Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ヒューマンドラマ映画

Entry 2021/10/01
Update

【ネタバレ 護られなかった者たちへ】結末ラスト感想と考察解説。本格ミステリーとして佐藤健と瀬々敬久監督が社会保障の落とし穴を暴く

  • Writer :
  • 金澤響子

佐藤健が殺人事件の容疑者を熱演する社会派ミステリー

『護られなかった者たちへ』は、作家中山七里の同名小説を『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の主演・佐藤健と瀬々敬久監督のコンビで映画化したものです。

東日本大震災から9年後に起った連続殺人事件。震災後の生活苦から生活保護を求める人々が増え、あいつぐ申請上のトラブルも発生します。日本の生活保護制度の欠陥に迫る社会派ミステリー。

佐藤健が容疑者の利根役、阿部寛が利根を追う刑事・笘篠役を演じるほか、キーマンの円山に清原果耶、生活保護を断られて死亡する老女けいに倍賞美津子が扮します。吉岡秀隆、林遣都ら実力派も脇を固めています。

スポンサーリンク

映画『護られなかった者たちへ』の作品情報


(C)2021 映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

【公開】
2021年(日本映画)

【原作】
中山七里

【監督】
瀬々敬久

【脚本】
林民夫、瀬々敬久

【音楽】
村松崇継

【主題歌】
桑田佳祐

【キャスト】
佐藤健、阿部寛、清原果耶、林遣都、永山瑛太、緒形直人、岩松了、波岡一喜、奥貫薫、井之脇、宇野祥平、黒田大輔、西田尚美、千原せいじ、原日出子、鶴見辰吾、三宅裕司、吉岡秀隆、倍賞美津子、石井心咲

【作品情報】
作家中山七里の同名ミステリー小説『護られなかった者たちへ』を、『』(2020)『友罪』(2018)、『64 ロクヨン 前編』(2016)、『64 ロクヨン 後編』(2016)などの瀬々敬久監督が映画化しました。

主演を務める容疑者・利根役の佐藤健とは、2017年の『8年越しの花嫁 奇跡の実話』以来となるコンビを復活。共演として、阿部寛が利根を追う刑事・笘篠役を演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都らが脇を固めます。

映画『護られなかった者たちへ』のあらすじとネタバレ


(C)2021 映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

2011年3月、東日本大震災が起こります。宮城県では津波被害から逃れた人々が小学校に避難していました。

家族を心配して駆けつけてきた宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎(阿部寛)の姿もありました。教室の中で座り込んでいる人々の中に、妻と息子がいないか捜しますが2人はいません。

笘篠の後ろ姿をいぶかし気に見送っている一人の若者がいます。彼は居場所を求めて校舎内を歩きますが、教室の隅っこで小さくなって座り込んでいる黄色いジャンパーの子供を見つけ、「あれ?」という表情を浮かべました。

若者はそのまま、黄色いジャンパーの子供のそばに座り込みました。

あの日から9年。笘篠誠一郎の妻と子供は、9年前の東日本大震災で行方不明のままです。

笘篠は、家族を護ると大言壮語したものの助けることが出来なかったという自責の念を、仕事に没頭することで紛らせていました。

ある日、仙台市の老朽化したアパートの空き部屋で男の死体が発見されます。その男は手足をがんじがらめに拘束され、餓死していました。

被害者は、三雲忠勝。仙台市青葉区保健福祉センターの課長で、公私ともに善人と評判の人物でした。

笘篠と後輩の蓮田は、三雲の勤める保健福祉センターに聞き込みに向かいます。会社での三雲もやはり、上司からも部下からも信頼され、仕事にも真面目な人物のようです。

三雲の部下の円山幹子(清原果耶)が、保健福祉センターの仕事について教えてくれました。

東日本大震災後、県内の生活困窮者が仙台市に流れ、仙台市の生活保護率は、予算削減にも関わらず上がる一方だというのです。

「本当に生活保護が必要な人には行き渡らず、逆に不必要な人に受給される現実もあります」。円山は、厳しい社会の現状を嘆いているかのようでした。

国民の血税で賄われる生活保護費だからこそ、その運用や可否判断は疎かにできるものではありません。申請者の厳正は、職員にとっても責任ある仕事でした。

第二の事件はそれからすぐに起ります。被害者は、杜浦市福祉保健事務所の元所長・城之内猛。

小屋に拘束されて放置された城之内の死因は、三雲同様、餓死でした。またしても続く善人と呼ばれる死に、警察の捜査は難航します。

一方、9年前に小学校に避難していた若者・利根泰久は、更生保護司の櫛谷貞三の紹介で、鉄工所を訪ねていました。社長は利根に、面白半分に刑務所に入った理由を聞いてきます。

