Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

連載コラム

Entry 2020/05/03
Update

『護られなかった者たちへ』原作小説ネタバレと結末までのあらすじ。映画化ここに注目!|永遠の未完成これ完成である14

  • Writer :
  • もりのちこ

連載コラム「永遠の未完成これ完成である」第14回

映画と原作の違いを徹底解説していく、連載コラム「永遠の未完成これ完成である」。

今回紹介するのは2021年10月1日に公開予定の『護られなかった者たちへ』です。


(C)2020映画『護られなかった者たちへ』製作委員会 (C)中山七里

原作は、「さよならドビュッシー」に次ぐ映画化2作目となる、中山七里の同名ミステリー小説。さらに監督は『64ロクヨン』『有罪』『楽園』など、ミステリー小説の映像化に定評のある瀬々敬久監督。今作は佐藤健と阿部寛の共演で、中山七里の社会派ミステリーの映画化となりました。

小説『護られなかった者たちへ』は2018年刊行作品。物語の舞台は、東日本大震災から時を経て、復興が進む宮城県仙台市。この街で、人格者と呼ばれる者たちが狙われる連続殺人事件が発生。刑事・笘篠(とましの)は、事件の共通点から容疑者・利根にたどり着きます。

大切な人を護れなかった後悔と、権力により護られなかった者たちへの哀憐。この世は不公平で、弱いものは排除されてしまうものなのか。映画公開に先駆け、原作のあらすじ、映画化で注目する点を紹介します。

【連載コラム】「永遠の未完成これ完成である」記事一覧はこちら

映画『護られなかった者たちへ』の作品情報

【公開】
2021年(日本)

【原作】
中山七里

【監督】
瀬々敬久

【キャスト】
佐藤健、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都

映画『護られなかった者たちへ』のあらすじとネタバレ

仙台の街はネオンで輝き、人々の明るい笑い声が響いていました。初めて訪れる者は、ここが未曾有の震災に遭った街とは到底思えないことでしょう。

しかし、街が息を吹き返したとしても、住んでる者たちの心まで元に戻ったとは限りません。それぞれが喪失感を胸に抱え生きているのです。

宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎もまた、9年前の東日本大震災で妻と子供を亡くしていました。

家族を護ると大言壮語し、結局はなす術もなく助けることが出来なかった。悔やんでも悔やみきれない自責の念を、仕事に没頭することで紛らせていました。

その事件は、残忍さを極めたものでした。老朽化したアパートの空き部屋で発見された男の死体は、手足を拘束されたまま餓死していました。

飢えと喉の渇きでじわじわと苦しみ死へと追い込む残酷さに、笘篠は怨恨の線で捜査を始めます。

しかし、被害者・三雲忠勝は、仙台市青葉区福祉保健事務所の課長で、公私ともに善人と評判の人物でした。

笘篠と後輩の蓮田は、三雲の勤める福祉保健事務所に聞き込みに向かいます。会社での三雲もやはり、上司からも部下からも信頼され、仕事にも真面目な人物のようです。

三雲の部下・円山菅生(まるやますがお)が、福祉保健事務所保健第一課の仕事について教えてくれました。

生活保護、母子・父子家庭の相談業務、あとは入院助産の実施を担当する部署で、特に生活保護の現場は過酷なものでした。

東日本大震災後、県内の生活困窮者が仙台市に流れ、仙台市の生活保護率は、予算削減にも関わらず上がる一方です。

「本当に生活保護が必要な人には行き渡らず、逆に不必要な人に受給される現実もあります」。円山は、厳しい社会の現状を嘆いているかのようでした。

憲法第二十五条、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

国民の血税で賄われる生活保護費だからこそ、その運用や可否判断は疎かにできるものではありません。申請者の厳正は、職員にとっても責任ある仕事でした。

第二の被害者はそれからすぐに見つかりました。城之内猛留(たける)は、県議会議員にしては珍しく、悪い噂のひとつもない善良議員として慕われていました。

農機具小屋に拘束され放置された城之内の死因は、三雲同様、餓死でした。またしても続く善人の死に、警察の捜査は難航していました。

その頃、利根勝久(とねかつひさ)は、出所者の更生保護司である櫛谷貞三の紹介で、坂巻鉄工所を訪ねていました。社長の坂巻は利根に、面白半分に刑務所に入った理由を聞いてきます。

