Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

映画『HAKONIWA』あらすじ/キャスト。秋元龍太朗が主演する若松宏樹監督の長編SFが制作開始!

  • Writer :
  • 石井夏子

映画『HAKONIWA』は2020年完成予定。

アメリカの大学院で監督専攻のMFAを取得した若松宏樹監督。

若松宏樹監督

卒業制作のSF短編映画では国内外で高い評価を得た若松監督が、秋元龍太朗と佐藤乃莉を主演に迎え、実力派の情熱あふれるキャストとスタッフとともに日本で初の長編映画『HAKONIWA』に挑みます。

本記事では2020年内に完成予定の映画『HAKONIWA』についてお伝えします。

スポンサーリンク

映画『HAKONIWA』について

本作の主人公は、父の虐待と母のネグレクトによって心を閉ざしながら生きてきた月城誠。彼はトラウマと戦いながら、自分の心の奥に隠れていた「小さな光」を見つけ、前に進んでいきます。

人間の奥深くにある暗く悲しい感情や愛と信頼の問題を、斬新な切り口から美しく描くSF作品です。

監督と脚本は若松宏樹。26歳からアメリカに渡り、映画制作を学んだ若松監督の、日本で初の長編映画です。

主人公・誠役はジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてフォトジェニック賞受賞経験があり、数多くの舞台で演技力を磨いてきた秋元龍太朗が演じます。

誠が管理しているA.I.チップ搭載型アンドロイド“AGEHA”役には、『ミッドナイト・ミートトレイン』(2008)でハリウッドデビューを果たした佐藤乃莉

誠の父・月城明役を森本のぶ、母・月城京香役を小原徳子、社長の西園寺役は入江崇史、精神科医の影山役にしゅはまはるみと、実力派俳優たちが集結し、本作に説得力を与えます。

若松宏樹監督のプロフィール

参考動画:若松監督の卒業制作映画『Blue』予告編

本作で脚本・監督を務める若松宏樹は、1984年に鹿児島県で生まれました。

幼いころから自分の世界観を妄想しながら作り出し、授業中のノートには、マンガや絵、自分で考えたストーリーがいつもびっしりと書いてあったそう。中学2年生の頃から親元を離れ、一人暮らしを始めます。

東京都立大学では教育学・心理学を学びますが、大学の時に出会った映像制作のサークルでの活動から映像の面白さに目覚め、映画監督を志しアメリカに留学することを決意。

26歳の時に渡米し、ペンシルベニア、ニューヨークやサンタフェなど各地で英語と映画の勉強をし、カリフォルニア州にある大学院、Chapman Universityの映画制作学科、監督専攻を受験し入学します。

卒業制作のSF短編映画『Blue』は京都国際映画祭、 Comic-Con International Independent Film Festival, Orlando Film Festivalなど国内外の映画祭で公式上映されました。

現在はCMやTV、映画の通訳や制作補助の仕事をしながら、人間の深層心理や哲学、不思議な世界観、映像美やアート、色と音と光にこだわった作品を作るために奮闘中とのことです。

スポンサーリンク

映画『HAKONIWA』の作品情報

【完成予定】
2020年(日本映画)

【監督・脚本】
若松宏樹

【キャスト】
秋元龍太朗、佐藤乃莉、森本のぶ、小原徳子、入江崇史、無疵、しゅはまはるみ、松浦慎一郎、水沢有礼、藤井太一、はぎの一、大山真絵子、新井花菜、大山大

映画『HAKONIWA』のあらすじ

父の虐待と母のネグレクトによって心を閉ざしながら生きてきた月城誠は、催眠治療を受け過去のトラウマと戦いながら生きてきました。

A.I.チップ搭載型アンドロイドAGEHAの管理を任されている誠は、自分とまっすぐ向き合ってくれるAGEHAに人生で初めて心を開きます。

しかしある日、電子ネットワーク上に子どもを作ってしまうAGEHA。

自由意思をもつその子どもを危険視した会社はその破棄を誠に命ずるが、AGEHAはその子を守ろうと隠してしまい…。

スポンサーリンク

まとめ

画像:主演俳優・秋元龍太朗

2020年2月末に開始された、映画制作資金のためにクラウドファンディングは開始2日で目標額100%を達成と、好スタートを切っている本作。

作品の更なるクオリティーアップを目指し、ネクストゴールを設けてクラウドファンディングは4月12日まで開催されています。

クラウドファンデイングの詳細につきましては『Hakoniwa』製作応援プロジェクトのサイトをご覧ください。

映画『HAKONIWA』は2020年内に完成予定です。ご期待ください。

関連記事

新作映画ニュース

濱田岳×水川あさみ映画『喜劇 愛妻物語』あらすじ。追加キャストに夏帆を迎え劇場公開は2020年に決定!

四国を舞台に描く、崖っぷち夫婦の、全力で笑えてボロボロ泣ける珍道中! すべての男女に捧げる人情派夫婦活劇。 映画『百円の恋』(2014)で国内映画賞にて日本アカデミー賞を初め数々の脚本賞を受賞した足立 …

新作映画ニュース

第91回アカデミー賞ノミネート2019『バイス』あらすじとキャスト。クリスチャン・ベールのなりきり遍歴!

またもクリスチャン・ベールがやってくれました! これまでも数々の作品で肉体改造を行ってきたクリスチャン・ベールが、映画『バイス』でも体重を20キロ増やして髪を剃り、アメリカ史上最も権力を持った副大統領 …

新作映画ニュース

『放課後ソーダ日和』動画配信。『少女邂逅』のアナザーストーリー作品情報

6月30日より新宿武蔵野館、イオンシネマ高崎ほか全国順次公開されている、枝優花監督の初長編映画『少女邂逅』。 連日満席を記録した、映画×音楽の祭典「MOOSIC LAB 2017」にて観客賞を受賞! …

新作映画ニュース

映画あらすじ動画解説VETERAN ヴェテラン(未体験ゾーン延長線)の感想紹介。おすすめアクションの見どころをシネマダイバー増田健が考察!

YouTube動画で見るおすすめアクション映画『VETERAN ヴェテラン』をあらすじ紹介 “Veterans Foreign Wars(海外戦役従軍軍人クラブ)”略してVFWに、退役軍人のジイさんた …

新作映画ニュース

映画『ミは未来のミ』あらすじ/キャスト/公開日。磯部鉄平監督特集をアップリンク吉祥寺にて開催!

河瀬直美らを輩出したビジュアルアーツ専門学校大阪の出身、磯部鉄平監督特集。 大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、Kisssh-Kissssssh映画祭など、さ …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学