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Entry 2021/03/12
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映画『ブレイブ群青戦記』ネタバレ感想評価とラスト結末。三浦春馬×新田真剣佑が漫画原作の歴史SFアクションを熱演|映画という星空を知るひとよ55

  • Writer :
  • 星野しげみ

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第55回

映画『ブレイブ-群青戦記-』は、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で、‟部活×青春×歴史”作品として人気を博した笠原真樹原作の『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写映画化したものです。

全国制覇も数多くする部活の名門校の高校生アスリートたち。突然桶狭間の戦い前の戦国時代にタイムスリップし、今川方と間違われ、織田信長軍に仲間を人質に取られてしまいます。仲間を助けて元の時代に戻るために、高校生たちは一丸となって戦国武士に向かって行きます。

本作を手掛けたのは、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督。新田真剣佑が単独初主演を飾り、後の徳川家康となる松平元康に三浦春馬、天下統一をめざす織田信長に松山ケンイチと豪華実力派俳優が共演。

運動部のスポーツで培った運動神経とチームプレー、文化部系のインターネットや歴史の知識を集結しての命がけの闘いは必見。

【連載コラム】『映画という星空を知るひとよ』一覧はこちら

映画『ブレイブ-群青戦記-』の作品情報

(C)2021「ブレイブ 群青戦記」製作委員会 (C)笠原真樹/集英社

【公開】
2021年(日本映画)

【原作】
笠原真樹『群青戦記 グンジョーセンキ』

【監督】
本広克行

【主題歌】
UVERworld

【キャスト】
新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡邊圭祐、濱田龍臣、鈴木仁、飯島寛騎、福山翔、水谷果穂、宮下かな子、市川知宏、高橋光臣、長田拓郎、足立英、三浦春馬、松山ケンイチ

【作品概要】
集英社『週刊ヤングジャンプ』で連載された笠原真樹原作の人気コミック『群青戦記』を、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督が実写映画化。

名も無き世界のエンドロール』(2021)の新田真剣佑が単独初主演を飾るほか、『天外者』(2020)の三浦春馬、『ホテルローヤル』(2020)の松山ケンイチら実力派の俳優陣が集結。


映画『ブレイブ-群青戦記-』のあらすじとネタバレ


(C)2021「ブレイブ 群青戦記」製作委員会 (C)笠原真樹/集英社

スポーツ強豪校として有名な星徳学院高等学校。校舎の中庭に巨大な霊石を祀っている文武両道の名門校です。

ある年、3年生の不破瑠衣(渡邊圭祐)という男子生徒が校舎の屋上から、霊石めがけて飛びおり、行方不明となりました。

それから1年。

自分に自信が持てない弓道部の西野蒼(新田真剣佑)は、実力があるのに部活にも力が入らなず、幼なじみの瀬野遥(山崎紘菜)と松本考太(鈴木伸之)も、そんな蒼のことを気にかけていました。

いつもと変わらない日々。急に空が暗くなり、一本の雷が校庭に落ちて、生暖かい雨が降り始めました。

学校の外の見慣れた風景は、見渡す限りの野原です。どこからか現れたゾンビのような雑兵たちが、校内に入り込み、槍や刀を振りかざして、生徒たちに襲い掛かりました。

情け容赦なく刀で切り付けられる生徒たちを助けることも出来ず、逃げ惑う蒼と遥。途中から合流した考太とともにグラウンドへ逃げますが、そこもゾンビ雑兵の集団に襲われ、修羅場と化していました。

その時、蹄の音が聞こえ、馬に乗った黒づくめの甲冑の武将が現れます。顔を半分仮面で隠した武将は「簗田政綱(やなだまさつな)」と名乗り、グラウンドにいた生徒たちの中から、人質として5人の生徒を連れ去りました。

蒼は歴史好きでしたので、その名前と武士たちの甲冑を見て、戦国時代を意識しました。そこへまた馬に乗った武将が数人の家来を連れて現れます。

「何処の手のものか」と尋ねる赤い甲冑の武将に、答えるすべもない蒼たち高校生。取りあえず、学校に残っている生徒たちは全員体育館に集められました。

見張りがいる中、生徒たちはどうすればいいのか相談を始めます。

リーダー格の考太に促され、歴史オタクの蒼は、学校がまるごと戦国時代、かの有名な「桶狭間の戦い」の直前までタイムスリップしてしまったことを皆に話します。

連れ去られた仲間たちを助けたい皆を代表し、考太と蒼は松平元康と名乗るその武将(三浦春馬)に取引を求めました。

元康の前で、蒼は自分たちが今川方ではないこと、未来から来たことに加えて、織田信長(松山ケンイチ)に仕える簗田軍に連れ去られた仲間を助け出したいことを述べ、元康が練っていた‟大高城への兵糧入れ作戦”に知恵を授けます。

