Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

プレゼント応募

Entry 2020/08/21
Update

《映画チケットプレゼント》神戸のミニシアター【元町映画館】から『凱里ブルース』『ロングデイズ・ジャーニー』無料招待券を抽選5名様に!

  • Writer :
  • 石井夏子

『凱里ブルース』元町映画館限定の劇場鑑賞券5名様にプレゼント!

最新作映画『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』のビー・ガン監督の原点とも言える初長編映画『凱里ブルース(かいりブルース)』。

全国順次公開中の『凱里ブルース』が、2020年9月26日(土)から10月9日(金)まで神戸・元町映画館にて上映されます。

その後、『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』が2020年10月10日(土)から10月23日(金)まで上映。

『凱里ブルース』または『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』でご利用いただける、元町映画館限定の劇場鑑賞券を抽選で5名様にプレゼントいたします。

映画『凱里ブルース』とは?

(c)Blackfin(Beijing)Culture & MediaCo.,Ltd – Heaven Pictures(Beijing)The Movie Co., – LtdEdward DING – BI Gan / ReallyLikeFilms

本作の監督を務めたビー・ガンは1989年生まれで現在31歳、中国貴州省凱里市の出身

長編デビュー作となる本作『凱里ブルース』は26歳の時に撮られました。

低予算での製作で出演者のほとんどが監督の家族や親戚、友人であり、故郷である凱里でロケを行った同作は、瞬く間に各国の映画祭で評判を呼び、スイスのロカルノ国際映画祭でワールドプレミア上映されると新進監督賞と特別賞を受賞し、各国のメディアやジャーナリストから驚きと称賛を持って向かえ入れられました。

その時の興奮を、後に新華社通信は、「過去五年で一番優れた中国国産映画」「中国映画を五十年進歩させる」と絶賛されたと伝えています。

その後もフランス・ナント三大陸映画祭で中国人としては、ホウ・シャオシェン監督の『恋恋風塵』(1986年)以来となる黄金の熱気球賞〔グランプリ〕を受賞、さらに中華圏のアカデミー賞とされる金馬奨では最優秀新人監督賞とFIPRESCI賞に輝くなど、その圧倒的な才能を世界に見せつけた傑作です。

映画『凱里ブルース』の作品情報


(c)Blackfin(Beijing)Culture & MediaCo.,Ltd – Heaven Pictures(Beijing)The Movie Co., – LtdEdward DING – BI Gan / ReallyLikeFilms

【日本公開】
2020年(中国映画)

【原題】
路边野餐

【監督・脚本】
ビー・ガン

【キャスト】
チェン・ヨンゾン、ヅァオ・ダクィン、ルオ・フェイヤン、シエ・リクサン、ルナ・クオック

映画『凱里ブルース』のあらすじ

(c)Blackfin(Beijing)Culture & MediaCo.,Ltd – Heaven Pictures(Beijing)The Movie Co., – LtdEdward DING – BI Gan / ReallyLikeFilms

凱里の小さな診療室に身を置いて、老齢の女医と幽霊のように暮らすシェン。

刑期を終えてこの地に帰還したときには、彼の帰りを待っていたはずの妻はこの世になく、しばらくして可愛がっていた甥も弟の策略でどこかへ連れ去られてしまいました。

シェンは甥を連れ戻すために旅に出ます。そして辿り着いたのは、ダンマイという名の、過去の記憶と現実と夢が混在する不思議な街でした…。

映画『凱里ブルース』の公開情報

(c)Blackfin(Beijing)Culture & MediaCo.,Ltd – Heaven Pictures(Beijing)The Movie Co., – LtdEdward DING – BI Gan / ReallyLikeFilms

映画『凱里ブルース』は2020年6月6日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにて上映開始し、7月24日(金)で上映最終日を迎えました。

2020年8月22日(土)から9月4日(金)まで、大阪シネ・ヌーヴォにて上映され、8月28日(金)より京都みなみ会館にて上映、そして9月26日(土)から10月9日(金)まで神戸・元町映画館にて上映となります。

映画『凱里ブルース』公式HP
キャスト・スタッフプロフィール、公開劇場などの詳細な情報を掲載。

映画『凱里ブルース』公式Twitter
映画に関する新規情報を日々更新中。

映画『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』とは?


