Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

連載コラム

【インド映画】PATHAAN/パターン|あらすじ感想と評価解説。シャー・ルク・カーンの凄腕エージェントとしてのアクション炸裂!|映画という星空を知るひとよ166

  • Writer :
  • 星野しげみ

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第166回

2023年、インドが沸き立ったという、壮大なスパイ映画『PATHAAN/パターン』。

『マイネーム・イズ・ハーン』(2010)『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』(2007)などで知られるインド映画界のスター、シャー・ルク・カーンが4年ぶりに主演したスパイアクションです。

30年のキャリアを持つベテランのインド諜報機関RAW所属のパターンは、優秀なその腕をかわれ、危険な最前線の任務についています。元インド軍人のジムとは敵対しています。やがてジムが生物兵器でのテロを計画していることがわかり、阻止に動き出しました。

監督は『WAR ウォー!!』(2019)『バンバン!』」(2014)のシッダールト・アーナンド。共演に『ディシューム』(2022)のジョン・エイブラハム、ヒロインにディーピカー・パードゥコーン。

豪華な顔ぶれに加えて、ド派手なアクションも繰り広げられる映画『PATHAAN/パターン』は、2023年9月1日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショーです。

【連載コラム】『映画という星空を知るひとよ』一覧はこちら

映画『PATHAAN/パターン』の作品情報


(C)Yash Raj Films Pvt. Ltd., 2023. All Rights Reserved.

【日本公開】
2023年(インド映画)

【原案・監督】
シッダールト・アーナンド

【脚本】
シュリーダル・ラーガバン、アッバス・ティレワラ

【原題】
Pathaan

【キャスト】
シャー・ルク・カーン、ディーピカー・パードゥコーン、ジョン・エイブラハム

【作品概要】
『PATHAAN/パターン』は、『WAR ウォー!!』(2019)『バンバン!』」(2014)のシッダールト・アーナンド監督が手がけました。

主演は、『マイネーム・イズ・ハーン』(2010)『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』(2007)などで知られるインド映画界のスター、シャー・ルク・カーン。敵役に『ディシューム』(2022)のジョン・エイブラハムが演じています。

また、幾度かシャー・ルク・カーンと共演している、『パドマーワト女神の誕生』(2019)のディーピカー・パードゥコーンが、ヒロイン役を務めました。

特別にカメオ出演しているのはサルマーン・カーン。2012年の『タイガー 伝説のスパイ』でサルマーン・カーンが演じたスパイが、本作の主人公の同僚という設定で登場しています。

映画『PATHAAN/パターン』のあらすじ

インド諜報機関所属のパターンは勤続30年の大ベテラン。優秀なスパイなので最前線の危険極まりないミッションに幾度も駆り出され、何度も死んだと噂される伝説のエージェントです。

パターンがエージェンととしてその名を轟かせている頃、インド政府がカシミール地方の自治権を剥奪したことで、怒ったパキスタンの将軍カーディルはインドに復讐するため、元インド軍のジムと手を組みテロ攻撃を企てていました。

パターンは、ジムが計画する生物兵器での攻撃を阻止するためにテロ組織との対決へ向かい、デリー上空を飛行中の飛行機に生物兵器が仕掛けられたことを知ります。

生物兵器は人類を滅亡させる可能性のある病原菌です。それが入ったカプセルが爆破するまで、残された時間はわずか6分。

この絶体絶命の状況で、インド最高のエージェントであるパターンは母国を救うことが出来るのでしょうか!?

映画『PATHAAN/パターン』の感想と評価


(C)Yash Raj Films Pvt. Ltd., 2023. All Rights Reserved.

『PATHAAN/パターン』は、スリリングなスパイ・アクション映画として、2019年にインド中を熱く興奮させた映画『WAR ウォー!!』の流れを引く作品

インドの諜報機関で働く優秀なスパイのパターンがテロ行為を企てる元インド軍人のジムと戦います。

タイマンで戦う肉弾戦のスピードと迫力はもちろんのこと、観客を楽しませてくれるのは、ドバイ、アフガニスタン、トルコ、イタリア、フランスなど世界中で撮影されたスリリングな格闘シーン!

