Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

アクション映画

Entry 2021/08/09
Update

【ネタバレ】ワイルドスピード/ジェットブレイク|結末感想とあらすじ解説。シリーズ9作目をジャスティン・リン監督が手掛けるカーアクション!

  • Writer :
  • 秋國まゆ

メガヒットカーアクション「ワイルド・スピード」シリーズの第9作。

ジャスティン・リンが監督・製作・原案・脚本を務めた、2021年製作のアメリカのカーアクション映画、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。

息子のブライアンと妻レティの3人で静かな生活を送っていた主人公ドミニクが、否応なく過去の因果に向き合うことになり、再び仲間と共に世界を揺るがす陰謀を阻止しようとする姿とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

ドミニクの実の弟ジェイコブの存在が明らかとなる、『ワイルド・スピード ICE BREAK』の続編、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のネタバレあらすじと作品情報をご紹介いたします。

映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の作品情報


(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

【日本公開】
2021年(アメリカ映画)

【原案・脚本】
ダニエル・ケイシー、ジャスティン・リン、アルフレッド・ボテーロ(原案のみ)、ダン・ケイシー(脚本のみ)

【監督】
ジャスティン・リン

【キャスト】
ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ナタリー・エマニュエル、ジョン・シナ、サン・カン、シャーリーズ・セロン、アンナ・サワイ、ヘレン・ミレン、カート・ラッセル、カーディ・B、トゥエ・エルステッド・ラスムッセン、ドン・オマール、シェー・ウィガム、ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、ジェイソン・トビン

【作品概要】
「ワイルド・スピード」シリーズの第3作「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(2006)から、第6作「ワイルド・スピード EURO MISSION」(2013)まで手掛けた、ジャスティン・リンが監督・製作・原案・脚本を務めた、アメリカのカーアクション作品です。

「ワイルド・スピード」シリーズに出演する、ヴィン・ディーゼルやミシェル・ロドリゲスら豪華俳優陣と、『バンブルビー』(2018)のジョン・シナが共演しています。

映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のあらすじとネタバレ


(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

1989年、ストックカーレース。ストックカーレーサーとして活動しているジャック・トレットは、この年のシーズン最後のレースで、他のレーサーであるケニー・リンダ―に執拗な妨害を受けた末、バンバーに衝突されコースアウトしてしまいました。

そしてジャックは、息子のドミニクとジェイコブの目の前で、炎上した車と共に命を落としてしまいます。

それがのちに、ドミニクたちの間に因縁をもたらすことになるとは知らずに…。

ワイルド・スピード ICE BREAK」から5年後。

非常に高い運転能力と、戦闘術にも長けている元トラック強盗団のリーダー、ドミニク・トレットは、「ワイルド・スピード/ICE BREAK」で死んだ元恋人エレナとの間にできた息子ブライアンと、妻レティ・オルティスと静かな生活を送っていました。

そこへ、ドミニクの仲間(ファミリー)の一員であるローマン・ピアースとテズ・パーカー、ラムジーが2018年式のジープ・グランドチェロキートラックホールに乗って、ドミニクに新たなミッションを言い渡しに来ました。

それは、ドミニクの宿敵サイファーを逮捕した、アメリカ諜報組織の長ミスター・ノーバディが乗る輸送機が南米で墜落し、サイファーが脱走。

ラムジーたちが受け取った、ミスター・ノーバディから送信された秘密暗号の救難信号には、ドミニクたちに、輸送機に積まれていた「アリエス」というものの回収を求めていました。

ドミニクは葛藤の末、ブライアンを寝かしつけ家に残し、レティやローマンたちファミリーと共に、輸送機が墜落した現地へ向かいます。

南米モンテキント。敵対国家の地域内の荒野に墜落した輸送機の内部から、ドミニクたちは首尾よく「アリエス」を回収できましたが、ミスター・ノーバディの姿はありませんでした。

しかしそこへ、突如敵対国の軍隊が現れ、ドミニクたちは「アリエス」を持ったまま、激しい銃撃戦の中やむなく逃亡。さらにそこへ、別の武将集団が現れ、逃亡するドミニクたちの行く手を阻みます。

地雷原を駆け抜け、国境近くまで辿り着いたドミニクたち。しかし、「アリエス」を持っていたレティが攻撃を受け、直後に現れた人物に横取りされてしまいました。


(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

その人物は、ドミニクの実の弟ジェイコブ・トレットでした。武装集団を率いているジェイコブが乗る、ブルーに白のストライプがボディに描かれた2015年式のフォード・マスタングと、ドミニクとレティが乗る2020年式のブラックのダッジ・チャージャーヘルキャット ワイドボディは、激しいカーチェイスを繰り広げます。

