2026年10月16日(土)より映画『ハイファイブ!』は新宿ピカデリーほか全国公開!
臓器移植をきっかけに規格外の超能力に目覚めた、平凡な5人の寄せ集めヒーローたちの奮闘を描いたコメディー・アクション『ハイファイブ!』。
ヒューマンドラマとエンターテインメントを高次元で融合させる手腕を持つカン・ヒョンチョル監督が、本作では自身初となる超能力アクションに挑みました。
これまでの作品でも国内外の映画賞で高い評価を得てきた監督らしく、本作でも単なるアクションに留まらず、人間味あふれるポップなコメディー要素と熱いドラマが見事に融合しています。
加えて個性派揃いの豪華キャスト陣が魅せる息の合った掛け合いと、予測不能な展開から目が離せない、まさにヒョンチョル監督の新境地ともいえる痛快エンターテインメント大作です。
映画『ハイファイブ!』の作品情報

(C)2025 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & ANNAPURNA FILMS. All Rights Reserved.
【日本公開】
2026年(韓国映画)
【原題】
하이파이브
【英題】
Hi-Five
【監督・脚本】
カン・ヒョンチョル
【キャスト】
イ・ジェイン、アン・ジェホン、ユ・アイン、ラ・ミラン、キム・ヒウォン、オ・ジョンセ、ジニョンほか
【作品概要】
ある臓器移植により超能力を得た5人の「寄せ集め」ヒーローの奮闘をコミカルに描いたアクション。
『サニー 永遠の仲間たち』(2011)『スウィング・キッズ』(2018)のカン・ヒョンチョル監督が作品を手がけました。
キャストには『ハード・ヒット 発信制限』(2021)のイ・ジェイン、『シークレット・ジョブ』(2020)のアン・ジェホン、『バーニング 劇場版』(2018)のユ・アイン、『市民捜査官ドッキ』(2024)のラ・ミラン、『プロジェクト・サイレンス』(2023)のキム・ヒウォンらが名を連ねています。
またNetflixドラマ『サイコだけど大丈夫』(2020)のオ・ジョンセ、アイドルグループ「GOT7」のジニョンらも共演を果たしています。
映画『ハイファイブ!』のあらすじ

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ある男の臓器を移植した平凡な5人の男女は、ある日それぞれ異なる超能力を手に入れたことに気が付きます。
心臓移植を受けた中学生ワンソは怪力と爆走の能力を、肺移植をした脚本家志望のチソンは強力な超肺活量を、角膜移植自由人キドンは目から電磁波を操る能力を、肝臓移植をした工事現場の班長ヤクソンは回復能力を。
一方で腎臓を移植したものの、5人の中でただひとり能力が不明な乳酸菌飲料配達員のソンニョもいます。年齢も職業も性格もバラバラな彼らは、突然得られたその力に引き寄せられるように集まっていきます。
しかしそんな彼らの前に、同じドナーからすい臓を移植された新興宗教の教祖ヨンチュンが現れ、彼らの能力を奪おうとします。そしてヨンチュンに立ち向かう彼らは、いつしか前代未聞の寄せ集めヒーローチームとなっていくのでした。
映画『ハイファイブ!』の感想と評価

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奇抜なテーマの中に見える普遍性
本作は臓器移植によって超能力を得た5人の男女が、同じドナーから別の臓器を移植された新興宗教の教祖と対峙するという、かなり奇想天外な物語です。
しかし観ているうちに、この作品が単純な超能力アクションだけを描こうとしているわけではないことが見えてきます。
韓国サスペンスではしばしば「宗教への疑惑」、あるいは信仰を利用して人々を導く者たちの横暴さが題材になります。
本作にも、新興宗教の教祖ヨンチュンが登場し、5人の能力を奪って「神」になろうとする構図があるため、最初はそうした物語の延長線上にあるようにも感じられます。
しかし本作の面白さは、そこから少し違う方向へと物語の重心を移していくところにあります。むしろ描かれているのは、「すでに誰かから与えられた力を、自分は何のために使うのか」という問題なのではないか?、と。

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本作では、ひとつのドナーを起点として、二つの対照的な存在が生まれます。
そのひとつは、臓器移植によって不本意ながら新しい力を手に入れてしまったごく普通の5人。もうひとつは、同じドナーから臓器を得ながら、その力を積極的に求め自らの目的のために他者の能力まで奪おうとする存在です。
つまり「与えられた力」と「欲望によって集めようとする力」という対比が成立しているわけです。この違いが、そのまま彼らの運命を分けていくのが興味深いところです。
力そのものに善悪があるのではなく、それを得た人間がどちらを向くのかによって、その力の意味が変わっていく。
そう考えると、本作は既得権益を握る者への批判だけではなく、すでにある力や立場から解放され、自分たち自身の手で進む方向を選び取っていく物語にも見えます。
年齢も職業も性格も異なる5人が「寄せ集めヒーロー」として集まる設定も、そのテーマとよく噛み合っています。
最初から選ばれた英雄なのではなく、たまたま同じ臓器を受け取った普通の人々だからこそ、彼らがどのように力と向き合うのかが重要になるのです。
本作を見て、マーベルの『ファンタスティック・フォー』を連想される人もいるのではないでしょうか。
普通の人間だった者たちが、ある出来事をきっかけに特殊な力を手に入れ、その力とともに新たな関係性を築いていくという部分では、かなり近い感触があります。ただし本作は、いわゆるアメコミ・ヒーロー映画のフォーマットを韓国映画らしいコミカルさと人間ドラマに落とし込んでいるのが特徴です。
派手な超能力アクションとコミカルな掛け合いを楽しませながら、その裏側では「力を持つこと」と「力をどう使うか」は別の問題だと問いかける。そこに本作ならではの面白さがあります。

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まとめ

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また本作のアクションの見せ方には、日本の漫画やアニメ、特に『ドラゴンボール』などを思わせる勢いも感じられます。
能力そのものを細かく理屈で説明するというより、「そんな能力でそこまでやるのか」という発想を楽しませるタイプで、肉体を使ったアクションとコミカルな演出が一体になっています。
重たいテーマを真正面から描き込むというより、笑いや勢いの中にテーマを忍ばせた作品といえるでしょう。
そして何より面白いのは、5人が最初から「正しい力の使い手」ではないことです。

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年齢も職業もバラバラで、能力もそれぞれクセがある。そんな彼らが、力を持ったからヒーローになるのではなく、力を持った後に「何をするのか」を選んでいく。その過程こそが本作の核心なのではないでしょうか。
宗教、超能力、臓器移植、ヒーローという要素だけを並べると、かなり奇抜な映画に思えます。しかし、その奇抜さの奥にあるのは、「人は手に入れたものをどう扱うのか」という意外に普遍的なテーマです。
だからこそ荒唐無稽な設定に惹かれながらも、最後には彼らの選択にちょっと胸が熱くなる。そんな娯楽映画であるといえるでしょう。
2026年10月16日(金)より映画『ハイファイブ!』はシアター・イメージフォーラムほか全国公開!











































