Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

『ザ・タワー』あらすじ/キャスト/上映館。SFシチュエーション・スリラー映画をギョーム・ニクルー監督が“恐怖の闇”として描く

  • Writer :
  • 大塚まき

世界を消し去る、“闇”が来る
突然現れた“闇”の中に取り残された人々はそこから出られるのか?

この度、ジェラルメール国際ファンタスティック映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭など世界の名だたるファンタ系映画祭へ出品され話題を呼んだ映画『LA TOUR(原題/英題:LOCKDOWN TOWER)』が邦題を『ザ・タワー』として、2024年4月12日(金)に日本公開が決定しました。

併せてポスタービジュアル、予告編も到着しました。

映画『ザ・タワー』について


(C)2022 – Unité – Les films du Worso

本作は、フランスのある団地を舞台に突然出現した“闇”に翻弄される人々を描き、全てを飲み込んでしまう“闇”が特に大きな意味を持ちます。

監督を務めたギョーム・ニクルーは、本作での“闇”のことを光学的に直接観察できない正体不明の暗黒物質「ダークマター」と表現しており、この「ダークマター」は「ベンタブラック」という99%以上の光を吸収できる物質から着想を得ています。いわば、光を食い尽くす“闇”そのものです。

『ストーン・カウンシル』(2006)や『この世の果て、数多の終焉』(2020)などのギョーム・ニクルー監督が、“闇”に覆われた世界で極限の状況に置かれた人間たちの狂気を大胆な発想で描くSFシチュエーション・スリラーです。

監督:ギョーム・ニクルーのコメント

これは恐ろしい出来事が起こるホラー映画だ。飢饉、殺人、性差別、カニバリズム、人種差別、同性愛嫌悪、拷問。現代のあらゆる暴力と恐怖の総合体かもしれない。今作で描かれているのは、相互扶助と分かち合いという楽観的なビジョンではない。むしろ、閉ざされた空間で互いを許容できない人間の冷酷な描写である。受け入れがたいものを探求する恐怖の映画である。臆病さと無力さの結果、個人が残忍になる映画だ。

“闇”の存在はいかなる救済も贖罪も描いていないし、道徳心はなく、許しを考慮することなくあらゆる物の消滅を遂行する。自らの存在目的、頑なに破壊以外の何ものにも敬意を払わない。すべてを虚空に返すために。

映画『ザ・タワー』の作品情報


(C)2022 – Unité – Les films du Worso

【日本公開】
2024年(フランス映画)

【英題】
LOCKDOWN TOWER

【監督・脚本】
ギョーム・ニクルー

【キャスト】
アンジェレ・マック、ハティック、アーメド・アブデル・ラウィ

映画『ザ・タワー』のあらすじ


(C)2022 – Unité – Les films du Worso

さまざまな人種が住むフランスの団地。アシタンはある朝目覚めると、窓の外が“闇”で覆われていることに気が付く。

その“闇”に物を投げ入れると物体は消滅し、体が触れるとその部分が鋭利な刃物で切られたように消えてなくなってしまう。

テレビやラジオの電波は途切れ、携帯電話も圏外となっているが、なぜか電気と水道は使用可能だ。

原因不明の“闇”のせいで、建物の中に足止めされる団地の住民たち。外の世界と遮断され閉じ込められたままの彼らは、知り合いや人種ごとの小さなグループを形成していく。

徐々に正気を失っていく彼らの間に争いごとが起こり始める中、彼らが選んだ“生きるため”の方法とは!?

まとめ


(C)2022 – Unité – Les films du Worso

ある日突然、建物の外に出ると物体が消えて無くなる現象が発生。“闇”に覆われた世界で極限の状況に置かれた人間たちの狂気を大胆な発想で描くSFシチュエーション・スリラーが誕生しました。

団地の中に取り残された人々はそこから出られるのか? また、彼らが生き残るためにとる行動とは!?

映画『ザ・タワー』は、2024年4月12日(金)よりシネマート新宿ほかにてロードショーです。


Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/demachi2026/cinemarche.net/public_html/wp-content/themes/stinger8-child/single.php on line 150

関連記事

新作映画ニュース

第91回アカデミー賞ノミネート2019『グリーンブック』あらすじとキャスト。実話をファレリー監督が傑作に!

人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描いた映画『グリーンブック』。 第91回アカ …

新作映画ニュース

韓国映画『暗数殺人』『未成年』あらすじ。キャストと監督をキム・ユンソクが務めた2作品の公開情報!

『チェイサー』『1987、ある闘いの真実』の名優 キム・ユンソク。 主演作品&監督作品が2ヶ月連続公開。 この度、名優キム・ユンソク主演で贈る英題『Dark Figure of Crime』が邦題『暗 …

新作映画ニュース

『テオレマ4Kスキャン版』『王女メディア』あらすじ/公開日/上映館。パゾリーニの名作が生誕100周年で鮮やかに復活!

ピエル・パオロ・パゾリーニ生誕100年記念 『テオレマ 4Kスキャン版』『王女メディア』を上映! 「イタリアの異端児」がかつて描いた、“現代の寓話”と“女の復讐劇”。世界の映画作家たちに多大な影響を与 …

新作映画ニュース

映画『フタリノセカイ』あらすじ/キャスト/上映館。トランスジェンダーとシスジェンダーの愛を片山友希×坂東龍汰が演じる

結婚もできない。子どももできない。愛し合う二人の愛は可能か? トランスジェンダーとして葛藤する彼とその彼女(シスジェンダー)の二人の10年間の軌跡を描いたラブストーリー『フタリノセカイ』。 (C)20 …

新作映画ニュース

映画『子供はわかってあげない』もじくん役は細田佳央太(かなた)。演技評価とプロフィール!

映画『子供はわかってあげない』は2021年8月20日より全国ロードショー 数々の漫画賞を受賞した田島列島の傑作コミックを原作とした映画『子供はわかってあげない』が2021年8月20日より全国公開、テア …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学