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【ネタバレ】THE WITCH2魔女 増殖|あらすじ結末感想と評価考察。韓国映画おすすめ女優シン・シアが圧倒的な存在感を放つ

  • Writer :
  • 菅浪瑛子

予測不可能なストーリー展開が話題を呼んだ前作から5年、新星シン・シアを主演に新たな魔女の物語が幕をあけました

秘密研究所アークが何者かに襲撃され、生き残った一人の少女が雪の降りしきるなか血まみれの姿で一人立ち尽くしていました。

そんな少女と出会った心優しき牧場主のギョンヒ(パク・ウンビン)は、少女がただものではなく、何か事情を抱えていると分かりつつも放って置けず自分の家に招き入れます。

次第に人間らしい心を目覚めさせていく少女でしたが、追っ手はすぐ間近に迫ってきていました。

敵を前に力を覚醒させる少女。壮絶な戦いが幕をあけたのでした。

予測不能なストーリー展開とキム・ダミの圧倒的な力、存在感が話題を呼んだサイキックアクション『THE WITCH 魔女』(2018)。

その続編となる本作は、オーディションを勝ち抜き主役に抜擢されたシン・シアが施設から抜け出した謎の少女を演じ、前作以上にパワーアップしたサイキックアクションで魅せます。

白熱したバトルだけでなく、牧場を経営するギョンヒの前でみせる純粋無垢な表情にも注目です。

無垢さと残虐性の二面性を兼ね備えた無垢なる少女を本作でスクリーンデビューを果たしたシン・シアが吸い込まれそうな瞳で体現します。

映画『THE WITCH 魔女 増殖』の作品情報


(C)2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & GOLDMOON FILM.All Rights Reserved.

【日本公開】
2023年(韓国映画)

【原題】
The Witch: Part 2 – The Other One

【監督・脚本】
パク・フンジョン

【キャスト】
シン・シア、パク・ウンビン、ソ・ウンス、ソン・ユビン、チン・グ、チョ・ミンス、イ・ジョンソク、キム・ダミ

【作品概要】
前作『The Witch 魔女』(2018)に引き続きメガホンをとったのは、『新しき世界』(2013)などで知られるパク・フンジョン監督。

主演を務めたシン・シアは、1408人の中からオーディションを勝ち抜き、本作でスクリーンデビューを果たしました。デビューとは思えない堂々とした存在感で無垢な少女でありながらは破壊的なパワーを持ち容赦なく敵をひねり殺す姿を演じました。

少女と関わったことで巻き込まれていく姉弟の姉役には、ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2022)で話題となったパク・ウンビン、弟役には『ユンヒへ』(2022)のソン・ユビンが演じるほか、『キングメーカー 大統領を作った男』(2022)のソ・ウンス、『観相師─かんそうし─ 』(2013)のイ・ジョンソクなどが脇を固めました。

前作に引き続き登場したジャユン役のキム・ダミや、前作でジャユンを追いかけるドクター・ペク役を演じたチョ・ミンスがドクター・ペクの双子の妹役でまた一味違った姿を披露します。

映画『THE WITCH 魔女 増殖』のあらすじとネタバレ


(C)2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & GOLDMOON FILM.All Rights Reserved.

遥か昔、春。社員旅行に向かう一台のバスが工場の跡地のような場所にたどり着きます。目的地と違う場所に着いたことにバスに乗っている人々は困惑の表情を浮かべます。

前の方に座っていた男性数人が突如立ち上がり、ガスマスクをつけてバスの中にガスを撒きます。そして逃げようとした人々を容赦なく殴りかかります。

そこかた連れ出された一人の女性。女性が目を覚ますと、病室のようなところに横たわり、そばにペク総括(チョ・ミンス)が座っていました。テレビからはバスの墜落事故のニュースが流れています。

目を覚ました女性はお腹の中に子供がいると言うと、ペク総括とそこにやってきたドクター・ペク(チョ・ミンス)は、「そうよ、女の子。これから妹ができ、さらにまた兄弟が増えていく。私たちがそうさせる」と言います。

何の話だかわからない女性にドクター・ペクは、「自分が何者か忘れたの?それともわからないフリ?」と言います。そうして魔女プロジェクトは始まったのでした……。

現代。魔女プロジェクトの重要施設・アーク(箱庭)が何者かによって襲撃されます。血まみれの中に横たわる死体たち。襲撃者が立ち去った後で一人の少女(シン・シア)が血まみれの姿で一人施設の外に出ていきます。

外は一面の雪景色、少女が一歩一歩踏みしめるたびに赤い足跡がついていきます。森を抜け、少女は道路の上で立ち尽くします。

そこに猛スピードで一台の車がクラクションを鳴らしてやってきますが、少女は立ち尽くしたまま動こうとせず、車はハンドルを切り、間一髪で少女の真横を通り抜けていきます。

