Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2019/09/07
Update

『アイネクライネナハトムジーク』キャストの藤間役は原田泰造【演技力の評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

映画『アイネクライネナハトムジーク』が2019年9月20日より全国ロードショー!

『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』など数多くの作品が映像化されている大人気ベストセラー作家・伊坂幸太郎

伊坂にとって「初」にして「唯一」の恋愛小説集となる『アイネクライネナハトムジーク』

絶大な支持を誇るシンガーソングライターの斉藤和義との交流から生まれた、伊坂幸太郎書き下ろしの短編2作。これらに新たな4編を加えて、『アイネクライネナハトムジーク』は出版されました。

伊坂からのラブコールにより、監督を務めることになったのは、『パンとバスと2度目のハツコイ』『愛がなんだ』で知られる恋愛群像劇の名手・今泉力哉

映画『アイネクライネナハトムジーク』は2019年9月20日(金)に公開されます。

主演の佐藤役には、正統派俳優ながらも、佐藤らしいナチュラルな人の好さも感じさせる三浦春馬。

相手役には、キュートな魅力にあふれる実力派・多部未華子。

共演には、原田泰造、貫地谷しほりというベテラン演技派に加え、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里らフレッシュな顔ぶれが揃っています。

オール仙台・宮城ロケで撮影され、仙台出身のサンドウィッチマンも特別出演。宮城県では9月13日(金)より先行公開されます。

この記事では、主人公・佐藤の上司・藤間役を演じる原田泰造について詳しくお伝えしていきます。

スポンサーリンク

映画『アイネクライネナハトムジーク』の作品情報


(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

【公開】
2019年(日本映画)

【原作】
伊坂幸太郎『アイネクライネナハトムジーク』(幻冬舎文庫)

【監督】
今泉力哉

【キャスト】

三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、成田瑛基、八木優希、こだまたいち、MEGUMI、濱田マリ、貫地谷しほり、原田泰造

【作品概要】

『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』など数々の著作が映画化されてきたベストセラー作家・伊坂幸太郎の小説『アイネクライネナハトムジーク』を原作に、『パンとバスと2度目のハツコイ』『愛がなんだ』の今泉力哉監督が映画化。

主演の三浦春馬、多部未華子に加え、原田泰造、貫地谷しほり、矢本悠馬、森絵梨佳ら豪華キャストが集結しています。

映画『アイネクライネナハトムジーク』のあらすじ


(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

仙台駅前。

大型ビジョンを望むデストリアンデッキでは、日本人初の世界ヘビー級王座をかけたタイトルマッチに、人々が沸いていました。

そんな中、街頭アンケートに立つ会社員・佐藤。ギターの弾き語りに聴き入る本間紗季と目が合い、思い切って声をかけます。

快くアンケートに応える紗季の手には手書きで「シャンプー」の文字。思わず「シャンプー」と声に出した佐藤に、紗季は微笑みます。

劇的な<出会い>を待つだけだった佐藤は、友人の織田から<出会い>の極意を説かれます。織田は美しい由美と結婚し、2人の子どもたちと幸せな家庭を築いています。

一方、佐藤の上司の藤間は、妻と娘に出て行かれたばかりで途方に暮れていました。

<出会い>のない生活を送っていた由美の友人の美奈子は、美容室の常連客の香澄から紹介された、声しか知らない男に恋心を抱き始めています。

そして10年後。織田家の長女は高校生になり、佐藤は、紗季と付き合い始めて10年になっていました。

佐藤は紗季に、意を決してプロポーズをしますが…。

思いがけない絆で佐藤とつながっていく人々が、愛と勇気と幸福感に満ちた奇跡を呼び起こす物語です。

スポンサーリンク

映画『アイネクライネナハトムジーク』藤間役は原田泰造

参考映像:『ミッドナイト・バス』(2018)

映画『アイネクライネナハトムジーク』で藤間役を演じる原田泰造はお笑いトリオ・ネプチューンのメンバー。近年では俳優としても精力的に活動し、高く評価されています。

1970年3月24日生まれ。東京都出身。ワタナベエンターテインメント所属。

広島に生まれ、父の転勤で北海道、東京都を転々としながら育ちました。

高校卒業後、テレビに出たいという思いから、モデルや俳優のオーディションの応募していました。エキストラで、1991年NHK大河ドラマ『太平記』の死体役で出演。

1991年に「パープルン」というお笑いコンビを結成しますが、相方の借金問題で解散。

新しい相方・堀内健に声をかけ、「フローレンス」を結成。1994年に名倉潤が加入して、お笑いトリオ・ネプチューンを結成しました。『タモリのSuperボキャブラ天国』出演でブレイク。

俳優として、1995年TBS愛の劇場『ママに宿題』に出演。

1998年にはネプチューン初主演映画『どつきどつかれ』で主演デビュー。

2000年『編集王』でテレビドラマ単独初主演を務めました。

その後も数々のドラマに出演を重ね、2008年NHK大河ドラマ『篤姫』で大久保利通役を、2010年には『龍馬伝』で近藤勇役で出演。

2005年舞台『キスへのプレリュード』に主演し、第43回ゴールデン・アロー賞・新人賞を受賞しました。

ネプチューンとしての活動、そして単独でも声優やナレーションなど、多方面にわたりマルチな才能を発揮しています。

サウナ好きで有名。2019年にはドラマ『サ道』に主演しています。

映画『アイネクライネナハトムジーク』はどんな役?


