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Entry 2018/10/13
Update

実写映画『美女と野獣』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も【エマワトソン主演のラブストーリー】

  • Writer :
  • 中村綾子

エマ・ワトソン主演の映画『美女と野獣』は、ディズニーが実写化作品として、初めて制作配給を担った作品。

実写ならではの迫力ある映像や華やかな装飾、野獣のふとした人間味溢れる表情が見どころになっています。

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映画『美女と野獣』の作品情報


(C)2017 Disney. All Rights Reserved.

【公開】
2017年(アメリカ映画)

【原題】
Beauty and the Beast

【監督】
ビル・コンドン

【キャスト】
エマ・ワトソン、ダン・スティーブンス、ケビン・クライン、ルーク・エバンス、ジョシュ・ギャッド

【作品概要】
名作ディズニーアニメ『美女と野獣』を、『ハリーポッター』シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化。

『ドリームガールズ』のビル・コンドンがメガホンを取り、王子役をテレビシリーズ「ダウントン・アビー」のダン・スティーブンス、町一番のハンサム男ガストン役を「ホビット」シリーズのルーク・エバンスがそれぞれ演じるほか、燭台のルミエール役でユアン・マクレガー、時計のコグスワース役でイアン・マッケラン、ポット夫人役でエマ・トンプソンが出演。

呪いで野獣の姿に変えられた王子と、美しく聡明なヒロインのベルが惹かれあっていく姿を描いています。

映画『美女と野獣』のあらすじとネタバレ


(C)2017 Disney. All Rights Reserved.

昔、フランスの美しい城に、若く麗しい王子が住んでいましたが、その王子は身勝手で薄情。

村々から美しいものを集めては、宴を行っていました。

ところが、ある嵐の晩に寒さをしのがせてほしいと一人の老婆がやって来ます。

その老婆を見た王子は、その醜さを嘲笑い、お礼にと差し出された一輪のバラとともに彼女を冷たく突き放します。

老婆は「外見にだまされるな。美は内側に宿るのだから」と忠告すると美しい魔女に姿を変え、王子は謝るものの醜い野獣に、家来たちも家具に姿を変えられました。

魔女が差し出したバラは魔法のバラで、「最後の花びらが散るまでに本当の愛を知ることができれば呪いは解ける」と伝えると消え去っていきました。

かつて王子だった野獣は希望を失い、魔法により、世間から王子たちは忘れ去られました。

歳月が経ち、ある小さな村。

村に住むベルは、本が大好きで冒険を夢見る教養ある女性ですが、村の人々は彼女を理解せず、変わり者だと噂しています。

ベルに一目ぼれしたガストンは、村の英雄。村の女たちがガストンに夢中でも、ガストンは目もくれません。

ベルはガストンの乱暴さや無教養を嫌っていて、彼が誘ってもちっともなびきません。

ガストンは村の物乞いのアガットを指差し「未婚のまま父親が死んだら、物乞いになるしかなくなるぞ」とベルを脅します。

仕事で村を離れていたベルの父モーリスは、山道で狼に襲われ逃げ回っているうち、大きな城に辿り着きました。

城の中へ入ったモーリスに、ティーカップが近づいてきてしゃべりかけます。驚いたモーリスは急いで馬を走らせ帰ろうとしました。

その時、ベルがバラの花をお土産に欲しいと言っていた事を思い出します。

城の庭からバラの花を一輪とった瞬間、モーリスは何者かに襲われ、その音に驚いた馬は逃げ去ってしまいました。

帰ってきた馬を見て、ベルはモーリスが一緒ではないことを心配し、馬に乗り父のいる城へ向かいます。

城の中へ入ったベルは「呪いを解くのはあの子かも」と言う誰かの声を聞き、声のほうへ向かいますが、そこには時計と燭台があるだけ。

燭台を手に城を探索するベル。牢獄に捕らえられていたモーリスと再会したものの、モーリスは城を離れろと言います。

暗闇から「そいつがバラを盗んだから投獄した」と言う声が聞こえてきたので、ベルは父ではなく、バラを頼んだ自分を罰してと頼みます。

向かってきた声の主に、持っていた燭台の明かりを近づけたベル。

照らされたのは恐ろしい野獣の顔。

一瞬たじろいだベルですが、父親の身代わりとなり囚われの身となるのでした。

野獣の家来、燭台のルミエールは、ベルが“呪いを解くための女性”と考え、時計コグスワースが引き留めるのを無視して彼女を牢獄から出してあげます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『美女と野獣』ネタバレ・結末の記載がございます。『美女と野獣』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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村に戻ったモーリスは、「ベルを助けるために野獣の城に来て欲しい」と人々に訴えますが、誰も彼の話を信じようとはしませんでした。