しばらくしてブレーキを踏んで車は少女の横まで戻ってきます。運転手は「危ないだろ」と声をかけますが少女は一言も話そうとしません。車にいた男たちは少女を車にのせ色々話しかけますが、少女は無視したままです。

後部座席に縛られた状態で座っていたギョンヒ(パク・ウンビン)は、「その子は関係ないからおろしたあげな」と叫びます。男たちはうるさいとギョンヒの言葉を聞こうともせず、「お前を埋めるのに誰かに見られたらまずいだろ」と言います。

こんな短期間で何も見ているわけがないとギョンヒは言いますが、今まで黙っていた少女が車のナンバーと車に記載されていた住所を言葉にします。異常な記憶力に男たちは驚き、血まみれの少女を見て、精神病院かどこかからきたのではないかと怪しみます。

何者だと詰め寄り少女の顔や髪をつかむ男たちに少女はただ「離せよ」と言います。笑って相手にしていな男たちですが、一瞬にして車のドアごと外に投げ飛ばされます。一瞬の出来事に周りの皆は何が起きたのか理解できずにいます。

少女が信じられないような脅威的なパワーで大の大人をいとも簡単に吹き飛ばしたのです。車は森に突っ込み、ギョンヒは縛られていたため放り出されずに助かりました。

助かったギョンヒは少女がとどめを刺そうとしているところを制し、男の携帯から救急車に連絡をします。そしてその場を立ち去ろうとしましたが、少女を放っておけず、一緒に行こうとその手を取ります。

少女はただ驚いた顔をして繋がれた手、そしてギョンヒのことを見つめ、黙ってついて行きます。ギョンヒは叔父に連絡をとり迎えにきてもらい、少女の傷の手当てを頼みます。

叔父が手当てをしていると突如少女の背中にあったはずの弾痕が消え、酒を飲みすぎて幻覚を見たのかと目を白黒させます。しかし、それは少女の脅威的な治癒力によるものでした。

何か事情がありそうで、警察に通報するのは気が引けるとギョンヒは少女が回復するまで自分の家に匿うことにしました。

ギョンヒは、父の死後アメリカから帰国し、弟のデギル(ソン・ユビン)と牧場を経営しながら生活しています。しかし、地元を牛耳っているヤクザのヨンドゥ(チン・グ)に土地を売り渡すよう脅迫されています。

ヨンドゥは、リゾート開発のためギョンヒの土地が何としても欲しいのです。仲間が半殺しにされたヨンドゥは部下を大勢連れてギョンヒの家にやってきます。

ギョンヒは父が猟に使っていた銃を構え牽制しますが、人を撃ったことなどないだろうと見くびられ部下らに取り押さえられてしまいます。デギルもやってきますが、部下らには到底敵いません。

その時、屋根の上に少女が降り立ちヨンドゥらを見下ろしています。少女はそのまま屋根から飛び降りるとヨンドゥの部下らを圧倒的な強さで薙ぎ倒していきます。ヨンドゥに近づく少女をまたしてもギョンヒが止めます。

「もう十分だから、私は大丈夫」そう言うとギョンヒはヨンドゥに「しっかりして」と鼓舞し、二度とこないでと制し、部下らを早く病院に連れて行くように言います。

ギョンヒとデギルと交流し、少女は人間らしい心に触れていきます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『THE WITCH 魔女 増殖』ネタバレ・結末の記載がございます。『THE WITCH 魔女 増殖』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


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組織の海外支部で働く元アーク出身のチョ・ヒョン隊長(ソ・ウンス)は、ペク総括に呼び出され10年ぶりに韓国に帰国します。ペク総括は、抜け出した少女が完全体に近く、薬に依存しているジャユン(パク・ダミ)とは比べ物にならない危険な存在だから見つけ出して始末してほしいと言います。

チェはこれで借りは返したことにと言い立ち去ります。そんなチェの元に、チェのかつての上司であり、現在はアークの責任者であるチャン(イ・ジョンソク)がやってきます。

組織の内部の問題だから手を引くようにというチャンに対しチェは、組織のゴタゴタには関わる気がないが、任務の邪魔をするなら容赦しないと言い捨てます。

その頃、別の組織も少女の行方を追っていました。それは、少女がいたアークを襲撃し、少女にも銃を向けた土偶たちでした。土偶たちはかつてジャユンが上海ラボに襲撃した際に逃げ出した研究体たちでした。

少女を殺しそこねた土偶たちは今度こそ少女を殺すつもりでした。情報提供を求めていたところに接触してきたのはヨンドゥでした。ヨンドゥの会社に乗り込んだ土偶たちは容赦なく人々を殺しヨンドゥに少女の居場所を言うよう強要します。