ジェイコブはドミニクとの激しいカーチェイスの末、崖へ飛び込み、直後に現れた磁力付きの戦闘機に収納され、飛び去ってしまいました。

「アリエス」を奪われてしまったドミニクたちはアジトに戻り、「アリエス」とは何なのか、ジェイコブは何故「アリエス」を狙っていたのか知るため、情報収集します。

電子機器の扱いに長けたテズと、若き凄腕ハッカーのラムジーが調べた結果、「アリエス」とは、世界中のコンピュータを制御・掌握できるデジタル装置であること。

「アリエス」は対で稼働するため、単体だけでは危険はないものの、ミスター・ノーバディは慎重を期し、もう1つの「アリエス」と起動に必要なアクティベーション・キーを世界のどこかに隠しているということ。

アクティベーション・キーについて知っているのは、死んだ仲間ハン・ルーだということ。

ジェイコブは、兄ドミニクに負けない運転技術や戦闘センスを持ち、影の世界で活動しているスーパースパイであることが判明したのです。

今のジェイコブの素性を知ったドミニクの回想場面。ジャックの死後、彼のピットクルー兼メカニック担当のバディから、ジャックが所有していた車を譲り受けようとしていたドミニクたち兄弟。

そこへ、ジャックを死に追いやったケニーが訪ねてきます。ケニーは自らの妨害のせいで、悲惨な事故を招きジャックを死なせたのに関わらず、何の責任も追っていませんでした。

それを咎めるドミニクたち兄弟を、挑発するケニー。彼は激怒したドミニクに、レンチでボコボコにされました。

その結果、ケニーは左顔面に重傷を負い、レースができなくなり引退。ケニーを殴ったドミニクは、警察に捕まってしまいました。

場面転換。ジェイコブと彼が率いる武装集団は、「アリエス」を持って自分たちのアジトに帰還。そこには、ジェイコブと手を組み、「アリエス」を使って世界を掌握しようと企む某国独裁者の息子オットーと、彼に幽閉されたサイファーがいました。

ジェイコブとオットーは、幽閉したサイファーに、ミスター・ノーバディが世界のどこかに隠したもう1つの「アリエス」がどこにあるのか、その在り処を調べるよう命じました。

対で稼働する「アリエス」は、いざとなれば人工衛星や軍の兵器すら乗っ取ることが可能であり、「アリエス」を操作して乗っ取った人工衛星や軍の兵器で、世界各地にいつでも攻撃することができるのです。

ラムジーをも凌ぐ凄腕のハッカーであるサイファーは、瞬く間にもう1つの「アリエス」の在り処を探し当てます。その隠し場所は、イギリス・エディンバラでした。

一方ドミニクたちの元に、ドミニクの実の妹ミアが駆けつけ、彼らファミリーの協力を申し出ます。

ミアを新たな仲間に加えたドミニクは、「アリエス」とアクティベーション・キーについて知っているハンと、古い友人を頼ることにしました。

ドミニクの過去回想の場面。ドミニクは服役中、車について詳しい他の囚人から聞いた話で、エンジンが失火している状態で燃料ポンプに誰かが細工したことで、ジャックの車が大炎上したのだと知ります。

事故当時、エンジンが失火したジャックの車を修理したのは、ジェイコブでした。ドミニクはジェイコブが故意に細工したせいで、父親が死んだと思い激怒します。

ドミニクは出所後、ジェイコブと再会。彼は父親から受け継ぎ、独自に改造したダッジ・チャージャーヘルキャット ワイドボディに乗り、ジェイコブと賭けレースをしました。

その結果、敗北したジェイコブは、勝ったドミニクがトレット家を放逐させたことを長年恨むことに。そこからジェイコブは、誰からも愛され頼られる兄より賢く、兄より速く、兄より強くあろうとしました。

場面転換。ジェイコブとの決戦を控えたドミニクは、バディの元を尋ねました。バディはドミニクが逮捕されて以降、ジェイコブとミアの面倒をみてくれていました。

バディはドミニクに、「誰からも愛され、頼りにされていたドム(ドミニクの愛称)とは違い、ジェイコブは孤独だった。だからジェイコブは、兄への恨みが深く、それは死ぬまで続く」と話しました。

そしてバディは、ドミニクにジェイコブの居場所を尋ねられ、彼がイギリス・ロンドンに向かったことを伝えました。

以下、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』ネタバレ・結末の記載がございます。『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

一方、レティとミアは、ドミニク宛に届いたハンの絵葉書を頼りに、ハンを探しに東京へ。メキシコが好きなハンは、東京の自宅の窓に、メキシコの国旗をぶら下げていたのです。

