余命僅かの2人がやり残したことを叶えようとするヒューマンドラマ。
ロブ・ライナーが製作・監督を務めた、2007年製作のアメリカのヒューマンドラマ映画『最高の人生の見つけ方』。
余命僅かの豪放な大富豪と、実直な自動車修理工がガンで入院した病室で出会い、棺桶に入るまでにやっておきたいことをリストに書いて叶えていく姿とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。
余命半年と宣告を受けた2人の男が「バケット(棺桶)リスト」を作り、人生最後の旅に出て最高の人生を見つけるアメリカのヒューマンドラマ映画『最高の人生の見つけ方』のネタバレあらすじと作品解説をご紹介いたします。
映画『最高の人生の見つけ方』の作品情報
(C)2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
【公開】
2008年(アメリカ映画)
【脚本】
ジャスティン・ザッカム
【監督】
ロブ・ライナー
【キャスト】
ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ビヴァリー・トッド、ロブ・モロー、アルフォンソ・フリーマン、ロイナ・キング、ノエル・グーリーエミー、ジョナサン・ヘルナンデス、ジョナサン・マンガム、イアン・アンソニー・デイル
【作品概要】
『スタンド・バイ・ミー』(1986)や『最高の人生のはじめ方』(2012)、『最高の人生のつくり方』(2014)などを手掛けた、ロブ・ライナーが製作・監督を務めたアメリカのヒューマンドラマ作品です。
『シャイニング』(1980)や『バットマン』(1989)、『アバウト・シュミット』(2002)などに出演するジャック・ニコルソンが主演を務めています。
共演は、『ショーシャンクの空に』(1994)や「バットマン」シリーズ、『エンド・オブ・ステイツ』(2019)などに出演するモーガン・フリーマンです。
映画『最高の人生の見つけ方』のあらすじとネタバレ
(C)2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
自動車修理工のカーター・チェンバーズと、豪放な富豪で病院の経営者エドワード・コールは、偶然にも同じ時期に末期ガンを患い、同じ病院の同じ病室で入院することになりました。
2人の出会いは、あまりいいものではありませんでした。自身が経営する病院に入院したエドワードは、これまでずっと「病院はリゾートホテルじゃない。一室二床、例外なし」と主張し続けてきたくせに、カーターと相部屋だと知るや否やコロッと主張を変え、個室に移せと騒ぎ立てます。
エドワードが患ったガンは、既に全身に転移しており、医師が確保した生存率はわずか5%でした。
妻のバージニア・チェンバーズや、税理士をしている息子が見舞いに訪れるカーターとは対照的に、誰にでも悪態をつくエドワードには誰も見舞いに来てくれません。来るとしたら、エドワードが先日クビにした秘書のトーマスぐらいです。
同じ病室で闘病生活を送るカーターとエドワードは、次第に打ち解け初め、互いに身の上話をするようになっていきました。
16歳の時に起業したエドワードは、根っからの仕事人間だからか、それとも独りでいる方が性に合っているからか、4回結婚したことがありますが、どれも長続きしませんでした。
対してカーターは、歴史学の教授になるのが夢でしたが、大学に入って2ヶ月後にバージニアが妊娠したことで、当然大学は退学。家族を養うために夢を諦めざるを得なくなり、自動車修理工として45年間働くようになりました。
その日以降、エドワードとカーターの間に友情が芽生え、病室でトランプでカードゲームをしたり、一緒に病院内を散歩したりしました。
そんなある日、エドワードとカーターはほぼ同時に、医師のホリンズから「検査の結果、あと6ヶ月。長くて1年」と余命宣告を受けてしまいます。
翌朝。エドワードはカーターが先日、熱心に書いていたメモを発見。それはカーターが、棺桶に入る前にやっておきたいことを書き記したリスト「バケット(棺桶)リスト」でした。
「見ず知らずの人に親切にする」「泣くほど笑う」「荘厳な景色を見る」「憧れの車マスタングの運転」と書かれたバケットリストに、エドワードは自分のやりたいことを新たに書き足していきます。
「スカイダイビングをする」「世界一の美女にキスをする」「入れ墨」と書き足したエドワードは、カーターにこう言いました。
「(家族のために)45年も無駄にしたんだろう?これは自分の好きに生きるチャンスだ」「俺は金だけはたんまりとある。このリストを実行して2人で楽しもう」
「このままでどうなる?俺は退院後、会社に戻って資金調達や債務について話し合う。あんたは家に戻り、家族と別れの儀式をする」
「家族全員に覗き込まれて、必死に笑顔を作る。同情や悲しみで窒息しながら死にたいか?俺は嫌だね」
