ヒロインを囲む個性豊かな俳優たち
あらいぴろよのベストセラーコミック「“隠れビッチ”やってました。」(光文社)が、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』『旅猫リポート』の三木康一郎監督により映画化されます。
映画『“隠れビッチ”やってました。』は2019年12月6日に公開です。
出演は、本作が映画初主演となる佐久間由衣に加えて、村上虹郎、大後寿々花、森山未來が発表されていましたが、その“隠れビッチ”のターゲットにされてしまう男性陣と、追加のキャストが新たに発表されましたので、一挙にご紹介します。
CONTENTS
映画『“隠れビッチ”やってました。』とは
イラストレーター・あらいぴろよのベストセラーコミック「“隠れビッチ”やってました。」(光文社)が原作です。
タイトルの“隠れビッチ”は、清楚派に扮装した“ビッチ”の事で、メイクはシンプル、髪色は暗め、肌の露出も15%程、戦略的に「隙」と「タイミング」を演出しながら、男性の心を次々とハントしていく女性を指します。
決して自分からは告白をせず、相手から告白をされるまで罠を仕掛け続ける彼女たち。
本作は、そんな“隠れビッチ”のモテ戦術を面白可笑しく披露しつつも、その裏に潜む現代女性の心の隙間や歪みに寄り添う作品となっています。
原作漫画『“隠れビッチ”やってました。』について
表紙ができました。デザイナーさん、本当にありがとうね…! pic.twitter.com/y8dRTTBSnJ
— あらいぴろよ/イラストレーター (@pchaning) 2016年9月8日
原作漫画『“隠れビッチ”やってました。』はあらいぴろよの実体験を描いたコミックエッセイです。
父親からのDV、軋轢により(自分の存在価値の否定)から「隠れビッチ」という捻じれた闇が生まれてしまった主人公。
多くの人に好かれることが自分の価値や幸せだと感じ、自分を見失ってしまった彼女が自身の弱さと向き合い、生き方を見つけて行く成長物語です。
映画『“隠れビッチ”やってました。』追加キャスト
飾らない笑顔の美容師・安藤剛役に、『わたしに××しなさい!』(2018)で主演をつとめ、NHK連続小説『半分、青い。』(2018)では個性的なキャラクターを演じて話題となった小関裕太が扮します。
一途なバツイチ男・川田利光役には映画『勝手にふるえてろ』(2017)『旅猫リポート』(2018)などに出演し、auの三太郎シリーズCMでは、一寸法師役・彦星役に抜擢され話題を集めた前野朋哉。
IT系肉食男子・永田裕志役に、映画『凜-りん-』(2019)などに出演しているラーメンズの片桐仁。
包容力のある大人な男・小橋健太役はドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(2019)でヒーローを演じた前川泰之が務めます。
中堅会社営業のノーマル系男子・坂口征二役には、映画『勝手にふるえてろ』などに出演した、モデルで俳優の栁俊太郎。
真面目な草食系男子・船木誠勝役には、ドラマ『不甲斐ないこの感性を愛してる』(2019)に出演の戸塚純貴が演じます。
草食から肉食まで様々なタイプの男たちが、佐久間由比演じる“隠れビッチ”のひろみにどのように手玉にとられていくのか注目したいですね。
その他、幼少期のひろみにトラウマを植え付けた暴力的な父親・荒井雄二役に光石研、暴力的な父親に耐えてひろみを育て上げた母親・荒井涼子役に渡辺真起子。
日本映画の新時代を担っていく華やかな若手キャストから、映画界に欠かせない存在となっている大ベテランまでが集結しました。
安藤剛役の小関裕太コメント
photo by "I" pic.twitter.com/HCbuDy95Eg
— 小関裕太 (@yutakoseki) 2019年4月11日
男性を翻弄し続けてきたひろみが、本気で想いを寄せてしまう安藤剛役を演じた小関裕太。
本作への想いをこう語ります。
「この映画には色んなタイプの男性が出てきます。例えば、草食系、肉食系、ノーマル系…。そんな中でも僕が演じた安藤くんは細かいことはあまり気にせず、だらんとしていて常に自然体でいる感じの、とってもいいやつです。三木監督のもと、楽しく、そして真剣に安藤くんと向き合いました。ぜひ楽しみにしていただきたいです」
常に自然体の小関裕太演じる安藤剛…気になりますね。
猫みたいな感じなんでしょうか。
固く閉ざしてしまったひろみの心を温かく包んでくれる、そんな役柄になるんじゃないかと期待しています。
映画『“隠れビッチ”やってました。』の作品情報
【日本公開】
2019年(日本映画)
【原作】
あらいぴろよ 「“隠れビッチ”やってました。」(発刊:光文社)
【監督】
三木康一郎
【キャスト】
佐久間由衣、村上虹郎、大後寿々花、小関裕太、森山未來、 前野朋哉、片桐仁、前川㤗之、栁俊太郎、戸塚純貴、笠松将、田中偉登、岩井拳士朗、山本浩司、渡辺真起子、光石研
【作品概要】
あらいぴろよの同名コミックエッセイを、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016)『旅猫リポート』(2018)の三木康一郎監督が映画化。
NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2017)の佐久間由衣が映画初主演を務め、見た目は清楚だが思わせぶりな言動で男を翻弄する「隠れビッチ」な女性・ひろみを演じます。
バイセクシャルの晃役に村上虹郎、ひろみの友人役に大後寿々花、ひろみを見守る三沢役に森山未來と実力派が彼女を支えました。
佐久間演じるヒロインのターゲットとなる男性陣に、小関裕太、前野朋哉、片桐仁、前川泰之、栁 俊太郎、戸塚純貴ら個性豊かな俳優たちが挑みます。
ヒロインが「隠れビッチ」になってしまった原因となる両親役には渡辺真起子、光石研。
映画『“隠れビッチ”やってました。』のあらすじ
異性からモテ続ける事で、心の隙間を埋めてきた主人公・ひろみ。
自分が傷つかずに、相手の気持ちだけを弄びながら、恋愛の美味しい所だけを楽しみ、体の関係は断る…というゲームのようなやり口に、ひろみのシェアハウス仲間であるバイセクシャルの晃と恋愛に失敗してばかりの彩は驚いていました。
服の露出は少な目、鎖骨がちらりとのぞく透け感のあるワンピースが戦闘服。
どこにでもいる女性に見えるのに、計算しつくした仕草と会話で、男性を落とすハンターぶりから、彩は「あんたは“隠れビッチ”ね!」と名付けます。
そんなある日、同じ職場に気になる相手が現れ、初めて自分の本音と向き合うひろみ。
「男に頼ってばかりではだめ。人間になりなさい」そんな晃からの叱咤を受け、ひろみは“自分に必要なもの”を探しはじめますが…。
まとめ
笑えて、悩んで、切なさに身悶える、歪んだ“恋と自分”への処方箋。
本作は、“隠れビッチ”のモテ戦術を面白可笑しく描きつつも、その裏に潜む現代女性の心の隙間や歪みに寄り添う物語となっています。
ヒロインを取り囲む、個性豊かで年齢層も幅広い俳優たちにも注目です。
映画『“隠れビッチ”やってました。』は2019年12月6日より公開。