2016年の長編アニメ『モアナと伝説の海』を実写映画化
“海に選ばれた少女”モアナは、愛する両親や島を救うため、マウイを探し、盗まれた女神テ・フィティの心を探しに行く旅へ。
大海原へと飛び出していくモアナを実写映画ならではのダイナミックな映像で描き出し、『どこまでも ~How Far I’ll Go~』をはじめとした珠玉の音楽が彩ります。
監督を務めたのは、ミュージカル映画『ハミルトン』(2020)のトーマス・ケイル。
主人公モアナ役には、奇跡の歌声を持つ19歳の新人キャサリン・ランガイアが大抜擢。半神半人の英雄マウイ役には、アニメーション版でも声優を務めたドウェイン・ジョンソンが担当しました。
実写映画『モアナと伝説の海』の作品情報

(C)2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
【日本公開】
2026年公開(アメリカ映画)
【監督】
トーマス・ケイル
【制作】
リン=マニュエル・ミランダ、ドウェイン・ジョンソン
【制作総指揮】
アウリイ・クラバーリョ
【音楽】
リン=マニュエル・ミランダ、マーク・マンシーナ、オペタイア・フォアイ
【キャスト】
キャサリン・ラガイア、ドウェイン・ジョンソン、レナ・オーウェン、ジョン・トゥイ、フランキー・アダムス
【日本版声のキャスト】
TSUZUMI(ME:I)、尾上松也、キムラ緑子、福井晶一、真瀬はるか、ROLLY、倉田瑛茉
【作品概要】
人気ディズニーアニメ『モアナと伝説の海』(2016)を映画化。監督を務めたのは、ミュージカル映画『ハミルトン』(2020)のトーマス・ケイル。
モアナ役には、奇跡の歌声を持つ19歳の新人キャサリン・ランガイアが大抜擢。半神半人の英雄マウイ役には、アニメーション版でも声優を務めたドウェイン・ジョンソンが引き続き担当しました。
日本版の声のキャストには、マウイ役を尾上松也が引き続き担当し、モアナ役には、ME:IのTSUZUMIが抜擢され、『どこまでも ~How Far I’ll Go~』をダイナミックに歌い上げました。
実写映画『モアナと伝説の海』のあらすじとネタバレ

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美しい海に囲まれた島モトゥヌイで村長の娘として生まれたモアナ。
世界を生み出した命の女神テ・フィティ。その心が伝説の英雄マウイによって盗まれ、世界に闇が生まれた……モアナの祖母タラは、島の言い伝えを子供たちに聞かせます。
村長は島の皆に、珊瑚礁を超えて海に出ることを禁じました。タラは、いつか運命の者が現れて、マウイを探し出し、共にテ・フィティの心を返しにいくと語ります。
しかし、モアナの父で村長のトゥイは、「魔物はいない、言い伝えは本当ではない」と言い、海に憧れるモアナに「幸せはこの島にある」と言います。
成長したモアナにトゥイは、みっせたい場所があると、代々村長に引き継がれてきた場所にモアナを連れてきます。そこには石が積まれており、歴代の村長が積んできたといいます。
島は少しづつ闇の影響を受け始め、作物が枯れ、魚は取れなくなります。モアナは島のために珊瑚礁を越えたら魚がいるはずだというモアナにトゥイは「わがままには付き合えない」と怒ります。
自分のわがままではなく、島のために言ったのに理解してもらえなかったモアナは怒ります。そんなモアナの元にやってきた母のシーナは、父もあなたと同じだったと言います。
父も海に憧れ、従兄弟と共に海に出たと言います。そんな父を大嵐が襲い、従兄弟は命を落としたと言います。
モアナは、それでも海への憧れを捨てきれず、船に乗って飛び出しますが、嵐に遭い足を怪我して命からがら島に戻ってきます。
それを見ていたのは祖母のタラでした。タラは悩んでいるモアナをある場所へと連れていきます。そこにはかつて祖先が海を渡っていたことを示す言い伝えと船が残されていました。
「祖先は海を渡っていた!」と興奮してモアナはトゥイに言いますが、相手にされません。そんなとき、タラが倒れたと連絡がきます。
悲しむモアナにタラは「行きなさい」と背中を押し、マウイを探すように言います。「海に選ばれたのだから」
モアナは悲しみを振り切るように海へと飛び出していきます。船の操縦法も分からない中苦闘しながら、モアナはある島にたどり着いたのでした。
実写映画『モアナと伝説の海』の感想と評価

