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Entry 2020/05/13
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映画『おろかもの』キャスト主演女優の笠松七海は高校生の洋子役を熱演【演技評価とプロフィール】

  • Writer :
  • 谷川裕美子

映画『おろかもの』は2020年劇場公開予定

若手監督の登竜門として知られる田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞した長編『おろかもの』が、2020年「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」で上映予定です。

盟友である芳賀俊監督と『ボーダー』の鈴木祥監督が共同で手がけて製作されました。

この記事では、主人公の高城(たかぎ)洋子役を演じる笠松七海について詳しくお伝えしていきます。

映画『おろかもの』の作品情報


(C)2019「おろかもの」制作チーム/(C)2019 SKIP CITY NTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL Committee.All right reserved.

【上映】
2020年(日本映画)

【監督】
芳賀俊、鈴木祥

【脚本】
沼田真隆

【キャスト】
笠松七海、村田唯、イワゴウサトシ、猫目はち、葉媚、広木健太、南久松真奈

【作品概要】
形は違えど、これまでいくつもの作品をともに制作してきた芳賀俊監督と鈴木祥監督が満を持して挑んだ、二人にとって初の長編監督作。結婚を控えている兄の浮気相手と対峙した妹が、やがてその浮気相手、そして兄の婚約者と接してゆくうちに他者や自身にとっての“つながり”について見つめ直してゆく物語です。

主人公・洋子を演じたのは、『空の味』(2016)『サイモン&タダタカシ』(2017)の笠松七海。女子高生特有のアンビバレントな感情を完璧に捉えた快演を劇中で見せます。

兄の浮気相手・美沙を魅惑的に演じたのは、『密かな吐息』(2014)『デゾレ』(2017)など自身も監督として活動している村田唯。また兄の婚約者・果歩を演じた猫目はちも、『つま先だけが恋をした』(2018)で監督デビューを果たしています。

本作は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019での上映がワールド・プレミアとなりました。そして国内コンペティション長編部門にて見事観客賞を獲得。2019年(第13回)田辺・弁慶映画祭のコンペティション部門でもグランプリを受賞したほか、主演の笠松七海と村田唯も俳優賞を受賞し、観客賞など5冠に輝きました。また「横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2019」でも長編部門最優秀作品賞受賞し、笠松七海が俳優賞を受賞しています。

映画『おろかもの』公式HPはこちらから→

映画『おろかもの』のあらすじ


(C)2019「おろかもの」制作チーム/(C)2019 SKIP CITY NTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL Committee.All right reserved.

高校生の洋子は結婚を目前に控えた兄・健治が、美沙という女性と浮気をしている現場を目撃してしまいます。

ある日、衝動と好奇心に突き動かされて美沙と対峙した洋子は、美沙の独特の柔らかさと強さ、そして脆さに惹かれていきます。

そして、洋子が何気なく言葉にした“ある提案”に乗ってしまったことで、美沙は彼女と行動をともにするようになり、次第に奇妙な関係を結んでゆきます…。

映画『おろかもの』高城洋子役は笠松七海

参考映像:『空(カラ)の味』(2017)

映画『おろかもの』で主人公の高城洋子役を演じるのは若手女優の笠松七海。

『空(カラ)の味』、『サイモン&タダタカシ』など若手インディペンデント監督作品に数多く出演しています。

小学生の頃から、みんなと同じことをするのが苦手だったそうです。

高校時代に映画のワークショップを受けて、短編映画に出演。個々に責任ある状態でひとつのものを作るということがしっくりきて、現場が好きになったといいます。

本作『おろかもの』では、感受性豊かな高校生の主人公・洋子を演じています。

17歳の頃の気持ちや考え方を思い出して演じることは、恥ずかしくて苦しいことでもあったと語っています。

映画『おろかもの』高城洋子はどんな役?


(C)2019「おろかもの」制作チーム/(C)2019 SKIP CITY NTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL Committee.All right reserved.

笠松七海演じる高城洋子は本作の主人公。17歳の女子高生。

9年前に両親を亡くし、兄の健治と二人暮らし。

一か月後に結婚を控える兄が、美沙という女性と浮気していることを知ります。

洋子は好奇心から美沙と会い、奇妙な交流をするようになりますが…。

笠松七海の演技力の評価は

参考映像:『アルム』(2020)

若手インディペンデント映画に次々に出演している若手実力派・笠松七海。

『空(カラ)の味』、『サイモン&タダタカシ』『はじめてのうみ』『次は何にうまれましょうか』など数多くの作品に出演。

『かべづたいのこ』『ご愁傷様』『アルム』では主演を務める実力派です。

本作『おろかもの』では、結婚を控えた兄の浮気相手・美沙に、好奇心、正義心を抑えきれずに会いに行く純粋な主人公・洋子を演じます。

美沙への嫌悪感と共感との間で揺れる思いを繊細に表現し、高い評価を得ました。

「田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)」のコンペティション部門で村田唯と共に俳優賞を受賞。

「横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2019」でも俳優賞を受賞しています。

笠松七海の公式SNSの紹介

笠松七海の公式SNSをみつけましたのでご紹介させて頂きます。

まとめ


(C)2019「おろかもの」制作チーム/(C)2019 SKIP CITY NTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL Committee.All right reserved.

若手監督の登竜門「田辺・弁慶映画祭」の2019年(第13回)のコンペティション部門でグランプリを受賞した『おろかもの』。

盟友である芳賀俊監督と鈴木祥監督が初の長編監督作として共同で手掛け、多数の映画祭で高い評価を受けた一作です。

愛を信じ続ける限り、“おろかもの”であり続ける人々を、温かな目で描いています。

主演の笠松七海は、「田辺・弁慶映画祭」「横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2019」で俳優賞を受賞した実力派。主人公の揺れ動く心の機微を、感受性豊かに表現しています。

映画『おろかもの』は、「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」にて、東京・テアトル新宿、大阪・シネ・リーブル梅田にて公開予定です。

新型コロナウイルスの拡大の影響で、現在、6月公開は順延となっております



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