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Entry 2019/10/16
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【ガルパン4DX映画:ネタバレ感想】『ガールズ&パンツァー 最終章 4D~第1話+第2話』体感型鑑賞で砲弾が飛び交う戦車戦を肌で感じろ!

  • Writer :
  • 糸魚川悟

『ガールズ&パンツァー 最終章 4D~第1話+第2話~』は2019年10月11日(金)より全国ロードショー公開中!

2012年に放映され、可愛らしいキャラクターに相反するほどストイックな戦車の描写と演出が話題を集めたテレビアニメ「ガールズ&パンツァー」。

2015年に公開された『ガールズ&パンツァー 劇場版』(2015)は、ぴあによる初日満足度ランキングでは満足度90点を越えた上で累計観客動員数100万人を突破するなど、テレビアニメの劇場版としては異例なほどの大ヒットとなりました。

そして今回、2017年からシリーズ最終章と銘打たれ製作がなおも進行中である『ガールズ&パンツァー 最終章』シリーズが4DX作品として劇場に復活。

体感型の4DX上映としてさらなる進化を遂げた本作の魅力をご紹介させていただきます。

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映画『ガールズ&パンツァー 最終章 4D~第1話+第2話~』の作品情報


(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

【公開】
2019年(日本映画)

【監督】
水島努

【キャスト】
渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香、福圓美里、高橋美佳子、植田佳奈、原由実、津田美波、安済知佳

【作品概要】
テレビアニメ及び劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズに長期的に貢献し、現在では複数の作品で監督を務める水島努が製作した「ガールズ&パンツァー」の最終章を4DX版として劇場へ復活させた特別版。

全6話のうち、現在までに公開された1話と2話がセットとなった本作では、仲間の進路をかけたトーナメントにおいて新規登場したBC自由学園や知波単学園との死闘が描かれています。

映画『ガールズ&パンツァー 最終章 4D~第1話+第2話~』のあらすじとネタバレ


(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

夏の大会や大学選抜チームとの戦いを終え、「大洗女子学園」でも代替わりの季節がやってきました。

生徒会のメンバーも一新される中、受験シーズンを迎えているはずの元生徒会広報の河嶋桃が留年すると言うビッグニュースが学園内に広まります。

河嶋と同じく戦車道を履修するメンバーたちから糾弾され、留年ではなく学力不足で入れる大学がないだけと言う事実が分かり、西住みほを始めとした戦車道のメンバーはAO入試で河嶋を大学へ進学させるために冬に行われる戦車道のトーナメント「無限軌道杯」へ河嶋を隊長として参加することを決めます。

戦車数で他校に劣る大洗女子学園のために戦車を残そうとしていた河嶋の調査により、学園艦の底部に新たな戦車の反応を検知しており、西住たちは元風紀委員の園の案内で「大洗のヨハネスブルク」と呼ばれるほど治安の悪い底部へと向かいます。

「竜巻のお銀」と呼ばれる少女を筆頭とした一派が底部を指揮しており、情報を聞き出すため西住たちは様々な勝負を挑みます。

西住たちが勝利しても戦車の捜索に協力をしようとしないお銀でしたが、河嶋のピンチと知るや否や態度を一変させます。

河嶋は以前お銀たちの退学を庇った過去があり、底部の人間たちからは尊敬の対象でした。

燻製の作成のために使われていた部屋そのものが戦車「マークIV」であることが分かった西住たちは、お銀たちも戦車道のメンバーとして仲間に加え無限軌道杯へと挑みます。

秋山優花里の潜入調査により初戦の相手「BC自由学園」はフランス系のお嬢様学校であり、中高一貫で高校へと進学したお嬢様気質の「エスカレーター組」と、受験で高校へと入学した外部生である「受験組」に大きな溝があり、リーダーのマリーを筆頭とした戦車道メンバーの中でもエスカレーター組の安藤と受験組の押田は常に衝突を繰り返しているとのことでした。

無限軌道杯には夏の大会で敵として戦い、大学選抜チームとの戦いでは共闘もした「黒森峰女学園」や「聖グロリアーナ女学院」など、主だった高校のすべてが参加していました。

ルールは隊長車が先頭不能となった時点で勝敗の決まる「フラッグ戦」として、大洗女子学園とBC自由学園の試合が開始。

副隊長兼参謀として河嶋をサポートする西住は、偵察からBC自由学園の安藤と押田がそれぞれ両翼から接近していると聞き、エスカレーター組と受験組での統率が取れておらず、隊長車であるマリーの防衛に隙があると考え前進します。

BC自由学園の隊長車がいる場所へと向かうため橋を渡り始めた途中、園はあることに気が付きました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ガールズ&パンツァー 最終章 4D~第1話+第2話~』のネタバレ・結末の記載がございます。『ガールズ&パンツァー 最終章 4D~第1話+第2話~』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

園が橋を取り囲むようにBC自由学園の戦車に挟まれていることに気が付きますが、時すでに遅く橋の両端を破壊され中央部にほぼすべての戦車が取り残されてしまいます。

秋山が潜入中に見たエスカレーター組と受験組の対立はBC自由学園のフェイクであり、実は安藤と押田はマリーによって統率が取れていました。

窮地に陥る大洗女子学園でしたが、全長の長いマークⅣを足場とすることで撤退を成功させます。

相手の作戦に乗ってしまったことに落胆する秋山でしたが、同時に元々対立があったはずのBC自由学園は本当に1つにまとまっているのかに疑問を覚え、その疑問を機に西住は1つの計画を思いつきます。

