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Entry 2019/07/02
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フランス映画界のおじさん俳優のキャラが立つ!『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』本編場面映像が解禁

  • Writer :
  • 加賀谷健

映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』が、2019年7月12日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー!

フランスで動員400万人を動員し、冴えないおじさんシンクロチームが巻き起こす奮闘を描いたヒューマンドラマ『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』

「フランスのアカデミー賞」と言われるセザール賞にて最多10部門にノミネートされ、作品の基になったスウェーデンでの実話もドキュメンタリーとして公開されるなど、大きな話題を呼んでいます。

今回は、スパルタコーチによる猛練習に負けじと食らいつくおじさんたちの姿が切り取られた本編映像が解禁されました。本作の見どころとともにご紹介していきます。

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映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』の本編場面映像

解禁された本編場面映像では、車椅子に乗った鬼コーチから「ロクデナシ!」と罵られても愚痴ひとつこぼさず必死に食らいつくおじさんたちの姿が捉えられています。

心優しいたティエリー(フィリップ・カトリーヌ)がコーチの車椅子を補助しようとすると、「誰が頼んだ?」と初対面でいきなり頬を平手打ちされ「汚い手を引っ込めて戻れ」と怒鳴られしまう始末。

何をするにも罵声を浴びせられ、小言を言えば殴られるという壮絶なスパルタ訓練が始まります。

日課のランニングから呼吸器の解説まで、慣れないことを叩き込まれるおじさんたちですが、一度は金メダルを目指した彼女のスパルタ指導に食らいついていきます。

何だか滑稽な姿であるものの、冴えないおじさんたちが冴えない人生をどうにか変えていこうとする強い意志を、映像からひしひしと感じることが出来るのです。

映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』の見どころ

©2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions

鬼コーチによる基礎訓練に耐えるおじさんたちの個性豊かなキャラクターが本作最大の魅力です。

主人公である引きこもりニートおじさん・ベルトラン(マチュー・アマルリック)の不安げな様子から、不満だらけの短気おじさん・ロラン(ギョーム・カネ)、会社が倒産寸前の中二病おじさん・マルキュス(ブノワ・ポールヴールド)、ミュージシャンを目指し続けるも娘から才能が無いと一刀両断される夢追いおじさんシモン(ジャン=ユーグ・アングラード)、いつも一人ボッチな童貞おじさん・ティエリー(フィリップ・カトリーヌ)などなど、どのおじさんも愛くるしく、ついつい応援したくなってしまいます。

そして本作の監督ジル・ルルーシュは、『君のいないサマーデイズ』(2010)で第36回セザール賞助演男優賞にノミネートされ、2017年の大ヒット作『セラヴィ!』にも俳優として出演している人物

2012年の映画『プレイヤー』では出演のほか、共同監督・共同脚本も務め、多才ぶりを発揮しています。

本作に登場するおじさんたちのキャラクターがこれほど輝いているのは、ルルーシュ監督のこうした俳優業で培った経験があったからでしょう。

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映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』の作品情報

©2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions

【日本公開】
2019年

【監督】
ジル・ルルーシュ

【キャスト】
マチュー・アマルリック、ギョーム・カネ、ブノワ・ポールブールド、ジャン=ユーグ・アングラード、フィリップ・カトリーヌ、ビルジニー・エフィラ、レイラ・ベクティ、マリナ・フォイス、フェリックス・モアティ、アルバン・イワノフ、バラシンガム・タミルチェルバン

【作品概要】
監督はフランス公開1週目で興行収入25億円を突破した大ヒット作『セ・ラ・ヴィ』(2017)にも俳優として出演した、多彩な才能を持つジル・ルルーシュ。

主演を務めるのはフランスを代表する演技派俳優、マチュー・アマルリック。『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)でアカデミー賞にノミネート、2017年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門ポエティックストーリー部門を受賞。

彼の元パートナーのジャンヌ・バリバールが伝説の歌姫に扮した『バルバラ〜セーヌの黒いバラ』では監督・脚本・出演を務めるなど才能あふれる彼が、劇中ではうつ病を患い引きこもりがちの中年男性を演じます。

映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』のあらすじ

©2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions

2年前からうつ病を患い、会社を退職して引きこもりがちな生活を送っているベルトラン(マチュー・アマルリック)。

子供たちからは軽蔑され、義姉夫婦からも嫌味を言われる日々をどうにかしたいと思っていたある日、地元の公営プールで「男子シンクロナイズド・スイミング※」のメンバー募集を目にします。

途端に惹きつけられたベルトランはチーム入りを決意しますが、そのメンバーは皆、家庭・仕事・将来になにかしらの不安を抱え、ミッドライフ・クライシス真っただ中のおじさん集団でした。

シンクロ選手のコーチ、デルフィーヌ(ヴィルジニー・エフィラ)のもと、あらゆるトラブルに見舞われながらもトレーニングに励むおじさんたち。

そして無謀にも、世界選手権で金メダルを目指すことになりますが…。

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まとめ

©2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions

冴えないおじさんたちが、人生の再生を賭けて挑むシンクロで起こす奇跡が思わぬ感動を呼んでしまう本作『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』。

俳優として長い経験を持つジル・ルルーシュ監督の多彩ぶりはさることながら、主演を務めるフランスを代表する演技派俳優マチュー・アマルリックの情けないニートおじさんっぷりも必見です。

映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』は、2019年7月12日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー!


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