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Entry 2019/07/12
Update

大森立嗣映画『タロウのバカ』の予告編で菅田将暉らが疾走!メインビジュアルも解禁

  • Writer :
  • 石井夏子

タロウ、エージ、スギオ。
社会からはじき出された3人の少年たち。

フィクションであることを忘れるほどの生々しいリアリティとスリル溢れる映像世界を描き出す渾身の映画。

(c)2019 映画「タロウのバカ」製作委員会

『日日是好日』『セトウツミ』『さよなら渓谷』などの大森立嗣監督のオリジナル脚本による映画『タロウのバカ』が2019年9月6日(金)よりテアトル新宿ほかにて公開となります。

本作の第3弾ビジュアルとなるメインビジュアルと本予告が解禁されましたのでご紹介します。

映画『タロウのバカ』の予告編

この度、解禁された本予告は、YOSHI、菅田将暉、仲野太賀が演じる、タロウ、エージ、スギオ の3人の少年が10代という一瞬にも永遠にも感じる特殊な時間をもがきながら疾走する姿が映し出されています。

タロウ(YOSHI)は生まれてから一度も学校に通ったことがありません。

母親の恵子(豊田エリー)は滅多に自宅のマンションに帰ってこなくて、いつもひとりぼっちのタロウは都心と郊外の中間にぽっかりと空いたような川沿いの町を野生動物のようにうろついています。

そんなタロウに高校生のエージ(菅田将暉)とスギオ(仲野太賀)という仲間ができて、タロウの人生が動き始めるんです。

エージは柔道のスポーツ推薦で今の高校に進学しましたが、膝を壊して周囲の期待を裏切り、柔道部の顧問の教師から「社会のすみっこで生きてけ!」と罵られています。将来のことがどうでもよくなり自暴自棄になっていくエージ。

ごく普通の中流家庭で育ったスギオは、同級生の洋子(植田紗々)に一方的に想いを寄せているんですが、彼女から相手にされず、自身のふがいなさにも苛立ち、もがいています。

ネットで出会った男たちに体を売っている洋子に対して「売りなんか やめろよ!」と怒声を浴びせる場面も。

そんな、社会からはじきだされた3人の少年は、偶然にも一丁の拳銃を手に入れたことをきっかけに、それまで目を背けていた厳しい現実と向き合うことに…。

(c)2019 映画「タロウのバカ」製作委員会

予告編の終盤、「生と死の狭間を駆け抜ける 純粋で過激な問題作」のテロップとともに、3人が暴走していく衝撃的なカットが連なっていきます。

タロウは女性に拳銃を掴ませ、「撃てよ!撃てよ!」とわめきちらし、エージは金属棒で何者かを思い切り、殴りつけています。

しかし、どんなに過酷な試練が待ち受けても、3人でいる時だけは笑顔でいられ、心が解放され、自由でいることができたんです。

予告編に流れるパワフルで異様な楽曲は、音楽家・大友良英による、インドの弦楽器シタールで演奏された劇伴です。

映画『タロウのバカ』のメインビジュアル

(c)2019 映画「タロウのバカ」製作委員会

メインビジュアルは、第1弾ティザービジュアルの覆面を外した3人の姿が写し出されています。

タロウの手にはピストル、エージは金属棒を振り上げていて、ただならぬ緊張感と何かが起こりそうな空気感をまとうビジュアルです。

キャッチコピーは、本予告のラストにも提示された「3人が世界のすべてだった。」。

刹那的に生きる3人の少年の過激で独創的な青春映画が期待できますね。

映画『タロウのバカ』の作品情報


(c)2019 映画「タロウのバカ」製作委員会

【日本公開】
2019年(日本映画)

【監督・脚本・編集】
大森立嗣

【音楽】
大友良英

【キャスト】
YOSHI、菅田将暉、太賀、奥野瑛太、植田紗々、豊田エリー、國村隼

【作品概要】
『日日是好日』(2018)で報知映画賞監督賞を受賞した大森立嗣監督のオリジナル脚本作品です。

主演を務めるのは300人の候補者から大抜擢されたYOSHI。演技経験が全くないく、本作がはじめての映像作品出演となります。

タロウに慕われるエージ役には菅田将暉。『セトウツミ』(2016)以来2度目の大森組参加。

エージとともにタロウに慕われるスギオ役には映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(2018)で主人公のタイジを演じて脚光を浴びた太賀です。

映画『タロウのバカ』のあらすじ

(c)2019 映画「タロウのバカ」製作委員会
主人公の少年タロウには名前がありません。

戸籍すらなく、一度も学校に通ったことがないタロウ。

そんな“何者でもない”タロウには、エージ、スギオという高校生の仲間がいます。

エージ、スギオはそれぞれやるせない悩みを抱えていますが、なぜかタロウとつるんでいるときは心を解き放たれるんです。

大きな川が流れ、頭上を高速道路が走り、空虚なほどだだっ広い町を、3人はあてどなく走り回り、その奔放な日々に自由を感じていました。

しかし、偶然にも一丁の拳銃を手に入れたことをきっかけに、彼らはそれまで目を背けていた過酷な現実に向き合うこととなり…。

まとめ

(c)2019 映画「タロウのバカ」製作委員会

生と死の狭間を駆け抜ける、純粋で過激な問題作。

未来への希望も無く、何のために生きているのかわからず、ただ衝動のままに疾走する少年たちの姿は刹那的で、観ていて胸が締め付けられます。

大森立嗣監督が15年前から温めてきたオリジナル脚本に、新人のYOSHI、人気絶好調の菅田将暉、若手実力派の太賀が挑みます。

映画『タロウのバカ』は2019年9月6日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショーです。




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