10年に渡る「イップ・マン」シリーズの集大成。
その拳は伝説となる…。
宇宙最強ドニー・イェンが詠春拳の達人イップ・マンを演じる“イップ・マン”シリーズ最新作にして完結版となる『イップ・マン 完結』。
中国で2019年末に公開されるや『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を押さえて初登場1位を記録しました。
2020年2月12日に発表された香港電影金像奨(香港アカデミー賞)で9部門(監督賞、新人賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装&メイクアップ賞、アクション監督賞、オリジナル作曲賞、音響効果賞)にノミネートもされた話題作が、シリーズの聖地として知られる新宿武蔵野館ほかにて2020年7月3日(金)より公開されます。
この度、ブルース・リーがその生涯で唯一師匠と呼んだイップ・マンが、ブルース・リーのいるアメリカにわたり、異郷に生きる人々、そして自らの武術家としての誇りを守るため、最期の闘いに挑む日本版予告編が解禁となりました。
映画『イップ・マン 完結』の日本版予告編
今回解禁となった日本版予告編は、悪性腫瘍が見つかったイップ・マンが、残された時間を使い、愛弟子であるブルース・リー(李小龍)に逢うためサンフランシスコへ渡る場面から始まります。
しかし、そこで西洋人に中国武術を伝えるブルース・リーが中華街の掟を破った者として師匠たちの怒りを買っていることを知ったイップ・マンは、ブルースを庇い、太極拳の達人であり、中華総会長のワン(ウー・ユエ)と対峙することに。
お互いの信念をかけて、無言でガラスの円卓を押し合う場面は必見です。
さらに、異国で暮らす同郷の人々を追い詰めていたアメリカ海兵隊軍曹バートン(スコット・アドキンス)の暴挙に、「不正に立ち向かう、それが武術を学んだ理由だ」と、病に侵された身体で最期の闘いに挑むイップ・マンの姿には思わず胸が熱くなります。
このほか、前作では激闘シーンがなかったチャン・クォックワン演じるブルース・リーのヌンチャク姿などおなじみの場面や、台湾のアイドルグループF4のヴァネス・ウーの姿も紹介。
そしてシリーズファンには印象的な前3作品のシーン(『イップ・マン 序章』池内博之演じる三浦との闘い、『イップ・マン 葉問』サモ・ハン・キンポ―演じるホンとの闘い、『イップ・マン 継承』マイク・タイソン演じるフランク、そして、マックス・チャン演じるチョン・ティンチとの闘い)も回想され、まさに完結となる本作の公開に期待が高まること間違いなしです。
映画『イップ・マン 完結』の作品情報
【日本公開】
2020年(中国・香港合作映画)
【原題】
葉問4 完結篇(英題:IP MAN4)
【監督・製作】
ウィルソン・イップ(葉偉信)
【製作】
ドニー・イェン、レイモンド・ウォン
【アクション監督】
ユエン・ウーピン(袁和平)
【音楽】
川井憲次
【キャスト】
ドニー・イェン、スコット・アドキンス、ルシアン、チャン・クォックワン、ウー・ユエ、ヴァネス・ウー
【作品概要】
監督を務めるのはは、アクションとドラマの感情表現の両方に手腕を発揮、シリーズ全作品を成功に導いた俊英ウィルソン・イップ。
前作に続きアクション監督を担うのは、「マトリックス」シリーズの武術振付で知られ、『イップ・マン外伝 マスターZ』では監督も手掛けたユエン・ウーピン。
音楽はシリーズ作品すべてを手掛けた川井憲次が担当しています。
主演イップ・マンを演じるのはもちろんドニー・イェン。香港映画のみならず、『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』(2016)『トリプルX:再起動』(2017)といった海外アクション大作にも引っ張りだこの俳優です。
『ドクター・ストレンジ』(2016)のルシアン役も記憶に新しい英国出身の俳優スコット・アドキンスが、イップ・マンに立ちはだかる米海軍役に扮します。
イップ・マンの愛弟子ブルース・リーは、『少林サッカー』(2001)のブルース・リーなりきりゴールキーパーでおなじみのチャン・クォックワン。『イップ・マン 継承』(2008)に続き同役を演じました。
映画『イップ・マン 完結』のあらすじ
1964年、愛する妻を亡くした詠春拳の達人イップ・マンは、弟子のブルース・リーが暮らすアメリカ・サンフランシスコに渡ります。
そこで彼は、リーとの再会や太極拳の達人ワンとの対立を経て、アメリカという異郷に生きる人々が直面する厳しい現実を知ることに。
やがて中国武術を敵視する海兵隊軍曹バートンとの激闘の果てにワンが倒れた時、イップ・マンは、宣告された病を隠し、人々の誇り未来のために立ち上がることを決意。
香港に残して来た息子にある思いを伝えた彼は、ただ一人、最後の闘いへ進みゆき…。
まとめ
シリーズ作品すべてを手掛けた川井憲次の音楽が世界観を盛り上げ、映画の中に引き込む本作。
イップ・マンのドラマティックで美しいアクションの集大成、そしてイップ・マンの生き様を、ぜひ劇場で目に焼き付けてください。
映画『イップ・マン 完結』は新宿武蔵野館ほかにて2020年7月3日(金)より公開です。