Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2023/08/30
Update

映画『ホゾを咬む』キャスト/あらすじ/公開日/上映館。ミネオショウ×小沢まゆ共演で描く“ある夫婦の秘密”×髙橋栄一監督コメントも到着!

  • Writer :
  • 星野しげみ

映画『ホゾを咬む』は2023年12⽉2⽇(⼟)より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開!

「後悔する」という意味のことわざ「臍(ホゾ)を噛む」からタイトルをとった映画『ホゾを咬む』

髙橋栄⼀監督⾃⾝がASD(⾃閉症スペクトラム症)のグレーゾーンと診断されたことに着想を得て、独⾃の切り⼝で「愛すること」を描いた本作は、モノクロームの世界観が怪しさと品格を放ち、独特な間合い・台詞が観る者を異世界へと誘う新感覚の日本映画です。


(C)2023 second cocoon

ミネオショウと小沢まゆが主役の夫婦を演じ、2023年9月21日よりオランダ・ロッテルダムで開催の「カメラジャパン・フェスティバル」への正式出品も決定された『ホゾを咬む』。

このたび、2023年12月2日(土)〜12月8日(金)に新宿K’s cinema にて連日14:10〜、12月15日(金)〜12月21日(木)に池袋HUMAX シネマズにてレイトショー、12月に大阪シネ・ヌーヴォほかでの全国順次公開が決定。併せてポスタービジュアル・監督コメントが解禁されました。

映画『ホゾを咬む』とは?


(C)2023 second cocoon

『ホゾを咬む』ヒロインの小沢まゆが主演を務めた短編映画『サッドカラー』がPFFアワード2023に入選するなど、国内映画祭で多数の賞を獲得し続けている新進気鋭の映像作家・髙橋栄一による⻑編映画『ホゾを咬む』。

髙橋監督⾃⾝が独⾃の切り⼝で「愛すること」を描き、モノクロームの世界観が怪しさと品格を放ち、独特な間合い・台詞が観る者を異世界へと誘う、新感覚の作品です。

主⼈公・茂⽊ハジメを演じるのは、主演作であるコメディアクション『MAD CATS』(2022)から、『クレマチスの窓辺』(2022)や『とおいらいめい』(2022)など、幅広い役柄をこなすカメレオン俳優・ミネオショウ

主人公の妻・ミツを演じるのは、映画『少⼥〜an adolescent』(2001)にて国際映画祭で最優秀主演⼥優賞を受賞した俳優・⼩沢まゆ。主演作『夜のスカート』(2022)と同じく、本作でもプロデューサーを務めています

そして撮影監督を、百円の恋』(2014)など武正晴監督作品に数多く参加し、『劇場版 アンダードッグ』(2020)で第75回毎⽇映画コンクール撮影賞を受賞した⻄村博光が担当しています。

髙橋栄⼀監督のコメント

小学生のころ、道徳の授業が嫌いでした。
僕が思う親切や思いやりはクラスメイト達とはいつもズレていて、それがどうにも不快で仕方ありませんでした。
いつか完全に分かり合える世界があると最近まで本気で思っていたけど、どうやらそういうことでもないようです。
他人とのズレを認め、解消する術もなく、少しずつ自分を偽っていく。
それでも無理をして誰かといることが、生きていくことには必要なんじゃないかと今時点の僕は思うのです。

この作品『ホゾを咬む』では、えてして困難なコミュニケーション社会で徐々に変態していく主人公を描いています。
現実世界とは切り離れた映画館で、じっくりと、ぼんやりと、この映画の中で流れる時間を眺めて欲しいです。
誰かの何かになりますように。

映画『ホゾを咬む』の作品情報

【公開】
2023年(日本映画)