「放火です。対応が悪いので」。「殺人と放火犯はねぇ」としぶる社長でしたが、利根はなんとか仕事をさせてもらえることになります。

利根が思い出すのは、9年前の避難所暮らしです。そこで親身になって利根を気遣ってくれた老女・遠島けいと、黄色いジャンパーの子供、カンちゃんとの出会いがあり、その日々は心温まるものでした。

連続殺人事件の進展がないまま、笘篠と蓮田は、2人の共通点を調べ上げ、8年前に2人が杜浦市福祉保健事務所で同時期に働いていた過去を突き止めました。

生活保護申請問題のトラブルが原因と睨んだ笘篠は、もう一度、円山に聞き込みに向かいます。円山は「ケースワーカーという業務に一緒に同行して欲しい」と、笘篠に提案しました。

ケースワーカーとは、生活保護の申請が真実であるかどうか現地で確認する仕事になります。中には、不正受給者への打切りを告げに伺うこともあります。

今回の連続殺人事件の犠牲者、三雲と城之内もこのケースワーカーをしていたと言います。これは逆恨みを買ったとしても不思議ではない仕事でした。

8年前、この保健生活センターで何があったのか。生活保護の申請者の中にトラブルを起こした人物はいないか。笘篠は捜査を進めます。

笘篠と蓮田は、3人目の犠牲者の可能性がある、元杜浦市福祉保健事務所の同僚で現在国会議員の上崎岳大の行方を探していました。

上崎は、すでに殺された三雲と城之内と同じ時期に杜浦市福祉保健事務所に勤務しており、2人の上司でした。

笘篠の調査によって、杜浦市福祉保健事務所にはトラブルになった案件があり、当局はそれを握りつぶしていたことが判明します。

握りつぶされた案件の中に、遠島けい申請却下もありました。その事件を調べているうちに、利根泰久という男が容疑者として浮上してきました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『護られなかった者たちへ』ネタバレ・結末の記載がございます。『護られなかった者たちへ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

スポンサーリンク


(C)2021 映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

9年前、避難所で知り合った利根とけいとカンちゃん。津波で母を失ったカンちゃんは、同じように、身寄りもない独りぼっちの利根に親しみを感じているようでした。

利根はカンちゃんに連れられ、けいの家にも遊びに行きました。けいは夫に死なれた未亡人。貧乏暮らしでも心は豊かです。「おかえりなさい」と温かく2人を迎え入れ、仏頂面の利根に「笑った方がいいよ」と言います。

母親に捨てられてからずっと孤独だった利根は、この場所が次第に居心地良くなっていきます。時には喧嘩しながらも寄り添い助け合い、3人は本当の家族のようでした。

利根は、栃木県に新しい仕事を見つけ、身寄りのないカンちゃんも養子縁組が整って、町を離れることになりました。頻繁に会うことはなくなってしまっても、3人の関係に大きな変化はありません。

月日がたち、利根は久しぶりに宮城に帰ってきました。偶然であったカンちゃんと一緒に、けいの家に行きますがそこで見たものは、貧乏にあえぐけいの姿。

けいの貯金はもう底をつき、家は荒廃が進み、食べるものも買えなくなっていたのです。驚いた利根は、けいに生活保護を受けるよう話します。

けいはそれには消極的でしたが、命が大事だと説得する利根に押され、生活保護の申請をしに福祉保健事務所を訪れます。

窓口の担当は三雲でした。三雲の「簡単に社会保障に頼るな」と言わんばかりの態度に、利根は怒りを覚えますが、とりあえず、生活保護申請をけい自らの手で済ませました。

それからしばらくして、けいは自宅で死体となって発見されました。死因は餓死。

利根は保健所へ行き、なぜけいに生活保護費を払わなかったのかと、三雲を怒鳴りつけますが、けいが申請を自ら却下したと聞かされます。

「そんなことするはずがないだろう」と、利根は逆上しますが、自分から取り下げた以上、保健所に罪はないと相手にしてもらえません。

利根は、その夜、福祉保健事務所に火を放ち、刑務所に入れられました。

あれから8年。模範囚で出所した利根は、鉄工所で働きながらカンちゃんを捜していました。そして辿り着いたのは、三雲の部下であった円山幹子でした。

同じ頃、生活保護申請でトラブルがあったけいを調べて利根の存在を知った笘篠は、もう1人けいと懇意にしていた少女が、円山幹子であると突き止めました。

上崎の講演会に利根が現れると推測した笘篠は、上崎の警護にあたります。そして、講演会終了後に車で帰ろうとする上崎に襲い掛かる利根を逮捕しました。

笘篠は、利根の震災の犠牲者としての苦しみがわかり、淡々と自白する利根が何かを隠していると思って、部署がちがうためにできない利根の取り調べを強引にさせてくれるように、上司に頼みました。

