Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/09/22
Update

《動画で見る渡辺紘文監督インタビュー》大田原から“他にはない映画制作”と批判受けても“新しい面白さ”を追求【映画『蒲田前奏曲』】

  • Writer :
  • 儀保俊弥

動画で見る渡辺紘文監督インタビュー映画『蒲田前奏曲』

中川龍太郎、穐山茉由、安川有果、渡辺紘文という4人の監督による連作スタイルの長編映画『蒲田前奏曲』。新しいスタイルのこの作品が、2020年9月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、キネカ大森ほか全国順次公開されます。


(C)2020 Kamata Prelude Film Partners

今回は、映画『蒲田前奏曲』の連作第4番「シーカランスどこへ行く」の渡辺紘文監督のインタビュー動画を紹介。

出演者は、ほぼ渡辺監督自身と子役のリコの2人だけのモノクロ作品。渡辺監督は住まう栃木県大田原市から、いかにして“東京中心主義への批判”の作品を制作に至ったか。また、地元のプロ俳優ではない出演者や子供たちをどのように演出しているのかなど。

渡辺監督のこだわりを知ることができるインタビュー動画です。

スポンサーリンク

渡辺紘文監督インタビュー:5分51秒

渡辺紘文監督プロフィール


(C)Cinemarche

1982年生まれ、栃木県大田原市出身。日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。

2008年の卒業制作作品『八月の軽い豚』は第9回フジフィルムラヴァーズフェスタ・グランプリ、京都学生映画祭・入選、佐藤忠男賞など多くの賞を獲得しました。

2013年には故郷である栃木県大田原市にて、実の弟で映画音楽家の渡辺雄司とともに映画制作集団「大田原愚豚舎」を旗揚げ。そして第一作にして自身初の長編監督作『そして泥船はゆく』は第26回東京国際映画祭をはじめ世界各地の映画祭・コンペティションに出品されて大きな反響を呼びました。

その後も2015年に『七日』、2016年に『プールサイドマン』、2017年に『地球はお祭り騒ぎ』を発表。また2019年の第32回東京国際映画祭にてワールドプレミア上映された『叫び声』は日本映画スプラッシュ部門にて監督賞を受賞しました。

映画『蒲田前奏曲』第4番「シーカランスどこへ行く」の作品情報

【公開】
2020年(日本映画)

【英題】
Kamata Prélude

【監督・脚本】
渡辺紘文(大田原愚豚舎)

【キャスト】
久次璃子、渡辺紘文

【作品概要】
映画『蒲田前奏曲』は、4人の監督による連作スタイルの長編映画です。中川龍太郎(第1番「蒲田哀歌」)、穐山茉由(第2番「呑川ラプソディ」)、安川有果(第3番「行き止まりの人々」)、渡辺紘文(第4番「シーカランスどこへ行く」)という監督たちが、各自の手法でコミカルに手掛けることで長編作へと仕上げていった意欲作。

売れない女優・マチ子を通し、女性が人格をうまく使い分けることが求められる社会への皮肉を、周囲の人々との交わりを介しながら描いています。

第4番「シーカランスどこへ行く」の監督を務めるのは、渡辺紘文(大田原愚豚舎)。映画音楽家の渡辺雄司と共に映画製作集団 大田原愚豚舎作品を旗揚げし、映画『叫び声』(2019)が東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門監督賞に輝きました。第22回ウディネ・ファーイースト映画祭では大田原愚豚舎作品、渡辺紘文監督特集が組まれるなどしています。

スポンサーリンク

映画『蒲田前奏曲』第4番「シーカランスどこへ行く」のあらすじ

(C)2020 Kamata Prelude Film Partners

女優の蒲田マチ子の実家は大田原にあります。

大田原に住むマチ子の親戚の小学5年生のリコは、映画に出演するために大田原の撮影現場にいました。

待機場所でじっと雑誌を見ながら出番を待っていると、映画監督の渡辺が挨拶にやって来ます。

「リコさんにちょっとまた別の僕の作品に出てもらいたいなと思っているんですけどね。今度東京で活躍している蒲田マチ子を起用したオムニバス映画を企画しているんです。4人の映画監督が蒲田マチ子に関する映画を撮るというオムニバス映画なんですよ、要は。4人の監督が4本の映画をとって、1本のオムニバス映画にするっていうもので、僕もその一人の監督として依頼を受けたんですけど……」

渡辺監督は挨拶もそこそこに、リコを相手に長々と自分の話を始めます。どうやら、リコが蒲田マチ子の親戚とは知らないようでした。

「リコさんは、ああいうオムニバス映画とかどう思います? 正直言って」何回も尋ねる監督の質問を、リコは笑顔か頷きだけで返答します。

その後も、渡辺監督目線の東京中心主義、映画業界、日本の社会問題についての考えが、延々と続きます。

そのたびに、監督は「ねぇ、リコさんはどうお考えですか?」と尋ねてきます。リコは無視はしませんが、黙っています。

そのうちに、いよいよ撮影に入りますが…。

本記事に使用したインタビュー動画は、《映画メディア「アマゴチャン MOVIE A GO GO」》で制作された動画で、本サイト「Cinemarche」と業務提携をおこなっている姉妹サイトです







関連記事

新作映画ニュース

中国映画『薬の神じゃない!』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。実在の事件を基に描く社会派エンタテインメント!

中国で500億を超える記録的大ヒットを記録し、 医薬業界に激震が起きた実話の物語 中国で実際に起きたニセ薬事件を基に描く社会派エンタテインメントが日本に上陸します。 (c)2020 Cine-C. a …

新作映画ニュース

韓国映画『殺人鬼から逃げる夜』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。サイレントスリラーとして耳の聞こえない目撃者視点で描いた追走劇

耳の聞こえない目撃者が、殺人鬼の恐怖に怯える…。 新時代の逃走“サイレント”スリラーとして話題の韓国映画、『MIDNIGHT』(英題)。 (C)2021 peppermint&company …

新作映画ニュース

映画『きみが死んだあとで』あらすじ/公開日/上映館。伝説の学生運動を巨編ドキュメンタリーで捉える!

青春だけが武器だった、あの“異常に発熱した時代”は何だったのか。 1967年の「第一次羽田闘争」において18歳で死んだ山﨑博昭を取り巻く人々を中心に、あの時代の”青春と悔い”を描いたドキュメンタリー映 …

新作映画ニュース

映画祭『レインボー・リール東京2021』開催日/上映劇場。東京と大阪にて世界中のLGBTQ作品の祭典第29回目が開催決定

世界中のLGBTQ映画を上映する映画祭。 2021年の会期・会場が決定。 2021年は第29回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)が開催されます。 第29回にあたる2021年は、シ …

新作映画ニュース

望月歩主演『五億円のじんせい』ニューヨーク・アジアン映画祭にてスペシャル・メンション受賞!本編映像解禁も

映画『五億円のじんせい』は、2019年7月20日(土)よりユーロスペースほかにて公開! GYAO とアミューズがオーディションによりオリジナル映画を作るプロジェクト「NEW CINEMA PROJEC …

U-NEXT
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
山田あゆみの『あしたも映画日和』
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学