Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ホラー映画

『シェルビー・オークス』あらすじ感想と評価考察。クリス・スタックマン長編初監督作品の‟失踪した妹を探す”ホラー

  • Writer :
  • 菅浪瑛子

気鋭のスタジオ「NEON」が最注目のホラー作家・クリス・スタックマンとタッグを組んだ戦慄ホラー

YouTubeチャンネル登録者数200万人を超えるクリス・スタックマンが長編初監督を務めたホラー映画『シェルビー・オークス』は、2025年12月12日(金)より全国ロードショーとなります。

オハイオ州の廃墟と化した町シェルビー・オークス。人気ホラー実況チャンネル「パラノーマル・パラノイド」のメンバーが行方不明となり、ライリー・ブレナン以外のメンバーは遺体で見つかりました。

ライリーの姉ミアの元に失踪から12年後、1本のビデオテープが届きます。ミアはそのビデオテープを頼りにライリーを探し始め……。

今最も注目を集める『ロングレッグス』(2025)、『THE MONKEY/ザ・モンキー』(2025)などを送り出したアメリカのインディペンデント・スタジオNEONが新鋭監督とタッグを組み、製作総指揮には、『ドクター・スリープ』(2019)のマイク・フラナガン。

失踪した妹はどこに。奇妙な刻印、窓の男、刑務所、燃えた遊園地、ある伝承……全てが繋がり、たどり着いた先にある恐ろしい真実とは。

映画『シェルビー・オークス』の作品情報


(C)2024 SHELBY OAKS LLC All Rights Reserved

【日本公開】
2025年(アメリカ映画)

【原題】
Shelby Oaks

【監督、脚本】
クリス・スタックマン

【製作総指揮】
マイク・フラナガン

【製作】
サマンサ・エリザベス、クリス・スタックマン

【キャスト】
カミール・サリバン、ブレンダン・セクストン3世、キース・デビッド、サラ・ダーン、デレク・ミアーズ、エミリー・ベネット、チャーリー・タルバート、ロビン・バートレット、マイケル・ビーチ

【作品概要】
20代の頃からYouTubeで映画のレビューを始め、現在では200万人以上の登録者数を誇る映画評論家であるクリス・スタックマンの長編映画監督デビュー作。

そんな新鋭監督とタッグを組んだのは、『ロングレッグス』(2025)、『THE MONKEY/ザ・モンキー』(2025)などを手掛けたアメリカの気鋭のインディペンデント・スタジオ「NEON」。

製作総指揮には、『ドクター・スリープ』(2019)などのホラー映画の監督・脚本を手掛けてきたほか、ブラムハウス・プロダクションおよびユニバーサル・ピクチャーズとともに『エクソシスト』の新作映画、Amazonとともに『キャリー』のテレビシリーズ化を進行中のマイク・フラナガン。

映画『シェルビー・オークス』のあらすじ


(C)2024 SHELBY OAKS LLC All Rights Reserved

人気ホラー実況チャンネル「パラノーマル・パラノイド」では必ず超常現象が起き、賛否を巻き起こし話題になっていました。

しかし、そのメンバーが行方不明となり世間では様々な考察が巻き起こりました。その後、メンバーは遺体となって発見されましたが、ライリー・ブレナンだけ行方不明のままでした。

事件は未解決のまま12年後、ライリーの姉・ミアの元に1本のビデオが届きます。そこには行方不明になる直前のミアが映っていました。

ビデオテープの映像を手がかりにミアは独自で事件の真相を探り始めます。

現場に残った奇妙な刻印、ライリーが語っていた悪魔、呪われな街シェルビー・オークスの噂……。

ミアが辿り着いた恐ろしい真実とは。

映画『シェルビー・オークス』感想と評価


(C)2024 SHELBY OAKS LLC All Rights Reserved

気鋭のスタジオ「NEON」が、最注目のクリス・スタックマンと手掛けた戦慄ホラー『シェルビー・オークス』。

モキュメンタリーテイストの冒頭から始まる本作は、『パラノーマル・アクティビティ』(2007)を始めとした数々のモキュメンタリーホラーを彷彿させます。

廃墟と化した謎多き街シェルビー・オークスの設定もドラマ「ツイン・ピークス」シリーズをはじめとした様々なホラー映画を思い出すでしょう。

また、失踪した妹を探すという筋や、森が登場する点で『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』(2025)のアメリカ版のようなところもあります。