取り調べに当たる笘篠は、利根に調査で知ったけいが自ら生活保護申請を却下した理由を話します。

昔一度離婚した経験があるけいには、生き別れになったままの娘がいたのです。三雲たちが調査で調べあげ、娘がいるなら生活保護は出せないと言います。

赤ん坊のときに別れたきりで一度も会ったことのない娘に、実の親がお金に困っているなんてとても言えないと、けいは泣く泣く申請を却下したと言います。

そんな事実に驚く利根。そこに、上崎が姿を消したという報告が届きます。「上崎の居場所は大体わかる。頼む。俺を連れていってくれ」。笘篠は利根を連れ出しました。

向かった先は、遠島けいが住んでいた家でした。中から唸り声がします。笘篠と蓮田が中に踏み込むと、そこには拘束された上崎と円山幹子の姿がありました。

「カンちゃん、止めろ」。利根が声を掛けます。利根は、今回の連続殺人事件がカンちゃんの仕業だと気付いていました。

「これで、けいさんの復讐が終わるんだ」。泣き叫ぶ円山は、自殺のつもりで首に包丁を突きつけますが、かすっただけで飛び込んだ利根に抱きかかえられ、笘篠によってその場で逮捕されました。

怪我のため救急車で病院に搬送されたまま入院した円山は、上崎を監禁する前に自らのSNSで、犯行声明と取れる一文を投稿していました。

しばらくして、津波被害が大きかった海岸近くに、利根と笘篠の姿がありました。

「カンちゃんを守ろうとしたのだろう」と話す笘篠に、利根は苦しそうに、津波の時に溺れそうになっている黄色いジャンパーの子供を見て助けたかったのだけれど、身体も動かず声も出なくて助けられなかったと、言います。

避難所で同じような黄色の服を着たカンちゃんを見て、この子だけは護りたいと思ったとも……。

実は、未だに行方不明の笘篠の息子は黄色のジャンパーを着ていたのです。利根の話で、笘篠は息子だと察しました。

涙目になった笘篠は、「ありがとう。護ろうとしてくれて」と言いました。

スポンサーリンク

映画『護られなかった者たちへ』の感想と評価


(C)2021 映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

自然災害と人的災害

2011年の東日本大震災でおこった津波によって、あっという間に流された多くの町や人々……。それまでの日常生活が跡形もなく消え去ってしまう恐怖の自然災害でした。

映画『護られなかった者たちへ』は、そんな震災後の生活保護をめぐっておこる事件を描いています。

震災後、不正受給者の増加が特に著しくなった生活保護。生活保護申請に行っても、身内がいれば疎遠となっていてもそこへ頼るように言われ、けがや病気で働けなければ診断書を提出し、完治すれば受給を打ち切られと、受給維持の厳しさが伺われました。

お金がなければ、ライフラインは止められ、食べ物も購入できず、餓死するだけです。それがわかっているのに、受給させない例が相次いで起こりました。

本作の主人公・利根は、心の母ともいえる老女のけいにずっと生きていてほしくて、生活保護申請をするようにけいにすすめましたが、結果として生活保護は行われず、けいは餓死します。

生活困窮者を救うべきちゃんとした法制度がありながら、なぜけいが餓死などしなくてはならないのでしょう。利根の怒りは爆発します。

本作では、自然災害の津波で護れなかった命があるのを諭し、反面、人の手によって護れなかった命もあるのではないかと、鋭く問いかけています

原作との違いを噛みしめる


(C)2021 映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

原作小説との大きな違いは、キーマンである円山が女性で描かれている点でしょう。

保健福祉センターで働く円山。その主な業務は、ケースワーカーとして、生活保護の申請が真実であるかどうか現地で確認することでした。

貧困にあえぐ人々の命の綱の生活保護が、不正に受給されないように調べる調査員ともいえます。

人間としての醜い一面もさらけ出して申請する人々と向き合って対応する円山を女性にすることで、生活保護問題が、日々の生活とより密着したものであるように感じられました。

