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Entry 2018/08/11
Update

『オーシャンズ11』あらすじネタバレ感想とラスト結末の評価解説。ジョージ・クルーニー×ブラッド・ピット×マット・デイモン代表作!

  • Writer :
  • かきぴー

ジョージ・クルーニー主演、後にシリーズ化された大人気クライムサスペンスの映画『オーシャンズ11』

脇を固める俳優はブラッド・ピットやマット・デイモン等人気俳優たち。シリーズ1作目の今作を紹介していきます。

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映画『オーシャンズ11』の作品情報


(C) Warner Bros. All Rights Reserved.

【公開】
2001年(アメリカ映画)

【原題】
Ocean’s Eleven

【監督】
スティーブン・ソダーバーグ

【キャスト】
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ドン・チードル、エリオット・グールド、カール・ライナー、ケイシー・アフレック、スコット・カーン、エディ・ジェイミソン、バーニー・マック、シャオボー・クィン

【作品概要】
泥棒、詐欺師のダニー・オーシャンは4年間の服役を終え仮出所しました。しかし、再び盗みの計画を立てるダニーはどのようにして盗むのでしょうか。

監督は『アウト・オブ・サイト』で、全米映画批評家協会賞の作品賞を受賞したことのあるスティーブン・ソダーバーグです。後に続編の12、13の監督を務めます。

映画『オーシャンズ11』のあらすじとネタバレ


(C) Warner Bros. All Rights Reserved.

泥棒兼詐欺師のダニエル・オーシャンは4年間の服役を終えて仮出所しました。仲間であるラスティーのもとへ向かい、自分が計画している盗みについて説明します。

ダニエルは、ラスベガスの3大カジノ「ベラージオ」・「ミラージュ」・「MGMグランド」の金庫を襲い、大金を盗むというものでした。ボクシングのタイトルマッチがある日を狙い、およそ1億5000万ドルを運び出そうとします。

しかしこの3カジノのオーナー、テリー・ベネディクトはとても非情な男として有名で2人は信用できる仲間を集めます。

資産家のルーベン、カジノディーラーのフランク、爆弾の専門家バシャー、変装のモロイ兄弟、曲芸師のイエン、通信技師のリヴィングストン、老人の天才詐欺師ソール、伝説の泥棒の息子ライナスの11人で計画を実行します。

一筋縄ではいかないこの金庫を、ダニーたちは綿密な計画の元に徐々に進めていきます。

カジノのカメラのハッキングや、金庫の模型でイエンに練習させたりしていました。

ラスベガスを停電させる役目のバシャーは、建物の解体により計画が頓挫します。そこで代わりに「ピンチ」という、ラスベガス全域を停電させる機械を盗みに行きます。

ライナスの焦る気持ちもあり、多少のイザコザもあったものの盗みには成功します。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『オーシャンズ11』ネタバレ・結末の記載がございます。『オーシャンズ11』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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そしてダニーたち11人の計画は実行されます。

ダニーはベネディクトの部下にわざと捕まり、カジノの内部へと侵入します。

ソールは大富豪に化け、爆弾を金庫に運ばせます。

ライナスは内部に潜入させていたフランクと協力して、暗証番号を盗みます。

ソールが死ぬふりをし、それを医者のふりをしたラスティーがそのまま死亡判定を出して連れて行きます。

エレベーターに乗ろうとするライナスはバレそうになりますが、ソールが死ぬふりをしている間にリヴィングストンがカメラをハッキングして偽の映像を流します。

ダニーとライナスはエレベーターで合流し、バシャーが「ピンチ」を使用して停電している間に金庫室へと向かいます。

多少のトラブルはあったものの、金庫室の扉をイエンと協力して爆破し金庫室の内部へと潜入します。

ラスティから、ベネディクトに金庫破りをしたと電話します。8000万ドルを極秘に盗まれるか、1億6000万ドルをおおっぴらに盗まれるか選べと脅します。ベネディクトは交渉に応じたふりをして、警察へ電話します。

エレベーターに乗せたバッグを、用意したバンへベネディクトの部下に運ばせます。

バンを追いかける部下たちでしたがバンは自動操縦で、誰も乗っていませんでした。

バッグの中には大量のピンクチラシが入っていたのみです。

通報によりやってきたSWATが金庫を調査し、置かれていたバッグを持っていきます。

さて、内部に侵入していたイエン・ダニー・ライナスはいつどのようにして脱出したのでしょう?

実はダニーたちは電話回線を制圧しており、ソールの死んだふりの際もリヴィングストンが取っていたので、ラスティーが駆けつけたのです。

なのでベネディクトの警察への通報も、リヴィングストンがとり、SWATに化けて金庫室へと侵入しました。

イエン・ダニー・ライナスは、やってきたSWATのフリをした仲間たちにヘルメットと防護服を受け取り変装して出ていったのです。

ですが、ダニーはベネディクトの現妻でダニーの元妻テスを取り返すため、ベネディクトを嵌めるために戻ってきます。

ダニーは無事、テスの信頼を取り戻したあと仮釈放中だったため再逮捕されます。(おそらく今回のことではなく、保護観察中の違反です)

3〜6ヶ月後に出所し、ラスティー・テス・ダニーの3人は車を走らせました。

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映画『オーシャンズ11』の感想と評価


(C) Warner Bros. All Rights Reserved.

『オーシャンズ11』は2000年代前半の、アクション中心であった映画の中でアクションではなく演出やストーリーで魅せる映画でした。

作品のテイストとしては、やはりクライムサスペンスの名作で1995年公開のブライアン・シンガー監督の『ユージュアル・サスペクツ』や、その前年1994年のクエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』に近いものだと思いました。

作中の1つ1つが伏線で、終盤の全てがわかるシーンでは1人頷きながら見てしまいます

続編の作品ももちろん見ごたえがありますが、始まりの作品である今作にはオーシャンズシリーズ全てに流れる源流のようなものを感じました

まとめ

大人気シリーズの原点『オーシャンズ11』について、今回は紹介させていただきました。

ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットはもちろん、アイアンマンにも出演していたドン・チードルやトランスフォーマーのバーニー・マックなど豪華な出演陣です。

またシリーズは全4作あり、8月10日から『オーシャンズ8』も公開中です。

今作含め「オーシャンズ」シリーズの12と13を予習してからより一層楽しんで見れることでしょう。

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