【脚本・監督・編集】
髙橋栄⼀

【プロデューサー】
⼩沢まゆ

【撮影監督】
⻄村博光

【キャスト】
ミネオショウ、⼩沢まゆ、⽊村知貴、河屋秀俊、福永煌、ミサ・リサ、森⽥舜、三⽊美加⼦、荒岡⿓星、河野通晃、I.P.U、菅井玲

映画『ホゾを咬む』のあらすじ

不動産会社に勤める茂⽊ハジメは、結婚して数年になる妻のミツと⼆⼈暮らしで⼦どもはいません。

ある⽇、ハジメは仕事中に普段とは全く違う格好のミツを街で⾒かけます。帰宅後聞いてみるとミツは、⼀⽇外出していないと⾔いました。

ミツへの疑念や⾏動を掴めないことへの苛⽴ちから、ハジメは家に隠しカメラを設置します。

⾃分の欲望に真っ直ぐな同僚、職場に現れた⾵変わりな双⼦の客など、周囲の⼈たちによってハジメの⼼は掻き乱されながらも、⾃⾝の監視⾏動を肯定していきます。

ある⽇、ミツの真相を確かめるべく尾⾏しようとしますと、⾒知らぬ少年が現れてハジメに付いて来ました。そしてついにミツらしき⼥性が、誰かと会う様⼦を⽬撃したハジメは……。

まとめ


(C)2023 second cocoon

国内映画祭で多数入選・受賞している新進気鋭の映像作家・髙橋栄一脚本・監督の最新⻑編映画『ホゾを咬む』

ASD(自閉症スペクトラム症)のグレーゾーンと診断された高橋監督自身の経験に着想を得て、独自の切り口で「愛すること」を描き出します。

妻への疑念から、隠しカメラを設置しその行動を監視する夫……モノクロームの世界観が観る者を異世界へと誘う、新感覚の日本映画が誕生しました。

映画『ホゾを咬む』は2023年12⽉2⽇(⼟)より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開!



関連記事

新作映画ニュース

ケネスブラナー映画『シェイクスピアの庭』あらすじとキャスト。公開日は2020年3月6日で劇作家の晩年を描く

“シェイクスピア俳優”ケネス・ブラナーが満を持して映画化。 没後400年以上を経て、今もなお愛され続ける幾多の名作を世に送り出した英国の偉大な文豪、ウィリアム・シェイクスピア(1564年-1616年) …

新作映画ニュース

映画『アドリフト 41日間の漂流』あらすじ/キャスト/公開日。実話を基にした壮絶な漂流記!

巨大ハリケーンでヨットが大破し瀕死の婚約者とふたりきり。 陸まで3200キロ――。 実際に起こった集団遭難事故を3D映像で臨場感たっぷりに描き世界を驚かせた『エベレスト 3D』のバルタザール・コルマウ …

新作映画ニュース

映画『きみの鳥はうたえる』柄本佑×石橋静河×染谷将太の演技力が見られる予告編解禁

再評価の波が続く佐藤泰志の初期最高傑作『きみの鳥はうたえる』がついに映画化! 8月25日(土)函館シネマアイリス先行公開。 9月1日(土)新宿武蔵野館、渋谷ユーロスペースほかロードショーされ、以降全国 …

新作映画ニュース

【石垣島ゆがふ国際映画祭】コンペティション応募を2020年2月より開始。ドキュメンタリーに特化した作品を広く募集

世界の映画祭と連携し、沖縄・石垣島から新たな才能を発掘! ドキュメンタリー映画に特化したコンペティションの応募を2020年2月より開始 2020年11月、沖縄・石垣島から世界に向けて映画を発信し、地域 …

新作映画ニュース

映画『Dinerダイナー』キャストのカウボーイ役は斎藤工(たくみ)。演技力の評価とプロフィール

店主も客も、全員殺し屋の<ダイナー(食堂)>を舞台に繰り広げられる衝撃のサスペンス映画『Diner ダイナー』が2019年7月5日に公開されます。 原作は平山夢明による人気小説。第28回日本冒険小説教 …

U-NEXT
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学