殺人にいたる動機も、人一倍けいを慕っていた円山の寂しさを思えば、一層深く理解できます。

仕事として生活保護を担当しながら、けいへの想いを胸に抱くという、複雑な立ち位置の円山幹子を演じていたのは、抜群の演技力と、意志の強さを感じさせる凛とした眼差しが評価されている清原果耶。

生活困窮者を護るケースワーカーと、グレーな法の抜け穴によって餓死させられたけいを慕う復讐者という2つの顔を見事に演じ分けていました。

キーマン円山を女性にしたことで、物語が一段と切ないものになり、どんでん返しのある事件の真相に驚きます。

容疑者利根の静と動


(C)2021 映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

阿部寛が演じる笘篠刑事に追われる、容疑者・利根。扮するのは『8年越しの花嫁』や「るろうに剣心」シリーズなどで人気を博した佐藤健。

家族運薄い孤独な利根は、周りがすべて敵だと思っているような冷たい目をしています。ですが、自分がつかまえた幸せは絶対に護り切ろうとする、真っ直ぐな心も持っていました。

自分の護るべき者が分かった時は、捨て身になってでもそれを護るという、アツい熱量を放つ佐藤健の演技が随所で光ります。

佐藤健は、無口で不器用な容疑者の心理も目の動きで見事に表現したと言えます。

唯一胸の内を吐き出すように語ったともいえるのは、笘篠と利根のラストシーンでの告白。

利根の告白は、今回の事件の前日譚となるもので、自分の護るべきものを必死に護ろうとした挙句の切ない結末でした。人の力で出来ることの限界を思わせる事実に胸が締め付けられます。

まとめ


(C)2021 映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

中山七里の同名小説を映画した『護られなかった者たちへ』。

震災の被害者にスポットをあてながら、生活困窮者が抱える生活保護問題を題材にした社会派ミステリーでした。

避難所で知り合った利根と円山とけい。まるで本当の家族のように、お互いを思うようになっていくのですが、けいが生活保護申請したことが事件の引き金となりました。

愛する者を護ってあげたいだけなのに、それがうまく行かなかった!

護られなかった者たちへ語り掛ける、生き残った利根と円山の悲痛な心の叫びが聞えてくるようです。

事件の元となる生活保護制度の欠陥にも触れ、一体、誰のための生活保護なのかと、考えざるを得ない作品でした。










関連記事

ヒューマンドラマ映画

映画『ドッグマン』結末までのネタバレあらすじと考察。暴力に支配された男が選ぶ奇妙な末路

不条理な道に足を踏み入れた男が選んだ、衝撃にして奇妙な結末とは―― イタリアの鬼才、マッテオ・ガローネ監督による映画『ドッグマン』が、2019年8月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全 …

ヒューマンドラマ映画

『予兆 散歩する侵略者 劇場版』第68回ベルリン国際映画祭に正式出品決定!

黒沢清監督ファンのあなたに吉報です!映画『予兆 散歩する侵略者 劇場版』が、2018年2月15日から25日まで開催される第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品に決まりました。 映画『散歩す …

ヒューマンドラマ映画

映画きのう何食べた?|ネタバレ結末あらすじと感想評価。劇場版のシロさんとケンジの日常に癒やされる“幸福感”とは⁈

シロさんとケンジが帰ってきた!『劇場版 きのう何食べた?』 2019年春、深夜ドラマとして放送された『きのう何食べた?』。ほろ苦くもあたたかい、ゲイのカップルの日常を描いたこのドラマは大人気となり、2 …

ヒューマンドラマ映画

北山宏光映画『トラさん〜僕が猫になったワケ』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

北山宏光初主演、初の猫役に挑んだ映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』は、2019年2月15日(金)より全国ロードショー。 板羽皆の同名コミックの映画化。「Kiss-My-Fit2」の北山宏光が本作で …

ヒューマンドラマ映画

映画『男はつらいよ お帰り寅さん』ネタバレ感想と評価。50周年作品で山田洋次監督が描いたものとは

「ただいま」と帰る場所がある。 そして、「おかえり」と迎えてくれる人がいる。 山田洋次監督による「男はつらいよ」シリーズ50作目であり、50周年記念作品となった『男はつらいよ お帰り 寅さん』。 昭和 …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学