Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

中国映画祭「電影2019」にて上映!『失踪、発見』キャストのマー・イーリーも登壇

  • Writer :
  • 中村綾子

百花繚乱の魅力を放つ最新中国映画、厳選6本を一挙上映する中国映画祭「電影2019」。今年は東京と大阪での開催となります。

©2018 Huayi Brothers Pictures Ltd. Easy Production Bridfish Entertainment Co.Ltd. All Rights Reserved.

東京会場の角川シネマ有楽町にてオープニング作品として上映されたのはルー・ユエ監督の作品『失踪、発見』

上映後にはこの作品で主人公である女性弁護士の娘のベビーシッターとして働きながらも、娘とともに失踪してしまうスン・ファンを演じたマー・イーリーのQ&Aが行われました。

スポンサーリンク

マー・イーリー登壇で観客もうっとり

©2018 Huayi Brothers Pictures Ltd. Easy Production Bridfish Entertainment Co.Ltd. All Rights Reserved.

地味なメイクを施し、影のある役柄を演じていたスクリーンの姿とはうってかわって、活動的な美しさに満ちたマー・イーリーの登壇に客席からはため息がこぼれました。

MCを務めた矢田部吉彦氏から脚本を読んだときどう思ったか問われると、マー・イーリーは笑顔で次のようにコメントしました。

「女性ふたりの描写が完璧だと思いました。はじめからこの物語がとても好きになりました」

役作りに関して次のようにアピールしました。

「このような女性は実際に周りにいたこともあり、それほど役作りはせずに、記憶を頼りにイメージを合わせ演じました。今回は普段私が演じるようなものからとても遠い役柄でぜひ演じたいと思ったのです。社会の底辺を生きる彼女たちにも視線を送ってください」

また観客から一番辛かったことは何かという質問には、役柄に対する没頭ぶりを明かしてくれました。

「(演じたスン・ファンの)外見というよりも心です。彼女は周りからの同情を拒絶する人。私は彼女を演じることで彼女と旅をしたわけで、それはひどく疲れたし辛い旅でした。いつもはそれほど役に入り込みませんが今回は違いました。入り込むのもそこから出て行くのも苦労しました。これは私にとってはじめての経験でした」

マー・イーリーは今回の役に入り込み過ぎて苦しんでいたようです。それだけ彼女がこの役に対して深く演じていたのかもしれませんね。

最後に、マー・イーリーは次のように力強く語ってくれました。

「現代の中国と中国女性を理解する絶好のチャンスです。私もそのような女性を描く映画のために努力、貢献したいので、理解を深めてください」

海を隔ててすぐお隣の国、中国。それでも知らないことは多々あります。

中国映画祭で現在の中国について知り、理解を深めていくことができたらいいですね。

中国映画祭「電影2019」とは

今年で2回目の中国映画祭。今年の開催地は東京と大阪です。

日本公開予定作を含め、多種多様なジャンルの6作品を厳選してラインナップしていて、すべて日本初上陸の作品ばかりです。

また、中国から俳優や監督などゲストを招き、オープニングイベントやトークショーが開催されます。

最新映画を通して、現代中国の”今”を見つめます

今年上映された作品は『ペガサス/飛馳人生』『失踪、発見』『アイランド/一出好戯』『駐在巡査 宝音(ボヤン)』『選ばれざる路/未択之路』『アラ・チャンソ(原題)』の6作品です。

今回は東京会場でオープニング上映された作品『失踪、発見』についてご紹介します。

スポンサーリンク

映画『失踪、発見』の作品情報

【公開】
2019年(中国映画)

【原題】
找到你

【監督】
ルー・ユエ(吕乐)

