Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2018/07/29
Update

映画『1999年の夏休み』あらすじとキャスト。公開30周年記念の初日満席スタート!

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

映画『1999年の夏休み』公開30周年記念デジタルリマスター版が7月28日より新宿K’s cinemaにて公開され、満員御礼のなか、主演の宮島依里と金子修介監督が舞台挨拶に登壇。

上映後には観客から温かい拍手に迎えられ、主演の宮島依里と金子修介監督が舞台挨拶を行い、撮影当時の思い出などを振り返りました。

スポンサーリンク

映画『1999年の夏休み』の作品情報


(C)1988 日活/アニプレックス

【公開】
1988年(日本映画)
*2018年に公開30周年記念デジタルリマスター版公開

【監督】
金子修介

【キャスト】
宮島依里、大寶智子、中野みゆき、水原里絵、前田昌明、(声の出演):高山みなみ、佐々木望、村田博美

【作品概要】
森にある全寮制の学院で自死した少年をめぐり、葛藤すえに傷つけ合う少年たちを様子を描く青春ファンタジー映画。

演出は「平成ガメラ」シリーズや「デスノート」シリーズで知られる金子修介監督。主演は現在声優としても活躍中の宮島依里、また女優・深津絵里(当時は水原里絵名義)が本作でスクリーンデビューを飾っています。

1988年の劇場公開から30年周年を迎えた2018年にデジタルリマスター版でリバイバル上映されました。

映画『1999年の夏休み』のあらすじ


(C)1988 日活/アニプレックス

山と森に囲まれ、世間から隔絶された全寮制の学院。

そこには少女のように美しい少年たちが共同生活をしていました。

初夏のある夜、ひとりの少年・悠が崖から湖に身投げをします…。

夏休みになっても帰る所がなく、寮に残ったのは3人。

自分を愛していた悠の自死に自責の念にかられた和彦。

和彦に対して深い思いやりで接しているリーダー格の直人。

そして、和彦の悠に対する想いに、強い嫉妬を抱く下級生の則夫。

ある日、悠にそっくりな転入生の薫が3人の前に現れました。

薫のなかに悠の面影を見て混乱していく3人は、激しく動揺します。

やがて、彼らの関係性は奇妙な方向に向かってしまう…。

スポンサーリンク

映画『1999年の夏休み』の感想と評価


(C)1988 日活/アニプレックス

金子俊介監督の80年代の代表作

本作品『1999年の夏休み』の演出を務めたのは、金子俊介監督。

一般的に広く知られたのは、「平成ガメラ」シリーズや「デスノート」シリーズで人気となった映像作家です。

金子監督は小学生の頃に、石森章太郎の『マンガ家入門』を手本に漫画を描きはじめ、その後、1971年より8ミリの自主映画製作を始めます。

東京学芸大学では映像芸術研究会に所属し、映画監督の押井守の直接の後輩として交友を深めました。

1978年に映画会社日活へ入社。日活ロマンポルノの助監督を数多く務め、1981年に 押井守監督作品『うる星やつら』のテレビシリーズ版の第3話の脚本で商業デビューを果たします。

1984年に日活ロマンポルノ『宇能鴻一郎の濡れて打つ』で商業監督デビュー果たし、この作品は『エースをねらえ!』のパロディ作品として知られ、ひろみ役を当時人気の博したロマンポルノ女優の山本奈津子が演じ話題となりました。

また、1988年に公開された『1999年の夏休み』は、80年代末から90年代にかけての邦画ニュー・ウェーブ時代を先導した作品で、新たな地平を切り開いた作品として、当時も今も根強い支持を得ている作品です。

演技派女優の深津絵里も出演⁈


(C)1988 日活/アニプレックス

本作が公開当時、大きな話題を呼んだ要因には配役のアイデアが見られました。

主人公の4人の少年たちを演じたのは、10代の少女たちを配役したからです。

その理由には少年の美しさを際立たせる狙いがありました。

また、4人の少年のうちのひとり、則夫役を演じた水原里絵は、現在の演技派女優の深津絵里です。

彼女はこの作品でスクリーンデビューを飾っています。

深津絵里ファンにとっては必見の初期作

当時のボーイッシュな髪型は、今なお魅力的である彼女のまた違った一面が見られるはずなので、要チェックです。

まとめ

森と湖に囲まれた全寮制の学院で、愛を拒まれ自死した少年をめぐる葛藤とは?