「人を殴りました…。ちょっと度が過ぎまして」。利根は、坂巻鉄工所で働くことはありませんでした。

櫛谷は、「堅気の仕事に就くのは難しいでしょ」という利根に「あんたは娑婆で根付くことができる人間だ」と根気強く職を世話してくれました。

城之内の死体発見が新聞報道で流れた日、利根は萩浜港にいました。過酷な湾港労働は、「三度の飯と宿が確保できて、気心しれた仲間のいる塀の中が、娑婆よりよっぽど楽だぜ」と言っていた囚人仲間を思い出します。

それでも利根には、模範囚として出所を早めてまで、成し遂げなければならない事がありました。利根は、とある人物を探していました。

連続殺人事件の進展がないまま、笘篠と蓮田は、2人の共通点を調べ上げます。8年前、2人が塩釜福祉保健事務所で同時期に働いていた過去を突き止めました。

職場でのトラブルが原因と睨んだ笘篠は、もう一度、円山に聞き込みに向かいます。円山は「ケースワーカーという業務に一緒に同行して欲しい」と、笘篠に提案します。

ケースワーカーとは、生活保護の申請が真実であるかどうか現地で確認する仕事になります。中には、不正受給者への打切りを告げに伺うこともあります。

現場は笘篠の想像を超えるものでした。母子家庭で苦労している女性は、子供の塾通いのために規定に反しパートをしていました。働ける環境でありながら生活保護も受けるとなると問題があります。

女性は「あなたが黙っていてくれればいいじゃないの、見逃してよ」と、盗人猛々しい態度です。

またある人は、反社会的勢力の構成員のひとりでした。一般人を装い受給を取り付け、贅沢な暮らしをしていました。

生活保護の打切りを申し付ける円山にヤクザが掴みかかります。そこに刑事の笘篠が止めに入り難を得ました。

今回の連続殺人事件の犠牲者、三雲と城之内もこのケースワーカーをしていたと言います。これは逆恨みを買ったとしても不思議ではない仕事でした。

8年前、塩釜福祉保健事務所で何があったのか。生活保護の申請者の中にトラブルを起こした人物はいないか。笘篠は捜査を進めます。

以下、『護られなかった者たちへ』ネタバレ・結末の記載がございます。『護られなかった者たちへ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

利根は、ムショ仲間の五代良則(よしのり)を頼り、上崎岳大(たけひろ)という人物を探していました。

元ヤクザの五代は、民間調査会社エンパンヤ・リサーチを経営しており、いわゆる情報屋でした。

五代は利根の事情は深く聞かず、足のつかない携帯電話と上崎の居場所を教えてくれました。

一方、笘篠と蓮田も、三人目の犠牲者になるかもしれない人物・上崎の行方を探していました。そして、利根勝久という男が容疑者に上がります。

上崎は、すでに殺された三雲、城之内と同じ時期に、塩釜福祉保健事務所に勤務しており、2人の上司でした。

笘篠は、三雲、城之内が生活保護の受付業務をしていた頃、トラブルを起こした申請者または扶養親族を訪ね、当時の様子を聞き込みしていきます。

すると、生活保護のもうひとつの顔が見えてきたのです。

生活に困り助けを求め生活保護を求めても、当時の窓口の対応は冷淡なものでした。年寄りの書類の不備を指摘し、親族に連絡しろと返されるのが常でした。

実際に生活保護を受けられず、体力の衰えた老人が死に至ったケースもあります。皆、口を揃えて言います。「三雲の顔を忘れたことはない。今でも恨んでいるよ」と。

福祉保健事務所が故意に申請案件を握りつぶしていた。それは、国の厚労省からの圧力もありました。三雲たちもまた板挟みの辛い立場だったのです。

当時の利根は成人式を迎え、カネなし、身寄りなし、学歴なし、あるのは前科だけという、その日暮らしの生活でした。

腕っぷしには自信があった利根は、チンピラから狙われます。一方的に絡まれ前科持ちになった経験から、売られた喧嘩を回避しようとしていた利根でしたが、ある日捕まってしまいます。

