映画『ホゾを咬む』は2023年12⽉2⽇(⼟)より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開!
「後悔する」という意味のことわざ「臍(ホゾ)を噛む」からタイトルをとった映画『ホゾを咬む』。
髙橋栄⼀監督⾃⾝がASD(⾃閉症スペクトラム症)のグレーゾーンと診断されたことに着想を得て、独⾃の切り⼝で「愛すること」を描いた本作は、モノクロームの世界観が怪しさと品格を放ち、独特な間合い・台詞が観る者を異世界へと誘う新感覚の日本映画です。
ミネオショウと小沢まゆが主役の夫婦を演じ、2023年9月21日よりオランダ・ロッテルダムで開催の「カメラジャパン・フェスティバル」への正式出品も決定された『ホゾを咬む』。
このたび、2023年12月2日(土)〜12月8日(金)に新宿K’s cinema にて連日14:10〜、12月15日(金)〜12月21日(木)に池袋HUMAX シネマズにてレイトショー、12月に大阪シネ・ヌーヴォほかでの全国順次公開が決定。併せてポスタービジュアル・監督コメントが解禁されました。
映画『ホゾを咬む』とは?
『ホゾを咬む』ヒロインの小沢まゆが主演を務めた短編映画『サッドカラー』がPFFアワード2023に入選するなど、国内映画祭で多数の賞を獲得し続けている新進気鋭の映像作家・髙橋栄一による⻑編映画『ホゾを咬む』。
髙橋監督⾃⾝が独⾃の切り⼝で「愛すること」を描き、モノクロームの世界観が怪しさと品格を放ち、独特な間合い・台詞が観る者を異世界へと誘う、新感覚の作品です。
主⼈公・茂⽊ハジメを演じるのは、主演作であるコメディアクション『MAD CATS』(2022)から、『クレマチスの窓辺』(2022)や『とおいらいめい』(2022)など、幅広い役柄をこなすカメレオン俳優・ミネオショウ。
主人公の妻・ミツを演じるのは、映画『少⼥〜an adolescent』(2001)にて国際映画祭で最優秀主演⼥優賞を受賞した俳優・⼩沢まゆ。主演作『夜のスカート』(2022)と同じく、本作でもプロデューサーを務めています。
そして撮影監督を、『百円の恋』(2014)など武正晴監督作品に数多く参加し、『劇場版 アンダードッグ』(2020)で第75回毎⽇映画コンクール撮影賞を受賞した⻄村博光が担当しています。
髙橋栄⼀監督のコメント
小学生のころ、道徳の授業が嫌いでした。
僕が思う親切や思いやりはクラスメイト達とはいつもズレていて、それがどうにも不快で仕方ありませんでした。
いつか完全に分かり合える世界があると最近まで本気で思っていたけど、どうやらそういうことでもないようです。
他人とのズレを認め、解消する術もなく、少しずつ自分を偽っていく。
それでも無理をして誰かといることが、生きていくことには必要なんじゃないかと今時点の僕は思うのです。この作品『ホゾを咬む』では、えてして困難なコミュニケーション社会で徐々に変態していく主人公を描いています。
現実世界とは切り離れた映画館で、じっくりと、ぼんやりと、この映画の中で流れる時間を眺めて欲しいです。
誰かの何かになりますように。
映画『ホゾを咬む』の作品情報
【公開】
2023年(日本映画)
【脚本・監督・編集】
髙橋栄⼀
【プロデューサー】
⼩沢まゆ
【撮影監督】
⻄村博光
【キャスト】
ミネオショウ、⼩沢まゆ、⽊村知貴、河屋秀俊、福永煌、ミサ・リサ、森⽥舜、三⽊美加⼦、荒岡⿓星、河野通晃、I.P.U、菅井玲
映画『ホゾを咬む』のあらすじ
不動産会社に勤める茂⽊ハジメは、結婚して数年になる妻のミツと⼆⼈暮らしで⼦どもはいません。
ある⽇、ハジメは仕事中に普段とは全く違う格好のミツを街で⾒かけます。帰宅後聞いてみるとミツは、⼀⽇外出していないと⾔いました。
ミツへの疑念や⾏動を掴めないことへの苛⽴ちから、ハジメは家に隠しカメラを設置します。
⾃分の欲望に真っ直ぐな同僚、職場に現れた⾵変わりな双⼦の客など、周囲の⼈たちによってハジメの⼼は掻き乱されながらも、⾃⾝の監視⾏動を肯定していきます。
ある⽇、ミツの真相を確かめるべく尾⾏しようとしますと、⾒知らぬ少年が現れてハジメに付いて来ました。そしてついにミツらしき⼥性が、誰かと会う様⼦を⽬撃したハジメは……。
まとめ
国内映画祭で多数入選・受賞している新進気鋭の映像作家・髙橋栄一脚本・監督の最新⻑編映画『ホゾを咬む』。
ASD(自閉症スペクトラム症)のグレーゾーンと診断された高橋監督自身の経験に着想を得て、独自の切り口で「愛すること」を描き出します。
妻への疑念から、隠しカメラを設置しその行動を監視する夫……モノクロームの世界観が観る者を異世界へと誘う、新感覚の日本映画が誕生しました。
映画『ホゾを咬む』は2023年12⽉2⽇(⼟)より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開!