Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/02/21
Update

映画『アンティークの祝祭』予告編/上映館。ドヌーヴとマストロヤンニが親子共演で人生最後の日を描く

  • Writer :
  • 松平光冬

大女優カトリーヌ・ドヌーヴ&キアラ・マストロヤンニとの実母娘共演が実現

アンティークが見つめ続けた波瀾万丈な人生を描く感動ドラマ

(C)Les Films du Poisson – France 2 Cinema – Uccelli Production – Pictanovo

「フランスの至宝」と称されるカトリーヌ・ドヌーヴと実娘のキアラ・マストロヤンニの母娘共演が実現した映画『アンティークの祝祭』が、2020年6月5日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開されます。

映画公開に先がけ、新たに予告編が到着しました。

映画『アンティークの祝祭』とは?

(C)Les Films du Poisson – France 2 Cinema – Uccelli Production – Pictanovo

本作『アンティークの祝祭』は、「フランスの至宝」と呼ばれる世界的大女優のカトリーヌ・ドヌーヴと、実娘であるキアラ・マストロヤンニが母娘役で共演した話題作

自身の終焉を察し、その半生を共にしてきたアンティークを処分しようとする母クレールと、彼女と疎遠になっていた娘マリーの久々の再会を通し、「劇的な人生」と「本当に遺したい思い」を描く人間ドラマとなっています。

監督は、長編映画デビュー作『やさしい嘘』(2001)でカンヌ国際映画祭の批評家週間グランプリをはじめ、セザール賞新人監督賞、マルグリット・デュラス賞などフランス国内外で20以上の賞を受賞したジュリー・ベルトゥチェリが手がけます。

『やさしい嘘』、『パパの木』(2013)で、家族愛をテーマとした作品づくりに定評のあるベルトゥチェリ監督だけに、本作への期待も高まります。

映画『アンティークの祝祭』の予告編

映画公開に先がけ、本作の予告編も公開されました。

今回、解禁された予告では、「神様が教えてくれたの。今日、私は死ぬと思うわ」という衝撃的なセリフとともに、クレール役のカトリーヌ・ドヌーヴが優雅にダンスをする様子が映し出されます。

続いて、コレクションのアンティークを売りに出すクレールの元に、20年ぶりに娘マリーが帰ってきたことで、複雑な母娘関係や、アンティークに込められた人生の記憶が解き明かされる内容となっています。

「今日、私は“思い出”を売ります」というフレーズが、観る者の心の琴線に触れますね。

映画『アンティークの祝祭』の作品情報

(C)Les Films du Poisson – France 2 Cinema – Uccelli Production – Pictanovo

【日本公開】
2020年(フランス映画)

【原題】
La derniere folie de Claire Darling(英題:Claire Darling)

【監督・脚本】
ジュリー・ベルトゥチェリ

【製作】
イエール・フォジール、レティシア・ゴンザレス

【原作】
リンダ・ラトレッジ

【撮影】
イリナ・ルブチャンスキー

【編集】
フランソワ・ジェディジエ

【キャスト】
カトリーヌ・ドヌーヴ、キアラ・マストロヤンニ、アリス・タグリオーニ、ロール・カラミー、サミール・ゲスミ

映画『アンティークの祝祭』のあらすじ

(C)Les Films du Poisson – France 2 Cinema – Uccelli Production – Pictanovo

夏のある朝、クレールの決意は突然訪れました。

70年以上におよぶ長い人生を過ごしてきた彼女は、ここのところ意識や記憶がおぼろげになることが増えてきました。

「今日が私の最期の日」と確信した彼女は、長年かけて集めてきたからくり人形、仕掛け時計、肖像画など数々のコレクションをガレージセールで処分することに。

見事な品々の大安売りに、庭先はすぐにお客と見物人で賑わいはじめます。

大きな家財から小さな雑貨まで家中を彩り続けたアンティークたちは、いつもクレールの人生と共にありました。

それらは、彼女の劇的な人生の断片であり、切なく悲劇的な記憶を鮮明に蘇らせるものでもあったのです。

一方、疎遠になっていた娘マリーが、母の行動を友人から聞きつけ、20年ぶりに帰ってきます。

しかし、久々に会った娘にクレールは「とつぜん帰ってきて、どういう風の吹き回し?」と冷たい言葉を放つのでした…。

まとめ


(C)Les Films du Poisson – France 2 Cinema – Uccelli Production – Pictanovo

是枝裕和監督の仏日合作『真実』(2019)でも、その確かな演技力を証明したカトリーヌ・ドヌーヴ。

本作『アンティークの祝祭』では、認知力が衰え始めた女性を初の白髪姿で演じるなど、また一つ高みをいく存在感を示しています。

一方、母ドヌーヴはもちろん亡き父のマルチェロ・マストロヤンニを思わせる容姿を持つ娘のキアラ・マストロヤンニも、国際的に活躍の場を広げる女優。

実の母娘女優による、アンティークがつなぐ母と娘の絆

〝モノ″に宿る人の思いと記憶をたどりながら、人生の哀楽を鮮やかに見届ける感動のドラマを、ぜひともお見逃しなく。

映画『アンティークの祝祭』は、2020年6月5日(金)よりシネスイッチ銀座、kino cinema 立川高島屋 S.C.館、 kino cinema 横浜みなとみらい、愛知センチュリーシネマ、福岡kino cinema 天神など全国順次公開



関連記事

新作映画ニュース

映画『朝が来る』キャストの駒井蓮は片倉美咲役を演じる【演技評価とプロフィール】

辻村深月の原作を河瀬直美監督が映画化した『朝が来る』キャスト紹介 映画『朝が来る』は、2020年10月23日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。 世界で高い評価を受け、東京2020オリンピッ …

新作映画ニュース

ほぼ実話の映画『“隠れビッチ”やってました。』予告編とビジュアル解禁!現代女性の心に寄り添う物語

3年間で振った男の数は600人(ほぼ実話!!) “隠れビッチ”のモテテクニックに笑い、隠されたリアルな本音に思わず共感。 イラストレーターで漫画家のあらいぴろよが自身の体験をもとに描いたコミックエッセ …

新作映画ニュース

映画スウィンダラーズ|AFTERSCHOOLナナのセクシーな詐欺師の本編映像公開!

アジア各国で絶大な人気と知名度を誇るヒョンビンが、初めて詐欺師を演じた話題作『スウィンダラーズ』が、7月7日(土)より全国ロードショー。 詐欺師だけをダマす詐欺師5人とエリート検事による予測不可能な犯 …

新作映画ニュース

映画『歌と羊と羊飼い』内容/キャスト/上映館。ゴスペルを歌う日本人を追ったドキュメンタリーが10月公開

映画『歌と羊と羊飼い』は2021年10月から東京・ユーロスペース他にて劇場公開。 黒人キリスト教会ルーツの宗教音楽「ゴスペル」を歌う日本人たち。 彼らはなぜ、ゴスペルを歌うのでしょうか。 ゴスペル音楽 …

新作映画ニュース

映画『無頼』劇場公開日/上映館/予告編。井筒和幸監督が最新作についてコメントした特別映像!

『パッチギ!』『黄金を抱いて翔べ』の井筒和幸監督、8年ぶり待望の新作 『パッチギ!』(2004)、『黄金を抱いて翔べ』(2012)など、デビュー作以来、社会のあぶれ者、はみ出し者を冷徹かつ共感に満ちた …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学