「あんたも心の中では嫌がっているはずだ」「俺たちは同じ船に乗り合わせた、これはまたとない好機だ」
「病室のベッドで横になって、臨床試験とやらが奇跡を起こすのを待つか、外へ飛び出すか」
カーターは葛藤の末、エドワードと一緒にリストを実行し、2人で人生最後の旅を楽しもうと決心しました。
その直後、2人の病室にちょうどバージニアが見舞いに訪れます。エドワードが気を利かせて病室を離れた隙に、カーターはバージニアに、「病院を出てエドワードと旅に出る」と打ち明けました。
しかし、バージニアから理解を得られず、彼女から猛反対されてしまいます。いつもは耐えてバージニアに従うカーターですが、こればかりは譲れません。
「45年間車の油にまみれ、何の不足なく子供たちを育ててきた。少しは自由をくれ」
こうしてカーターは、エドワードと一緒に強引に病院から出て、人生最後の旅に出ました。
以下、『最高の人生の見つけ方』ネタバレ・結末の記載がございます。『最高の人生の見つけ方』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
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まず初めに2人が実行したのは、エドワードが書いたスカイダイビング。高いところが苦手なカーターは震えあがり悲鳴をあげますが、エドワードは余裕綽々といった表情を浮かべ、嬉々としてカーターの次にパラシュート降下しました。
次にエドワードが希望した入れ墨。エドワードは左腕に入れ墨を彫りましたが、66年間一度も浮気をしたことがないほど真面目なカーターは、「神聖な体への冒涜だ」として入れ墨を彫りませんでした。
3つ目に実行したことは、カーターが憧れ続けてきた「マスタングGT350」を運転すること。カーターは赤いマスタングに、エドワードは黄色のマスタングにそれぞれ乗り、レース場を爆走しました。
その後、エドワードの自家用ジェットに乗り、北極上空から見る星空を眺めながら、フランスへ向かったカーターたち。
南フランスに着いた2人は、エドワードが30年通っているという、海と夕焼けが美しい高級レストランに行き、キャビアに舌鼓をうっていました。
食事の席でカーターが聞いたのは、エドワードには絶縁状態の娘エミリーがおり、彼女の誕生会をこのレストランで開いたことでした。
カーターはバケットリストに、「娘と再会」と付け足しましたが、それを見たエドワードにすぐ消されてしまいます。
その直後、突如席を立ったカーター。エドワードは自分の横柄な口を利いたのがイケなかったのかと思い、トイレに入った彼の後を追って謝罪しました。
カーターは、エドワードに怒って席を立ったわけではありません。その証拠に、カーターの胸元は、吐いたであろう血がべっとりついていたからです。
体調が悪いカーターを気遣い、エドワードは急遽、フランスにある自分の別荘に連れて行きました。
カーターは着いて早々、テレビ付きの浴室に行き、熱い風呂につかりながらクイズ番組を楽しみます。
そんなカーターを見送った後、エドワードの携帯にバージニアから電話がかかってきました。
カーターを心配するバージニアから、「夫を私に返して」と言われたエドワード。言葉に詰まる彼に、バージニアはこう言いました。
「私はこれまでずっと、看護師として数えきれないほどの死を看取ってきた。夫が死ぬ覚悟はできているけれど、でも生きているうちに夫を失うのは嫌なの」
バージニアとの電話の後、エドワードはカーターに、一度病院へ戻らないかと提案します。これに対しカーターは、旅の続行を望みました。
何故ならカーターは、エドワードに巻き込まれて嫌々旅に出たのではなく、末の娘が独立して以降、妻との向き合い方に悩んでいたから、彼と一緒に旅に出ようと思ったからです。
カーターたちの旅は続行され、ジープに乗りながら、アフリカのサバンナに生息する野生動物を見て楽しみました。
リストの9番目に書かれた「ライオン狩り」は、ライフル銃1発試し撃ちするだけでも十分だったため、書いた本人であるエドワードが削除しました。
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アフリカのサバンナでキャンプをした後、カーターたちはエジプトへ向かい、ピラミッドを見ました。これはエドワードが、前々からやりたかったことでした。
ピラミッドを眺めながら、カーターはエドワードにこう尋ねます。「古代エジプト人はこう信じていた。“死ぬと天国の扉の前で、神に2つ質問され、その答えによって入れるか決まる”と」
「人生に喜びを見つけたか?」「他者に喜びを与えたか?」………この2つの質問に対し、エドワードは前者はイエスと答えたものの、後者は口ごもってしまいます。
2つ目の質問の答え代わりとして、エドワードは重い口を開いて、カーターにエミリーと絶縁状態になった理由を打ち明けました。
「離婚し慰謝料をむしり取っていった母親の元にいったエミリーに、忘れられないよう俺なりに努力した」