それが目印となり、ハンの家に辿り着けたレティたちでしたが、家には誰もいません。そこへ突如、アジア系の少女エルが現れます。

その直後に、エルを狙った襲撃者が登場。レティたちはエルと一緒に襲撃者と戦っていると、そこへハンが少し離れた場所から銃で狙撃し、援護しました。

敵を全員倒した後で、レティたちは死んだはずと思われたハンと、感動の再会を果たします。

その頃テズとローマンは、ハンの東京でのエンジニア仲間であるショーン・ボズウェルと、彼と一緒に密輸業をしているアールとトゥインキーと接触。

宇宙にある人工衛星まで向かうために必要な、ロケットエンジンを搭載した車を開発してもらうためです。

事前にショーンたちが開発したロケットエンジンカーは、実証実験で失敗し炎上してしまったものの、何とかローマンたちが乗るロケットエンジンカーを完成させます。

イギリス・ロンドン。ドミニクはかつての敵、オーウェン・ショウとデッカード・ショウ、ハッティ・ショウの母親であるクィーニー・ショウと接触。

ショウ兄妹の計らいにより、刑務所を出所した彼女に、このロンドンで手下が何人もいるアメリカ人を見なかったか尋ねます。

するとクィーニーは、キーを盗んだ2018年式のノーブル・M600にドミニクを乗せ、華麗なドライビングテクニックを見せながら、ロンドンにいるアメリカ人の男の話をしました。

その男は、ロンドンの街で武器の売買を行い、近々エディンバラで何かをする気だということでした。

そう話すクィーニーがドミニクを連れて行ったのは、そのアメリカ人の男がいる場所でした。

クイーニーが立ち去った後、ドミニクを待ち構えていたのは、「アリエス」の奪取を目論む秘密工作員で、父親の後ろ盾により有り余る資産で私設軍隊を持つオットーでした。

ドミニクはオットーと会った後、建物内部にいたジェイコブと再会。家族愛を強い怒りに変えたドミニクとジェイコブは、互いに銃口を突きつけ合いました。

膠着状態が続く中、そこにオットーが合流し、自分の居城たるここは大使館も同然であるため、そこに不法侵入したドミニクを、インターポールに通報したと言います。


(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

ドミニクはやむを得ず、その場を立ち去り、クィーニーの仲間の助けを得てアジトへ帰還。そこで彼はローマンたちと一緒に、ハンとの感動の再会を喜びました。

翌日、ジェイコブとオットー率いる私設軍隊は、エディンバラに隠されたもう1つの「アリエス」の奪取に成功。

クィーニーの仲間から、ジェイコブの生体データ付きの銃を受け取っていたドミニクは、ラムジーに解析を頼み、「アリエス」を奪取したジェイコブを追跡します。

ラムジー・テズ・ローマンは、私設軍隊が乗っていた車をジャックし、ジェイコブの回収に向かったオットーの車、2019年式のジャガー・XE SV プロジェクト8を追跡しました。

ジェイコブと壮絶なデッドヒートを繰り広げるドミニクは、偶然ローマンたちが乗る車に乗り込み、彼らと合流。

彼は車に取り付けられた、強力なマグネット装置を使い、一般人から車、2012年式トヨタ・86(ZN6型)を奪い逃走するジェイコブを、車ごと引き寄せて確保しました。

ドミニクたちはジェイコブを連れてアジトへ帰還し、彼が持っていたもう1つの「アリエス」を無事回収。彼らはハンから、「アリエス」を起動させるアクティベーション・キーの1つは、エル自身だと聞かされます。

ハン曰く、エルの両親は「アリエス」の開発に携わった科学者であり、「アリエス」を狙う勢力によって、彼らは暗殺されてしまいました。

それも、エルとその両親のDNAこそが、「アリエス」を起動させるアクティベーション・キーとなっていたからです。エルの両親は、いつか「アリエス」を狙う者が現れると予感していました。

幼いエル自身も、両親同様、暗殺されるはずでした。ミスター・ノーバディの計らいにより、死を偽装したハンが、彼からの任務でちょうどエルの家に来ていたこともあり、エルは彼に救われ難を逃れました。

