Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/09/18
Update

映画あらすじ動画解説『モルグ 死霊病棟』の感想紹介。おすすめホラーの見どころをシネマダイバー増田健が考察!

  • Writer :
  • 20231113

YouTube動画で見るおすすめ映画解説!『モルグ 死霊病棟』をあらすじ紹介

今回ご紹介するのは、恐怖の一夜を描いたホラー映画『モルグ 死霊病棟』


(C)HJ PRODUCCIONES 2019 | ALL RIGHTS RESERVED

夜の病院のモルグ(死体安置所)といえば、怪談の舞台としては鉄板の設定。そこで一夜を過ごす人間が、後ろめたい訳ありの人物だったら…。

南米パラグアイ発のホラー映画『モルグ 死霊病棟』を動画にて、映画のあらすじと見どころ解説をいたします。

増田健の映画あらすじ解説動画:4分48秒

シネマダイバー:増田健のプロフィール

映画ライターとして、主に海外のホラー映画や埋もれたB級作品、隠れたカルト作品のレビュー記事を執筆。

映画感想レビュー&考察情報サイト「Cinemarche」内では、毎年「未体験ゾーン」を劇場鑑賞の制覇したうえでレビュー記事を掲載しています。

また2020年9月からは、「マゴチャン」にてホラー映画を中心に動画解説をスタート。

映画『モルグ 死霊病棟』の作品情報


(C)HJ PRODUCCIONES 2019 | ALL RIGHTS RESERVED

【日本公開】
2020年(パラグアイ映画)

【原題】
Morgue

【監督・脚本・製作】
ウーゴ・カルドゾ

【キャスト】
パブロ・マルティネス、ウィリ・ヴィジャルバ、マリア・デル・マル・フェルナンデス

【作品概要】
誤って人を轢き殺した男が、夜の病院の警備に就くことになります。やがて男の周囲で異様なことが起き始め…という設定を最大限に生かした、南米発のホラー映画です。

パラグアイのウーゴ・カルドゾ監督のデビュー作である、製作費6万5千ドルの低予算ホラー映画は、本国で異例の大ヒットを遂げるや全世界で話題になりました。その後本作のリメイク権が売買されるなど、新たな動きを巻き起こしています。

映画『モルグ 死霊病棟』のあらすじ


(C)HJ PRODUCCIONES 2019 | ALL RIGHTS RESERVED

病院にある死体安置所。そこには死者にまつわる、様々な噂話が渦巻いています…。

スーパーで買い物をしているディエゴ(パブロ・マルティネス)。恋人から電話に喜んで出たものの、家にいる友人を車で送ってくれないかと頼まれて渋ります。

金に余裕のないディエゴは、ガソリン代を気にしてその願いを断ります。そんな金欠ぎみの彼を、彼女とその友人は電話口で馬鹿にしている様子です。すっかり気を悪くしたディエゴ。

彼は人目が無いと見るや、店の商品を万引きするなど、どうやら手くせも良くない人物です。

駐車場に出ると、優等生だったかつての同級生に会い、思わず他人の車を自分の物と言い張り、見栄を張るディエゴ。実際に所有するのは、エンジンすらまともにかからないボロ車でした。

すっかり落ち込んで車を走らせたディエゴですが、友人を帰した恋人から、家に来ないかとのメールで誘われると、すぐ行くと返事して大喜びで車の向きを変えます。

彼女とのメールをやり取りしながら運転する彼は、返信に夢中のなるあまりスマホを落してしまいます。それを拾おうと身をかがめ、前方が不注意になるディエゴ。

車は何かに衝突し、衝撃を受けて停止します。ディエゴが慌てて外に出ると、車の前にはパーカーのフードを深く被った男が、うつ伏せで倒れていました。

辺りには誰も居ません。恐る恐る男に近づくディエゴ。しかし多量の血が流れ出して驚き、男の介抱も警察や救急への通報もせずに、彼は車に飛び乗って逃げ出します。

道路上に残された顔の見えない男は、なぜか裸足で倒れていました。

自分の行為に怯えたディエゴは、恋人に連絡も入れず自分の家に逃げ帰ります。彼が目覚めた時家の照明が何故か点滅し、スマホには非通知の番号から電話がかかってきます。

電話に出ると相手は何も語りません。切ると再び非通知の番号から電話がかかりますが、それは自分が務める警備会社の本部からのもので、ようやく安心したディエゴ。

本部は彼に、病院で警備に就くゴンザレスに替わり、夜勤に入れと指示します。彼は警備員の制服に着替えると、指示のあった病院へと向かいました。

到着した彼を年配の男ゴンザレスが迎えます。3人の子持ちと語る彼は、早速病院を案内します。


(C)HJ PRODUCCIONES 2019 | ALL RIGHTS RESERVED

病院の冷蔵室である、扉に南京錠の付いた死体安置所(モルグ)を案内するゴンザレス。部屋には解剖台が並び、その1つにはシーツをかけた遺体があり、ディエゴは気味悪がります。