【キャスト】
ヤオ・チェン、マー・イーリー

【作品概要】
『上海ルージュ』や「レッドクリフ」シリーズで撮影監督として参加していたルー・ユエ。

中国内外からの評価が高いルー・ユエが自ら監督を担当したサスペンス映画です。

主演のヤオ・チェンは、チャン・ツィイー主演『ソフィーの復讐』に出演しています。

スン・ファン役のマー・イーリーは『江北好人』(日本未公開)で長春映画祭最優秀主演女優賞を受賞した演技派女優。

第21回上海国際映画祭コンペティション部門にもノミネートされました。

映画『失踪、発見』のあらすじ

弁護士のリー・ジエは娘のためにスン・ファンというベビーシッターを雇いました。

ある日家に戻ると、スン・ファンと娘が姿を消していました。

2人を必死に探すリー・ジエ。しかし、元夫の身内から非難の声を浴びせられ、警察からは反対に疑いをかけられ心身ともに崩壊寸前まで追い込まれてしまいます。

リー・ジエは自力で2人を探し出す決意をします。

スン・ファンが自身の身元を偽っていたことが発覚したことをきっかけに、驚愕の真実が次々と明らかになっていき……。

スポンサーリンク

まとめ

現代中国の今を映し出す作品を厳選して上映する中国映画祭が今年も開催となりました。

今年は東京と大阪の2会場だけとなりますが、それでも熱気は昨年以上です。

今回東京会場のオープニング作品『失踪、発見』に出演し、イベントにも参加したマー・イーリーは、厳選作品6作の内の1作、『選ばれざる路/未択之路』にも出演しています。

どちらもどこか影のある役ですが、全く違う印象を与えてくれます。

今年の開催は大阪会場の3月9日(土)と10日(日)で終わってしまいますが、お近くの方は会場まで足を運んでみてください!

中国映画祭「電影2019」情報

開催日(大阪):3月9日(土)、10日(日) 会場:梅田ブルク7
主催: 文化庁、公益財団法人ユニジャパン、上海国際影視節有限公司
共催: 国際交流基金

【中国映画祭「電影2019」公式サイト】 

チケット料金:1,300円(税込)
<梅田ブルク7>劇場窓口、インターネット予約
【インターネット予約KINEZO】

関連記事

新作映画ニュース

鬼滅の刃の遊廓編はいつから放送か⁈アニメ続編の決定に柱・宇髄天元や堕姫などキャラたちの勇姿が再び

『鬼滅の刃』待望のアニメ2期の放送が決定! 2020年の映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が空前絶後のメガヒットを記録したことによって、「以降のストーリーのテレビアニメ化/映画化はいつなのか?」と人 …

新作映画ニュース

ゴールデングローブ賞3部門ノミネートの映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』スポット映像紹介!

第77回ゴールデン・グローブ賞にて3部門ノミネートの快挙! 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が、アガサ・クリスティーに捧げて脚本を執筆したオリジナル作品『ナイブズ・アウト …

新作映画ニュース

『台風家族』特製オリジナル扇子をプレゼント!映画公開を記念したグッズを抽選で10名様に

草彅剛主演、市井昌秀監督の映画『台風家族』は9月6日(金)より公開! ©2019「台風家族」フィルムパートナーズ 本作は市井監督が構想から12年間あたためてきた、“両親への想い”を形にした『台風家族』 …

新作映画ニュース

映画『ボディ・リメンバー』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。サスペンスラブストーリーを演劇界の実力派俳優が紡ぎ出す

演劇界の実力者たちが織りなす、現実、虚構、夢が錯綜する異色サスペンス映画。 俳優の山科圭太が、監督と編集を務めた映画『ボディ・リメンバー』。 キャストを務めるのは、演劇界で活躍する舞台俳優たち。 映画 …

新作映画ニュース

松本動映画『パレット』あらすじ/キャスト/超特報動画。『2020年 東京。12人の役者たち』の劇中短編を映像化!

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言解除後、いち早く映画制作を再開。 松本動監督の撮影現場、メイキング映像を解禁!! コロナ禍の中でも撮影が続けられて来た長編映画という事で話題となっている、松本動監督 …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
架空映画館 by ReallyLikeFilms Online
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)より全国公開
映画『写真の女』
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学