それからハンは、今後も「アリエス」を狙う勢力からエルは命を狙われるだろうと思い、彼女を保護し、生き延びるための知恵と格闘術を叩きこんだのです。

その話を聞いていたドミニクたちのアジトに、ジェイコブと「アリエス」を奪われ怒り心頭のオットー率いる私設軍隊が急襲。

激しい銃撃戦の末、オットーたちはジェイコブと2つ目の「アリエス」を奪還し、さらにアクティベーション・キーの1つであるエルを手に入れました。

この間、ジェイコブはドミニクにこう言いました。「親父が死んでいなければ、俺は一生お前の影だった。だから今度は、お前が俺の影になれ」

「あのレースの日、親父から借金を返済するため、負け試合をしなくてはならないと聞いていた。そして親父に、わざと負けられるように車に細工をしろと言われた。兄のお前ではなく、弟の俺にだ」

「このことは、お前には言うなと親父に口止めされていた。今日この日までな!」

これを言われたドミニクは、皆を守るために1人私設軍隊と戦い、真下の水に落ちた際、かつて父親に言われたことを思い出しました。

「車はちゃんとメンテナンスをすれば、永遠に一緒にいられる」

そして父親がどこかに電話をかけ、「借金を返済するために絶対、次のレースで負けるから」と言っている姿を、ドミニクは見たことがあったのを思い出しました。

ドミニクはそんな父親の姿と、兄弟対決の賭けレースで敗北したジェイコブの顔を思い出していると、そこへレティが駆けつけ、水中から引き揚げ救出。

その後、オットーたちは、アリエスから送られる信号をキャッチするための人工衛星を、ロケットで宇宙へ打ち上げます。

オットーたちの手によって、「アリエス」の起動が刻一刻と迫る中、ドミニクたちはジェイコブとオットーの計画を阻止し、人々を救うために彼らの追跡を開始。

この間、オットーたちはエルを使って、「アリエス」を起動させ、人工衛星に信号を送る準備を進めていました。

「アリエス」が積まれたビーストと、エルが乗っている装甲車を追跡するドミニクたち。それと同時に、テズとローマンはロケットエンジンカーと化した、ボンティアック・フェイロに乗り、人工衛星へ向かいました。

ドミニクたちの追跡に気づいたオットーは、私設軍隊を迎撃に向かわせますが、ドミニクたちは新たに車の荷室に搭載した強力なマグネット装置を自在に操作し、私設軍隊が乗る車を次々と破壊していきます。

残る敵の車は、オットーたちがいるビーストと、エルが乗っている装甲車のみ。2020年式トヨタ・スープラ(A90型)に乗るハンとミアは、装甲車を襲撃し、エルの救出に成功しました。

するとここで、オットーたちとジェイコブの間で、突如仲間割れが発生。実はオットーは、ジェイコブを裏切り、より「アリエス」を使って世界征服できる確率が高い、サイファーと手を組むことにしたのです。

孤立無援となったジェイコブは、オットーの屈強な護衛と、アリエスを積んだビーストの上で戦う羽目に。

ジェイコブは車体の上から投げ出されてしまい、そこをミアが救出。ハンたちは装甲車に乗り移り、ジェイコブが代わりに、荷室に強力なマグネット装置を搭載したトヨタ・スープラに乗り込みます。


(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

ハンたちは装甲車からビーストを攻撃。それを援護するように、1970年式シボレー・ノヴァ SSに乗るレティとラムジーが、荷室に搭載した強力なマグネット装置を使って、ビーストの動きを止めようとします。

しかし、それでもビーストの動きは止まりません。そこで今度は、ドミニクとジェイコブの車2台が、ビーストの前輪に張りつき、強力なマグネット装置を使ってビーストをひっくり返そうとします。

すると、ビーストをひっくり返すことに成功しますが、そのビーストはジェイコブの車に倒れ込んでくるのです。間一髪で脱出したジェイコブを、ドミニクが車のボンネットに乗せ救出。