(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

原田泰造演じる藤間は、主人公・佐藤の上司。妻と娘に逃げられたサラリーマンです。

佐藤演じる三浦春馬からは、「やわらかな雰囲気を持つ藤間は理想の上司」と言われる役。原田ならではの温かな味わいを醸し出して演じています。

原田自身も、「佐藤はやさしい部下で、撮影期間中も佐藤という役にずっと助けられた。観てもらったらきっと伝わると思う」と語っています。

スポンサーリンク

原田泰造の演技力の評価は

参考映像:『四十九日のレシピ』(2013)

お笑いトリオ・ネプチューンのメンバーとして大人気の原田泰造。

大人気芸人として一線で活躍するのと並行して、俳優としても高い演技力を買われ数々の作品に出演しています。

2000年にドラマ『編集王』で単独初主演を飾り、2005年には舞台『キスへのプレリュード』に主演し、第43回ゴールデン・アロー賞・新人賞を受賞。

NHK大河ドラマドラマには、2008年『篤姫』大久保利通役、2010年『龍馬伝』近藤勇役、2015年『花燃ゆ』杉民治役を演じています。

2013年にはNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』にヒロインの父・大五役を好演しました、

2016年のドラマ『コントレール~罪と罰』の脚本家・大石静は原田を、「なんでお笑いやっているのかわからないくらいの名優」と絶賛しています。

共演者の井浦新も「原田さんの人間味あふれるお芝居が大好きなので、共演できて光栄」と語っています。

2017年にはNHKドラマ『全力疾走』、2018年映画『ミッドナイト・バス』、そして2019年にはドラマ『サ道』で主演を務めています。

今やだれもが実力を認める、ノリにノッている演技派俳優。様々な役柄で味わい深い演技をみせています。

原田泰造の公式SNSの紹介

残念ながら原田泰造の公式SNSはみつけられませんでした。

まとめ


(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

時を越えて気づく、<出会い>よりも大切なこと。思いがけない絆が巡りめぐって、奇跡のような瞬間を呼び起こす、10年越しのラブストーリー『アイネクライネナハトムジーク』。

大人気ベストセラー作家・伊坂幸太郎の初にして唯一の恋愛小説を、『愛がなんだ』の今泉力哉監督が映画化しました。

音楽を担当するのは、本作を生み出すきっかけとなったシンガーソングライターの斉藤和義。

実力派俳優の三浦春馬と多部未華子が主演し、演技力ある貫地谷しほり、原田泰造らが共演しています。

一流芸人として活動する一方で、高い演技力で知られる原田泰造が、妻子に逃げられながらも妻を愛し続ける穏やかな上司・藤間を味わい深く演じています。

映画『アイネクライネナハトムジーク』は2019年9月20日(金)よりロードショーです。







関連記事

新作映画ニュース

『カゾクデッサン』神戸・元町映画館にて今井文寛監督がリモート舞台挨拶。家族の思いが交差する関係性において“人間臭い温かみ”を感じる

映画『カゾクデッサン』は2021年4月23日(金)より京都みなみ会館、4月24日よりシアターセブン(大阪)、元町映画館(神戸)にて公開!  交通事故に遭い意識が戻らない妻の身を案じる夫とその息子。ある …

新作映画ニュース

トムホ映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』あらすじとキャスト。4DXエクストリーム版上映館情報も!

各キャラクターにフォーカスした“4DXエクストリーム版”、 マーベル単独映画として世界初! 2019年6月を締めくくる4DX映画はなんと、全世界待望のマーベルシリーズ最新作『スパイダーマン:ファー・フ …

新作映画ニュース

映画『15ミニッツ・ウォー』あらすじとキャスト。実話を描いたアクションの日本公開は10月11日!

前人未聞の人質救出作戦。 壮絶な実話を基に描く“極限の戦場”! 人質は21人の子どもと美人女性教師。5人のスナイパーVSテロリスト © 2019 EMPREINTE CINEMA – SND-GROU …

新作映画ニュース

『ある船頭の話』映画公開初日は9月13日!オダギリジョー監督のポスターと特報予告解禁

9月13日(金)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー! © 2019「ある船頭の話」製作委員会 オダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』の公開初日が2019年9月13日(金)に決定しました。 あわ …

新作映画ニュース

映画『ホテル・ムンバイ』あらすじとキャスト。テロ事件に迫る実話の日本公開日は9月27日に決定!

2008年インドの5つ星ホテルで起きた無差別テロ。 惨状と化した“楽園”を救った、“5つ星”の勇気とは? 『ボーダーライン』製作陣が放つ、衝撃と感動の“実話”。 © 2018 HOTEL MUMBAI …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学