押田の乗る「ソミュアS35」と園の乗る「ルノーB1bis」が砲身部分が似ていることを利用し、園が安藤を背部から砲撃することで押田と安藤の対立を煽ることに成功。

マリーは西住の離間の計に気づき押田と安藤を止めますが、すでに多くの被害が出ていました。

直後、大洗女子学園の総攻撃が始まり、一丸となったBC自由学園も奮戦しますが隊長車を討ち取られ敗北してしまいます。

戦いが終わり、1つになることの大切さを知った押田と安藤はこれまでの諍いを陳謝し、これからの成長を誓いました。

1回戦が終わり、主だった高校たちが勝ち上がっていることを知った西住たち。

河嶋は母親が病弱なうえに多くの兄弟がいることを知った大洗女子学園のメンバーは、彼女を国立大学に連れていくために何としても負けられないと奮起します。

2回戦の相手が2度共闘した過去を持つ「知波単学園」であることを知った河嶋は、知波単学園が正面攻撃を主軸とした「突撃」しか知らないチームであり勝利が容易いことに安堵しますが、西住は2回戦に上がってきたことを鑑みて油断が出来ないと判断します。

同じくフラッグ戦のルールで2回戦が始まり、主戦場がジャングルとなります。

高地を取るため大洗女子学園はジャングル内を移動しますが、移動力で勝る知波単学園が現れ奇襲をかけられます。

相手の挑発に乗ったお銀の戦車が戦闘不能となり、知波単学園は後方へと姿を消しました。

突撃しか知らない相手だと考えていた大洗女子学園のメンバーは知波単学園が後退をしたことに驚愕し、後退を覚えた知波単学園が強敵であることを実感させられます。

知波単学園のリーダーの西は「突撃」以外の命令を聞かないメンバーに苦悩していましたが、急成長を遂げる後輩の福田の案により「後方に突撃」など自由な言い回しを使いメンバーを指揮していました。

数度の奇襲を受け、高知を諦めた西住は池のほとりに陣を取り、知破綻学園を待ち受けます。

池の中とジャングルからの挟撃を仕掛けられ、正面突破の末、撤退を余儀なくされる大洗女子学園。

夜で視界が悪い中でも曳光弾を使う大洗女子学園を捕捉し続ける知破綻学園のメンバーでしたが、この撤退は西住の策略であることを福田は感じ取ります。

その直後、降り続いた雨で出来たぬかるみにハメられ、知破綻学園は窮地に陥ります。

大洗女子学園による包囲が完成しようとする中、破れかぶれとなり突撃を試みようとするメンバーを見た西は始めて「突撃」と言う言葉を捨て「撤退」を明確に指示。

体制を立て直すための「撤退」を受け入れ後退をする知破綻学園の様子を見た大洗女子学園のメンバーは改めて彼女たちの成長を感じ、同時に一筋縄ではいかないと気を引き締めるのでした。

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映画『ガールズ&パンツァー 最終章 4D~第1話+第2話~』の感想と評価


(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

安全性が極限まで保証された「スポーツ」としての「戦車戦」を描いたテレビアニメ「ガールズ&パンツァー」

エンタメ性を重視するため現実から乖離した設定の数々が目立つ中、搭乗する戦車は実在のものであり、砲撃音などの効果音は出来るだけ実物のものを取り入れ、専門家からしっかりと監修を受けるなど「戦車」に対する凄まじい熱意が人気の秘訣ともなりました。

全6話を予定している最終章は現在2話までが公開されており、本作でもその熱意は留まることを知らず、「ひし形戦車」こと「マークⅣ」が新登場するなどミリタリー好きにはたまらない作品になっています。

一方で、物語もテレビアニメ版と劇場版での戦いを経た上でのライバルたちの成長がしっかりと描写されており、これまではネタ枠であった高校も強豪校へと成長を遂げており、先がとにかく気になる展開。

仲間の未来を繋ぐため戦う大洗女子学園と、勝利を手にするため全力でトーナメントに挑む数々の精鋭高校

各学園の策略が入り乱れる戦車戦は手に汗握ること間違いなしです。

4DX版感想!砲弾が飛び交う戦車戦を肌で感じろ!


(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

音響に拘った「ガールズ&パンツァー」は、東京都立川市のシネマシティにおいて「極上爆音上映」として劇場版が公開され話題となりました。

砲撃音がまるで座席が震えるほどであり、筆者も感動した記憶がある「極上爆音上映」でしたが、今度は10月11日より4DX版として最終章の上映が開始

砲弾を発射すると反動で戦車全体が揺れ、被弾することで衝撃が走る。

戦車に搭乗している人には常識であっても、鑑賞している人間にはその様子が画面からでしか伝わらない大きな「壁」がありましたが、その「壁」が崩壊し、この4DX上映はまるで戦車に搭乗しているかのようでした

砲撃により座席が振動し、被弾すれば衝撃が走り、砲弾が近くを通ればエアが噴射される

運転中の振動ももちろん座席側に反映され、特に乱戦となりがちな本作は砲弾の雨あられを体感することになり、「戦場」に自らも参戦している気持ちを身をもって味わえるほどに没入できます。

これ以上に4DXでの鑑賞に適している作品はないのではないか、とすら思える衝撃のクオリティを全身で味わうことの出来る貴重な2時間でした。

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まとめ


(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

いかがでしたか。

製作陣が拘り抜いた音響と、自身も戦車に搭乗し戦っているかのような体感が出来る迫力の4DX上映でどこまでも没入度の上がる「ガールズ&パンツァー」の世界

まさしく「体感」する映画体験が出来るのは4DXでの鑑賞だけ!

ぜひとも上映期間内に映画館で楽しんでみてください。



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