一方ローマンたちは、人工衛星を止めるのに必要なパワーが不足するという、思わぬトラブルに見舞われるも、ロケットエンジンカーごと突っ込んだことで人工衛星を見事破壊。

ひっくり返ったビーストに乗り込んだドミニクとラムジーは、オットーたちを倒し、無事「アリエス」を回収します。

そしてドミニクは、「アリエス」を奪還しに来たサイファーが乗る戦闘機の、強力なマグネット装置目掛けて、爆弾を放り投げました。

それにより、サイファーの戦闘機は少し離れた場所で爆発。しかし、サイファーは別の場所から戦闘機を遠隔操作していたため、死んでいませんでした。

一件落着後、ドミニクはジェイコブと和解し、これから追われる身となる彼に、自分の車をプレゼントしました。

後日、アメリカ・ロサンゼルス。再建中のドミニクたちの家に、彼のファミリーが集まり、パーティーを開いていました。

1つだけ残った空席。そこに座る予定のドミニクの義弟でありミアの夫、ブライアンが1999年式の日産・スカイラインGT‐R BNR34に乗って駆けつけます。

映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の感想と評価


(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

ドミニクvsジェイコブの因縁の兄弟対決

本作の最大の見どころは、何といってもドミニクvsジェイコブの、避けられない因縁の兄弟対決です。

昔も今も、誰からも愛され頼られる、カリスマ性を持ったドミニク。対して、ジャックの死まで、ずっとドミニクの影であり続けた孤独のジェイコブ。

対照的な兄弟たちが、南米のモンテキントやイギリスのエディンバラで、激しいカーアクションとデッドヒートを繰り広げていきます。

非常に高い運転能力と格闘センスがある2人が、時に殴り合い、時に爆走する車で追走劇を繰り広げていく場面は、ハラハラドキドキするスリリングと大迫力のアクションによる興奮を味わえること間違いなしです。

そんなバチバチなドミニクたちが、物語の後半で共闘する場面や、和解する場面は、本作で一番感動します

世界各地で繰り広げられるカーアクション


(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

本作では1つの国に限らず、南米とイギリスを舞台に、大迫力のカーアクションが繰り広げられています。

まず南米での地雷原エリアを疾走する場面と、ドミニクたちが崖を飛び降りた後の行動は、観ているこちらが冷や冷やさせられるほど、スリル満点です。

イギリスでは、ジェイコブとドミニクの激しいデッドヒートもとてもスリルがありますが、何といっても強力なマグネット装置を使ったアクションが、一番格好良く興奮します

ドミニクたちが乗る車よりも大きいビーストが、ひっくり返るところは、特に衝撃的な場面です。

まとめ


(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

世界征服を企むジェイコブたちの計画を阻止するため、ドミニクとそのファミリーが力と絆を結集させ、彼らに立ち向かっていくカーアクション作品でした。

本作の見どころは、トレット兄弟の対決と世界各地で繰り広げられるカーアクション、そしてこれまでのシリーズに登場したキャラとの再会です。

死んだと思われていたドミニクの仲間ハンが、実はミスター・ノーバディの計らいで死を偽装し、東京で彼から依頼される仕事をしていたことが、劇中で明かされています。

物語のラストには、姿は出ていないものの、ブライアンが再建中のドミニクの家に向かう場面が描かれていました。

さらにエンドロール後には、そのハンが因縁の相手、デッカード・ショウの元を訪ねる姿が描かれており、次回作は彼らの対決なのではないかと期待されます。

因縁ある兄弟の対決と、世界各地を舞台に繰り広げられる大迫力のカーアクションが描かれた映画が観たい人に、特にオススメな作品です。








関連記事

アクション映画

映画『沈黙の戦艦』ネタバレあらすじ感想と結末の評価解説。スティーヴン・セガールがケーキから飛び出した美女を相棒にシージャック犯に挑む!

最強コックが巨大戦艦ミズーリ号をジャックしたテロリスト集団と戦うサスペンスアクション! 『逃亡者』(1993)『ダイヤルM』(1998)『穴/Holes』(2003)などを手掛けたアンドリュー・デイビ …

アクション映画

インド映画『ロボット2.0』あらすじと感想評価。続編でもスーパースターラジニは健在!

ラジニカーントが再び“ロボットたち”になって帰って来た! インドのスーパースターにして人間国宝、ラジニカーント。2019年現在、御年68歳のラジニが、踊ります!飛びます!増えます! 2010年、南イン …

アクション映画

【ネタバレ】犯罪都市2 THE ROUNDUP|あらすじ結末感想と評価解説。マ・ドンソクおすすめ作品は凶悪誘拐犯に立ち向かう“型破り刑事”クライムアクション

マ・ドンソク演じる型破り刑事が、 さらにパワーアップして帰ってきた! イ・サンヨン監督が演出を手がけた、2022年製作の韓国クライムアクション映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』。 型破りな刑事の …

アクション映画

【結末ネタバレ】映画キングダムの評価感想と考察。佐藤信介の特徴はスタッフ総出の実現力!

映画『キングダム』は2019年4月19日(金)ロードショー! 日本映画の枠を超えた大スペクタクル巨編『キングダム』。 夢のために戦う2人の少年の熱い物語、圧倒的スケール感のロケーション、大迫力のアクシ …

アクション映画

映画『イップマン2葉問』ネタバレあらすじと感想。ドニーイェンの詠春拳が唸る!

友のために闘う。 ドニー・イェン主演「イップ・マン」シリーズ第2弾。 今やハリウッドでも活躍する中国のアクションスター、ドニー・イェン。 彼がブルース・リーの師匠イップ・マンを演じたヒットシリーズ第2 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学