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Entry 2018/09/06
Update

映画『スタンド・バイ・ミー』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も【キング原作の少年の成長と大人の物語】

  • Writer :
  • かきぴー

『ミスト』や『シャイニング』など、近代ホラーの巨匠スティーブン・キングの作品の1つ映画『スタンド・バイ・ミー』

キング原作の映画は上記以外にも、『ダーク・タワー』シリーズや『IT』などがありますが今作は少し雰囲気が変わっています。

今回は、そんなキングの名作『スタンド・バイ・ミー』を紹介します。

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映画『スタンド・バイ・ミー』の作品情報


© 1986 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

【公開】
1986年公開(アメリカ映画)

【監督】
ロブ・ライナー

【キャスト】
ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコンネル、キーファー・サザーランド、ジョン・キューザック、リチャード・ドレイファス

【作品概要】
オレゴン州の小さな街に住む4人の少年は、好奇心から死体探しの旅へと出ます。

監督は『最高の人生の見つけ方』などのロブ・ライナー、主演の4人は様々ですが皆実力のある俳優たちが出演しています。

映画『スタンド・バイ・ミー』のあらすじとネタバレ


© 1986 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

作家のゴーディは、『弁護士クリストファー・チェンパーズ刺殺』という新聞の記事が目に止まり、少年だったあの頃を思い出します。

ゴーディは12歳だった頃、オレゴン州のとある田舎町で育てられました。ゴーディの地元は治安も良くなく、家庭環境にも何かしらの問題を抱えた家族が多い町でした。

その中で、ゴーディ・クリス・テディ・バーンの4人は性格、家庭も個性も違いますがなぜかウマが合い、一緒に遊んだりしていました。

そんなある日、バーンは不良グループの一員である兄たちの会話を盗み聞きします。

会話によると、3日前から行方不明になってるブラワーという少年が、列車に刎ねられて死体になっていることを知ります。

バーンはそのことを3人に話すと、死体を見つければ有名になれると思い、4人でひと夏の旅へと向かいます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『スタンド・バイ・ミー』ネタバレ・結末の記載がございます。『スタンド・バイ・ミー』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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4人の旅は一筋縄ではいかないものでした。鉄道の路線に沿って、旅をする内に喧嘩をしたり列車に轢かれそうになったり、ヒルに噛まれたりします。

夜に森で野宿する時、クリスが持参したピストルを使い交代で見張りをします。

ゴーディはクリスと見張りの時間がかぶる時があり、2人は様々なことを話します。

ゴーディは親に嫌われ、自分の物語を書く才能を挫折しそうになってることをクリスに打ち明けます。

クリスは家庭環境が悪い上に、教師に利用されたことで希望を持てないとゴーディに打ち明けます。

2人はお互いの良い所を認め合います。ゴーディには文章を書くこと、クリスには進学することを勧め合いお互いを励まします。

そんな中、バーンの兄が所属している不良グループたちも、死体の話を聞き仲間とともに死体の場所へ向かいます。

次の日にゴーディたち4人は、死体の場所へとたどり着きます。ちょうど不良グループたちも到着し、死体を要求します。

バーンとテディはすぐに逃げ出しますが、クリスは抵抗します。クリスの態度に怒った不良グループのリーダー、エースはナイフで襲おうとします。

コーディは見張りのときに預かっていた銃で、エースたちの不良グループを退却させました。

4人の奇妙な冒険は終わり、町の外れで別れました。その後の進路は別々の道へ行き、お互い疎遠になっていきます。

ゴーディは作家になり、クリスは大学へ進学し弁護士になりました。

クリスとも長い間会っていなかったが、クリスの昔から変わらない正義感が引き起こした事件だと知りました。

それを知って、昔を懐かしみながら”あの奇妙な関係”はもうできないだろうとゴーディは考えました。

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映画『スタンド・バイ・ミー』の感想と評価

スティーブン・キングの名作『スタンド・バイ・ミー』は、奇妙ながらも見えない関係で繋がれた4人の話だと思いました。

この経験は誰しもが持っているものではないでしょうか。『スタンド・バイ・ミー』では、少年期以降では成り立たないであろう一体感を上手く表現しています。

フォーカスされていたゴーディとクリスは特に強調されていて、2人のコンプレックスをさらけ出しながら認め合える親友と言える立場へと昇華されていきます。

そしてラストにゴーディは、あの頃のような友人はできまいと考えます。

この表現は個人的に『スタンド・バイ・ミー』においてとても印象的な表現で、中学生や小学生の友達と大学や社会人になってからの友人は、どこか違うと考えておりそれを端的に表す表現でした。

まとめ

今回は『スタンド・バイ・ミー』について紹介させていただきました。ですが、私では『スタンド・バイ・ミー』の魅力を半分も伝えきれていないかもしれません。

『スタンド・バイ・ミー』は決して、少年の成長物語やロードムービーではないとおもいます。むしろ本質的には、周りの環境や大人との葛藤する物語だと思います。

『レインマン』や『最高の人生の見つけ方』などが好みの方は、是非『スタンド・バイ・ミー』を視聴することをおすすめしたいです。

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