「時が経ち、エミリーは大学で動物や何かのボランティアに参加し、そこで出会った頭が良い男と恋に落ちた」
「何か引っかかって、俺はその男との婚約に反対した。だが、エミリーは俺に似て頑固な子で、すぐに結婚した。当然、その式には呼ばれなかった」
「初めてその男に娘を殴られた時、俺は仕返しを考えたが、エミリーは“夫を愛している、彼は何も悪くない”と言って止めた」
「次に暴力を受けた時、娘は俺に何も言わなかったが、別れた女房から聞いた」「俺は父親の務めとして、男に話をつけた。人を介して、その道の男に頼んでな」
「頼んだ男が何をしたかは知らんが、殺してはいない」「男は娘の前から姿を消した。娘は俺を酷く罵った挙句、“二度と会わない”と」
そう話すエドワードは、娘を守るために強引にDV夫から引き離したことを誇りには思いませんが、後悔してはいませんでした。
その後、カーターたちはインドのタージ・マハルを見に行って、互いに死んだ後の埋葬方法を話し合ったり、中国の万里の長城をバイクで2人乗りして滑走したりしました。
そして、カーターの望みである「荘厳な景色を見る」を実行するべく、2人はエベレスト登頂を目指しました。
しかし、カーターたちはエベレストの麓まで辿り着いたものの、吹雪のせいで足止めを食らってしまいます。
不幸は続き、同行するトーマス曰く、エベレスト登頂は春になるまで出来ないというのです。
そんなカーターたちが次に向かったのは、中国・香港でした。1人ホテルのバーで飲んでいたカーターは、エベレストの標高8,000mまで登ったことがあるという黒人女性に声を掛けられます。
その美女に部屋へ行こうと誘われますが、カーターは断りました。美女が「幸せな奥さんね」と言うと、カーターは「私が幸せな夫なんだよ」と答えました。
美女と別れた後、カーターはあんなに嫌がっていたアメリカへの帰国をエドワードに勧めます。ただそれは、カーターを心配しているエドワードの狙い通りでした。
アメリカへ帰国後、エドワードはカーターを自宅まで来るまで送り届けようとしますが、運転手を務めるトーマスは別の家へ車を走らせます。その家は、エミリーが暮らす家でした。
カーターは、やはりエドワードはエミリーと会うべきだと考え、トーマスに頼んで彼女の居場所を調べて貰っていたのです。
それを知ったエドワードは大激怒。「ここに来れば、俺の人生が変わるとでも?怒る娘に、俺がどれほど愛しているか説き、“俺はじき死ぬ、独りで死ぬのは怖い”。そう言えとでも?」
「俺は皆とは違う!このリストは、2人で楽しむために作った。もうただの紙屑だけどな」
エドワードはカーターにそう怒鳴ると、1人怒って帰ってしまいました。置き去りにされたカーターは、タクシーに乗って自宅へ戻り、妻と子供たち、孫たちと一緒に食卓を囲み幸せな時間を過ごしました。
対してエドワードは自宅で1人、愛飲している「コピ・ルアク」というコーヒーを飲もうにも豆が無かったり、デリバリーした夕食をとろうにも、力が入らない手では上手く蓋が開けられずやきもきしたりしていました。
プロの美女を2人家に連れ込んでも、エドワードは以前のように独りを楽しめず、窓辺に立って1人涙を流していました。
対してカーターは、バージニアへの愛が再熱し、久しぶりに夜の営みをしようとします。しかし、カーターは突如、寝室で倒れてしまいました。
翌日。会社で会議をしていたエドワードは、カーターが倒れたと聞いて、慌てて病院へ駆けつけます。
ホリンズ曰く、カーターのガンは脳に転移してしまい、手術の確率はかなり低く、助かる見込みは薄いとのことでした。
エドワードはホリンズからそう聞いた後、手術前のカーターを見舞いに行きました。そしてバージニア経由で、エドワードはカーターから手紙を受け取りました。
喧嘩したはずの2人は以前のように言葉を交わし、エドワードはカーターのそばにずっと付き添っていました。
その日の夜。カーターはエドワードに、鞄から取り出した紙を渡します。その紙に記されていたのは、「スマトラという村に住むジャコウ猫がコーヒーの実を食べ、それを消化したフンから採ったものがコピ・ルアクの豆である」という、カーターが調べた内容でした。
それを知って驚くエドワードの顔を見て、泣くほど笑うカーター。彼につられて、エドワードも涙が出るほど大笑いしました。
「泣くほど笑う」という項目を消化したリストを渡しながら、カーターはエドワードに、「まだ残っている、あとは頼むよ」と言いました。
その後、カーターは手術室に運び込まれ、手術を受けましたがエドワードたちの願いもむなしく、そのまま還らぬ人となってしまいました。
「エドワード、この手紙を書くかどうか、この数日間ずっと悩んでいた。だが書かないと後悔するとやっと気づき、書く次第だ」
「先日、我々は喧嘩別れをしてしまった。最悪の旅の終わりだ。責任は私にある、すまなかった」「だが機会があれば、同じことをする」
「妻によれば、私は夫に戻れた。あんたのおかげだが、恩を返す術がない」「だから無理をするより、別の頼みごとをしたい。“人生を楽しめ”と」