追い詰められた路地で、利根を助けたのは遠島けいという婆さんでした。けいさんは、息子夫婦を事故で亡くして以来、孤独な老後を長屋で過ごしていました。

貧乏暮らしでも、けいさんの心は豊でした。面倒見がよく、近所の子供で母子家庭のカンちゃんも、母親がいない時には遊びに来ていました。

母親に捨てられてからずっと孤独だった利根は、この場所が次第に居心地良くなっていきます。時には喧嘩しながらも寄り添い助け合い、まさに3人は本当の家族のようでした。

利根は、新しい仕事場が遠くなったことで、けいさんの生活を心配していました。中学生だったカンちゃんも、親の都合で市内に引っ越すことになります。

頻繁に会うことはなくなってしまっても、3人の関係に大きな変化はありませんでした。

しかし、けいさんの貯金はもう底をついていました。少しづつ、けいさんの家は荒廃が進み、食べるものも買えなくなっていきます。

変化に気付いたカンちゃんから連絡をもらった利根は、けいさんに生活保護を受けるよう話します。

「お役所は苦手だよ。保険料もろくに払えなかった自分が国に面倒を見てもらうなんて、ムシが良すぎるよ」。

けいさんは消極的でしたが、命が大事だと説得する利根に押され、生活保護の申請をしに塩釜福祉保健事務所を訪れます。

窓口の担当は三雲でした。三雲は、けいさんの申請を却下します。「簡単に社会保障に頼るな」と言われ帰されたけいさんの様子に、腹をたてた利根は一緒に窓口に着いていくことにしました。