長編初監督作『凱里ブルース』によって映画界で衝撃的なデビュー飾った中国映画・新時代の旗手ビー・ガン監督の長編第2作

2018年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で初上映後、トロント国際映画祭、サンセバスチャン国際映画祭、ニューヨーク映画祭など、世界の名だたる映画祭で絶賛され、「中華圏映画のアカデミー賞」とされる金馬奨でも撮影・音楽・音響の3部門を受賞しています。

中国本土での興行では、近年のアート系映画の成功例と言われたジャ・ジャンクー監督の『帰れない二人』の10億円を遥かに凌ぐ41億円の大ヒットを記録。さらにアメリカでも、2019年公開の中国映画としては異例のロングランヒットを達成。

更に作品後半部に仕掛けられた“映画史上初”ともいえる「上映途中から展開される、3D映像によるワンシークエンスショット」という演出は、ビー・ガン監督独自の詩的で美しい映像表現と深く結びつき、これまでの3D映画とは一味異なる、未知の映像体験が待ち受けています。

映画『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』の作品情報

(C)2018 Dangmai Films Co., LTD – Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD / ReallyLikeFilms LCC.

【日本公開】
2020年(中国・フランス合作映画)

【原題】
Long Day‘s Journey into Night(地球最后的夜晩)

【監督・脚本】
ビー・ガン

【キャスト】
ファン・ジエ、タン・ウェイ、シルヴィア・チャン

映画『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』のあらすじ

(C)2018 Dangmai Films Co., LTD – Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD / ReallyLikeFilms LCC.

父の死を機に、ルオ・ホンウは12年ぶりに故郷・凱里(かいり)へと戻りました。

何年もの間距離を置いてきた故郷で、若くしてマフィアに殺されてしまった幼馴染の“白猫”、幼かった自分を捨てて養蜂家の男と駆け落ちしてしまった母親など、自らの過去を追憶しながら彷徨い続けるルオ。

やがて彼は、長きにわたって彼の心を惑わし続けてきたある女のイメージへと辿り着きます。

自らの名前を、香港の有名女優と同じ「ワン・チーウェン」と名乗った女。

ルオはその女の面影を追い、現実と記憶と夢が交錯するミステリアスな旅に出て……。

元町映画館について

画像:元町映画館外観


神戸の元町映画館はちょうど10年前の2010年8月に有志の手で開館しました。

しかし、今年はコロナ禍で休館を余儀なくされ、現在も席数を半減させて営業しています。

この間に#SaveOurLocalCinemas やミニシアターエイドでたくさんの支援や、元町映画館が独自に呼びかけたカンパにも多くの方から浄財をいただいたとのこと。

劇場スタッフTさんが銀行に通帳記帳に行くと、いつもと違ってカタカタと印字する音が続き、こんなにも愛されている映画館なのだと涙がこぼれたそうです。

元町映画館は作った人、運営する人だけのものではなく『パブリック(公共)』な存在であり、観客のみなさまと一緒に生きていく映画館としてこれからも営業していきます。

元町映画館の情報

【元町映画館の住所】
〒650-0022
神戸市中央区元町通4丁目1-12

【元町映画館へのアクセス】
・JR・阪神電車「元町」駅西口より、南西へ徒歩6分
・神戸高速鉄道「花隈」駅東口より南東へ徒歩6分
・神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町」駅2出口より北へ1分

【ビー・ガン監督作の上映スケジュール】
・『凱里ブルース』
2020年9月26日(土)-10月2日(金) 17:50〜
2020年10月3日(土)-10月9日(金) 14:30〜
※合計14回上映

・『ロングデイズ・ジャーニー この世の涯てへ』
2020年10月10日(土)-10月16日(金) 17:40〜
2020年10月17日(土)-10月23日(金) 16:40〜
※合計14回上映

林未来支配人のコメント

画像:元町映画館スタッフのみなさん

元町映画館の林未来支配人は、『凱里ブルース』公開の思いを以下のように語っています。

壁、天井、水槽の濁った水、舟板、指先、スクリーンに映し出されるすべてから、そこに積もった〈時間〉を感じる。行ったことのない場所、見聞きしたことのない景色、知り合ったことのない人々、それなのに何故こんなに胸を締め付けられるのか。浮遊する魂のように家々の間を滑りゆくカメラは、まるで何世代も前の私の魂が見せている景色のようだ。自分の中に流れる悠久の時間にそっと触れたような圧倒的体験!