命が惜しいヨンドゥは土偶らと取引して少女の居場所を教えるとともに、薬を打ち超人になる能力を手にしました。そして部下を引き連れて再びギョンヒの家に向かいます。

同じく少女の居場所を突き止めたチェは、民間人を巻き込むわけにはいかないとギョンヒに接触し、少女に気づかれないように弟を連れて家から出るように言います。姉弟が外に出たら家ごと少女を吹き飛ばす計画でいました。

ギョンヒはどうしても少女に嘘をつくことができず、少女に逃げてと告げ、少女は危険が迫っていることを勘付きます。そこにタイミングが悪くチェと部下が待機しているところに土偶らとヨンドゥらもやってきます。

少女に向かって爆撃を放ったのを確認するとチェと部下は家に向かい少女の姿を探すもその姿はなく、生体反応もありません。土偶らはチェの部下に容赦おそいかかり壮絶な戦いを繰り広げるも、サイキックの能力が圧倒的に違うチェの部からは土偶たちの力に圧倒され殺されていきます。

ヨンドゥは、騒動に乗じて銃を撃ち放ち、ギョンヒを殺してしまいます。亡くなった姉を抱き抱えるデギルに対しても殺そうとし、咄嗟にチェが庇いますが、間に合わずデギルも命を落としてしまいます。

チェは怒りヨンドゥに掴み掛かり殺そうとしますが、土偶たちが容赦なく襲いかかります。必死に食らいつくチェと部下でしたが、力の差は圧倒的です。チェが倒れ込んだところに土偶らの一人の死体を引きずった少女が現れます。

土偶らの存在を無視し、倒れたギョンヒとデギルを見つめ蒼然とした表情で少女は自分の胸をおさえます。感情を知らない少女はなぜ胸が痛むのかわかっていません。

少女を殺そうと土偶らが襲いかかりますが、土偶らは誰一人として少女に太刀打ちできません。哀しみが少女を覚醒させ、圧倒的なサイキック能力は全てを凌駕してしまいます。

一瞬で捻り潰し、残りの一人にとどめを刺そうとしたところに車から一人の女性が降り立ちました。それは何と姿を消していたジャユンでした。

手負のジャユンは、少女に太刀打ちできるほど回復していなかったので、土偶らを使っていて少女を探していた、なぜなら少女は自分の妹だから、と言います。

アークを襲撃した際何も抵抗しなかった少女に本当に妹なのかと思ったが、逃げ出した姿を見て頭の中で妹だと感じたといい、一緒に母親に会いに行こうと言います。

少女は答えず胸をおさえながらギョンヒとデギルを見つめます。「もしかして痛むの?」とジャユンは言い、薬を取り出しどちらか一人を助けることはできるが、人間として死ぬほうが幸せかもしれないとも言います。

黙っている少女にジャユンは背後から薬をうち、少女を気絶させ車に乗せるとどこかに消えていきます。

ジャユンが消えてしばらく経つとチェと部下がのろのろと起き上がります。2人は死んだふりをしていたのでした。そしてチェはチャンに電話をかけますが、その電話の呼び鈴は背後から聞こえてきます。

チャンも現場にやってきていたのでした。事情が変わったから協力してくれとチェは言い、チャンはどこへ行くかは見当がついていると答えます。

その頃、パク総括もジャユンと少女を迎え撃つべく準備を始めようとしていました……。

映画『THE WITCH 魔女 増殖』の感想と評価


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新たな魔女の誕生

前作『THE WITCH 魔女』(2018)では、普通の女子高生かのように見えたジャユンが実はサイキック能力を持ち、容赦なく人を殺してしまう残酷な面を持つというギャップに驚かされました。

更にテレビに出演し、組織が彼女を探しに来るということまでがジャユンが仕組んだことであり、まんまと罠にハマったのは組織側だったという予測できない構成も観客を惹きつけた魅力でした。

研究施設、サイキックアクション、復讐といったノワール要素を盛り込みながらも、ジャユンの存在時代が物語のトリガーになっている目新しさのある映画でした。

続編となる『THE WITCH 魔女 増殖』では、施設を抜け出した少女がサイキック能力を持ち得ていることは前作を見た人からすれば容易に想像できることでしょう。そのため少女が能力を使う姿は序盤から用いられます。

前作のジャユンは、チェ・ウシク演じる同じ施設で育った人物に対し、子供の頃から私は出来が違うと圧倒的な強さを見せつけます。そのため、シン・シア演じる少女はそれ以上の圧倒的な強さを誇っていなければ新たな魔女としての魅力が半減してしまうところだったでしょう。

しかし、少女は能力の高い土偶ら相手に対しても圧倒的な強さを見せつけます。少女はアークを襲撃された際と家が爆破された時に傷を負いますが、戦闘において傷を負うことはありません。誰も傷を負わせられないほど圧倒的に強いからです。