ベルとの結婚を認めさせる絶好のチャンスと考えたガストンは、相棒のル・フウを連れてモーリスと共に城に向かいます。

一方城では、ルミエールが食卓にベルの席を準備し、野獣は仕方なくベルを晩餐に誘いますが、彼女に断られ、怒って心を閉ざしてしまいます。

バラの花びらがまた一枚落ち、城の一部が崩れ落ちます。

ベルは家来たちとの夕食に同席し、皆の優しさに心打たれ、楽しい時間を過ごします。

夕食後、立ち入りを禁じられている西の塔に忍び込むベル。そこにはガラスの容器で守られた、枯れかけの一輪のバラの花が。

近くで見ようとしたその時、野獣が現れ「我々を地獄に落とす気か!失せろ!」と怒鳴りつけます。

そう言われたベルは、ルミエールやコグスワースが止めるのも聞かず、馬に乗って城を出て行ってしまいました。

しかし城の外には狼。足元は氷に取られどうしようもありません。

そこへ野獣が駆けつけて狼と戦い、負傷しながらもベルを助けてくれました。

その頃モーリスは、ガストンとル・フウとともに城を目指していました。

城への入り口が見付からずに右往左往するモーリスに対して怒りをぶつけるガストン。

モーリスはガストンの横暴な人柄を知り、「娘との結婚は絶対に認めない」と言い放ちます。さらに怒ったガストンは、彼を置きざりにして村へ帰って行ってしまいました。

モーリスはアガットに助け出され村に戻り、ガストンを責め立てますが、誰も信じてくれません。

傷を負った野獣を介抱するベル。

ポット夫人から「ご主人様は心優しい人だったけれど、母親の死後、厳格な父親に育てられて傲慢になってしまった」と野獣の生い立ちを聞かされ、自分の身の上に通じるものを感じます。

実はベルも幼い頃に母親を亡くしていたのです。野獣も聡明で優しいベルに少しずつ心を開いて行きます。

次第に心惹かれあう二人。

野獣が自分の思いをベルに打ち明けようとしたその時、魔法の鏡の力で、モーリスが大変な目にあっていることがわかります。

野獣は父親思いのベルを気遣い、魔法の鏡を持たせて彼女を送り出しました。

急いで村へ帰ったベル。

村人は誰もモーリスの言う野獣の話を信じず、彼を精神病院に送ろうとしていました。

ベルは魔法の鏡を取り出して野獣の姿を見せ、モーリスが嘘をついていないことを証明しました。

嫉妬に狂ったガストンは野獣を殺そうと、村人を連れて城へ向かいました。

ベルが去り、生きる希望を失った野獣。襲撃してきたガストンに殺されそうになりますが、駆け付けたベルを見て気力を取り戻し、ガストンを倒します。

ところが崩れ行く城からベルを救おうとしたところを、ガストンに銃で撃たれてしまいます。

瀕死の野獣に駆け寄り、2度と離れないと永遠の愛を誓うベル。

ですが野獣は息絶え、花弁の最後の一枚が落ち、ルミエールはただの燭台に、コグスワースはただの時計になってしまいます。

そこへ現れたのはベルの村にいた物乞いアガット。

彼女は、王子や城に魔法をかけた魔女だったのです。

全てを見ていた魔女は、本当の愛を知った野獣の呪いを解き、元の王子の姿に戻しました。

家来たちも元の姿に、村の人々も記憶を取り戻し、それぞれの伴侶との再会を喜びました。

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映画『美女と野獣』の感想と評価


(C)2017 Disney. All Rights Reserved.

最初は傲慢で自分勝手だった野獣が、ベルとの交流により、不器用ながらとても人間的な存在に成長していきます。

演じたダン・スティーブンスの印象的な“瞳”の演技により、野獣のキャラクターが多面的に、とても鮮やかに描かれています。

またベルを演じたエマ・ワトソンも、彼女の持つ知的な美しさとぴったり合っています。


(C)2017 Disney. All Rights Reserved.

アニメの実写版ということで話題になった本作。

アニメに忠実に作ってある美術は素晴らしく、アニメ版から見た方は、その再現度に息を飲むんじゃないでしょうか。

ただ、ルミエールやポット夫人、チップなどの変身させられた家来たちの表情がリアルに寄せてあるため、分かりづらいのが玉に瑕。

アニメ版では生き生きした表情を見せている分、こちらでももう少し戯画化して欲しかったというファンもいるかもしれません。

しかし、ラストの野獣が息を吹き返して王子に戻るシーンは、うまく伏線を回収していました。

まさかアガットが魔女だったとは…。見ていたこちらも魔法にかけられたようですよ。

吹き替え版と字幕版の両方見たのですが、どちらのキャストの歌声も美しく、物語の中へ誘ってくれました。

まとめ


(C)2017 Disney. All Rights Reserved.

ディズニーの名作アニメーション映画『美女と野獣』のリメイクである本作。

外見の“美しさ”に囚われ野獣に変えられた王子と、自分の価値観を信じて突き進むベル。

アニメ版を見た人もそうでない人も楽しめる、豪華絢爛な一作。

細部まで描かれたお城全体の迫力や、ドレスの美しさ、装飾品ぜひを堪能して下さい。

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