ヘリコプターにロープで捕まったままビルからビルへ移動したり、渓谷を猛スピードで走る列車の屋根で戦ったりと、危険極まりない場所で殺し合いをするパターンとジムなどの諜報員たち。

そして美貌の諜報員・ルバイは、パターンにとって敵なのか味方なのかと、観客の興味を引き立てる役どころとなっています。

ハリウッド作品を彷彿させるスピーディーなアクションの合間に織り込まれるインド映画特有の大規模なダンスシーンにも目を見張ることでしょう。

誰もが怖れる凄腕のエージェントのパターンを演じているのは、インド映画界のスター、シャー・ルク・カーンです。

4年振りの主演とあって本作を待ちわびていたファンも多いのではないでしょうか。甘いマスクの彼の鍛えられた肉体から繰り広げられる格闘シーンに胸をときめかせること、間違いありません。

まとめ


(C)Yash Raj Films Pvt. Ltd., 2023. All Rights Reserved.

WAR ウォー!!』(2019)『バンバン!』」(2014)のシッダールト・アーナンド監督の映画『PATHAAN/パターン』をご紹介しました。

『PATHAAN/パターン』は、インド映画世界興収歴代5位、2023年インド興収No. 1となった話題作です。

インド映画界のスターであるシャー・ルク・カーンの4年ぶりの主演作であることや、2012年の作品に登場するスパイの役でキャストのサルマーン・カーンをカメオ出演させていることも、ファンにとっては嬉しい計らいです。

上映時間146分という長編映画ですが、数分ごとに死闘が繰り広げられるスリリングな展開で、あっという間にラストを迎えます。最後にポロリと洩れたセリフには、大ベテランのエージェントの本音が込められ笑いが出ました。

また、ディーピカー・パードゥコーンが演じる女性諜報員の可憐な武闘と舞踏シーンもたっぷり用意されていますので、そちらもの方もお楽しみに。

映画『PATHAAN/パターン』は2023年9月1日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー!

【連載コラム】『映画という星空を知るひとよ』一覧はこちら

星野しげみプロフィール

滋賀県出身の元陸上自衛官。現役時代にはイベントPRなど広報の仕事に携わる。退職後、専業主婦を経て以前から好きだった「書くこと」を追求。2020年よりCinemarcheでの記事執筆・編集業を開始し現在に至る。

時間を見つけて勤しむ読書は年間100冊前後。好きな小説が映画化されるとすぐに観に行き、映像となった活字の世界を楽しむ。




Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/demachi2026/cinemarche.net/public_html/wp-content/themes/stinger8-child/single.php on line 150

関連記事

連載コラム

映画『ベイウォーク』あらすじ感想と評価解説。“なれのはて”続編的ドキュメンタリーでフィリピンを生きる“二人の老日本人”を描く|映画という星空を知るひとよ130

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第130回 第3回東京ドキュメンタリー映画祭でグランプリ&観客賞を受賞し、2021年12月に公開された『なれのはて』の続編的作品と言えるドキュメンタリー『ベイウ …

連載コラム

平成仮面ライダーを演じたイケメン俳優②『クウガ』『電王』からその魅力を紹介|邦画特撮大全13

連載コラム「邦画特撮大全」第13章 前回は仮面ライダー俳優をジュノンボーイ出身、2.5次元作品出演経験者、若手俳優ユニット所属者の3点に分けて分析しました。 今回は平成仮面ライダーを演じた俳優の魅力を …

連載コラム

【シネマルNEWS】カルトな映画やドキュメンタリーの連載コラムが新スタート!海外の映画情報はFILMINKと連動リンクで発信も

2019年連載スタートの連載コラム&レビュー情報 ©️Cinemarche 2019年の新春のCinemarcheは、寒風に咲く白梅の如し。 新たな連載企画が専門的なコラムとし …

連載コラム

映画『スティーヴ・マックィーンその男とル・マン』感想と評価解説。カーレース映画製作の知られざる舞台裏|だからドキュメンタリー映画は面白い17

連載コラム『だからドキュメンタリー映画は面白い』第17回 名カーレース映画の舞台裏に隠された、様々なドラマとは? 今回取り上げるのは、2016年公開の『スティーヴ・マックィーン その男とル・マン』。 …

連載コラム

伊藤沙莉映画『ちょっと思い出しただけ』感想評価と解説。池松壮亮とW主演で恋愛ラブストーリーを松居大悟監督が描く|TIFF2021リポート3

『ちょっと思い出しただけ』が東京国際映画祭2021観客賞受賞! 2021年、舞台を日比谷・有楽町・銀座地区に移し実施された東京国際映画祭。2021年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界各国・地域の …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学