この部屋のジャロジー窓(羽目板上のガラスを組み合わせた窓)の1つが、勝手に開いて猫が入り込むので、時々部屋の中を確認してくれと伝えるゴンザレス。

しかし部屋の不気味な雰囲気に呑まれたのか、どうにもディエゴは落ち着きません。置いてある遺体について訊ねると、ひき逃げにあった遺体だと教えられます。

それを聞き動揺する彼に、ニュースを見ないのかと言うゴンザレス。犯人は今だに見つからず、事件は街でちょっとした騒ぎになっていました。

警備室に戻るとゴンザレスは、護身用の拳銃を引き渡すと、あとは時々モニターを見てくれれば良いと彼に告げて、帰って行きました。

1人になると古い病院の廊下を歩き、トイレで用を足したディエゴ。警備室に戻ると、スマホに恋人からの電話が入ります。

彼は昨日の事故以降、彼女に連絡していなかったと思い出しました。互いに顔が映るようビデオ通話に設定して会話し、昨日は車がパンクして行けなかったと嘘をつくディエゴ。

連絡が無かったと怒る彼女を、ディエゴは今は1人きりで勤務中だと説明してなだめます。電話に夢中の彼は、背後を生気の無い様子の、裸の女が横切ったことに気付きませんでした。

その姿を見た恋人は、女を連れ込んでいると怒り、別れを告げ電話を切ります。ディエゴにはどうして彼女が怒ったのか、全く理解できません。

気を取り直して、古い病院の館内を巡回するディエゴ。容器に入った気味の悪い標本や、様々な人骨が並べられた、気味の悪い部屋を見て回りますが…。

本記事に使用した解説動画は、《映画メディア「アマゴチャン MOVIE A GO GO」》で制作された動画で、本サイト「Cinemarche」と業務提携をおこなっている姉妹サイトです




関連記事

新作映画ニュース

韓国映画『SEOBOK/ソボク』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。予告動画でコン・ユ×パクボゴムのSFエンタメを見る!

韓国でNO.1大ヒットスタート! コン・ユ×パク・ボゴムが贈るSFエンターテインメント。 人類に永遠の命をもたらすクローン・ソボク。彼を奪い合う争いの中、唯一、人として接し守り続ける男がいました。互い …

新作映画ニュース

韓国映画『スタートアップ!』あらすじ/キャスト/公開日。動画でマ・ドンソクの謎の料理人役を紹介!

マ・ドンソク史上、最もミステリアスで最もラブリーな強烈キャラクター誕生。 すべての世代へエールを贈る、笑いと感動の痛快コメディ! 『それだけが、僕の世界』『狩りの時間』のマ・ドンソクを主演に迎え、社会 …

新作映画ニュース

壮大な世界観に圧倒される映画『神と共に 第一章:罪と罰』予告編完成!2部作のビジュアル解禁も

韓国累計2,700万動員のメガヒット・ムービー アメリカ、カナダ、香港、台湾など世界中で、あの『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)を超える歴史的大ヒット作となった映画、「神と共に」二部作。 …

新作映画ニュース

映画『朝が来る』キャストは永作博美と井浦新。近日公開の感動ミステリー!

“主要キャスト解禁” 日本映画史に新たに刻まれる傑作の布陣が明らかに! 実の子を授かることが叶わず、特別養子縁組により、男の子を家族に迎えた夫婦。中学生で妊娠し、断腸の思いで子どもを手放すことになった …

新作映画ニュース

井筒和幸映画『無頼』あらすじ。キャストにEXILE松本利夫を迎えた8年ぶりの新作公開日は5月16日!

井筒和幸監督、8年ぶり待望の新作 あぶれ者たちの群像劇を通して逆照射される、もう一つの昭和史として描き出された映画『無頼』。 (c)2020「無頼」製作委員会 『パッチギ!』『黄金を抱いて翔べ』など、 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学