『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』もそうであったように、さまざまなホラー映画の系譜を辿りながら、今の時代らしいホラー映画にアップグレードされているのが面白いところです。

YouTubeチャンネル登録者数200万人を超えるクリス・スタックマンは、YouTubeで映画のレビュー動画をあげている、世界的に知られた映画評論家です。

そんなクリス・スタックマンだからこそ、細部までこだわって映画を制作した様子がうかがえます

恐怖演出においても、ジャンプスクエアを用いているものの、アトラクション的な演出にせずじわじわと浸透恐怖と一瞬のゾクッとする瞬間を見事に演出しています。

思わず考察したくなるような仕掛けも随所に散りばめ、モキュメンタリーと王道ホラーテイストを見事に融合させ、恐ろしい真実へと観客を誘います。

ビデオテープや、配信者の失踪をめぐるネットの考察など今時なSNSとアナログの融合もこの時代らしき演出となっているでしょう。

クリス・スタックマンの今後の作品にも期待です。

まとめ


(C)2024 SHELBY OAKS LLC All Rights Reserved

モキュメンタリーと王道ホラーが融合した新鋭ホラー『シェルビー・オークス』。

ビデオテープの映像を使った恐怖演出に、ミア役演じるカミール・サリバンの恐怖に戦慄く表情、叫びっぷりも見応えの一つです。

また、何かを訴えるかのような、不穏さを醸し出すライリー役のサラ・ダーンの表情も見事です。

シェルビー・オークス、そして失踪したライリー。そこに隠された恐ろしき真実とは……

クリス・スタックマンが長編初監督を務めたホラー映画『シェルビー・オークス』は、2025年12月12日(金)より全国ロードショーとなります




Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/demachi2026/cinemarche.net/public_html/wp-content/themes/stinger8-child/single.php on line 150

関連記事

ホラー映画

福士蒼汰の実写映画『BLEACH』あらすじとキャスト。公開日も

福士蒼汰による実写映画『BLEACH』は、7月20日より全国でロードショー! 漫画家の久保帯人が2001年から『週刊少年ジャンプ』に連載をした同名作品を、佐藤信介監督が描いた話題のホラー・エンターテイ …

ホラー映画

哀愁しんでれら元ネタ考察|映画の真意を青い目・白兎・赤い靴のホラーなお伽噺のモチーフから解読!

映画『哀愁しんでれら』は2021年2月5日(金)より全国ロードショー。 「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」でグランプリを獲得した企画をもとに、『かしこい狗は、吠 …

ホラー映画

『来る』ネタバレ結末解説。原作内容のぼぎわんと痛みを活かしたホラー映画の分析と考察

あの中島哲也の4年ぶりの作品が、来る…! 話題沸騰、新感覚のホラーである映画『来る』を原作『ぼぎわんが、来る』との比較もしながら解説していきます。 なぜタイトルを変えたのか、そして一体何がやって来るの …

ホラー映画

ホラー映画『返校』ネタバレあらすじ評価と感想。ゲーム原作に白色テロで“言葉が消えた日常”を描く

地獄と化した学校の悪夢が蘇るホラー映画『返校 言葉が消えた日』。 台湾版アカデミー賞第56回ゴールデン・ホース・アワード最優秀賞受賞のホラー映画『返校 言葉が消えた日』。 この映画は、同名の人気ホラー …

ホラー映画

映画『ザ・スイッチ』ネタバレ考察と結末ラストの解説。ハッピー・デス・デイの監督がシリアルキラーと女子高生のボディスワップを描く

世界中で話題騒然!コメディ・ハイティーン・スラッシャー映画『ザ・スイッチ』。 映画『ザ・スイッチ』は、2020年11月にアメリカや欧州などで劇場公開され、アジアではいち早く韓国公開された作品。 しかも …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学