三雲はけいに、「ここに来る前に弟さんに頼ったらどうですか」と、やはり申請を受け付けてくれません。けいの弟はもう20年以上も連絡が取れていないのに。

あまりにも融通の利かない対応に、利根は声を荒げ抵抗するも警備員に押さえつけられてしまいます。

それから3週間後、けいは自宅で死体となって発見されました。死因は餓死でした。利根は出張先の札幌でそのことを知ります。

霊安室で見たけいの遺体はまるで枯れ木のようでした。胃の中からは大量のティッシュペーパーが出てきたということでした。カンちゃんは嗚咽を上げ泣き崩れます。

利根は、胸の奥底から憤怒が湧き上がるようでした。「福祉保健事務所のしたことは罪に問われないだと。ならば自分が問うてやろうではないか」。

居並ぶ申請者たちを押しのけ利根は窓口へと向かいます。そこには前回同様、三雲の姿がありました。「けいさんは死んだ」。顔面に拳を何度も打ち付けます。

駆け付けた上司の城之内の顔も殴ったところで、他の職員たちが総出で止めに入ります。すんでのところで外に逃げた利根は、その夜、福祉保健事務所に火を放ちました。

あれから8年、利根は仙台空港の到着ロビーで、上崎を待ち伏せしていました。そこには、刑事の笘篠、蓮田の他にも大勢の警官が利根を待ち構えています。

上崎は、退任後、いわゆる天下りで小さな団体の名誉職に就いていました。今回のフィリピン旅行も有志団体の慰労会と称した買春ツアーに他なりません。

笘篠は、どこか利根に同情にも似た感情を抱いていました。大切な人を護ることが出来なかった後悔は、笘篠の心にもずっとあるからです。

利根は警察の目を交わすため、女装をし旅行客のふりをしていました。上崎が何時の便で到着するのか、五代の情報網でもつかめていませんでした。

利根がまもなく上崎と接触するという時、笘篠の目が光ります。利根の女装に気付いた笘篠が、即座に利根を取り押さえました。

「放せ。俺を逮捕するなら上崎も逮捕しろ」。暴れる利根。上崎に対する執着ぶりは相当なものでした。

取り調べに当たる笘篠に、利根は観念したように告げます。「俺は上崎を護ろうとしたんだ」。

そこに、上崎が姿を消したという報告が届きます。「頼む。俺を連れていってくれ」。笘篠は、利根を連れ出します。

向かった先は、遠島けいが住んでいた家でした。中から「助けて」と上崎の声が聞こえました。

笘篠と蓮田が中に踏み込むと、そこには拘束された上崎と、円山菅生の姿がありました。

「カンちゃん、止めろ」。利根が話掛けます。利根は、今回の連続殺人事件がカンちゃんの仕業だと気付いていました。誰よりも、けいさんに懐いていたカンちゃん。

利根は、弟のように思っていたカンちゃんを護るため、自分が罪を背負っても彼の犯罪を止めさせたかったのです。

「勝久兄ちゃん、けいさんの復讐が終わるんだ」。その場で円山は逮捕されます。

笘篠は、円山に事件捜査の協力を頼んだ時、生活保護者に真摯に寄り添う姿を見ていました。「あなたが福祉保健事務所に就職したのも全部復讐のためだったのか」。

円山は答えます。「違います。偶然です。しかし、三雲は以前のままでした。本当に生活保護が必要な者たちを予算不足という理由で切り捨てていました。二度とけいさんみたいな、社会保障システムの犠牲者を作りたくなかった」。

円山は上崎を監禁する前に自らのSNSで犯行声明と取れる一文を投稿していました。その魂の訴えは、広く拡散され世間に一石を投じる結果となりました。

皆、自分の護るべきものを必死に護ろうとしました。運命の転び方で、その結果が犯罪になったかどうかの違いだけなのです。

笘篠は、今は亡き家族写真を前に、自分はどうだっただろうかと思わずにはいられませんでした。

映画『護られなかった者たちへ』ここに注目!

生活保護の現状と苦悩を描くことで、日本の社会保障システムの闇を暴き出す社会派ミステリー「護られなかった者たちへ」。

この作品はフィクションでありながらノンフィクションでもあります。現実社会に潜む、貧困問題や格差社会、学力差別問題がまざまざと浮き彫りになっています。

「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」。日本国憲法で護られているはずの国民の生活。

「護って欲しい」と自ら声を上げることも出来ない者たちを、国は本当に護ってくれるのでしょうか。やはり最後に犠牲になるのは、弱いもの、護られなかった者たちなのかもしれません。

佐藤健と阿部寛の共演も楽しみな「護られなかった者たちへ」。映画化に伴い注目する点を紹介します。

利根と笘篠の共通点

主人公の利根勝久(映画では泰久)は、母親に捨てられ天涯孤独な身でした。世間は、彼の育った環境や容姿で、社会不適合者として決め付けて接します。

そんな利根が、けいさんとカンちゃんに出会ったことで、護られることの心地よさと、大切な者を護りたいという気持ちが芽生えます。

半ば人生を諦めていた利根ですが、誤った道に進もうとする利根を身をもって救ってくれたのも、けいでした。

のちに利根は、本当に大切な人を護ることが出来なかった自分の不甲斐なさに苦しむことになります。

容疑者となった利根を追う刑事・笘篠誠一郎もまた、大切な人たちを護ることが出来なかったいう後悔で苦しんでいました。

それは震災という行き場のない怒りでした。震災から9年、笘篠は今もなお孤独でした。

大切なものを護ろうとする容疑者・利根と、大切なものを護る前に奪われてしまった刑事・笘篠。

追う者と追われる者と立場は違えど、2人は護りたい人を護ることが出来なかった孤独の痛みを抱えています。

社会的弱者の実態

日本国の生活保護受給者数は、令和2年1月の段階で200万人を超えています。昨今の新型コロナによる経済への影響で、生活保護の相談件数は軒並みに伸びていると言います。