元康は、刀の切っ先を向けても動じない蒼の毅然とした態度を見て、その話を信じることにします。

ただし、「策を授けましたらからお願いします、ではすまない」。元康は、自分たちの手で織田軍の元から仲間を救い出せと命令を出しました。

密偵からの情報があり、人質となった生徒たちは、大高城のすぐそばの丸根砦にいるとわかりました。考太と蒼は体育館に戻り、そこにいる仲間から砦に突撃する有志を募ります。

集まったのは、野球部、アメフト部、空手部など、運動部を主とする約30人の一団でした。女子の遥もその中にいました。

部活で必要な道具を武器となるように駆使し、身を護るような装具を付けて、決行の時を待つ仲間たち。

自分に自信の持てない蒼は決死隊にはいるかどうか悩んでいましたが、元康と話す機会があり、彼に導かれて、運動部のエースたちとともに、仲間たちを救出するために立ち上がることを決意しました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ブレイブ-群青戦記-』ネタバレ・結末の記載がございます。『ブレイブ-群青戦記-』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

(C)2021「ブレイブ 群青戦記」製作委員会 (C)笠原真樹/集英社

高校生たちは各部ごとに出来る限りの作戦を練り、武器も用意しました。

部活の道具を担いで砦に向かう途中、いきなり織田勢に襲われます。刀で切り付けられ、負傷したり命を落とす仲間たち。

遥が連れられそうになり、必死にそれを防ごうとした考太と蒼ですが、力及ばず、考太が切り付けられて命を落とします。泣き叫ぶ遥はそのまま連れ去られてしまいました。

他にも何人かの仲間を亡くし、考太を助けられず、遥を目の前で連れ去られ蒼は失意のどん底にいました。しかし、そんな蒼を励ましてくれたのが、元康でした。

蒼がいう「一生懸命」を元康は「一所懸命」といい、武士の志を出発前に教えてくれていたのですが、再度蒼に目の前の仲間を守れと諭しました。

勇気をもらった蒼は、遥と先に連れ去られた仲間を助けるために再び立ち上がります。

その頃、連れ去られた遥は、丸根砦の人質が囚われている部屋にいました。そこへ、最初に学校へ現れた簗田政綱がやって来ます。その顔をみた遥は、彼が昨年行方不明になった不破瑠衣だと気がつきます。

彼は先に戦国時代に来て織田信長の家臣となり、歴史を牛耳ろうとしていたのです。

蒼たちが再び丸根砦に攻め込もうと体制を立て直していた頃、学校に残っていた残留組は、特進クラスの秀才を中心に、現代へ帰る方法を探しています。

やっとタイムスリップの原因がわかり、現代へ帰るために、人工的に霊石に雷を落とすことになりました。

雷を落とすタイミングも時空の流れから探りだします。その時間まであと2時間でした。救出に向かったグループにその時間までに校舎へ戻るようにと、伝令となった陸上部員が走ります。

一方の蒼たち救出組は、砦に向かっていましたが、途中でまたしても織田勢に取り囲まれ、苦戦を強いられていました。そこへ、疲れ果てて倒れそうになった陸上部員が駆け込んできました。

話を聞いた蒼は、タイムリミットまでに、人質を救出して学校に戻れるかと悩みますが、アスリートとしての自分たちの力を信じて前進します。

ドローンを使って丸根砦の内部を調べた蒼たちは、3つのグループに分かれて、押し入ります。野球部、アメフト部中心で作られた第一グループは、豪快に攻め入り、敵の注意をひきつけます。

空手とフェンシングの猛者2人は、横道から入り、敵を追い払います。蒼とボクシングチャンピオンと科学部の秀才は、人質のいる部屋へ猛ダッシュ。

しかし、すぐそばまで来ているのに、大勢の織田の軍勢に取り囲まれ、なかなか仲間を救出することができません。

次第に蒼たちの仲間の方が命をおとしていき、隙をついて部屋から出した遥や他の生徒たちも斬られそうになりました。

そこへやってきたのが、元康の軍勢です。蒼たちの苦戦を見て、とうとう加勢に来てくれたのです。

その場を元康たちにまかせて、人質になった生徒たちを連れて急いで学校へ戻らなければならない蒼たちですが、その行く手を阻むのが、簗田政綱と名乗っている不破瑠衣でした。

蒼を殺そうとした狙いがそれて、蒼をかばった元康が死んでしまいます。元康は後の徳川家康ですから、彼が死ねば歴史が変わってしまい、現代も暗いものになってしまうかもしれません。

歴史を変えようとする不破瑠衣を許せないと思う蒼は、怒りに任せて今までにない力で不破瑠衣と死闘を繰り返します。

傷つきながらも蒼に加勢するのは遥です。そんな遥を守るため、蒼は全力を尽くし、ついに不破瑠衣を仕留めました。

後は現代へ帰るだけ。タイムリミットまであまり時間がありませんので、2人は馬で学校まで戻りました。

学校では先に辿り着いた仲間たちが、残留組に出迎えられ、雷の落ちる時を今か、今かと待っています。蒼と遥は時間ギリギリに学校に辿り着きますが、遥は蒼の胸中を察していました。