「あんたは皆と違うと、以前言っていた。確かにその通りだが、同時に皆の中の一人でもある」
「牧師が言うには、“我々は皆、同じ川に向かって流れている。その滝の先に広がるのが天国だ”と。人生を楽しんでくれ」「親愛なる友よ、目を閉じて水の流れに身を任せるのだ」
そう書かれたカーターの手紙での助言に従い、エドワードはエミリーに会いに行きました。そこにはエミリーの娘であり、自身の孫娘でもある少女もいました。
エドワードは孫娘の頬にキスをし、リストにあった「世界一の美女にキスをする」という項目を消化しました。
後日。エドワードはカーターの葬儀に出席し、バージニアたち彼の親族にこう挨拶しました。
「故人を愛していました、凄く寂しいです」「彼と世界を旅しました。3ヶ月前まで見ず知らずの他人だったとは信じられません」
「彼にとって人生最後の数ヶ月は、私にとって最高の日々でした」「彼は人生の恩人です」
「心から誇りに思います、故人と最後の時間を共に過ごせたことを」「我々は、お互いの人生に喜びをもたらし合いました」
「だからいつの日か、私が最期の眠りに就き、天国の扉の前で目を覚ました時、そこに証人としてカーターにいて欲しい」「そして、天国を案内して欲しい」
そう話すエドワードは、リストにある「見ず知らずの人に親切にする」という項目を消化しました。
エドワードは81歳まで生き、その年の5月に亡くなりました。「チョック・フル・オブ・ナッツ」というナッツの缶に入れられたカーターとエドワードの遺灰は、エベレストへ登頂したトーマスの手によって、2人仲良くエベレスト山頂にある石の祠のようなものに埋葬されました。
そしてトーマスは、リストにあった「荘厳な景色を見る」という項目を、彼らの代わりに消化しました。
映画『最高の人生の見つけ方』の感想と評価
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カーターたちの友情と別れ
エドワードとカーターは、仕事も違えば住む世界も違う、そして性格も正反対な2人でした。
エドワードが「個室に移せ」と騒ぎ立てたことから、2人の出会いも最悪。最初の数日間は互いに仲良くなるつもりはありませんでした。
ところが、同じ末期ガンを患い、同じ病院の同じ病室で闘病生活を送っていたからでしょう。2人は徐々に親交を深め、やがて友情を築いていきました。
3ヶ月前に病室で会ったばかりとは思えないほど、エドワードたちはとても仲良しで観ているだけで笑顔になれます。
エドワードたちの出会いから、人生最後の旅に出るまでの2人を見てきたからこそ、物語の終盤でカーターが先に死んでしまうのはとても悲しいです。
カーターの手紙も泣けますが、カーターの葬儀に出たエドワードの挨拶もまた、観ているこちらの涙を誘うぐらい感動します。
エドワードたちを見守るトーマス
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カーターとエドワードの旅に同行した、エドワードの秘書トーマスは、元々エドワードにクビを言い渡されていました。
本来なら見舞いにも来ないはずのトーマスは、クビにしたことも忘れたエドワードに呼ばれたのもあるでしょうが、彼が見舞いに来た理由はエドワードの遺産目当てでした。
それにしては、トーマスはエドワードと悪態をつき合いながらも、彼の命令は忠実に従いますし、2人の旅に最後まで同行しています。
さらに物語の最後では、エドワード亡き後、トーマスは彼の代わりにエベレストの山頂へ行き、リストの消化と2人の埋葬を行う姿が描かれていました。
このことから、実はトーマスは内心、なんだかんだ言いつつエドワードのことを凄く慕っていたのではないかと考察できます。
まとめ
(C)2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
住む世界も違う、性格も正反対。そんな2人の男が同じ病気を患い、同じ病院で出会って友情を育んでいくアメリカのヒューマンドラマ作品でした。
エドワードとカーターがリストに書いたことを消化していくため、色んな世界を旅してまわる様子は、観ているこちらも一緒に旅しているかのように楽しむことが出来ます。
エドワードたちにとって、人生最高の友と、最高の人生を送った数ヶ月間だったことでしょう。最高に楽しい日々を過ごした2人は、死んだ後と言えど、エベレストの山頂から荘厳な景色を見られて幸せであると考察できます。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンだからこそ、対照的な2人を演じることができ、笑いと涙で綴られる2人の最高の人生を描けたのです。
余命半年と宣告を受けた2人の男が最高の友となり、人生最後の旅で最高の人生を見つけた、笑いあり涙ありのヒューマンドラマ映画が観たい人に、とてもオススメな作品となっています。