物語は、仙台市で震災後増え続ける生活保護率を問題に、生活保護申請を受ける側と、許可する福祉職員側の両方の立場から、現状が描かれています。

生活保護行政における「水際作戦」という、一部地方公共団体で採られた、審査もせずに保護申請の受理を拒否し、生活保護の受給を窓口で阻止する方策が問題となりました。

生活保護を打ち切られ餓死してしまうという悲惨な事件も、実際に起きています。

そして、身体上や精神上などの理由により、日常生活を送ることが困難な人たちの相談に乗るケースワーカーの役割にも触れています。

生活保護申請が真実であるかどうか現地で確認し、時には受給打切を申し付けなければならないケースワーカーの仕事は危険もはらんでいました。

本当は生活保護を受けさせたいにも関わらず、上司の許可や国の方針に従わなければならない福祉職員の葛藤。

また、生活保護の問題は、このほかにも地域格差や外国人受給者問題、暴力団関係、福祉職員不足問題など多岐に渡っています。

高齢化と生活保護の増加は、決して他人事ではないのです。

映画オリジナルキャラ円山幹子

刑事の笘篠が捜査の協力を頼む、社会福祉保健事務所の職員である円山。原作では、円山菅生(まるやますがお)という男性職員です。

ケースワーカーとして生活保護の不正受理者に厳しい対応をする反面、本当に保護が必要な高齢者に親身になって申請を勧める一面もあります。

映画では、円山幹子という女性職員になっています。演じるのは『3月のライオン』『愛唄 約束のナクヒト』の他、モデル、声優としても活躍する清原果耶。

物語のキーパーソーンになる大事な役どころです。円山幹子と容疑者・利根との関係性にも注目です。

まとめ

中山七里の原作、日本の社会保障システムの闇を暴き出す社会派ミステリー「護られなかった者たちへ」が、佐藤健と阿部寛の共演で映画化。2021年10月1日に全国公開予定です。

護られなかった者たちへ捧ぐこの作品は、我々現代を生きる者たちへの警告でもあります。明日は我が身なのです。

そして、なす術もなく一人悩み苦しんでいるのであれば、勇気をもって声をあげよう。「不埒な者が上げる声よりも。もっと大きく、もっと図太く」。その声が通る世の中を願うばかりです。

次回の「永遠の未完成これ完成である」は…


(C)2020「劇場」製作委員会
次回紹介する作品は、『劇場』です。

お笑い芸人・又吉直樹の作家としての原点となる恋愛小説「劇場」が、山崎賢人と松岡茉優の共演で映画化です。

監督は、『世界の中心で愛を叫ぶ』『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』と切なくも情熱的な恋愛映画を得意とする行定勲監督。

映画公開予定日は、2020年4月17日でしたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策のため公開日が延期となっています。

映画公開の前に、原作のあらすじと、映画化で注目する点を紹介していきます。

【連載コラム】「永遠の未完成これ完成である」記事一覧はこちら



関連記事

連載コラム

映画『ドントイットTHEEND』ネタバレ感想と結末までのあらすじ。子供が行方不明の未解決事件の20年後の恐怖ホラー|未体験ゾーンの映画たち2020見破録49

連載コラム「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」第49回 「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」の第49回で紹介するのは、モロッコを舞台にしたモンスター・ホラー映画『ドント・イットTHE END』 …

連載コラム

【ネタバレ感想】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ南北英雄|チウ・マンチェク演じる武術家ウォン・フェイホン(黄飛鴻)が復活!|未体験ゾーンの映画たち2019見破録31

連載コラム「未体験ゾーンの映画たち2019見破録」第31回 今年もヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の“劇場発の映画祭”「未体験ゾーンの映画たち2019」。様々な58本の映画が公開中ですが、今回はカ …

連載コラム

鬼滅の刃|遊郭編アニメ放送日はいつ/堕姫の声優決定!無限列車編テレビ新作の考察も【鬼滅の刃全集中の考察27】

連載コラム『鬼滅の刃全集中の考察』第27回 大人気コミック『鬼滅の刃』の今後のアニメ化/映像化について様々な視点から考察・解説していく連載コラム「鬼滅の刃全集中の考察」。 (C)吾峠呼世晴/集英社・ア …

連載コラム

韓国版映画『いま、会いにゆきます』感想と解説。ジャンフン監督と市川拓司(原作者)の共通点とは|シニンは映画に生かされて4

連載コラム『シニンは映画に生かされて』第4回 はじめましての方は、はじめまして。河合のびです。 今日も今日とて、映画に生かされているシニンです。 第4回でご紹介する作品は、死者との再会を通じて夫婦と家 …

連載コラム

映画『一度も撃ってません』感想考察と評価レビュー。阪本順治監督×石橋蓮司で描くハードボイルドコメディ|映画という星空を知るひとよ2

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第2回 『一度も撃ってません』は、『半世界』『エルネスト』の阪本順治監督、『野獣死すべし』『探偵物語』の丸山昇一脚本によるハードボイルドコメディ。18年ぶりの映 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学