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『シンデレラ』(2015)に始まり、『美女と野獣』(2017)や『リトル・マーメイド』(2023)と、数多くのディズニーアニメが実写映画化されてきました。
その特徴として、オリジナルのディズニーアニメとは違う新たなヒロイン像がありました。それは、実写版だけではなく、アニメーションにおけるプリンセス像にも言えます。
『塔の上のラプンツェル』(2011)や『アナと雪の女王』(2014)に続き制作されたアニメ『モアナと伝説の海』(2017)もまた、新たなプリンセス像を打ち出した映画と言えます。
モアナは、マウイに「プリンセス」とからかわれると「プリンセスじゃない、村長の娘よ」と否定します。マウイは「どっちでも同じこと」と言いますが、かつて王子に助けられ、王子と結婚することだったいわゆるディズニーアニメの“プリンセス”とモアナは全く違います。
モアナは村長の娘として生まれ、指導者となるべく両親や島の皆からの期待とプレッシャーを感じながら育ちます。かつてのプリンセスは当然のように指導者にはなれず、若さと美しさ、そして心の優しさを求められてきました。
実写映画において、指導者になることを期待されていないプリンセスが、自分の居場所や自分の能力を証明してきたなか、モアナには居場所も、指導者になることも可能な存在という意味で、他のプリンセスとは違った側面を持っています。
モアナ自身も自分は恵まれた存在であることを自覚しています。しかし、モアナの心は何かが違う、本当の自分を求めていました。それが海に出ることだったのです。
モアナの冒険には成長譚だけでなく“本当の自分”がテーマになっています。それはモアナだけではありません。1000年も閉じ込められ、人間から忘れられた英雄マウイもまた、本当の自分を忘れた存在です。
モトゥヌイの島民もかつては海に出て航海をしていました。海に出ることを禁じられ、海の民としての自分達を忘れています。そして、心を失いテ・カァとなったテ・フィティも本当の自分ではない姿といえます。
本当の自分を見つけたのは、モアナの勇気であり、心の声に従ってと言ってくれた祖母タラの言葉があります。モアナの勇気は観客に向けられたメッセージでもあります。
そのような新たなプリンセス像と本当の自分や成長譚が描かれたモアナの物語の大筋は、アニメーション版も実写映画版も大きくは変わりません。
では、実写映画にすることの意義はどこにあるのでしょうか。それは、ダイナミックな映像にあると言えるのではないでしょうか。
アニメーションにおいても雄大な海の描写や風を感じる髪の動きなど細部にこだわった映像美と迫力が印象的でした。それが実写映画となることで、さらにダイナミックで壮大な海を感じさせます。
まとめ

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大人気アニメーションを実写映画化した『モアナと伝説の海』。実写版の魅力の一つは、アニメーションでも声優を務めたドウェイン・ジョンソンがマウイの役を演じていることでしょう。
ドウェイン・ジョンソンらしいコミカルさでお調子者だけれど、弱さもあるマウイを魅力的に演じています。マウイのキャラクターが感じられる代表曲「大丈夫さ」を歌い上げる姿も印象的です。
また、モアナ役に大抜擢された新人俳優キャサリン・ラガイアも、勇敢でまっすぐなモアナを見事に演じるほか、ダイナミックな歌声で「どこまでも ~How Far I’ll Go~」をはじめとした歌を披露します。
ダイナミックな映像と融合した力強い歌や、リズミカルで踊り出したくなる歌など、ディズニーらしい歌と映像も本作の魅力の一つです。

























