Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

連載コラム

Entry 2020/12/17
Update

【パラサイト/ワンダーウーマン1984】2020年映画ランキングベスト5|配信と劇場公開という選択の中で《シネマダイバー:村松健太郎選》

  • Writer :
  • 村松健太郎

2020年の映画おすすめランキングベスト5
選者:シネマダイバー村松健太郎

あくまでも公開年ベースでのカウントです。とにかく前代未聞のコロナ禍で映画業界も大混乱でした。映画館も閉まり、ハリウッドも止まり、邦画メジャーも延期が続きました。

そんな中で、劇場を染めたメジャー映画が中心となる並びでした。振り返ってみれば今年の公開作品もバラエティ豊かだったと思います。

盛り上げたということで言えば、もちろん『鬼滅の刃無限列車編』の存在は忘れられません。

【連載コラム】『2020年映画ランキングベスト5』一覧はこちら

スポンサーリンク

第5位『空に住む』

【おすすめポイント】
とても不思議な感触の映画。しかし、気が付けば画面から目が離せなくなっていました。

テーマの重さや今日性でいえば他の作品もありましたが、予想もしない形で目の前に現れ、とても“やられた感”の強い一本でした。

第4位『TENETテネット』

【おすすめポイント】
作品については今なお、賛否両論。様々な意見が飛び交っていますが、“劇場で映画を見る”ということの大きな呼び水になったことは確かでしょう。

配信との兼ね合いを考えさせられる作品でもありました。

スポンサーリンク

第3位『ワンダーウーマン1984』

【おすすめポイント】
渇望感、飢餓感のあった映画界の中で、年末に滑り込んできてくれた文句なしのハリウッド超大作。

製作当時には考えられない状況での公開となりましたが、込められたテーマは「今」を感じさせるものでした。

第2位『罪の声』

【おすすめポイント】
手間と時間とお金と人。悪く出てしまう時もありますが、こういう体制を確保できるメジャー(=東宝)ならではの重厚なサスペンスドラマ。

芸達者な面々の演技リレー、そのアンカーとして登場した宇野祥平の熱演は忘れられません。

スポンサーリンク

第1位『パラサイト 半地下の家族』

【おすすめポイント】
映画史を塗り替えた一本。2020年1月に公開され、間にコロナ禍と自粛・休業があり、はるか以前の出来事・作品のようですが、やはり本作がアカデミー賞を受賞した時の興奮は絶大です。6月にはモノクロバージョンも公開されました。

2020年注目の監督とキャスト

(C)2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

監督賞:パティ・ジェンキンス
女優賞:蒼井優
男優賞:マ・ドンソク

【コメント】
監督の顔が見えたという意味の作品では『TENETテネット』のクリストファ・ノーラン監督と『ワンダーウーマン1984』のパティ・ジェンキンス監督が肩を並べて思い浮かびます。その中で、女性監督として道を開き続けたパティ・ジェンキンス監督を選びました。

俳優は『悪人伝』他のマ・ドンソクと『スパイの妻』他の蒼井優。作品への評価も含めての選出です。

まとめ

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

映画の歴史を変えた『パラサイト 半地下の家族』。遠い昔のように思えますが、2020年公開作品なのでランクイン。そして、『TENETテネット』と『ワンダーウーマン1984』の劇場第一主義に拍手!。

邦画からは大手の映画会社がお金と時間を惜しみなく費やした重厚な『罪の声』、不思議な不思議な魅力の『空に住む』。他にも『のぼる小寺さん』『シカゴ7裁判』『フォードVSフェラーリ』など忘れられない映画がありました。

【連載コラム】『2020年映画ランキングベスト5』一覧はこちら





関連記事

連載コラム

『ワーニング その映画を観るな』感想評価と考察。“観たら死ぬ映画”の類似作の紹介も|SF恐怖映画という名の観覧車113

連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」profile113 連日雨が続き、梅雨の気配が消えないまま8月に入ろうとしている異様な空気の2020年の夏。 新型コロナウイルスの騒動もあり、様々なイベント …

連載コラム

映画『日本沈没』1973森谷版と2006樋口版の比較解説と考察。特撮の視点を踏まえ新旧の名作の違いとは|おすすめ新作・名作見比べてみた5

連載コラム「おすすめ新作・名作見比べてみた」第5回 公開中の新作映画から過去の名作まで、様々な映画を2本取り上げ見比べて行く連載コラム“おすすめ新作・名作を見比べてみた”。 第5回のテーマは小松左京・ …

連載コラム

映画『VETERAN ヴェテラン』ネタバレ感想と考察評価。戦場帰りのヤバいジジイがジャンキー共を相手に大暴れ|未体験ゾーンの映画たち2020【延長戦】見破録11

連載コラム「未体験ゾーンの映画たち2020【延長戦】見破録」第11回 世界のあらゆるジャンルの映画から、佳作からヤバい作品まで紹介する、劇場発の映画祭「未体験ゾーンの映画たち2020【延長戦】見破録」 …

連載コラム

映画『アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい』感想レビューと考察。ヌーヴェルヴァーグのミューズに捧ぐフィルム式ラブレター|だからドキュメンタリー映画は面白い48

連載コラム『だからドキュメンタリー映画は面白い』第48回 革命のミューズにして、ヌーヴェルヴァーグのアイコンになった女優アンナ・カリーナの軌跡。 (C)Les Films du Sillage &#8 …

連載コラム

映画『復讐の十字架』感想と評価レビュー。衝撃的なラストに向けた男の破壊と再生|SF恐怖映画という名の観覧車63

連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」profile063 新宿シネマカリテで4週間に渡り開催された「カリコレ2019/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019」。 今回は前回に引き …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学