ジャユンはあどけない顔立ちでいながら、全て計算し尽くしている巧妙さのあるキャラクターとして描かれていましたが、施設で育ち外の世界を知らない少女は無垢そのものなキャラクターとして描かれています。

特に瞳の演技を意識したとシン・シアは語っていますが、全編を通して透き通るような瞳が少女のキャラクターを際立たせています。言葉少ない少女は驚きも喜びも哀しみも全て瞳で表現しているのです。

特に前半のギョンヒとデギル姉弟と交流し、食いしん坊な一面を見せる少女の姿や、姉弟の優しさに触れて心が温かくなるような感情を覚えた姿が印象的です。

ほのぼのとした温かなシーンがあるからこそ、哀しみが少女を覚醒させるという後半の壮絶なアクションシーンに説得力がでます。しかし、怒りも哀しみも少女にとっては初めてのことで、感情の受け止め方が少女は分からないのでした。

感情も利用し、人を惹きつけるジャユンの巧妙さと無垢な少女の対比が興味深く、続編で姉妹の関係性はどう変化するのか、姉妹のサイキックバトルは見られるのか、続編に対する期待は膨らみます。


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人間らしさ

施設で育ち外の世界も感情も知らない無垢そのものの少女が出会うギョンヒは非常に人間らしいキャラクターです。

ギョンヒの父親とヨンドゥの間に何があったのか、なぜギョンヒがアメリカに渡ったのかなどあまり描かれていない部分もありますが、ギョンヒは敵に対して情けをかけるという優しさを持っています。

自分に対して暴力を振るい、殺そうとした相手だというのにギョンヒは、少女がとどめを刺そうとしたところを制するだけでなく、病院に行くようにいいます。

更に事情がありそうな少女を家にとめ、揉め事に巻き込まれても少女を見捨てようとはしない、優しさと強さを持っています。

少女はギョンヒの優しさだけでなく、体温に触れることで人間の温かさを知っていきます。一緒に逃げようと手を繋いだり、倒れた少女を膝枕して寝かせたり……ギョンヒにとっては何気ない触れ合いが少女にとっては初めて触れる温もりでした。

温もりに対し戸惑いも感じてはいるものの、安心感に包まれたかのような感覚が少女にとっては忘れないものになっていきます。

ギョンヒだけでなく、組織側にも人間らしいキャラクターとして登場するのが、ソ・ウンス演じるチョ・ヒョンでしょう。

元はアークにいたというチェは、部下の男性とたわいも無い言い争いをしたり、終始お酒を飲んでいる人物ですが、民間人が巻き込まれるのを避けようとしている様子が伺えます。

海外での任務の際、民間人が巻き込まれるのを避けるため危険と分かっていても一人で乗り込んだり、ギョンヒとデギルを巻き込まないようにしようとしていました。

咄嗟にデギルを銃撃から守ろうとした姿からもチェの人間味が感じられます。土偶らをはじめとした非人道的なキャラクターもいる中で、人間味のあるキャラクターが際立ちます。

まとめ


(C)2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & GOLDMOON FILM.All Rights Reserved.

前作『THE WITCH 魔女』(2018)では、ジャユンの存在が物語のトリガーであったため、アクションシーンは後半に多くなっていますが、『THE WITCH 魔女 増殖』では前半からアクションシーンが展開され、瞬きも許さないサイキックアクションの連続に圧倒されます

更に主演のシン・シアだけでなくソ・ウンス演じるチョ・ヒョン隊長や土偶らをはじめとした新キャラクターのアクションシーンも見どころです。

魔女プロジェクトによる人体実験は世界各地に広まっており、組織の人間はおそらく何らかの人体改造をされていると思われます。しかし、チョ・ヒョン隊長をはじめとした組織の人間は、治癒力やスピード、パワーなどにおいて人並み以上の能力を持ち得ていますが、物体を変形させたりするサイキック能力まで体得している者はそう多く無いのでしょう。

土偶らのリーダー格の女性がサイキック能力に秀でていますが、それ以外のメンバーはサイキック能力までは持ち得ていません。ジャユンが少女が別格であるのは、まさに圧倒的なサイキック能力を持ち得ているだけでなく、それ以上に覚醒する可能性を秘めているからなのでしょう。

ジャユンは脳に異常をきたし、薬を必要としていますが、少女はそのようなことなく、より完全体に近いことからその能力はジャユン以上なのではないかと推測されます。

まだまだ可能性を秘めている少女がこの後どう覚醒していくのか、期待がかかります。更に本作でアクションを披露せず、観客にとってその強さが未知数な存在がアークの責任者であるチャン(イ・ジョンソク)です。

謎めいたチャンの能力、そして組織、魔女プロジェクトの全貌が今後どう明らかになっていくのか…これからも〈魔女ユニバース〉から目が離せません。



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