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Entry 2022/08/06
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深田晃司監督が講師を務める「デフアクターズ・コース2022」を開催。日本初の表現者育成講座の対象はろう者・難聴者の方へ

  • Writer :
  • 星野しげみ

深田晃司監督のろう者・難聴者を対象にした「デフアクターズ・コース2022」が開催!

映画『コーダ あいのうた』(2021)や『エターナルズ』(2021)、『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』(2019)など、ろう者・難聴者の当事者俳優による演技の評価が高まっています。

ろう者・難聴者の表現者育成の場を提供する「育成×手話×芸術プロジェクト」は、演技を学ぶ場が少ないと以前から日本国内で課題とされてきたろう者・難聴者の俳優志望者を対象に、映画美学校アクターズ・コースの協力のもと「デフアクターズ ・コース2022」を開講します。

深田晃司監督、ろう者の実演家たちほか映像、各分野で活躍する聴者とろう者が講師となり、2022年10月4日(火)~11月18日(金)にろう者・難聴者を対象にした2ヶ月にわたる実践的な講座です。

開催の詳細や深田晃司(映画監督)と企画・牧原依里(映画作家)からのコメントをご紹介します。

「デフアクターズ ・コース2022」とは

映画美学校アクターズ・コースの協力のもと、2022年10月4日(火)~11月18日(金)にて「デフアクターズ ・コース2022」が開催されます。

対象は、演技を学ぶ場が少ないと以前から日本国内で課題とされてきたろう者・難聴者の俳優志望者。“日本初”となるろう者・難聴者を対象にした全20回の集中講座です。

ろう者・難聴者を対象にした2ヶ月にわたる実践的な講座は日本初となり、授業は手話で進行。

映像、舞台など多様なメディアでの演技の技術と知識を育成するとともに、ろう者・難聴者ならではの演技表現をみんなで議論しながら共有していくことも目標の一つとしています。

講師には、各分野の第一線で活躍する聴者とろう者が参加。

第79回ヴェネィア国際映画祭コンペティション部門選出・2022年全国公開『LOVE LIFE』(ろう者俳優・砂田アトム出演)の深田晃司監督をはじめ、青年団で活躍する近藤強や兵藤公美が聴者講師を務めます。

ろう者講師は、2019年全国公開『虹色の朝が来るまで』の今井ミカ監督、日本ろう者劇団公演、NHK Eテレ「みんなの手話」スキット出演など俳優として活躍する今井彰人らが務めます。

「デフアクターズ ・コース2022」開催概要

【開催時期】
2022年10月4日(火)~11月18日 (金)(20コマ)
平日19時-21時30分・土曜14時~16時30分
※11月5日(土)のみ19時~21時30分

【開催場所】
トット文化館 (〒141-0033東京都品川区西品川2-2-16)

【受講資格】
ろう者・難聴者(手話で進行します)
18才以上(高校生除く)であり俳優を目指す人であれば学歴、経験の有無は問いません。
※文字の情報保障はつきません。予めご了承ください。必要な方は事前にご相談ください。

【申込締切】
2022年9月16日(金)23:59

【選考方法】
2022年9月19日(月・祝)面接実施

【定員】
10名程度/参加費:7万円

【講師】
近藤強(俳優・青年団所属)兵藤公美(俳優・青年団所属)深田晃司(映画監督)今井彰人(俳優・映画監督)今井ミカ(映画監督)雫境(舞踏家)江副悟史(俳優)

【主催】
文化庁/社会福祉法人トット基金
※令和4年度障害者等による文化芸術活動推進事業 国際芸術祭実施に向けてのろう者の芸術活動推進事業2022(副題:育成×手話×芸術プロジェクト2022)

【企画運営】
社会福祉法人トット基金
協力:映画美学校アクターズ・コース

【育成×手話×芸術プロジェクトについて】
ろう者・難聴者の表現者、その表現活動に関心を有する方々に多様な学びの場を提供し、スキルアップに重点をおいた育成事業をろう当事者が中心となって企画・展開している。社会福祉法人トット基金が2018年度より文化庁受託。

【関係リンク】
公式サイト:https://www.tsa-deaf.com/
特設ページ:https://www.tsa-deaf.com/deafactors2022

講師・深田晃司(映画監督)からのコメント

表現とは「私にとっての世界」を他者に向けてフィードバックすることだと思います。その小さな積み重ねによって世界は少しづつ相互理解を獲得してきました。だから、誰もが当たり前のように表現の当事者になれることはとても切実で大切なことです。
残念ながら、これまでその「当たり前」は映画の世界では実現していませんでした。「ろう者の役はろう者が演じる」。これからはそれが当たり前の社会になっていくでしょう。デフアクターズ・コースはそのための重要な、何よりとても楽しい第一歩となるはずです。

企画・牧原依里(映画作家/東京国際ろう映画祭代表)

これまでろう者と聴者が協働して、ろう者・難聴者が持つ表現力に注目する長期的な講座はありませんでした。本講座では、俳優としての「演技」とともに、ろう者・難聴者が「自身の身体性」を知覚して「手話での演技」をブラッシュアップできるようにしたいと思っています。そして、ろう者・難聴者ならではの演技表現をみんなで議論しながら共有していくことも目標の一つとしています。本講座が、芸術の各分野とろう者・難聴者俳優をつなぐキャスティングの架け橋となり、ろう者・難聴者からみたこの世界が映画や舞台により反映されるための後押しになることを願っています。

まとめ

第94回アカデミー賞3部門受賞『コーダ あいのうた』(2021)をはじめとして、今世界で注目が集まる「ろう者・難聴者の俳優」たち。

これまで映像・映画の分野でなかなか出演の機会を得ることができないできたろう者の方にとって、大切な一歩となる日本初のろう者・難聴者を対象にした全20回の集中講座が待望の開催となりました。

本講座の講師として、深田晃司監督を始め、ろう者の実演家たちほか映像、各分野で活躍する聴者とろう者が揃いました。

映画美学校アクターズ・コースの協力のもと、「デフアクターズ ・コース2022」の講座は、2022年10月4日(火)~11月18日(金)に始まります。




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