)が気遣うようになり、2人は次第に打ち解けていきます。しかしレイモンドが黒人だったため、二人は周りから白い眼で見られることに…。

『エデンより彼方に』のおすすめポイント

理想的な主婦が主人公の、ダグラス・サークの映画 『天はすべて許し給う』 へのオマージュ的メロドラマです。

こちらもジュリアン・ムーアの演技がとても評価された作品で、彼女の演技や50年代のアメリカを再現した衣装や田舎の美しい風景も見所となっています。

ストーリーはジュリアン・ムーア扮する一流企業の夫を持ち周囲から羨望を集める主婦キャシーが、夫がゲイであることを知り、ショックの中で優しくされた黒人男性に惹かれるが結局別れてしまう、というもの。

同性愛と人種差別という思いテーマをあえてメロドラマにしていて、とても感情移入しやすい映画になっています。

音楽も美しいですし、衣装やインテリア、風景の色彩が非常にマッチしていて、目を奪われます。レトロでおしゃれな雰囲気が好きな人にはおすすめ。

ジュリアン・ムーアはクラシカルな雰囲気がとても合っていて彼女の美しさを再確認できます。

4.伊勢谷友介、木村佳乃も出演したパニック・サスペンス
『ブラインドネス』(2008)

『ブラインドネス』の作品概要

2008年のカナダ・ブラジル・日本映画。監督は、『シティ・オブ・ゴッド』『ナイロビの蜂』のフェルナンド・メイレレス。出演は、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、アリシー・ブラガ、伊勢谷友介、木村佳乃ほか。

第61回カンヌ映画祭コンペティション部門出品作品。第21回東京国際映画祭特別招待作品。

『ブラインドネス』のあらすじ

ある日、車を運転中の日本人男性(伊勢谷友介)が何の前ぶれもなく突然目が見えなくなりパニックに陥ります。

その後、男は検査を受けますが原因は一向にわからず、しかも彼に接触した者も次々と視界が白くなり、次々に失明していき、同じ症状を持つものが爆発的に広がっていくのでした。

ただ一人、眼科医の妻(ジュリアン・ムーア)だけは症状を持つ人々を触れ合っても失明が始まりませんでした。

政府は深刻な感染症だと判断し、感染した人々を隔離することに決定。眼科医の妻も失明したように装い、夫と共に収容所に入りますが…。

『ブラインドネス』のおすすめポイント

ノーベル文学賞受賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説「白の闇」を映画化した心理パニック・サスペンスです。

ジュリアン・ムーアが眼科医の妻を演じており、日本の伊勢谷友介、木村佳乃も出演していることで話題になりましたね。

“もし、目が見えなくなったらどうなるか”という恐怖は、観客誰もが共感できる題材だと思います。見る人の恐怖を煽るようなパニック描写はとても引き込まれる感じで、次はどうなるだろうというハラハラした感覚に心を奪われます。

次第に人間の醜い本性が浮き彫りとなっていき、目を背けたくなるような極限状況に陥ります。人間の本性を描くと同時に、最後に希望が見えてくるようなところや人間の優しさが感じられるところ、その辺のバランス感覚が良くできています。

ジュリアン・ムーアと日本人俳優が同時に見る事ができる価値ある作品です。

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5.豪華キャストで贈る中年女性のラブストーリー『50歳の恋愛白書』(2009)

『50歳の恋愛白書』の作品概要

2009年のアメリカ映画。監督は、『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』のレベッカ・ミラー。出演は、ロビン・ライト・ペン、アラン・アーキン、キアヌ・リーブス、モニカ・ベルッチ、ジュリアン・ムーア、ウィノナ・ライダーほか。

『50歳の恋愛白書』のあらすじ

ピッパ・リー(ブレイク・ライヴリー)は若いころ家出をし薬物とセックスに溺れて過ごした波瀾万丈の人生をでした。

人気作家のハーブと出会い、結婚することでようやく人並みの幸せを手に入れることができたピッパ・リー(ロビン・ライト・ペン)。しかし現実は反抗的な娘と浮気性の夫を抱える鬱屈とした日々を送っていた。

そして現在、幸せながらも物足りなさを感じていたピッパ・リーでしたが、15歳年下のクリス(キアヌ・リーヴス)と出会ったことから変化が訪れます。

『50歳の恋愛白書』のおすすめポイント

良き妻で良き母でもある50歳の女性が、新たな愛に目覚めると共に新しい人生の始まりを迎える姿を豪華キャストで描いた人間ドラマで、レベッカ・ミラーが自作の小説を自ら脚本・監督した作品です。ブラッド・ピット製作総指揮を務めました。
美しいピッパ・リーの人生を振り返りながら展開し、50歳で15歳年下の男クリスと恋に落ちるというなんとも羨ましいストーリーです。

ジュリアン・ムーアをはじめとする豪華キャストの共演が見どころです。

でも、50歳という設定のロビン・ライト・ペンは当時43歳、35歳という設定のキアヌは実際45歳で、年齢設定に若干無理があるのは否めませんね…。

邦題とはニュアンスが違って、ピッパ・リーの人生そのものを描いたような映画です。

“人生、幾つからでもやり直せる!”と、この映画は思わせてくれます。でも50歳くらいで、“後の人生、やりたいことだけやろう!”とはなかなか普通の人はできないかもしれませんね、犠牲にするものが多すぎて。

自分の人生を見つめなおすきっかけになるかもしれません。キャストが豪華で気楽に見れるのでおすすめです。

まとめ

ジュリアン・ムーアの出演映画から5作品をピックアップしてお届けしました。

『アリスのままで』で悲願のオスカーを受賞し、誰もが認める名女優になった彼女。どの作品を見ても、彼女の演技力、才能を感じていただけると思います。

今後どのような活躍を見せてくれるのか、期待したいですね!

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