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Entry 2020/10/29
Update

『クシナ』『横須賀綺譚』配信決定!ビー・ガン監督作もリビングルームシアターにて再上映

  • Writer :
  • 石井夏子

ビー・ガン監督作『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』『凱里ブルース』
2020年11月20日よりリビングルームシアターで再び配信!

今年、2020年5月より開設された、映画館との共存を提案する新しい配信プラットフォーム「リビングルームシアター」。

「リビングルームシアター」にて、劇場公開同時配信して好評だった『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』と『凱里ブルース』の、ビー・ガン監督作品2作が、同リビングルームシアター内のプレミアロードショー枠での再配信が決定しました。

2020年11月20日 (金) からスタートとなります。

また、ジャパンインディーズ・スマッシュヒット作品『クシナ』、『横須賀綺譚』も、11月より配信が決まりましたのでご紹介します。

配信作『クシナ』について

アップリンク渋谷で2020年7月に公開されるや、連日満席が続き、新人監督ながら異例のスマッシュヒットを記録している速水萌巴監督の『クシナ』

女だけが暮らす男子禁制の山奥の集落を舞台に、速水監督自身の過去の体験に根ざした母と娘の物語を描きました。

11月13日より、『クシナ』は配信収入の一部を劇場にも還元する《架空映画館》内で配信開始されます。

映画『クシナ』の作品情報

(c) ATELIER KUSHINA

【日本公開】
2020年(日本映画)

【監督・脚本・編集・衣装・美術】
速水萌巴

【キャスト】
郁美カデール、廣田朋菜、稲本弥生、小沼傑、佐伯美波、藤原絵里、鏑木悠利、尾形美香、紅露綾、藤井正子、うみゆし、奥居元雅、田村幸太、小野みゆき

映画『クシナ』のあらすじ

(c) ATELIER KUSHINA

深い山奥に人知れず存在する、女だけの”男子禁制”の村。村長である鬼熊〈オニクマ〉(小野みゆき)のみが、山を下りて収穫した大麻を売り、村の女達が必要な品々を買って来ることで、28歳となった娘の鹿宮〈カグウ〉(廣田朋菜)と14歳のその娘・奇稲<クシナ>(郁美カデール)ら女達を守っていました。

人類学者の風野蒼子(稲本弥生)と後輩・原田恵太(小沼傑)は、閉鎖的なコミュニティにはそこに根付いた強さや信仰があり、その元で暮らす人々を記録することで人間が美しいと証明したいと何度も山を探索しており、ある日、村を探し当てます。

鬼熊が、下山するための食糧の準備が整うまで2人の滞在を許したことで、それぞれが決断を迫られていき…。

配信作『横須賀綺譚』について

2020年7月より、新宿Kʼsシネマを皮切りに、現在もなお全国各地で劇場上映されている大塚信一監督の『横須賀綺譚』

大塚信一監督が、脚本も手掛け、5年の歳月をかけ完成させた本作が描くのは、東日本大震災で亡くなったはずのかつての恋人が横須賀で生きているという怪情報をもとに、半信半疑で旅に出る男の物語。

『横須賀綺譚』は、11月6日より、英語字幕版が全世界一斉配信されます。

大塚監督の長編デビュー作『アメリカの夢』も同日より配信。

映画『横須賀綺譚』の作品情報


(C)shinichi otsuka.2020. 横須賀綺譚

【日本公開】
2020年(日本映画)

【監督・脚本】
大塚信一

【撮影・照明】
飯岡聖英

【録音・整音】
小林徹哉

【キャスト】
小林竜樹、しじみ、川瀬陽太、烏丸せつ子、長内美那子、湯舟すぴか、長屋和彰

映画『横須賀綺譚』のあらすじ

(C)shinichi otsuka.2020. 横須賀綺譚

2009年3月、東京。知華子は、友達の絵里に手伝ってもらい、引越し作業をしていました。

父親の介護のため、実家の福島に帰ることにした知華子と、今の仕事をそのまま続けようとする春樹は何度も話し合った上、別れを決めたのです。

9年後の東京。証券会社で働く春樹は、後輩に付き添い、ある老人との契約を取り交わしました。しかし、老人は自分が何にサインをしているのか春樹たちが誰なのかもわかっていませんでした。

そんな中、春樹はばったり絵里に再会します。知華子は東日本大震災で実家が津波で流され、行方知らずのままだというのです。

春樹は休暇を取り、福島へと向かいます。新しい堤防の上で海を眺める春樹の携帯電話が鳴りました。春樹が電話に出ると、「1回ぐらい遊びに来なよ」という知華子の声でした。

再び電話が鳴り、春樹があわてて出ると今度は絵里からでした。知華子は生きているかもしれないと彼女は言い、死亡届とは別に知華子の転移届が提出されていたことを知らせてきたのです。転移先は、横須賀ということでした。

春樹は半信半疑のまま、知華子を探すために横須賀へと向かい、知華子と再会しますが…。

「リビングルームシアター」について

「リビングルームシアター」の名前の由来は、米オレゴン州ポートランドにあるミニシアター「Living Room Theaters」から取られました。

同館は地元に密着し、個人の貸し切りにも対応して、併設されるレストランから気軽に飲食を持ち込めるなど、まるで自宅のリビングルームで映画と接するような自由さを信条として2006年にオープン。

また開館当初からデジタル設備を導入し、対応する上映素材さえあれば、若いクリエイターたちにも上映の機会を与えられるなど、映画館・映画を広く開放した映画館として知られています。

「リビングルームシアター」は、《架空映画館 Imaginaly Theater》《プレミア・ロードショー》《シネマテーク》《ショーケース》という、4つのカテゴリーに分かれて構成されています。

まとめ

動画:ビー・ガン監督作『凱里ブルース』(2020)

「リビングルームシアター」では、他に高橋賢成監督の『海抜』も、11月13日より配信されます。

海外や日本国内の良作・話題作を配信する「リビングルームシアター」。今後も要チェックですね。

「リビングルームシアター」の詳細につきましては、「リビングルームシアター」公式サイトをご覧ください。












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