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Entry 2025/10/04
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映画『佐藤さんと佐藤さん』あらすじ感想と評価レビュー。岸井ゆきのと宮沢氷魚が凸凹夫婦の15年を描く|TIFF東京国際映画祭2025-3

  • Writer :
  • 星野しげみ

映画『佐藤さんと佐藤さん』は第38回東京国際映画祭ウィメンズ・エンパワーメント部門 公式出品!2025年11月28日(金)より全国順次公開!

2025年10月27日(月)~11月5日(水)に開催される、第38回東京国際映画祭。

映画祭のウィメンズ・エンパワーメント部門に公式出品される映画『佐藤さんと佐藤さん』は、同じ苗字の男女が結婚し、そのリアルな結婚生活を詳細に描いたヒューマンドラマです。

岸井ゆきの、宮沢氷魚がW主演を務め、映画『ミセス・ノイズィ』(2020)で、人間の機微を絶妙に描いて、監督としての手腕が注目されている天野千尋が取りまとめています。

天野監督自身が、結婚、出産、育児に直⾯したときに、社会の狭間で苦しんだ経験を基にしている作品です。

【連載コラム】『TIFF東京国際映画祭2025』記事一覧はこちら

映画『佐藤さんと佐藤さん』の作品情報


(C)2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

【日本公開】
2025年(日本映画)

【監督】
天野千尋

【脚本】
熊谷まどか、天野千尋 

【音楽】
Ryu Matsuyama Koki Moriyama(odol)

【主題歌】
優河「あわい」(ポニーキャニオン)

【出演】
岸井ゆきの、宮沢氷魚、藤原さくら、三浦獠太、田村健太郎、前原滉、山本浩司、八木亜希子、中島歩、佐々木希、田島令子、ベンガル

【作品概要】
『佐藤さんと佐藤さん』は、佐藤という同じ苗字を持つ男女が交際・結婚・出産を経て歩む15年間の軌跡をつづったドラマ。

『ミセス・ノイズィ』(2020)の天野千尋監督が、夫婦をテーマに人と人との関係を丁寧かつリアルに描き、W主演として、『神は見返りを求める』『ケイコ 目を澄ませて』(2022)などの岸井ゆきのと、『his』(2020)『エゴイスト』(2022)の宮沢氷魚が夫婦役で初共演しています。

第38回東京国際映画祭ウィメンズ・エンパワーメント部門公式出品作。

映画『佐藤さんと佐藤さん』のあらすじ


(C)2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

佐藤サチ(22)は、ダンス好きの活発なアウトドア派。佐藤タモツ(22)は、正義感の強い真面目なインドア派 。

大学のサークル「珈琲研究会」で出会った正反対な性格の2人は、同じ苗字のせいかなぜか気が合い、程なくして付き合い、同棲を始めます。

そして5年後。弁護士を夢見るタモツは、司法試験を受け続けますが、不合格が続いています。

ですが諦めずまた挑戦したいというタモツを応援するサチは、一人孤独に頑張るタモツを助けようと、一緒に勉強を始めて、司法試験を受けてみることにしました。

試験の結果、相変わらず不合格だったタモツとは反対に、サチが司法試験に受かってしまいます。

申し訳ない気持ちのサチと、プライドがズタズタのタモツ。そんな中、サチの妊娠が発覚し、2人は結婚。

産後すぐに弁護士として忙しく働き始めたサチと、試験勉強しながら家事、育児、バイトに明け暮れるタモツは、次第に衝突するようになっていきます。

映画『佐藤さんと佐藤さん』の感想と評価


(C)2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

正反対の性格のサチとタモツの出会いは大学のサークルでした。気の合う2人がひかれあって、同棲し、サチの妊娠をきっかけに結婚しました。

2人の苗字は「佐藤」。結婚してもしなくても、苗字はそのまま、何も変わらないサチとタモツです。

ちょっとユニークな関係ですが、2人はふたりでしかわからない思い出を共有し、大好きだから一緒にいたいという姿勢を持ち続けます。

ですが、世間はそんなに甘くはありません。3人家族になると生活費もかさみます。サチは産後すぐに弁護士の仕事に復帰し、タモツは司法試験の勉強をしながら、家事や育児に追われることになりました。

天野監督自身が社会の狭間で苦しんだ体験から、若い2人が仕事をしながら子育てをする大変さを映し出したそうです。

出会いから15年。あっという間に過ぎていく月日の中で、気持ちのすれ違いから喧嘩したり、相手をいたわったりするサチとタモツの微妙な気持ちの変化を自分のことのようにキャッチできる作品です。

初共演となる岸井ゆきのと宮沢氷魚の息もピッタリで、社会の中において翻弄されるサチとタモツの細やかな心の揺れを、リアルな自然体で演じています。

まとめ


(C)2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

『佐藤さんと佐藤さん』のテーマは、“夫婦”。“佐藤”という同じ苗字を持つサチとタモツが、大学で出会い、お互いに魅かれあって交際し、結婚、出産し、家庭を築こうとする物語です。

タモツは司法試験という壁を乗り越えようとしますが、皮肉にも試験に合格したのは、タモツを励ますつもりで勉強していたサチでした。

家庭内において立場が逆転した2人。ギクシャクする関係となりますが、それでもお互いを助けようとします。

人と人との関係を丁寧に、そしてリアルに描いた、サチとタモツの15年間のオリジナルストーリーを通して、結婚の意味や、誰かと一緒に生きることとはどういうことなのかと、考えさせられることでしょう。

また、子育てしながらの就労の大変さもにじみ出ている作品で、リアルに表現されてる若い夫婦の悩みや苦労に共感を覚える方も多いのではないでしょうか。

映画『佐藤さんと佐藤さん』は第38回東京国際映画祭ウィメンズ・エンパワーメント部門 公式出品!2025年11月28日(金)より全国順次公開!

【連載コラム】『TIFF東京国際映画祭2025』記事一覧はこちら





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