スクリーンで鑑賞するからこそ、体感できるビー・ガン監督の世界観。

元町映画館は新型コロナウイルス感染症対策を徹底し営業していますので、ぜひこの機会に足をお運びください。

        

映画『凱里ブルース』『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』の招待券プレゼント

(c)Blackfin(Beijing)Culture & MediaCo.,Ltd – Heaven Pictures(Beijing)The Movie Co., – LtdEdward DING – BI Gan / ReallyLikeFilms

映画『凱里ブルース』または『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』を元町映画館でご鑑賞いただける招待券を、抽選で5名様にプレゼントいたします。

こちらは元町映画館のみでご利用いただける招待券となります。

招待券プレゼントの応募受付

(c)Blackfin(Beijing)Culture & MediaCo.,Ltd – Heaven Pictures(Beijing)The Movie Co., – LtdEdward DING – BI Gan / ReallyLikeFilms

【応募方法】
たくさんのご応募ありがとうございました。当選は発送をもって代えさせていただきます。

【応募締切】
2020年9月19日(土)PM23:59まで

【当選者数】
5名様

【抽選・当選発表】
厳正なる抽選のうえ、当選者を決定致します。また当選者の発表は個人情報の保護のため、当選者ご本人への発送をもって代えさせていただきます。

応募はお1人様1回に限り有効です。複数回の応募は無効となる場合がございますのでご注意ください。
*締め切り前に、予告なく募集を終了する場合がございますのでご了承ください。

まとめ

画像:元町映画館外観

本作『凱里ブルース』は、新型コロナウイルス感染症の情勢を受けた政府からの発表、方針に鑑み、幾度も公開延期の憂き目に合いながらも、2020年6月6日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにて上映が開始されました。

ビー・ガン監督作『凱里ブルース』の元町映画館での上映は2020年9月26日(土)から10月9日(金)まで、『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』は2020年10月10日(土)から10月23日(金)まで。

全国順次公開中の『凱里ブルース』もしくは『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』が元町映画館でご鑑賞いただける招待券を、抽選で5名様にプレゼントいたします。

皆さまのご応募お待ちしております!






関連記事

プレゼント応募

【劇場鑑賞券プレゼント】映画『博士の綺奏曲』チケット10名様にプレゼント《2024年11月9日よりシアター・イメージフォーラムで公開》

映画『博士の綺奏曲』劇場公開を記念して鑑賞チケットをプレゼント! 《史上最高のベネズエラ映画》と絶賛された『博士の綺奏曲(きそうきょく)』が、2024年11月9日(土)より渋谷シアター・イメージフォー …

プレゼント応募

【一般試写会プレゼント】高杉真宙映画『前田建設ファンタジー営業部』10組20名様ご招待!1月8日(水)ニッショーホールにて

映画『前田建設ファンタジー営業部』は2020年1月31日(金)より全国公開! サラリーマンたちの熱き戦いを描く「実話」から生まれた積算エンターテイメント『前田建設ファンタジー営業部』。 主演に高杉真宙 …

プレゼント応募

【一般試写会プレゼント】映画『ソン・ランの響き』5組10名様ご招待。2月6日市ヶ谷の日本シネアーツ試写室にて

世界が絶賛したボーイ・ミーツ・ボーイの物語。 孤独なふたりの男の刹那的な出会いを繊細なタッチで綴る『ソン・ランの響き』が2020年2月22日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開されま …

プレゼント応募

【映画試写会プレゼント】『太陽とボレロ』10組20名様ご招待!5月31日丸の内 TOEI①にて開催

『太陽とボレロ』一般試写会へ10組20名様をご招待。 オリジナルの映画を作り続けている水谷豊の監督作品第3弾となる『太陽とボレロ』。 “クラシックのオーケストラ”を題材に、音楽を愛する普通の人々の人間 …

プレゼント応募

【映画試写会プレゼント】ドキュメンタリー作品『血筋』10名様ご招待。2月21日渋谷・光塾にて

カナザワ映画祭2019「期待の新人監督」グランプリ受賞作品『血筋』試写会ご招待。 とある一家族から映し出される、中国朝鮮民族の「いま」。 音信不通だった父親と18年ぶりに再会した青年が知る、切っても切 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学