「一緒に帰るのよ」「歴史が変わるのを直さなければいけないんだ」

しばらく押し問答する2人ですが、遥は結局蒼に押し切られてしまいます。そして遥を残し、蒼は再び馬で森の中へ駈けて行きました。

その後の現代。スマホで‟若かりし頃の徳川家康の肖像画が新たに発見された”というニュースを見た遥。蒼そっくりの徳川家康が描かれているのに、涙ぐみます。

遥たちが戦国時代を後にしてから、元康は織田信長と同盟を結ぶために会談をしました。

「光ある国を作りたいために同盟を結びたい」と言う元康を見て、信長は「いい眼をしている」と言います。

毅然とした態度の元康は、蒼でした。

映画『ブレイブ-群青戦記-』の感想と評価


(C)2021「ブレイブ 群青戦記」製作委員会 (C)笠原真樹/集英社

蒼の人生を変える元康の言葉

敵の軍勢と間違われて人質となった仲間の救出に向かうことになった蒼たち。

自分に自信が持ずに、青春も友情も部活もどこか他人事のように思う冷めた気分の蒼ですが、幼馴染みの考太を死なせ遥を攫われ、次第に‟今自分がすべきこと”が分かってきます。

元康との対談も何回かあり、武士としての元康の器量の大きさに感化されるところもあったのです。その一つが「一所懸命」という言葉でした。

「一所懸命」は、もともと日本で、中世の時代に主君から賜った一か所の領地を命がけで守ることを指しています。元康はこの言葉を忠実に守っていました。

大切なものを守ること。この思いがそれまでの蒼をガラリと変え、歴史の歪みを目論む黒幕を撃退することになります。

蒼を演じるのは、新田真剣佑。内側からほとばしるような熱い志と決意を‟いい眼”に集結させる演技は、目力のある彼にはピッタリの役でした。

そして、蒼に主君の志を諭す元康は、三浦春馬が演じます。後に天下を収めることになる大器晩成型の英雄・元康には、人を見る眼があるはず。相手の人格を探りあてる思慮深い元康は、三浦春馬そのもののようです。

元康は死ぬ間際に自分の刀を無言で蒼に託しますが、まるでその後の2人を暗示しているみたいで、とても印象深いシーンとなっています。

作品の歴史的背景に注目

(C)2021「ブレイブ 群青戦記」製作委員会 (C)笠原真樹/集英社

この作品が面白いのは、現代の高校生たちが、桶狭間の戦の少し前の戦国時代にタイムスリップすることでしょう。

体育会系の部活の戦い方は、時代劇としてはミスマッチと思われますが、そこがまた一つの見せ場となっています。

野球部は、爆弾を遠投で敵地に投げ込んだり、バッドで打ち込みます。アメフト部は、ボールの中に爆弾を仕掛けて敵地にけり、隊列を組んで敵に体当たりをします。剣道部、薙刀部は文字通り、武具を使って応戦。

特進クラスの科学部の活躍は、現代人の頭脳を使うので、頭脳戦みたいなところもあって楽しめました。

時代背景にも注目! この作品のキーマンとなる高校生の不破瑠衣は、戦国時代では簗田政綱(やなだまさつな)と名乗っています。

簗田政綱は織田信長に仕えた武将なのですが、実は詳細な経歴や計画したとされる奇襲攻撃の実績など不明な点が多いミステリアスな人物でした。

この簗田政綱に現代から来たエリート高校生がなっていたというのが、物語の設定上、とても興味を引きます。

現代で普通だと思っている歴史も、もしかするとどこかで誰かが入れ替わっているのではないかと、まだまだわからない事実がある歴史への興味もわいてくることでしょう。

まとめ


(C)2021「ブレイブ 群青戦記」製作委員会 (C)笠原真樹/集英社

スポーツ名門校の高校生たちが戦国時代にタイムスリップ。生と死をかけて闘う下剋上の時代を、現代っ子の彼らがどう乗り切るのかと、ハラハラドキドキする映画『ブレイブ-群青戦記-』をご紹介しました。

武士が命がけで闘う戦場で、ミスマッチと思われる部活動姿の高校生の一団が、仲間を救うために戦います。

「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を生かし、命がけの修羅場をかいくぐる彼らは、本当のブレイブ(勇者)と呼べるでしょう。

高校生たちの活躍もさることながら、本広監督がこの作品でテーマとしていたのは、「継承」だったと言います。

これは映画の中のワンシーンにも表れ、武将キャストと若手キャストの共演にもそのテーマが感じられました。

情け容赦なく殺し合う残忍な闘い場面も多い作品ですが、仲間たちとの笑顔の日々の大切さやそれを守ることの意義を、とても分かりやすく映し出しています。

次回の連載コラム『映画という星空を知るひとよ』もお楽しみに。

【連載コラム】『映画という星空を知るひとよ』一覧はこちら




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