主演・草彅剛×監督・白石和彌の映画『碁盤斬り』は2024年5月にTOHOシネマズ日比谷他で全国ロードショー!
『ミッドナイトスワン』(2020)で第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した草彅剛。
そんな彼が、第42回日本アカデミー賞優秀監督賞受賞の『孤狼の血』(2018)などで知られ、本作が自身初の時代劇となる白石和彌監督が奇跡のタッグを組んだ映画『碁盤斬り』(ごばんぎり)が、2024年5月17日(金)にTOHOシネマズ日比谷他での全国公開が決定しました。
このたび、本作のキャストが一挙に追加解禁。
格之進(草彅剛)の一人娘・お絹役に清原果耶、萬屋の手代・弥吉役に中川大志、彦根藩の藩士・梶木左門役に奥野瑛太、萬屋の番頭・徳次郎役に音尾琢真が町の親分・長兵衛役に市村正親、格之進と因縁のある武士・柴田兵庫に斎藤工、半蔵松葉の大女将・お庚役に小泉今日子、萬屋の亭主・萬屋源兵衛役に國村隼と錚々たる顔ぶれが集結しました。
そして清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼からコメントも到着しました。
CONTENTS
映画『碁盤斬り』キャストのコメント
清原果耶/お絹役のコメント
いつか草彅さんとご一緒したいと抱いていた想いが今作で叶ったことを、撮影が終わった今でも嬉しく思っています。現場で私が緊張していると「お絹ちゃんは僕の娘だから」と草彅さんが声をかけてくださいました。草彅さん演じる格之進の娘であるお絹は、父を敬い、自分のやるべき事へ邁進出来る素直な女の子です。格之進とお絹の確かな絆に触れながら育んだ時間は、何にも変え難い温かなものでした。
錚々たるキャストの皆さまの背中を追いかけながら、白石監督をはじめとするスタッフの皆さまと紡いだ日々が、沢山の方々に届きますよう願っています。
中川大志/弥吉役のコメント
白石監督とはいつかご一緒したいと、常々いろいろなところで口にしていました。そんな白石組の初めての時代劇作品に参加できることに興奮しました。些細なことなのに、大人になったからなのか、組織の中にいるからなのか、素直に言い出せない。そんなキッカケが気付けば飛躍して自分だけでは収まりのつかないことになってしまっている。落語の噺がベースの今作は、現代人の我々にも共感出来るポイントが沢山ある、身近なところで起こり得るストーリーです。
監督が、先人へのリスペクトを持って作り上げた今作は、世界のお客様にも見ていただきたい、日本の時代劇になると思います。
奥野瑛太/梶木左門役のコメント
梶木左門役をやらせて頂きました奥野瑛太です。
これだけの豪華なメンバーに囲まれて時代劇に参加できた事大変嬉しく思います。 殊に草彅さんは、物心ついた頃からブラウン管を通して拝見しておりましたので、今回現場で自らが梶木左門として執拗に柳田様(草彅さん)の背中を追いかけている事に若干の違和感とかなりの興奮を覚えました。
比喩的な意味でも物理的にも、劇中ではかなり背中を追いかけていると思います。 その都度、気配や色を変えていく背中を。 それはそれは心地の良い広い背中でした。歴史上これほど武士の背中を見た人はいないのではないかと思うくらい堪能させて頂きました。ありがとうございました。
音尾琢真/徳次郎役のコメント
私としましては、いつもお世話になっている白石和彌監督の、時代劇という新たなチャレンジにまたご一緒させていただけるということだけでも幸せであるのに、草彅剛さんとシーンを共にできるという光栄極まりない日々でございました。撮影中はカメラや照明などのセッティング中にずっと立ったまま待っておられる姿を拝見し、私なんぞは、ただだらしなく座って着物が着崩れていく様が情けなく思えた記憶がございます。
初めて現場を共にする共演者の方がどのように演技を仕上げていくのかを見ているのが趣味と言える私なのですが、草彅さんは瞬発力が凄まじく、用意したものに拘らずに撮影現場であらゆる物事を感じ取って空間に溶け込んでいくというスタイルと見受けられました。研ぎ澄まされた感性と経験のなせる技であると感服した次第です。
映画「碁盤斬り」どうぞよろしくお願いいたします。
市村正親/長兵衛役のコメント
白石監督の映画を色々観ていて、白石監督がどういう監督さんか知るためにも映画に参加させていただきました。
とてもいい人で、非常に気が合うので本当に楽しかったです。今後、市村が演じる役が必要だなと思ったらどんどんお声をかけてくださいね。笑
草彅くんはドラマで一緒になったこともあるけれど、映画では2度目の共演です。「ホテルビーナス」のときは全編韓国語でしたが、今回は日本語だったので楽だったね。笑
草彅くんの芝居を間近に見ながら、芝居をし、作品に参加できたのは楽しかったし、光栄で嬉しかったです。完成を心より楽しみにしております。
斎藤工/柴田兵庫役のコメント
混沌とした現代と、厳しくも儚い本作の世界を生きる人々とが、何処か力強く入り混じる瞬間が幾度もありました。
そして、現場でお会いした剛さんは、草彅剛では無く、柳田格之進そのもので、静かに鳥肌が立ちました。
『碁盤斬り』は、白石和彌監督ならではの、エグみと深みを含んだ美しい時代劇になっていると思います。同時に、草彅剛さんの新たな表題作に参加出来た事を、心から光栄に思います。
小泉今日子/お庚役のコメント
美しくて、優しい、そして迫力のある世界。既視感のない時代劇になっていると思います。私も完成が楽しみでなりません。
芸歴は長いのに京都の撮影所が初体験の私でした。ようやく映画俳優に仲間入り出来たような気分です。
國村隼/萬屋源兵衛役のコメント
私はこの映画に関わる以前は全く知らなかった囲碁の世界でした。撮影が進むうち、最も興味を唆られていったのが【碁敵(ごがたき)】という言葉。ひとつの盤面上に展開する実人生をもかけた勝負の世界。その囲碁の世界で得るものは、友情ともまたライバルとも違う、人生に於いて特別な人と出会ってしまう事。この映画「碁盤斬り」は正にその事を描いています。
そして私は草彅剛さんと出会った、ということですね。
映画『碁盤斬り』の作品情報
【日本公開】
2024年(日本映画)
【監督・脚本】
白石和彌
【脚本】
加藤正人
【キャスト】
草彅 剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼
映画『碁盤斬り』のあらすじ
浪人・柳田格之進は、謂れのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしています。
落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、とりわけ嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、正々堂々と嘘偽りない勝負を心がけています。
しかし、あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓います。
疑心と陰謀渦巻く中、愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と、親子の情愛を描く軌跡の物語。
まとめ
ある《冤罪事件》によって娘と引き裂かれる男が、父として武士としての誇りを賭けた《復讐》を描く、感動のヒューマンドラマ『碁盤斬り』。
本作の物語のベースとなっているのは、『柳田の堪忍袋』『碁盤割(ごばんわり)』といった別名も持つ古典落語『柳田格之進』。いわゆる“人情噺”ものと呼ばれる演目です。
『死刑にいたる病』などでは人間の暗部について描き、『凪待ち』などでは人間にとっての“罪”と“償い”の意義を描いてきた白石和彌監督は、果たして主演・草彅剛とともにどのような映画を生み出すのでしょうか。
映画『碁盤斬り』は2024年5月17日(金)より、TOHOシネマズ日比谷他で全国ロードショーです。