当時な今のようにボーイズラブや、LGBT映画というジャンルもポピュラーではありませんでした。

“少年同士の愛”というテーマを映像化するにあたり、4人の少年役に10代の少女たちを配役したという理由もそんなところにはあるのかもしれませんね。

1988年の劇場公開から30年周年を迎え、2018年にデジタルリマスター版でリバイバル上映されるK’s cinemaでは、今後も金子俊介監督と、ゲストによる舞台挨拶が予定されています。

また、映画『1999年の夏休み』は全国各地でも上映が順次スタートされます。

映画『1999年の夏休み』の舞台挨拶情報

いずれも、K’s cinemaにて、10:30の回の上映後です。

7/29(日):中村由利子さん(本作音楽/ピアニスト)  金子修介監督
7/30(月):中森明夫さん(作家/アイドル評論家) 金子修介監督
7/31(火):篠原哲雄さん(映画監督) 金子修介監督
8/1(水):安東弘樹さん(アナウンサー)  金子修介監督
8/3(金):眞嶋優さん(女優) 金子修介監督
8/4(土):大寶智子さん(本作出演) 金子修介監督
8/5(日):春日太一さん(映画史研究家) 金子修介監督
8/9(木):杉野希妃さん(女優/映画監督) 金子修介監督
8/10(金):佐々木望さん(声優) 金子修介監督

※イベントは予告なく急遽変更や中止になる場合がございます。必ず、劇場の公式ホームページをご確認ください。

映画『1999年の夏休みの上映情報

2018年7月28日(土)~8月10日(金)
[東京]K’s cinema http://www.ks-cinema.com/

2018年8月4日(土)~8月16日(木)
[北海道]ディノスシネマズ札幌劇場 http://cinema.sugai-dinos.jp/

2018年8月11日(土)~8月17日(金)
[福岡]T・ジョイ博多 http://kinezo.jp/t-joy_hakata/

2018年8月18日(土)~
[大阪]シネ・リーブル梅田 https://ttcg.jp/cinelibre_umeda/
[愛知]伏見ミリオン座 http://www.eigaya.com/theater/million/

2018年8月25日(土)~8月31日(金)
[宮崎]宮崎キネマ館 http://www.bunkahonpo.or.jp/cinema/

*上映時間等詳しい情報は、劇場公式サイトをご参照ください。

関連記事

新作映画ニュース

映画『町田くんの世界』キャストのはじめ役は細田佳央太(かなた)。プロフィールと演技力の評価

第20回手塚治虫文化賞・新生賞を受賞した安藤ゆきの同名マンガ『町田くんの世界』。 実写化した青春映画が2019年6月7日に公開されます。 監督は『舟を編む』で史上最年少の30歳で日本アカデミー賞最優秀 …

新作映画ニュース

映画『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』劇場公開日/上映館。ドキュメンタリーで“神の手”やスキャンダルを暴く!

映画『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』は新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて2021年2月5日(金)全国ロードショー サッカー界のスーパースターとして絶大な人気を誇っていたディエゴ・マ …

新作映画ニュース

実写映画『東京リベンジャーズ』あらすじ/キャスト/公開日/登場人物紹介。北村匠海や吉沢亮らイケメン俳優が共演!

映画『東京リベンジャーズ』は2020年10月9日公開! 和久井健の人気コミック『東京卍リベンジャーズ』(とうきょうリベンジャーズ)が実写映画化します。 (C)和久井健/講談社 (C)2020 映画「東 …

新作映画ニュース

映画『うみべの女の子』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。浅野いにおコミック実写化に青木柚×石川瑠華がW主演!

映画『ソラニン』公開から11年。 浅野いにおの傑作マンガを実写映画化! 『ソラニン』『おやすみプンプン』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』など大ヒット作を次々と発表し、2021年の第6 …

新作映画ニュース

映画特集上映『ワールド・エクストリーム・シネマ2019』がヒューマントラスト渋谷にて10月25日から開催!

いよいよ今年で6周年。 ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作から南米のモンスターパニックまで上映。 この度、「世界中のガツン!とくる映画集めました。」をテーマに東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて2 …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
架空映画館 by ReallyLikeFilms Online
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)より全国公開
映画『写真の女』
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学